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ファリア 封印の剣 - (2018/08/06 (月) 23:36:52) の編集履歴(バックアップ)
ファリア 封印の剣
【ふぁりあ ふういんのつるぎ】
ジャンル
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ARPG
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対応機種
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ファミリーコンピュータ
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発売元
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ハイスコアメディアワーク
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開発元
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ゲームアーツ、コロン
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発売日
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1989年7月21日
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定価
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6,200円
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判定
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ゲームバランスが不安定
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概要
かつて出版されていたゲーム情報誌「ハイスコア」が企画開発した2本目のゲーム。
キャラクターデザインにあさりよしとお氏を起用し、コミカルさを前面に押し出した作風を売りとしていた。
システム
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フィールド(地上、町、洞窟)移動はドラクエ式の移動、エンカウント時や塔ではゼルダ式の戦闘画面となる方式。
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攻撃手段は剣での攻撃のほか、弓矢や魔法などを使って戦うことも可能。
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ただし矢や魔法は弾数制限があり、ショップで詰め替えを購入して補充する必要がある。
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魔法に関しては最初に魔法を購入して習得する必要がある。
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アイテムの所持数はレベルアップにより増加。
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戦闘で敗北した場合は所持金を半分に減らされたうえで最後にセーブした宿屋に戻される。
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換金アイテムとして宝石類があり、宝石類は下取り価格が元値の9割であるため、事前に宝石を購入しておけば敗北の際の損失を抑えることも可能。
問題点
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システムの理不尽な仕様
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アイテムの下取りはその店で扱っている商品しか下取りの対象にならないため、アイテム所持制限の厳しさもあって取捨選択が厳しい。
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上記の宝石の仕様も宝石店が1か所しか存在しない上に所持アイテム制限の厳しいこのゲームではあまり生かせない。
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町の主な施設に宿屋(セーブポイント)・医者(HP回復及び回復アイテムの購入先)が両方揃っている町が少ないのも地味に痛い。
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フィールドエンカウントで逃亡を選んだ場合のペナルティが確率で所持金、経験値、アイテムのロストが発生するという仕様。
フィールドでのエンカウント率は高めの部類なのにこの仕様があるため安易に逃亡を選択できないのがきつい。
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戦闘の難易度の高さ
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序盤から堅めの敵や動きが比較的早い敵が多く出てくるため、難易度は高め。
また森林ではテレポートを繰り返す見えない敵が出現するため、序盤に森に侵入して殺されることも多い。
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ダンジョンの難易度の高さ
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序盤の塔からして複雑な構造のため難易度が比較的高め。ダンジョンのみならず地上も迷いやすい構造が多い。
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終盤の塔ではノーヒントで無限回廊を突破しなければならない局面もあるのはつらい。
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洞窟はライトがないと行動できないうえ、視界もかなり狭くマッピングがしづらい。
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しかもラストダンジョンとなる塔に向かうためにはこの洞窟が大量にある大陸を攻略しなければならないためここで心が折れたプレイヤーも多い。
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発売当時は上記の攻略情報を探ろうにもそもそもゲーム情報誌が企画発売したゲームであるため攻略情報を得にくい環境であったのも厳しかった。
賛否両論点
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人によってはやる気をそぎかねないストーリー
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ネタバレ注意
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主人公は女性剣士だが実は魔導士の呪いを受けて女性化していた男性というある意味パッケージ詐欺な展開である。
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一応、予言を成就させないためにこのような呪いをかけたという設定ではある。
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伏線自体はゲーム中にある程度示唆されるものの、名前をプレイヤーが設定する本作では完全な女性名にしてしまいあとから後悔してしまうプレイヤーも多かった。
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評価点
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あさりよしとお氏デザインのキャラクターはどれも完成度が高い。
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会話画面でのグラフィックやマップチップ、敵キャラのデザインも氏の個性が存分に発揮されている。
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エンディングのスタッフロールでは氏の美麗な絵柄を存分に堪能できるため、高い難易度のご褒美としては感慨深い。
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『シルフィード』の音楽を手掛けたメカノアソシエイツが作曲したBGMは好評。
総評
コミカルさを前面に押し出した作風ではあるものの、ところどころにある理不尽な仕様が足を引っ張っているという作品。
発売当時の攻略情報の雑誌による情報格差も難易度の高さにつながった部分もあるため、せめてシステム周りをもう少し整備してほしかったところ。