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キングダム ハーツ 358/2 Days - (2015/07/08 (水) 01:56:54) の編集履歴(バックアップ)


キングダム ハーツ 358/2 Days

【きんぐだむはーつ すりーふぁいぶえいとでいずおーばーつー】

ジャンル アクションRPG
対応機種 ニンテンドーDS
メディア 2048MbitDSカード
発売元 スクウェア・エニックス
開発元 ハ・ン・ド
発売日 2009年5月30日
価格 5,980円(税5%込)
判定 なし
ポイント 流行りのハンティングアクションを意識したミッション制
展開の遅いストーリー
音楽・使用キャラの増加→好評
ディズニーキャラは空気、FFキャラはいない
終盤の展開には欝ゲーの要素も
キングダム ハーツ シリーズ・関連作品リンク


概要

キングダムハーツシリーズの4作目。略称は「Days」。
今まではソラが主人公だったが、今回はソラのノーバディであるロクサスが主人公。
シナリオはロクサスのXIII機関在籍時代を描く。
本作は従来の作品のようにストーリーを進める「ストーリーモード」と、多人数プレイが行える「ミッションモード」の二つのモードが存在する。

モード別解説

  • 「ストーリーモード」は多数のミッションにより構成されており、ロクサスを操作してミッションをクリアすることでストーリーを進める。
    • 受注できるミッションは基本的に決まっているのだが、時折複数ある中で指定されたミッション、キーミッションをクリアすることでストーリーを進行出来る場合もある。
      • その場合他のミッションをクリアすると、クリア時に入手できるアイテムが2倍・3倍に増加するボーナスが入手できる「報酬ゲージ」が増加する。
    • ある程度ストーリーを進めると階級が上がるが、こちらはショップのラインナップが増える他、「ミッションモード」におけるミッションに参加できる資格にもなっている。
  • ミッションは一度クリアするとメニュー内の「ホログラムミッション」より何度でもプレイできる。
    • 過去の日付において未クリアのものも勿論プレイ可能。いずれにせよ初回クリア報酬を何度も入手、ということは不可能。
  • ミッション内で「試練の証」「試練皆伝の証」が存在するとき、それらを入手するとそのミッションの「トライアルミッション」および「トライアルミッションSP」に挑戦できる。
    • トライアルミッションは敵のレベル増加、こちらのレベルが制限、魔法が禁止される等の様々な制約下で、最速クリアやダメージを受けずにクリア等を目指すミッション。
      • 達成度に応じて「トライアルシンボル」が一つのミッションにつき最大3つまで手に入る。これを集めることで通常では入手できないアイテムを貰うことができる。今作における最大のやりこみ。
  • ストーリーを進めるとロクサスが書いた日誌「ロクサスダイアリー」を読むことができる。イベントでは描かれなかったロクサスの心中や、その変化が記されている。
    • クリア後、条件を満たすことで「シークレットレポート」を読むことができる。こちらはロクサスの日誌と並行して他のXIII機関メンバーによって書かれたもの。読むだけでも一苦労、というものも。
  • 「ミッションモード」はマルチプレイができるモードで、「ストーリーモード」のセーブデータを使って遊ぶことができる。
    • プレイできるミッションは、1P(親機)が「ストーリーモード」のミッション内で「共闘の証」を入手しているもののみ。
      • 2P以降(子機)はミッションごとに決められた階級に達していなければ、参加することができない。なお、セーブデータがなくてもゲストプレイとしてプレイすることは可能だが、その場合最低限のミッションしか参加不可。
  • 操作できるキャラは本編のロクサスは勿論、他XIII機関メンバーも選択可能。一部キャラはそれぞれのデータで条件を満たすと選べるようになる。
    • キャラクターごとに基礎ステータスが異なるうえ、キャラは重複して選べないため争奪戦になることも。ミッションの合間にメニュー画面から変更することもできる。
  • 親機はミッションを選べるほか、コンフィグでミッションルールを変更することもできる。
    • 例えば被・与ダメージを増減させたり、仲間を攻撃できるようにしたり、レベル差に応じてハンデをつけたりできる。
  • 基本的に協力プレイでクリアを目指すことになるが、敵が落とすミッションプライズを集めて溜まるポイントの量で最終的な順位が決まる。
    • 1位になると、「ミッションクラウン」を1つ入手できる。こちらも「トライラルシンボル」同様集めることで通常では入手できないアイテムを貰える。
      • ちなみにミッションモードは一応一人プレイも可能であるが、一人プレイでは「ミッションクラウン」は入手できない。これが問題点に繋がる。

成長システム

  • 本作の成長システムは他作品と異なり、パネルをセットすることでプレイヤーに様々な効果を付加する『パネルシステム』が導入された。
    • パネルには役割別に、アイテム系、レベル系、魔法系、アビリティ、武器、リングの六つのカテゴリが存在する。
      • 本作においては「LVアップ」がレベル系のパネルとして扱われており、経験値が一定量貯まるとパネルを入手、という形になっている。
    • パネルをセットする枠である、パネルスロットにそれらをセットしていくことで、ロクサス(ミッションモードでは各キャラクター)を強化する。
      • パネルスロットの編集が行えるのは待機中のみで、ミッション中には行うことができない点には注意。
      • アイテムは勿論、魔法もセットした個数分しか使用することができない。例えばファイアの魔法を2個セットしてミッションに行くと、そのミッション中ではファイアを2回発動したら、エーテル等で回復しない限り使用不可能となる。
      • 初期状態では枠が小さいが、「スロット開放」をストーリーを進めたり、ショップで購入したりして入手することで拡張できる。
    • パネルは基本的に1つの枠に対して1つであるが、「リンクパネル」は起点となるパネルの周りに透明な枠が存在し、そこに指定されたパネルをセット、すなわち「リンク」することで特殊な効果が追加される。
      例として、「魔法回数2プラス(4)」は起点の周りに3つ空き枠が存在するパネルで、魔法をリンクすると、パネル1つにつきそれぞれ2回魔法が使用できるようになる。
      例えばファイアを2個、ケアルを1個リンクすると、ミッション中にファイアを4回、ケアルを2回使用できる。
      他にも「LVアップ」をリンクすると上がる量が1ずつ増える「LV2アップ」や、「リフレクトガード」にリンクするとガード中全方位の攻撃をガードできる「ラウンドガード」等、
      レベル系・アビリティ系のパネルにもリンクパネルが存在するうえ、リンク専用のパネルも存在する。
      • これらの枠同士を重ねて配置することはできないため、効率的に配置するにはある種のパズルをプレイするかの如く考える必要がある。
    • 武器の変更・強化もパネルで行うが、こちらは「ギア」と「ユニット」の2種類が存在。「ギア」は武器自体を変更するパネルで単体でも効果があるのに対し、「ユニット」は「ギア」にリンクさせることで効果を及ぼすパネルで、単純に攻撃力や防御力を強化するものや、武器ごとに異なるアビリティを付加するものまである。
      • 本作では武器ごとにキャラクターのコンボが異なり、武器によってはコンボ中にYボタンを押すことで異なるコンボパターンに派生する。勿論付加されるアビリティも異なるのだが、ミッションに応じて適切なギアを選ぶことで、有利に戦えるだろう。
    • パネルはショップにて、「エンブレム」のハートレス*1を倒すと入手できる「ハートポイント」を消費して購入したり、ミッションクリア時等に入手できる素材とマニーを消費して合成したりすることで入手できる。ミッションの初回クリア報酬で手に入ることも。
      • 他にも前述の「トライアルシンボル」や「ミッションクラウン」を集めることで入手することも可能。
  • リングは単体で効果を及ぼし、ステータスを増加させたりアビリティや耐性を付加させたりできる。
    • ただし装備できるのは一つだけ。どれも有用な効果を持つため、何を装備しようかが悩みどころ。

ミッション

  • ミッションは決められた敵を倒すだけでなく、ステージの調査を行う、ステージ中に散らばる紋章を集める等、変わったものも存在する。
    • 中には訓練として一定時間敵の猛攻から生き残る、敵に気を付けながら壺を壊して回る、といったものも。
  • ミッション中は下画面にマップや目的の他、ミッションゲージが存在するが、このゲージがノルマに達した時点で闇の回廊*2に触れることで帰還できる。
    • ミッションによっては敵を倒した時点でクリアとなり、自動的に帰還するものもある。
    • なおこのゲージが満タンに溜まった状態で帰還すると完全クリアとなり、クリア報酬が追加される。これも基本的なやりこみの一つとされる。
  • ミッションには基本的にロクサス一人で行くことになるが、ミッションによっては同行メンバーが1、2人居ることもある。
    • 同行メンバーのAIを調整することはある程度可能だが、操作可能なのはロクサスのみ。
  • ミッション中、宝箱や敵のドロップによりアイテムを入手するが、こちらは回復アイテムとは別に「バックパック」に収納される。
    • バックパックには容量があり、満タンになるとそれ以上入手できない。バックパックよりアイテムを捨てることで新たに入手することはできる。
      • なお容量についてもパネルにより増加させることができる。
  • 敵の攻撃によって状態異常が発生する場合がある。
    • これらはアイテムで回復できるほか、耐性によって防ぐこともできる。
      • キャラクターごとに初期状態で耐性を持っているのもポイント。
  • ミッション中、敵のダメージにより黄色いゲージまでHPが減少すると、「LIMIT」と表示され、Aボタンを長押しすると「リミットブレイク」という攻撃を発動できる。
    • 発動すると、現在のHPゲージ左端より白線が移動を始め、白線がHPゲージの最大値に達するまでの間強力な攻撃を行う。
      • 「リミットカット」というアビリティがある場合は、最大値に達するとゲージが折り返し、開始地点に戻るまでの間さらに強力な「ファイナルリミット」を使用することができる。
    • ちなみにこれらは使用するたびに黄色いゲージが短くなっていくため、連発するのは難しい。
    • もちろん操作するキャラクターによって種類は異なる。中には強力な敵を一瞬で葬ってしまえるものも。

評価点

  • グラフィックはDSで最高クラス。
    • ムービーも挿入されているが、ムービーの質も良質。
  • 下村陽子氏の音楽も好評。問題点にもあるように過去作アレンジが殆どだが、新曲の評価も高い。
    • 特に本作を象徴する「Musique pour la tristesse de Xion」や「Vector to the Heavens」の悲壮なメロディラインはシリーズでも屈指の人気を誇る。
  • やりこみ要素は豊富。しかしアイテムのコンプリートにはどうしても協力プレイが必要な場面もある。
  • ストーリーも前半はともかくとして終盤の展開は評価されている。(詳しくは下記)
    • 野村哲也氏が自らシナリオを担当。
  • 本編で描写が少なかったXIII機関のメンバーとのやりとりが追加されている。
    • 機関のキャラ達に魅力を感じたなら、プレイしても損は無い。
    • ちなみにメンバーの一人・ルクソードの台詞回しは野村ディレクターが全て担当している。
  • キーブレードなどの武器デザイン
    • 本編のようなディズニーらしいファンシーで派手なデザインではなく、落ちついた色合いのシックなデザインに統一されている。
    • 今作にはネタ武器が存在。傘を振り回すロクサスやほうき六刀(?)流のザルディンなど、見ていてとてもシュール。
  • XIII機関の面々や王様と言った、他のシリーズでは操作できないようなキャラも操作できる点。
    • ただ、誰もが知ってるであろう王様はともかくとして、「COM」や「II」をプレイしていないプレイヤーにとっては「XIII機関って何?」という話ではあるが。
    • 元々のXIII機関の不評点(全員似たような黒コートで見映えに欠ける)や、本作自体のストーリーが「COM」や「II」をプレイしている事を前提として展開される、等の問題点もあるため、彼らに思い入れが無い新規プレイヤーにとっては少々とっつき辛い感がある。
  • 新たな育成システムであるパネルスロット。
    • レベル、武器、魔法、ドッジロールなどのアビリティの効力を得るには、これら全てを同じパネルスロットに組み込む必要がある。
    • キャラの育成にパズル的な要素が絡んだシステムであり、アビリティや魔法のパネルをいかに効率よく並べるかが重要となる。
  • 仲間の支援がかなり頼りになる。
    • 攻撃力が高く、雑魚ハートレスなら簡単に倒してくれる。また、リミット技や全体回復など、やってくれることが多い。
    • 従来のシリーズでは「れんけい」以外での仲間の戦力が乏しかったために、共闘している感覚が楽しいとして好評。

問題点

  • ゲームは完全一本道で自由度がかなり低い。ミッションをこなしていくだけの所謂お使いゲー。
    • ダンジョンもほとんど過去作品と同じステージばかりのため新鮮味も無い。
  • 全体的に敵のHPが多い。雑魚ですらかなりのHPを持っている。ボスに至っては「II」に登場したセフィロス並みのHPを持つ敵もいる。
    • ただし、ARPGが得意であればそこそこシビアな戦闘を楽しむ事が可能。
      • しかし、一部のボスはそれにしても鬱陶しいものがいる。
      • 特に言われるのが「スカイルーラー」。高速で飛び回るわマップ外に逃げ回るわ固いわ一部の攻撃以外ほとんど効かないわ攻撃面も結構(理不尽に)強いわで、こいつとの戦闘はシリーズどころか他ゲームでもあまり類を見ないほどかったるい。
        おかげで「Daysは未プレイだがこいつの名前だけは知っている」というシリーズユーザーも結構多く、シリーズ1かったるいボスの悪名をほしいままにしているほど。
      • 他にもラスボスは最終形態を除き体力回復技を使用してくる。こちらはまだ固すぎるというほどではないが。
  • 上記の理由の他、武器での攻撃にイマイチ爽快感が無いといったために戦闘が単調になりがち。
    • 序盤は装備できるパネルが少ないため、更に戦闘スタイルの幅が狭まる。
    • 本作では武器のアクションは武器ごとに決まっており、従来の作品に比べると非常にシンプルかつ底が浅い。恐らく協力プレイ等を意識した調整であると思われるが…
  • ストーリーも評価が低い。
    • 特に中盤はアクセルとシオンと一緒にアイス食ってだべっているシーンが続く。
    • 基本的な流れは任務→任務完了→アイス食べるの繰り返し。終盤の展開は悪くないのだが盛り上がるところに行くまでがこれではテンポが悪すぎる。
    • 終盤の展開は評価こそされているが「II」の展開を知らないとあまりに救いがない。
      本作がKH初作品だったプレーヤーには意味不明な展開になってしまうのも問題。特にラストは知らない者にとっては夢オチにしか見えない。
  • ミッションモードで操作キャラクターを変更して一人プレイが出来るのは良いのだが、二人以上で遊ばないとミッションクラウンが入手出来ない。
    • 使用可能なキャラはXIII機関の面々+α。これまで使用条件が限られていたミッキーも使える。このことに関しては好評である。
    • キャラ間の性能差も少なからずある。大体バランスは取れているが、パラメータが全て中途半端で使い辛いキャラもいる。
    • DSの性能で無理しすぎた結果、マルチプレイだけでなく本編のイマイチなゲーム性にも影響を与えてしまっている。
  • 音楽も過去作のアレンジのものが殆ど。
  • FFキャラが一切登場しない。今回はXIII機関目線ということもあり、とあるイベントでFFVIIIのキャラの名前が出てくるだけ。
    • また、ディズニー版権キャラとの絡みもかなり少ない*3が、シナリオを考えると当然とも言える。
    • 「I」のようなディズニー・FFキャラとの掛け合い目当てでプレイするのは全くオススメできない。
  • 一部のXIII機関メンバーは序盤のイベント以降登場しなくなってしまう。
    • 彼らの離脱は「COM」のシナリオに関わるものであるため、仕方ない面もある。だが離脱メンバーとの絡みを期待したプレイヤーにとっては残念だったことだろう。
      • 一応彼らとはチュートリアルのミッションで同行するほか、離脱までの期間でロビーにいるときは、会話も行えるため、全く絡みがないわけではないが。
  • そもそもDSというハードには荷の重い企画で、マルチプレイや上下2画面同時ポリゴン表示(シナリオ中に演出として用いられる)などの実現には相当に苦労をしていたようである。
    • ただしタッチ機能はカメラ操作にしか、ミッション中に使われることはない。シリーズの伝統を意識したためらしい。

総評

DSというハードで出ることもあってか発売前より注目を集めていた作品である。
だが単調な戦闘や中盤の冗長さもあってか、これまでの作品での爽快さを期待したプレイヤーにとっても、
ディズニーキャラやFFキャラ、「COM」で離脱した機関メンバーたちとロクサスとの絡みを期待したプレイヤーにとっても、
全ての要素のコンプリートには多人数プレイが必須のため、やりこみ重視のプレイヤーにとっても満足いくものとは言い難い出来であった。
ただし本作ではXIII機関の面々の変わった一面や、機関在籍時のロクサスと他メンバーとの絡み、
そして何よりロクサスが機関の離脱を決意した理由が述べられる作品であるため、彼らについて知りたいならば手に取ってみてもいいだろう。
後述するように『HD1.5ReMIX』でムービーが収録されたが、ゲームとしてプレイすることをお勧めする。

余談・その後の展開

  • 続編『Birth By Sleep』はPSPで販売され、DSとは異なる新規層を取り込む起因となった。
    こちらの作品は「I」以前を描いた作品であるが、その作品のキャラが本作にもある形で登場している。
  • ディズニーが関わる作品だけあってか、売り上げはそれなりだった模様。
    ただしDS2作目となる『Re:coded』は、本作の悪評が祟ってか早々とワゴンゲーになった。(しかし決してクソゲーではない)
    本作の育成システムと後述の『Birth by Sleep』の戦闘システムを合わせたようなシステムで、ゲームの出来は良好なのだが携帯アプリのリメイクであったことと明らかな過剰出荷のせいでワゴンゲーとなってしまっている。
  • 一見読み方が分からないサブタイトルであるが、ディレクターの野村哲也はこういった暗号染みたタイトルを前々から付けたがっていたらしい。『すばらしきこのせかい』の時点でつけようかと思っていたそうだが、新作で読めないタイトルでは売れないだろう、という判断でネームバリューのあるKHのサブタイトルで付けたとか。
  • 『HD1.5ReMIX』では本作のストーリーのみを、合計3時間程度に及ぶムービーとして収録。
    • 問題は本当に「ストーリーのみ」であること。戦闘シーンもミッションシーンもカットのため、期待すると落胆する。
      • 特にラスボス前後のイベントは戦闘描写がすっかり削られたため、ラスボス対面→ラスボス撃破という身も蓋もない状態に。
    • なおフルリメイクされなかった理由は、「KHIII」を控えていることもあってか、開発に時間がかかることを懸念したためである。
      • 前述の「Re:coded」も『HD2.5ReMIX』でムービーとして収録されたが、こちらは反省を生かしてか戦闘シーンを追加している。