「[[要強化記事>要強化記事一覧]]」に修正依頼が出ています。加筆できる方は修正をお願いします。 ---- *ごちゃちる 【ごちゃちる】 |ジャンル|アドベンチャー|&amazon(B00005OV0Z)|&amazon(B00005OVA8)| |対応機種|プレイステーション|~|~| |発売・開発元|パンドラボックス|~|~| |発売日|2000年10月19日|~|~| |定価|通常版:1,980円&br()限定版:2,980円(共に税別)|~|~| |判定|なし|~|~| |>|>|>|CENTER:''[[パンドラMAXシリーズリンク>パンドラMAXシリーズ]]''| **概要 PANDORA MAX SERIESの第五弾。~ 同シリーズにオマケとして収録されていたショートストーリーの世界を基に一本の作品として世に出された。 **世界観 オマケ要素の頃からそうだが、非現実と現実的な毒が融合した様がメルヘンタッチで描かれている。日本の俗世で言う''シュール''である。~ 無邪気さと自由奔放さからエグイ展開もおきる。現実世界に対する容赦ないツッコミがファンタジーの住人の日常トークに込められていることもあるし、無毒そうなタッチで実のところスプラッターな展開がおきていたりもする。~ 話が横にそれていってずれた着地をしたり、相手が固定された性格(立場)なのをいいことに都合のよい展開にもっていったりしてもなんとなく許されるという形で話が進行する。 ***ストーリー ちるちゃんによりそんな奇怪な世界へ召喚された主人公(=プレイヤー)。彼女が言うには村が危機に陥っており、それを救うためには勇者を召喚し伝説の7つの楽器を集めてもらう必要があったのだという。~ しかしストーリーが進むとちるちゃんが召喚したのは異世界の馬鹿だとか村のみんなの楽器をちるちゃんが売り払っただとかときな臭い話が聞ける。 **システム オーソドックスなアドベンチャー。マップを移動して会話をしたりアイテムを入手したり時にミニゲームをこなしてストーリーを進行させていく。~ プレイヤーとちるちゃんが一緒に冒険しているという建前だが、トークにおいてはプレイヤーである主人公にキャラ(特徴)はない。~ ちるちゃんが話を引っ張ったり面倒ごとを押し付けたりしてたまに主人公が相槌を打つという形をとっている。 **評価点 -トランプやシューティングをはじめオリジナリティの高いミニゲームが随所に用意されている。 --成績がゲーム内貨幣に直結する物もいくつか存在する為、やりこむ価値はある。 -アイテムの数も多く、それを元に更なるアイテムの入手が可能となっていてコンプリート要素の楽しみもある。 --釣りや料理店で作れるメニューなどが該当。集めたアイテムに対してのコメントが笑いを誘う。 -漫画喫茶にてゲーム内貨幣と引き替えに前四作までのセーブデータの補完ができる。可能なのはアイテムの入手やオマケ要素のフラグ回収など。 --前四作はユーザビリティがひどく、周回でフラグを回収するのがひどい手間であったりプレイすること自体が困難な場合すらあった。そのためオマケ要素を見るにはこのシステムを利用するのが一番である。 --ちなみにこの機能でデータを補完した後にごちゃちるのデータが自動でセーブされるようなことはない。つまりデータ購入後にロードしなおすことで資金を減らさずに利用できる。 -一度ストーリー上でのEDを迎えてもゲームの再開は可能。 -映画館ではシリーズの他作品の宣伝や ドラゴンナイツグロリアスVSラビッシュブレイズン というお祭り作品が見れる。後者は本編とは別のおまけ要素でありながら今作の目玉の一つでもある。 -初回限定版には前4作の攻略本である『連動の書』が同梱されている。 **問題点 -シリーズの宿命だがロードが遅めでスキップ機能もない。 --それでも前4作に比べると1周で終えられる事、ストーリーよりミニゲームがメインのためそれほど気にならない。 -『ドラゴンナイツグロリアスVSラビッシュブレイズン』の内容が、ある意味「同人臭漂う」内容のため、人によっては受け入れられない可能性も。 **総評 ミニゲーム集兼データフルコンプ用のソフトと言った趣だが、ユーザビリティは悪くない。値段を考えれば頑張っている方である。~ 相変わらず遅めのロードやスキップ機能のなさもひっかかるとはいえ、同シリーズの他の作品に欠陥が多いことを考えると一番完成度が高いのかもしれない。~ もしPMSが続いていたとしたら、定期的にこうしたバラエティソフトが出ていた可能性もあっただろうが… **余談 人気があったので一本のゲームになったと宣伝されていたことがある。ただ、会社の開発規模や事前にシリーズのラインナップを決めておく必要性を考えると、それが宣伝文句でしかないことが想像できる。大人の都合といってしまえばそれまでだが。 -ちなみにシリーズ一作目は前年11月、二作目から四作目は同じ年の1月、4月、8月に発売されている。 &br