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バットマン フォーエヴァー - (2018/04/24 (火) 19:52:57) のソース

*バットマン フォーエヴァー 
【ばっとまん ふぉーえゔぁー】
|ジャンル|アクション|&image2(119_1939.jpg,height=160,http://www.amazon.co.jp/dp/B000068IB8)|
|対応機種|スーパーファミコン&br()メガドライブ|~|
|メディア|24MbitROMカートリッジ|~|
|発売元|アクレイムジャパン|~|
|開発元|Probe Entertainment|~|
|発売日|1995年10月27日|~|
|定価|11,800円|~|
|判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|
|ポイント|バットマン非力すぎ&br()基本コマンドが裏技クラスの酷い操作性&br()グラフィックはいいのに不親切な背景|~|
|>|>|CENTER:''[[バットマンシリーズリンク>バットマンシリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
-1995年に公開され、映画バットマンシリーズの方向性を変えるきっかけとなった同名作品を基にしたゲーム。
-本作は『Mortal Kombat』のCS機版への移植を多く手がけていたアクレイムの傘下会社であるProbe Entertainmentが開発を担当しただけあって、キャラグラフィックの手法は『Mortal Kombat』そのままである。


**評価点
-グラフィックや動作の滑らかさがSFCの中でも飛び抜けている。
--その緻密さはPSの中期ぐらいまでのゲームと同質といっても過言ではない。そのおかげでリドラーのコミカルな動きがしっかりと再現されている。
-プレイ中の演出が優れている。
--バットマンの世界観を破壊せずにゲーム化されているため、ファンにとっては一つの喜び。
---とはいえ、原作通りに腰からワイヤーを発射しているので横視点では''股間から発射しているようにしか見えない''のが残念だが。
--バットマンだけでなく、ロビンも操作可能で、2Pと協力プレイも出来る。

**賛否両論点
-隠しアイテムや雑魚等、やりこみ要素は地味に多い。
--ステージ内の全ての敵を倒すと1UPボーナスがある。探す価値は高い。
---ただ、ゲーム中のヒントが少ない上に上記のワイヤーを必要とする場所もある為、操作性の所為で無駄に隠し要素の難易度が上がってしまっている。

**問題点
-アクションの操作性が非常に悪い。
--大抵のプレイヤーはワイヤーアクションで躓く。本作は%%%ジャンプが十字キー上、ワイヤー射出はセレクトボタン%%%になっている。~
そしてワイヤーは普通に使うと斜め上へ射出する。ただし真上にワイヤーを打ち込み上階へ移動する特定ポイントを必ず通過する必要があり、ここで''セレクトボタンを押した直後、ずらし押しで十字キーの上を押さなければならない''。取説があってもわかるかどうか…
--つまりキー配置の相性が考えられていない。加えて上に上がれる位置の判定もやたらシビア・下階へ降りる場面にはなぜかRボタンを使うというオマケつき。

-ゲームテンポが悪い。
--『Mortal Kombat』に近いモーションだけに動きはリアルなのだが、それがかえってゲームテンポを悪化させている。
---雑魚敵が固いために一体倒すのにやたら時間がかかる上、ダウンさせた後起き上がるのを待つのがひたすらダルい。

-画面の暗さと背景の所為で画面が見づらい。
--全体的に画面は暗く、加えて手前にある鎖や柱などが視認性を阻害する。この所為で上る場所や降りる場所が分かりづらくなっている箇所も。
---手当たり次第にやろうにも前述のワイヤーの操作性の悪さが足を引っ張る。
---結果として、ワイヤーの劣悪な操作感もあって、次に何をしたらよいのかわからないプレイヤーが続出した。

-一部音楽が酷く、バットマンに似合わない曲となってしまっている。

**総評
アクションが難しい、というよりは快適感が皆無というタイプのクソアクションゲーム。~
せっかくSFCとは思えない綺麗なグラフィックを実現したというのに、その長所を潰す事になったのは勿体無い。

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**余談
-のちにPCに移植されたが、ロード時間が格段に長くなってしまうという劣化移植になってしまった。MD版は同ハードのプレミアソフトの1つに。

-一方、本作の翌年に、同映画を題材とした『Batman Forever:The Arcade Game』が発売されている。本作とは異なり、最初はST-V基板を使ったベルトスクロールアクションゲームとしてAC版がリリースされ、その後、SS、PS、Windowsに移植された。開発は後に『Turok』シリーズを手がける、Iguana Entertainmentが担当しており、アクレイムがACに初進出した作品でもある。
--こちらも日本では1997年2月14日にSS版とPS版がアクレイムジャパンより発売された。