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オペレーションラグナロク - (2014/03/10 (月) 01:33:52) のソース

*オペレーションラグナロク
【おぺれーしょんらぐなろく】
|ジャンル|横シューティング|
|対応機種|アーケード(MVS)|
|開発元|NMK|
|販売元|SNK|
|稼働開始日|1994年|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|

**概要
-NMKの横スクロールSTG。1レバー2ボタン即死制。
--開発こそNMKだが販売がSNKだったため、イラストはKOFなどで有名な森気楼が担当。同社のMVS/ネオジオ参入第一弾である。
--余談だが、MVSは一つの筐体に最大6つまでのソフトが入ったカセットを搭載でき、プレイヤーが遊びたいゲームを選ぶ仕様になっている。4本挿せるMV-4と、6本挿せるMV-6がある。
-自機選択システム搭載。
--パワー型:アンクル・ベアード。スピードが遅いものの始めからボムを4つ持っている。撃ち込み点(後述)が高い。
--バランス型:ミス・シャルロット。スピードは平均的。初期ボム数3。最も扱いやすい。
--スピード型:スウィフト・アーノルド。初期ボム数3。速い。
-メインショット・ミサイル・リアショット選択制
--それぞれ3種類あり、自由に組み合わせ可。自機がどれでも種類自体は同じ。
--メインを汎用性のWAVE、ミサイルは単発高威力なAA、バックは拡散の2WAY…など、プレイヤーの好みとスタイルで自由に選べる。
--パワーアップはそれぞれに、アルファベットが書かれたアイテム(メインショットは「P」)を取ることで可能。
-ハイパーボンバー
--途中のハイパーアイテムを取ると、その時点で持っているボンバー全部がパワーアップしたものになる。

**長所
-並木学による好評なBGM。非常に評価が高く、出回りも(概要のMVS基板のおかげで)決して悪いわけではなかったので知名度もそこそこ。
--当時は格闘ゲームブーム真っ盛りだったので、あまり着目されなかったのは確かだが。
-撃ち込み点によるハイスコアシステム。
--このゲームは敵を倒すだけでなく、破壊不可能な物。例えば岩や地面に弾を打ち込んでもスコアが上昇していく。なのでスコアを上積みするには、いかに敵をしっかり撃破しつつ可能な限りの撃ちこみをするかが重要。中ボス撃破を可能な限り引っ張ったり、敵機撃破と撃ちこみどちらを優先するかなど、工夫できるところと考える点は多い。
-NMKゲームとしては珍しく難易度はそれほど高く無い。
--撃ち込み点を考えなければ、初心者でも練習を積み重ねれば先へ進めるようになっている。
--決して低すぎると言う訳ではなく、一見クリア可能と言うほどでは無い。
-自機スタイル選択幅が広い
--前述の通り、自機タイプ3種×メイン3種×ミサイル3種×リア3種の組み合わせが可能。無論、あまり極端に偏ったものは、途中で辛い場面が出てくるが。

**短所
-コンテイニュー・途中参加時にキャラを選べない。(勝手にランダムで選ばれる。)
-撃ち込み点のおかげでゲーム開始と同時に地面スレスレに移動するプレイスタイルが確立しており、見栄えはあまり宜しくない。
--この稼ぎ方法は一部で「床オナ」と呼ばれている。見た目の問題もあるが、好きものにはたまらない妙な快感があることが由来な模様。
-稼ぐにもクリアするにも連射が必要なのだが、上記MVS搭載筐体には勿論連射装置などこのゲーム以外必要無いので、連射装置未搭載の場合が多く手連射が必須。
--MVS基板に多かった格闘ゲームにもアクションゲームにも連射機能は不要なので、未搭載が多いのも仕方ないのだが…
--と思ってたら、その後も『パルスター』『ブレイジングスター』と連射装置がモノを言うSTGがリリースされてしまった。

**総評
-90年代STGらしく出回りは芳しくなかったが、MVS筐体のおかげでオマケ・ついでやバリエーションとして搭載される事が多かったので、他のSTGと比較するとプレイ方法が多い、恵まれた作品と言える。
--が、連射装置の未搭載が多いのはMVS筐体故の悲劇とも言えるが。

**余談
-非常に人気のあった本作だが、サントラCDや移植版が出ない事でも有名だった。楽曲を聞く方法は基板から抜き出すか録音するかしかなかった。
--だが、16年たった2010年にサンダードラゴン2との抱き合わせでCD化が決定し、ファンを歓喜させた。

#region(ハイスコア狙い 1面動画。終始地面に張り付いているのが「床オナ」)
&youtube(https://www.youtube.com/watch?v=Th_Z5HF7K-s)