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バイオハザードシリーズ - (2023/03/24 (金) 00:10:28) のソース

*BIOHAZARDシリーズリンク
#contents(fromhere)
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**ナンバリング
|>|''機種''|''タイトル''|''概要''|''判定''|
|>|PS/SS/DS/Win|[[BIOHAZARD]]|「サバイバルホラー」をジャンルとして確立した作品。旧来『BIOHAZARD』の出発点。|BGCOLOR(lightgreen):良|
||GC/Wii|[[biohazard>biohazard (GC)]]|第1作のリメイク。当代最高峰のグラフィックで『BIOHAZARD』が蘇る。|~|
|~|PS3/360/&br;PS4/One/&br;Win/Switch|[[biohazard HD REMASTER>biohazard (GC)#id_8d0974cb]]|『リメイク1』のHDリマスター版。任天堂ハード以外でも発売。&br;日本語音声やアレンジされた操作方法を追加。&br;特典映像として「ウェスカーズリポート I&II」が収録されている。|~|
|>|PS/DC/N64/&br;GC/Win|[[BIOHAZARD 2]]|ザッピングの概念をシリーズに導入。2つの物語が共に動き出す。&br;ゲームシステムは本作をもって完成されたと見ることも出来る。|BGCOLOR(lightgreen):良|
||game.com|RESIDENT EVIL 2|''国内未発売''ハードへの移植作。2.5次元に変更され、収録されているのはレオン編のみ。||
|~|PS4/One/Win/&br;PS5/XSX|[[BIOHAZARD RE:2]]|『2』のリメイク。ザッピングを廃止しつつもシリーズ最高の難易度で恐怖演出を強化。&br本編で死亡した登場人物のIFストーリーを描いた「The Ghost Survivors」も追加された。|BGCOLOR(lightgreen):良 |
|~|Switch|BIOHAZARD RE:2 CLOUD|クラウドで遊べるSwitch版。||
|>|PS/Win/DC/GC|[[BIOHAZARD 3 LAST ESCAPE]]|新たな恐怖で魅せる、崩壊した街からの最後の逃走劇。|BGCOLOR(lightgreen):良|
||PS4/One/Win/&br;PS5/XSX|[[BIOHAZARD RE:3]]|『3』のリメイク。原作からの乖離点・改悪点が多く、リメイクとしてはイマイチな出来に。&br;非対称マルチプレイモード『BIOHAZARD RESISTANCE』を同時収録。|なし|
|~|Switch|BIOHAZARD RE:3 CLOUD|クラウドで遊べるSwitch版。||
|>|DC|[[BIOHAZARD CODE:Veronica]]|戦闘・謎解き・恐怖演出を盛り込んだ、旧来『BIOHAZARD』の終着点。|BGCOLOR(lightgreen):良|
||DC/PS2/GC/&br;PS3/360|[[BIOHAZARD CODE:Veronica 完全版>BIOHAZARD CODE:Veronica]]|ムービーシーンなどが修正・追加された。&br; PS3/360版はCOLOR(blue){DL専売} ((『4』とカップリングされた『BIOHAZARD REVIVAL SELECTION』では、パッケージ版が発売されている。))。こちらはHD化され、実績・トロフィー機能にも対応している。|~|
|>|GC/Wii|[[biohazard 0]]|第1作の前日譚を描く。パートナーザッピング等の独自要素を盛り込んだ異色作。|BGCOLOR(lightgreen):良|
||PS4/PS3/&br;One/360/&br;Win/Switch((ディスク版はPS3版のみの販売。))|[[biohazard 0 HD REMASTER>biohazard 0#id_3db0335d]]|『0』のHDリマスター版。任天堂ハード以外でも発売。&br;日本語音声やアレンジされた操作方法、新たなゲームモードを追加。&br;多数の追加要素を導入し、遊びごたえが増した良リマスター。|~|
|>|GC/PS2/Wii/&br;Win/PS3/360/&br;PS4/One/Switch|[[biohazard 4]]|シリーズ初のフルモデルチェンジを成功させた傑作。&br;新たな『BIOHAZARD』のパイオニアであり、様々な作品に影響を与えた。&br;また、現在に至るまで数多くのハードに移植されている。|BGCOLOR(lightgreen):良|
||iOS/Android|biohazard 4&br;biohazard 4 LITE&br;biohazard 4 iPad edition|「THE MERCENARIES」感覚で『4』を遊べる。&br;『LITE』と『iPad edition』はiOS版のみ。また『iPad edition』は12章まで((通常版とLITE版は全22章。))。&br;''2017年8月24日より、いずれのバージョンも配信終了。''||
|~|Quest((Meta Quest 2 及び Meta Quest Pro))|biohazard 4|シリーズ初の6DofルームスケールVR作品。VRに合わせ、TPS視点からFPS視点に変更。&br;Quest独占タイトルであるが故、Valve Index等のPCVRユーザーからは反発も見られた。||
||PS5/XSX/PS4/&br;Win|BIOHAZARD RE:4|COLOR(red){※2023年6月24日以降記事作成可能。}||
|>|PS3/360/Win/&br;PS4/One/Switch|[[BIOHAZARD 5]]|安定した進化を遂げたものの、作風の変化ゆえに賛否が分かれる作品となった。&br;全編においてオンライン及びオフラインでの協力プレイ対応している。|BGCOLOR(lightsteelblue):賛否両論|
||PS3|[[BIOHAZARD 5 Alternative Edition>BIOHAZARD 5#id_7221db2e]]|『5』に2つの新規エピソード等の新要素を追加した完全版。|~|
|>|PS3/360/Win/&br;PS4/One/Switch|[[BIOHAZARD 6]]|ストーリーは3人分+αでシリーズ最大のボリュームを誇る。&br;しかし、不評だったQTEは前作から更に増加し批判が続出することに。|BGCOLOR(khaki):シリ不|
|>|PS4/One/Win/&br;PS5/XSX|[[BIOHAZARD 7 resident evil]]|『4』以来2度目のフルモデルチェンジ。FPS操作&PSVRで本格ホラー。&br;原点回帰とも言える内容で評価は高いが、ストーリーにおける大筋の進展は無し。|なし|
||PS4/One/Win&br;PS5/XSX|[[BIOHAZARD 7 resident evil GOLD EDITION>BIOHAZARD 7 resident evil#id_2d5e30b2]]|本編にDLCを同梱した完全版。PS5/XSX/One版はCOLOR(blue){DL専売。}&br;PS4版もパッケージでの販売はグロテスクVer.のみ。|~|
|~|Switch|[[BIOHAZARD 7 resident evil cloud version>BIOHAZARD 7 resident evil#id_365078dc]]|Switch用にクラウドゲームとして配信されたもの。''2022年12月1日に販売終了。''|~|
|~|~|BIOHAZARD 7 resident evil CLOUD|クラウドで遊べるSwitch版。||
|>|PS5/XSX/&br;PS4/One/&br;Win/Mac|[[BIOHAZARD VILLAGE]]|「VILLAGE」に「COLOR(gold){''VIII''}」の意匠が施された、事実上の『''BIOHAZARD 8''』となる作品。&br;『7』の直接的な続編で、主人公であるイーサン・ウィンターズの物語の完結編。&br;『4』を強く意識した作品であり、スコアモード「マーセナリーズ」も復活した。|BGCOLOR(lightgreen):良|
||PS5/XSX/&br;PS4/One/Win|BIOHAZARD VILLAGE GOLD EDITION|有料DLC「ウィンターズ エクスパンション」を収録した完全版。&br;大人になったローズを描く「Shadow of Rose」を始めとした、複数のコンテンツを追加。||
|~|Switch|BIOHAZARD VILLAGE CLOUD|クラウドで遊べるSwitch版。||
|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''カップリング・オムニバス''|
|>|GC|BIOHAZARD COLLECTOR'S BOX|『0』『リメイク1』『2』『3』『CODE:Veronica 完全版』のセット商品。&br;限定小冊子「ウェスカーズ・レポートファイル」を同梱。||
|>|PS3/360|BIOHAZARD REVIVAL SELECTION|『CODE:Veronica』と『4』のHDリマスター版をカップリング。||
||PS3|BIOHAZARD 5 Alternative Edition&br;BIOHAZARD REVIVAL SELECTION HDリマスター版&br;TWIN PACK|『5AE』の廉価版と『RS』のセット。&br;後に『RS』が廉価版になった、『TWIN PACK』自体の廉価版も発売された。||
|>|PS3|BIOHAZARD Anniversary Package|シリーズ17周年記念パッケージ。『RS』『5AE』『6』のセット((アーカイブ版初期3作のプロダクトコードは期限切れ。))。&br;限定小冊子「BIOHAZARD 6 ミニアートブック」を同梱。||
|>|PS4/One/Switch|biohazard Origins Collection|『0』と『リメイク1』のHDリマスター版をカップリング。||
|>|PS4/One/Win/&br;PS5/XSX|RACCOON CITY EDITION|COLOR(blue){DL専売。}『RE:2』と『RE:3』をカップリング。||
|>|~|バイオハザード ヴィレッジ&バイオハザード7&br;コンプリートバンドル|COLOR(blue){DL専売。}『7 GOLD EDITION』と『VILLAGE』をカップリング。&br;''『VILLAGE GOLD EDITION』の発売に伴い販売終了。''||
|>|PS4|BIOHAZARD 25th Episode Selection Vol.1|シリーズ25周年を記念したコンプリートコレクション。セットごとにテーマが異なる。&br;『Vol.1』は『0』『リメイク1』『RE:2』『RE:3』を収録し「アンブレラの落日」がテーマ。&br;『Vol.2』は『4』『5』『6』を収録し「バイオテロの驚異」がテーマ。&br;『Vol.3』は『7』『VILLAGE』を収録し「イーサンの物語」がテーマ。&br;『RE:2』『RE:3』『7』『VILLAGE』は、それぞれCOLOR(red){''CERO:Z''}版が収録されている。||
|>|~|BIOHAZARD 25th Episode Selection Vol.2|~||
|>|~|BIOHAZARD 25th Episode Selection Vol.3|~||

&br
**スピンオフ
|>|''機種''|''タイトル''|''概要''|''判定''|
|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''ガンサバイバー''((『ガンサバイバー3』は『ディノクライシス』を題材にしているので、『BIOHAZARD』シリーズには含まれない。))|
|>|PS|[[BIOHAZARD GUN SURVIVOR]]|自由移動型FPS作品。シナリオは評価が高いが、肝心のプレイ面では粗が目立つ。|なし|
|>|AC/PS2|[[GUN SURVIVOR 2 BIOHAZARD CODE:Veronica]]|『CODE:Veronica』のストーリーとガンサバイバーのシステムが融合。&br;爽快感のない演出とガンコンとの相性の悪さにファン激怒。|BGCOLOR(khaki):シリ不|
|>|PS2|GUN SURVIVOR 4 BIOHAZARD HEROES NEVER DIE|プレイヤーの視点が射撃時のみ主観視点になる切替機能を搭載し、操作性が上がった。||
|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''アウトブレイク''|
|>|PS2|[[BIOHAZARD OUTBREAK]]|オンライン協力プレイに対応した群像劇。&br;恐怖に晒された住民達の絶望と強さを追体験せよ。&br根強い人気を誇り、現在も新作を望む声は大きい。|なし|
|>|~|[[BIOHAZARD OUTBREAK FILE 2>BIOHAZARD OUTBREAK#id_c86c7f3c]]|~|なし|
|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''クロニクルズ''|
|>|Wii|[[BIOHAZARD UMBRELLA CHRONICLES]]|本編のダイジェストストーリーと新エピソードを収録した自動移動型ガンシューティング。|なし|
|>|~|[[BIOHAZARD DARKSIDE CHRONICLES]]|クロニクルズシリーズ第2弾。進化したグラフィック、システム、そして''カメラの揺れ。''|なし|
||PS3|BIOHAZARD CHRONICLES HD SELECTION|『CHRONICLES』2作品のHDリマスター版をカップリング。||
|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''リベレーションズ''|
|>|3DS|[[BIOHAZARD REVELATIONS]]|原点回帰を掲げた作品。本職を起用した脚本が光る。&br;携帯機とは思えないほどの美麗なグラフィックも話題となった。|BGCOLOR(lightgreen):良|
||PS3/360/WiiU/&br;Win/PS4/One/&br;Switch|[[BIOHAZARD REVELATIONS UNVEILED EDITION>BIOHAZARD REVELATIONS#id_17a1f9dd]]|『REVELATIONS』のHDリマスター版。任天堂ハード以外でも発売。&br;グラフィックは元が携帯機作品のHDリマスターとは思えないほどのハイクオリティとなっている。&br;レイドモードにおいて新プレイヤーや高難易度ステージ等、多数の新要素が追加されている。|~|
|>|PS4/One/Win/&br;PS3/360/PSV/&br;Switch|[[BIOHAZARD REVELATIONS 2]]|シリーズで初めてエピゾティック配信という分割販売を行った『REVELATIONS』の続編。&br;満を持してバリーが再登場し、ナンバリング本編『6』の問題点の大部分を解消した。&br;一方で全体的に『REVELATIONS』に劣る箇所も多く手放しには評価できない作品にもなった。|なし|
|>|Switch|BIOHAZARD REVELATIONS COLLECTION|『1』のゲームカードと『2』のDLコードのセット。『2』のレイドモードには改善点や追加要素あり。||
|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''その他''|
|>|GB|[[BIOHAZARD GAIDEN]]|クソゲーであると同時に''黒歴史''度も高い。本伝に全く絡まないという意味では正に''外伝。''|BGCOLOR(lightsalmon):ク|
|>|携帯/iOS/Android|biohazard DEGENERATION&br;biohazard DEGENERATION LITE|同名のCG映画をベースとしたゲーム。&br;『LITE』はiOS版のみ。''2017年1月15日より、いずれのバージョンも配信終了。''||
|>|iOS|BIOHAZARD MERCENARIES VS.|「MERCENARIES」をベースとしたPvP。''2014年2月28日より配信終了。''||
|>|3DS|[[BIOHAZARD THE MERCENARIES 3D]]|馴染みのミニゲームに特化した作品。手軽に遊べるが、セーブデータが削除不可という仕様も話題に。|なし|
|>|PS3/360/Win|[[BIOHAZARD Operation Raccoon City]]|オンライン対戦モードを搭載したTPS。少ないボリューム、高難易度、味方AIの性能など問題だらけ。|BGCOLOR(lightsalmon):ク|
|>|PS4/Win|BIOHAZARD UMBRELLA CORPS|オンライン対戦特化のTPS。「ワンライフマッチによるリスポーンなし」のe-Sportsを想定した作品。||
|>|PS4|KITCHIN|COLOR(blue){PSVR専用・DL専売。}『7』の前日譚。PSVRの技術デモ的な内容であり、ゲーム性は一切ない。||
|>|PS4/One/Win|BIOHAZARD RESISTANCE|『BIOHAZARD RE:3』の同梱作。非対称型のオンライン対戦専用ゲーム。||
|>|~|BIOHAZARD RE:VERSE|シリーズ25周年記念作品。歴代の登場人物達が集結するオンラインTPS。||

&br
**関連作品
|>|[[CAPCOMクロスオーバー関連作品シリーズ]]|||
|>|[[Marvel Comics関連作品シリーズ]]|『MARVEL VS. CAPCOM 2』以降にジル、クリスが参戦。||
|>|[[SNKクロスオーバー関連作品シリーズ]]|カードファイターズ全作にほとんどの主要が何らかの形で登場している。||
|>|[[大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ]]|『[[SPECIAL>大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL]]』においてスピリッツが登場。||
|>|[[ディノクライシス]]シリーズ|『BIOHAZARD』のシステムを流用。ただし敵は恐竜。||
|>|[[鬼武者シリーズ]]|開発中止となった『BIOHAZARD1.5』のエンジンを流用し開発されたアクションゲーム。||
|>|[[デビルメイクライシリーズ]]|『4』の試行錯誤によって派生したスタイリッシュアクション。&br;半ばやりすぎなまでのド派手なバトルアクションが見どころ。&br;また、不定期的にゲームエンジンなどの製作技術が共有されている。||
|FC|[[スウィートホーム]]|同名ホラー映画が原作のファミコン向けホラーRPG。&br;『1』と一部開発メンバーが共通しており、システムや恐怖演出をここから取り入れている。|BGCOLOR(lightgreen):良|
|PS4/One/&br;PS3/360/Win|[[サイコブレイク]]|『BIOHAZARD』の生みの親である三上真司氏が独立後に手掛けたサバイバルホラー。&br;同じディレクターが手掛けたとあって、『BIOHAZARD』を意識した要素が非常に多い。|なし|
|PS5/XSX/Switch/&br;PS4/One/Win/&br;Mac/iOS/Android|FORTNITE|ゲーム内でコラボレーションが行われた。||
|PS4/One/Win|DAYMARE:1998|ファンメイドで『2』リメイク(開発中止)を製作していたチームが開発したオリジナル作品。&br;『BIOHAZARD』シリーズへのリスペクトに溢れたサバイバルホラーTPS。||
|iOS/Android|バカハザ ~少年バカボン × バイオハザード~ |『天才バカボン』を原作とした漫画『少年バカボン』と公式にコラボした無料ゲーム。&br;COLOR(red){''タイトルでネット検索すると実況動画のネタバレサムネがトップに表示されるので要注意。''}||

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**シリーズの沿革
「バイオハザード(''生物災害'')」の名の通り、ウイルスによる変異体や生物兵器などのクリーチャーとの戦いを軸として展開されるホラーアドベンチャーゲーム。~
その代表的なクリーチャーが、ジョージ・A・ロメロの映画シリーズに代表される「ゾンビ」である。

第1作『BIOHAZARD』は発売当初こそ目立たなかったものの、その完成度は非常に高く口コミで徐々に売り上げを伸ばし、最終的にはミリオンセラーを達成した。~
3Dゲームの黎明期において「サバイバルホラー」というジャンルを確立した立役者であり、自社・他社問わず多くの後続作品に影響を与えた。~
第1作にしてハードスペックの制限を固定カメラ切替方式・ラジコン操作・扉を開ける演出といった工夫でカバーしつつ、数多くの謎解きと効果的な恐怖演出を盛り込んでいた。~
これらは基本的なゲームシステムとして続編にも受け継がれ、『BIOHAZARD』シリーズの特徴として定着していった。

第1作以降も様々な追加要素、グラフィック強化、ボリュームアップを加えながら本編・派生作品共に展開されていった『BIOHAZARD』シリーズ。~
手堅い完成度のおかげで老舗シリーズとしては比較的安定した実績を挙げて行ったが、未だ第1作に基づいたままのシステムではシリーズに革新的な新境地を見出せずにいた。~
そのため、そう遠くない未来に''旧来の『BIOHAZARD』''が限界を迎えることを開発陣もユーザーも危惧しはじめていた。

結果として開発陣は、『biohazard 4』にてゲームシステムのフルモデルチェンジを手掛けることになる。その内容は正に抜本的なものであった。~
謎解きよりも戦闘メインの作風に移し、それに合わせ操作方法を直感的なものに変更。カメラ方式も一般的なTPSと同じビハインドカメラ方式へ。~
さらにはシリーズの顔であったゾンビを登場させず、ある程度の知能をもった新たな敵をメインクリーチャーに据えた。~
こういった改革は賛否両論を生むのが常である。発表当初は『BIOHAZARD』らしさを排除したことに対する否定的な声も大きかった。~
しかしハードルの低さ、クリーチャーの新鮮さ、なによりホラーアクションゲームとしての圧倒的な面白さによってそういった声も概ね好意的な解釈へと変化。~
現在では''新たな『BIOHAZARD』''のパイオニアとして非常に高い評価を受けている。

これ以降は現在まで基本的に『biohazard 4』のシステムに則って続編が製作されているが、一部の作品では演出を原点に近づけたりしている。~
また、逆にシステム面を絞ってシリーズのおさらいができる形式にしており、古参・新規の両ユーザーに合わせた商品展開がなされている。~
そして、『BIOHAZARD 7 resident evil』では2度目となるフルモデルチェンジを行い、停滞していたシリーズに再び新たな風を吹き込んだ。

人気・評価・売上面の全てにおいて、『[[モンスターハンター>モンスターハンターシリーズ]]』に並ぶカプコンの堂々たる看板シリーズであることは間違いないだろう。~
なお、タイトル表記はGCで発売されたリメイク版『biohazard』で小文字となり、『5』以降は再び大文字表記になっている。

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**作品系統
上述の経緯から、本シリーズ作品は以下の3タイプに分類できる。~
シリーズ初心者にとってはどのタイプを入門作品とするかで印象がガラッと変わるため、自分の好みに合った方を選択することをお勧めする。~
ただし、共通点に関しては細かく見れば全てが当てはまる訳ではないので、詳しくは各作品ページを参照して欲しい。~

公式には『4』と『7』にて「フルモデルチェンジ」と称した大規模な刷新を果たしたことになっているが、~
『7』の根本的なゲーム性はそこまで大きくは変わっていないので下記では『7』の系統も『4』ベースのタイプに含めている。
//細かい違いをいちいち追記したり注釈つけたりしないこと。

&bold(){タイプ1:『BIOHAZARD』をベースとした作品}
-該当する作品
--『0』『1』『2』『3』『CODE:Veronica』『OUTBREAK』シリーズ。
--なお、『2』『3』はリメイク作にて下記のタイプ2に変化している。

-共通する特徴
--固定カメラ切替方式、ラジコン操作、扉を開ける演出、シビアな弾薬・アイテム制限、少なめの所持可能アイテム数。
--基本的に敵との戦闘をできるだけ回避する謎解きがメインの作風。総じて「謎解き:戦闘 = 7:3」といったところ((『OUTBREAK』がラジコン操作なのは十字キーで操作したときのみ。))。

&bold(){タイプ2:『biohazard 4』をベースとした作品}
-該当する作品
--『4』『5』『6』『7』『VILLAGE』『Operation Raccoon City』『REVELATIONS』シリーズ。

-共通する特徴
--ビハインドビュー、直感的操作、主人公の豊富なアクション、比較的緩い弾薬・アイテム制限、多めの所持可能アイテム数。
--基本的に出会う敵を全て倒してゆく戦闘がメインの作風。総じて「謎解き:戦闘 = 3:7」といったところ。
---ただし、『7』のみ原点回帰の色合いが強いので「謎解き:戦闘 = 5:5」といった具合になっている。
--基本はTPS視点だが、『7』と『VILLAGE』はアイソレートビュー(主観視点)で進むFPS方式を採っている。

&bold(){タイプ3:上記以外の派生作品}
-それぞれ特有のゲームシステムを持つ。以下はその一例。
--完全FPSで自由移動型の『BIOHAZARD GUN SURVIVOR』
--FPSとTPSの両要素を併せ持った『GUN SURVIVOR 4 BIOHAZARD HEROES NEVER DIE』
--完全FPSで強制移動型の『BIOHAZARD UMBRELLA CHRONICLES』

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**余談
-海外では商標権の関係上、『RESIDENT EVIL』というタイトルになっている。直訳すれば「邪悪なる居住者」となる((「BIOHAZARD 2 Official Guide Book」より。))。
//--これはMDのSTG『[[CRYING ~亜生命戦争~]]』の海外版タイトルが『Bio Hazard Battle』となっているのに起因している。
//↑同名のロックバンドが既に商標登録していた説が有力なためCO。
-本シリーズを元にした実写映画も製作されており、ハリウッド俳優であるミラ・ジョヴォビッチ氏の代表作として有名。
--ゲームに登場したキャラクターやモンスターも登場するが、シナリオや設定は大部分が映画オリジナルのものになっている。
---実写映画とは別にレオンを主人公にしたフルCGムービーも作られており、これを元にしたiPhone専用アプリのゲームもある。
--なお、実写映画は2022年にリブート版である『[[バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ>https://www.youtube.com/watch?v=3kJmdBv3MAc]]』の公開が予定されている。
---このリブート版はミラ・ジョヴォビッチ氏が出演していた頃の作品と異なり、旧来の『BIOHAZARD』に近い作風となっている模様。