本記事では『すばらしきこのせかい』と『すばらしきこのせかい -Final Remix- 』を紹介しています。判定はどちらも「良作」です。
【すばらしきこのせかい】
ジャンル | アクションロールプレイングゲーム | ![]() |
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対応機種 | ニンテンドーDS | ||
発売元 | スクウェア・エニックス | ||
開発元 |
ジュピター フロア |
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発売日 | 2007年7月27日 | ||
定価(税込) | 通常版 | 5,980円 | |
特別版 | DSLite同梱版:22,780円 | ||
判定 | 良作 | ||
すばらしきこのせかいシリーズ すばらしきこのせかい(Solo Remix - Final Remix) / 新 |
『キングダム ハーツ』『ファイナルファンタジーシリーズ』の制作スタッフが開発したオリジナル作品。
キャラクターデザインは野村哲也氏。DSのソフトの中でも他に類を見ないほど音楽にこだわっており、尚且つボーカル入りの曲も非常に多い。
架空の東京・渋谷区を舞台に、生死を賭けた7日間の「死神のゲーム」が繰り広げられる物語。 現代的な作風だがオカルト・ファンタジー的な要素も取り入れられている。
例えるなら、アトラスの『ペルソナシリーズ』のスクウェア・エニックス版といえるような作風。吹き出しが入り乱れる画面はインパクト大。
街の移動や施設の利用はRPG式だが、敵に遭遇するとDSの二画面をフル活用したアクションゲームに切り替わる。
ストライドクロスバトル
レベル調整
衣服、食事
任意エンカウント
サラウンドエンカウント
ブランドランキングシステム
クリア後の章選択
マーブルスラッシュ
音楽
難易度
個性的なキャラ
洗練されたインターフェイス
ややハードルが高いながらも戦略性のあるシステムや音楽が、センス良くまとめられ調和している。
他に類を見ないような奇抜なシステムも多く、一作目にしてここまで詰め込むことの出来たスタッフの熱意をゲーム中から感じられる力作。
そして人間臭いキャラ達が織りなすストーリー、逆にそれを木端微塵にする番外編も忘れがたい存在で、完全新規タイトルでありながら多くのファンを獲得することに成功した。海外においても高い人気を博している。
+ | 変更された楽曲一覧 |
派生作品
評価
音楽ライブ
アニメ化
続編
余談
【すばらしきこのせかい ふぁいなるりみっくす】
2018年9月27日にSwitchで『すばらしきこのせかい -Final Remix-』が発売。 スマートデバイス移植版『Solo Remix』をベースにした完全版である。
元の良さをさらに伸ばしたHDリマスター版。しかしハード仕様の都合もあり、操作の癖はかなり強まってしまったのが難点ではある。
*1 DS内蔵時計に依存。
*2 スクウェアのFFシリーズの中には、比較的早い段階でエンカウント率をゼロにする装備が入手できたり、序盤の時点で戦闘開始直後に確実に逃走できる手段を確立できるため「実質エンカウント無し」に近いプレイを実現できるものが少なくなかったりする。
*3 ストーリー展開上仕方が無いが、非常に文章量が多くラスボス戦後は強制的にエンディングになってしまう為時間がかかる。さらにほかのボスとは違いクリア後に青シンボルとして楽に再戦が可能にはならず、おまけにラスボスと戦う前には回避不能のボス戦が3回もある。ただし、これらの問題点からすると申し訳程度だがバッジを落とす確率は格段に高い。
*4 例として同じサイキックながら発動条件の差で産廃と強技に分かれてしまったボルテックスセイバー(および産廃扱いのC型唯一のバッジであるフツノミタマ)、使い勝手が底辺に近く威力も足りない上に完全上位互換のフレイムブラストに系統ごと完全に食われているイグニッション、性能自体も微妙な上にとある成長が面倒なバッジを勝手に進化してダメにしてしまうという珍事を引き起こしたストライクスピア、特殊な装備枠を消費するにもかかわらずそのサイキックを使えるバッジの中で最底辺の性能しか持っていないグリズ等。
*5 本作発売時点で次回作「新」は未発表