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キミの勇者 - (2011/07/29 (金) 16:05:51) のソース

*キミの勇者
【きみのゆうしゃ】
|ジャンル|キミだけのファンタジーRPG|~|
|対応機種|ニンテンドーDS|~|
|発売元|SNKプレイモア|~|
|発売日|2008年10月23日|~|
|定価|5040円|~|
#contents(fromehere)
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**概要
-1日30分で遊べる本格RPG!というコンセプトで作られた作品。
--これは1話あたりの時間が30分ということであり、話自体は全部で25話まである。
-また本作はSNKプレイモア初のRPG作品でもある。

**特徴
-ストーリーの大筋は、伝説の勇者が仲間とともに魔王を倒しに行くというどこかで聞いたようなものなのだが、王道的というわけではなく終盤に行くに従いそれとは少し違った展開を見せる。
--そもそも、主人公が勇者に従う従者の女の子という点からして変わっている。
--他にもオーソドックスなRPGを茶化したような単語が見られる。
--例:聖剣ではなくセイケン(星鍵)等
-また、ストーリーの進行に応じて選択肢が現れ、選択に応じてその後の展開が少し変わったり経験値がもらえたりする。
--一部のイベントにおいては、ストーリーピースと呼ばれる一枚絵が用意されており直前の選択に応じて見れる絵が変わる。
-本筋以外にも寄り道要素としてクエストが用意されている。
-仲間は全部で10人おりそのうちの4人を戦闘メンバーとして選び戦闘を行う。
--いくつかのRPGに見られるような、絶対にいなければならないメンバーというものはないので自由にパーティーを組める。
-戦闘はオーソドックスなコマンド選択式で、武器を用いた通常攻撃のほかあらかじめ3つまで星技(セイギと読み特技や魔法に相当)をセットしておき攻撃を行う。
--この時各キャラが選択した攻撃の組み合わせによって連携攻撃に発展したりもする。
**評価点
-電源を入れるとすぐにタイトル画面である。
--大抵のゲームは最初に会社のロゴが入り、すぐにはタイトル画面にはいけない。
-少し王道ずれしたストーリーの大まかな部分に関しては割と好評であり、特に終盤からエンディングにかけての流れは評価は高い。
--任意でやるクエストも様々なキャラが関わり、一つ一つが独自のストーリーを持ちやる楽しみがある。
-1話は本当に30分で完結する。
--30分の中にもちゃんと起承転結が付けてあり、さらにはダンジョンの探索とボス戦までこの時間内に含まれている。
---ただしこれは本筋にかかる時間のみであり、クエストをやると当然30分では終わらない。
-DS特有の2画面を使った戦闘において、小さなキャラクターが上に下に動くさまはなかなかかわいらしい。
**問題点
-会社初のRPGということもあってか、いろいろと詰めの甘さが見られる。
--クエストは各町で請け負えるものが決まっているため、請けるためにはいちいち以前に行った町に戻らなければならず面倒である。
--ダンジョンはそれほど長くはないのだが、あまりうまく練られておらずどれも同じような四角い形をしており、面白みがない。
---さらには歩くのが遅くエンカウント率も高めなので、イライラさせられる。
--戦闘に関してはエフェクトがしょぼい上に難易度が低い。
---ただ単に簡単なだけならいいのだが、敵は無駄にHPは多く時間だけがかかる。
--ストーリーも大筋はいいのだが、テキストが拙くときどきイライラさせられる。
**その他
-パッケージ絵やキャラクターデザインはどきどき魔女神判シリーズと同じ人であり、人を選ぶかもしれない。
**総評
-いろいろと詰めの甘さが散見される作品ではあるが、どの要素も致命的な問題点とはなっておらず、また評価できるところもあり結果的に無難にまとまった佳作という評価が妥当なところであろう。