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遊☆戯☆王シリーズ - (2020/05/03 (日) 15:52:14) のソース

*遊☆戯☆王シリーズ・関連作品リンク
#contents(fromhere)
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**遊☆戯☆王デュエルモンスターズ
***任天堂携帯機作品
|''機種''|''タイトル''|''概要''|''判定''|
|GB|[[遊☆戯☆王デュエルモンスターズ]]|カードゲームとしては劣るが、キャラゲーとしての要素がファンに高く評価された。|なし|
|GB/GBC|[[遊☆戯☆王デュエルモンスターズII 闇界決闘記]]|召喚魔族やデッキキャパシティなどの導入でゲーム性の改善索を模索し始める。|なし|
|GBC|[[遊☆戯☆王デュエルモンスターズIII 三聖戦神降臨]]|生贄召喚、効果モンスターなど部分的ではあるが遊戯王OCGのルールを取り入れ始める。&br;コントラクションモードのおかげでマイナー魔族にも光が差した。|BGCOLOR(lightgreen):良|
|~|[[遊☆戯☆王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記&br;遊戯デッキ/城之内デッキ/海馬デッキ>遊☆戯☆王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記 遊戯デッキ/城之内デッキ/海馬デッキ]]|シリーズ最高の250万本の売上を記録。&br;しかし3バージョン分割商法など、ゲームやその周辺のタチの悪さもシリーズ最高。|BGCOLOR(lightsalmon):ク|
|GBA|[[遊☆戯☆王デュエルモンスターズ5 エキスパート1]]|シリーズ初の完全な遊戯王OCGルール導入。ややもっさり気味。|なし|
|~|[[遊☆戯☆王デュエルモンスターズ6 エキスパート2]]|OCGルール導入の2作目。前作から大幅にパワーアップ。&br;一部のキャラが明らかな積み込みを使ってくるなど問題点もあるが、全体的には評価は高い。|BGCOLOR(lightgreen):良|
|~|[[遊☆戯☆王デュエルモンスターズ7 決闘都市伝説]]|バトルシティを追体験できるRPG。&br;なぜかルールが4以前のものに戻り、融合も出来なくなり大不評。|BGCOLOR(lightsalmon):ク|
|~|[[遊☆戯☆王デュエルモンスターズ8 破滅の大邪神]]|7の続編でアニメの外伝という体裁。前作の反動か敵が理不尽に強い。|BGCOLOR(lightsalmon):ク|
|~|遊☆戯☆王デュエルモンスターズ インターナショナル ワールドワイドエディション|6を世界大会仕様にマイナーチェンジ。||
|~|[[遊☆戯☆王デュエルモンスターズ エキスパート3]]|世界大会使用ソフト2作目。&br;ストーリーを排除し、デュエルシミュレータに機能を絞ったが、肝心のCPUの思考がややお粗末。&br; ゲーム内大会やマッチ戦の削除、歯抜け収録の導入など全体的に中途半端な出来。|なし|
|~|遊☆戯☆王デュエルモンスターズ インターナショナル2|世界大会使用ソフト3作目。ここからデュエルの画面が斜め上から見下ろす形に変わった。||
|~|[[遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX めざせデュエルキング!]]|新シリーズGXの世界観に変わる。バグが非常に多い。|BGCOLOR(lightsalmon):ク|
|~|[[遊☆戯☆王デュエルモンスターズ エキスパート2006]]|エキスパート3同様、デュエルシミュレータに機能を絞った作品。GBA最後のDMのソフト。|BGCOLOR(lightgreen):良|
|DS|[[遊☆戯☆王デュエルモンスターズ NIGHTMARE TROUBADOUR]]|遊戯や海馬が登場する最後のDM。OCGルールで神のカードが使えるようになった。&br;ソリッドビジョンの採用などDSになったことで操作性・演出が強化された。|BGCOLOR(lightgreen):良|
|~|遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX スピリットサモナー|GXの世界観にバトンタッチ。アバター導入の他、精霊システム等本作独自の要素も存在する。||
|~|遊☆戯☆王デュエルモンスターズ WORLD CHAMPIONSHIP 2007|デュエルシミュレータ系最後の作品で、ソフト本体・攻略本ともに特典カードが強力だった。&br;『NIGHTMARE TROUBADOUR』『スピリットサモナー』と連動すると、そのキャラとデュエル可能。&br;更に条件を満たすと、神のカードを交換出来て使える。||
|~|[[遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX Card ALMANAC]]|カード辞典であり遊べない。その辞典機能すら不十分。|BGCOLOR(lightsalmon):ク|
|~|遊☆戯☆王デュエルモンスターズ WORLD CHAMPIONSHIP 2008|GXまでのキャラが出演する最後の作品。これまでのDS系遊戯王の集大成とでもいうべき完成度。||
|~|[[遊☆戯☆王5D's STARDUST ACCELERATOR -WORLD CHAMPIONSHIP 2009-]]|5D'sの世界観に変わる。ライディング・デュエルやD・ホイールレースも収録。&br;序盤から敵のデッキが容赦ないため難易度は高め。DSでシンクロ召喚が使えるのはここから。|BGCOLOR(khaki):不安定|
|~|遊☆戯☆王5D's WORLD CHAMPIONSHIP 2010 -Reverse of Arcadia-|2009のアッパーバージョン。アニメの世界観を追体験できるのが特徴だが、ちょっともっさり。||
|~|[[遊☆戯☆王5D's WORLD CHAMPIONSHIP 2011 -OVER THE NEXUS-]]|TFに匹敵するほどのカード追加。Wi-Fiで期間限定大会や初の世界大会予選を実施。&br;ライディングでの通信対戦や詰めデュエル作成が出来るようになった。|BGCOLOR(lightgreen):良|
|3DS|[[遊☆戯☆王ZEXAL 激突!デュエルカーニバル!]]|約2年半ぶりの新作。『ZEXAL』が題材になっている。&br;オリジナルカードやコナミ君などタッグフォースの要素も受け継いだが、''対人戦不可''。|BGCOLOR(lightsteelblue):賛否両論|

&br
***TAG FORCEシリーズ
|>|''機種''|''タイトル''|''概要''|''判定''|
|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''携帯機''|
|>|PSP|[[遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX TAG FORCE]]|遊戯王=クソゲーという風潮を崩した傑作。従来のシリーズでの問題点も多く解消している。|BGCOLOR(lightgreen):良|
|>|~|[[遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX TAG FORCE2]]|原作のデュエリスト、エド・フェニックスやヨハン・アンデルセン等のキャラや、収録カードを追加。|BGCOLOR(lightgreen):良|
|>|~|[[遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX TAG FORCE3]]|GXの集大成。GXの終盤からユベルや2で登場しなかったデュエリストも復活。&br;この作品から新たなカード「シンクロモンスター」が登場する。|BGCOLOR(lightgreen):良|
|>|~|[[遊☆戯☆王5D's TAG FORCE4]]|今作から新たに5D'sの世界に。世界こそ違うが、GX独自の演出は幾つか残っている。&br;今現在OCG化されていない「ダークシンクロモンスター」がゲームオリジナルカードとして追加されている。|なし|
|>|~|[[遊☆戯☆王5D's TAG FORCE5]]|前作に登場したゲームオリジナルカードとそのカードのOCG仕様が両方とも収録されているため、&br;プレイヤーの好みで使い分けが可能になった。また、システム面でも幾つかの改良が見られる。|BGCOLOR(lightgreen):良|
|>|~|[[遊☆戯☆王5D's TAG FORCE6]]|原作に登場したキャラが5D'sの締め括りに相応しい人数に。前作で指摘されたCPUの思考時間も大幅に改善。&br;この作品からOCGで新たに追加されたカード「エクシーズモンスター」が使えるようになる。|BGCOLOR(lightgreen):良|
|>|~|[[遊☆戯☆王ARC-V TAG FORCE SPECIAL]]|COLOR(blue){DL専売。}実に3年ぶりとなるTAG FORCEシリーズの完全新作。本作からマスタールール3へと移行。&br;数に偏りが目立つが、DMからARC-Vまでの5作品からキャラクターが出演する遊戯王のオールスター的内容。|なし|
|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''据置機''|
|>|PS2|[[遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX TAG FORCE EVOLUTION>遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX TAG FORCE#id_cab3ae7d]]|『1』の移植だが、''携帯機→据置機での劣化移植''という珍しい例。ボイスは全削除で追加要素もやっつけ。|BGCOLOR(khaki):劣化|

&br
***据置機作品
|>|''機種''|''タイトル''|''概要''|''判定''|
|>|PS|[[遊☆戯☆王 真デュエルモンスターズ ~封印されし記憶~]]|理不尽の一言に尽きるゲームバランス。遊ぶときはポケステをお忘れなく。|BGCOLOR(lightsalmon):ク|
|>|PS2|[[遊☆戯☆王 真デュエルモンスターズII 継承されし記憶]]|育成やボードゲーム的な要素を加えたデュエル、薔薇戦争をモチーフにした世界観など、&br;前作どころかシリーズ全体から見ても異色に位置する作品。|なし|
|>|Wii|遊☆戯☆王5D's Duel Transer|実際のカードを読み込んで、ゲーム内で使用できるデュエルスキャナーを同梱。&br;延期を繰り返しすぎたために本作の前に発売されたDS2011にカードプールが大分劣る部分が目立つ。||
|>|360|[[Yu-Gi-Oh! 5D's DECADE DUELS]]|Xboxアーケード配信ソフト。タッグフォースから演出部分とストーリーを削除したような内容。&br;わずか1年ほどで配信停止されてしまい、現在は入手不可。|なし|
|>|Switch|[[遊☆戯☆王 デュエルモンスターズ レガシー・オブ・ザ・デュエリスト:リンク・エボリューション]]|COLOR(blue){DL専売。}リンク召喚等の追加で大きくルールが変更された新マスタールールに対応。|なし|
||PS4/One/Win|遊☆戯☆王 デュエルモンスターズ レガシー・オブ・ザ・デュエリスト:リンク・エボリューション|COLOR(blue){DL専売。}マスタールール(2020年4月1日改訂版)を搭載。Switch版も同日にアップデートされた。COLOR(red){※2020年6月25日以降記事作成可。}||

&br
***その他
|''機種''|''タイトル''|''概要''|''判定''|
|Win|遊☆戯☆王ONLINE|世界が繋がったデュエルのオンライン。ただし''サービス終了につき現在はプレイ不可''。||
|AC|[[遊☆戯☆王 デュエルターミナル]]|遊戯王版TCAG。排出されるカードがOCGでも使用可であるため、&br;実際にプレイされることは少なく、カードの自販機扱いにされる不遇の良作。|BGCOLOR(lightgreen):良|
|3DS|遊☆戯☆王デュエルモンスターズ 最強カードバトル!|COLOR(blue){DL専用。}課金ありの無料ダウンロードソフト。OCGとは異なるスピードバトルのルール。||
|Win|遊☆戯☆王デュエルリンクス|スピードデュエルによるオンラインゲーム。||

&br
***日本未発売
|''機種''|''タイトル''|''概要''|''判定''|
|Xb|Yu-Gi-Oh! The Dawn of Destiny|||
|Win|Yu-Gi-Oh! Power of Chaos|Yugi the Destiny、Kaiba the Revenge、Joey the Passionの3バージョンが1作ずつ3ヶ月を空けて販売された。&br;DM4がベースだが、OCGルールとなっており、遊☆戯☆王ONLINEの前身でもある。||
|360/PS3|Yu-Gi-Oh! 5D's Decade Duels Plus|『DECADE DUELS』のアップデート版。前作360ユーザーならアップデートされるためプレイ可能。||
|~|Yu-Gi-Oh! Millennium Duels|『DECADE DUELS』に連なる作品で、5D'sに加えてDMからZEXALまでの4作品のキャラが登場する。&br;『Decade Duels Plus』とはDLCコンテンツの互換性を持つ。||
|Win|Yu-Gi-Oh! Duel Arena|『遊☆戯☆王ONLINE』に次ぐ2作目の遊戯王オンラインカードゲーム。&br;基本無料ではあるが、マイデッキで勝ち抜く場合はそれなりの課金が必要。&br;致命的なバグ・エラー・システムが多く、課金限定・パートナーのデッキセットのバランスが強力過ぎた。&br;日本版の配信が予告されるも無期限延長を経て中止。大元である海外版も1周年を待たずしてサービス終了。||
|One/PS4|Yu-Gi-Oh! Legacy of the Duelist|『Millennium Duels』に連なる作品で、DMからARC-Vまでの5作品のキャラが登場する。&br;ただし、ARC-VのキャラはDLCによる追加が無ければ少ない。||

&br
**デュエルモンスターズ以外
|''機種''|''タイトル''|''概要''|''判定''|
|PS|[[遊☆戯☆王 モンスターカプセル ブリード&バトル]]|遊戯王の初ゲーム化作品。育てたモンスターを戦わせる戦術シミュレーション。&br;キャラデザや声優はテレビ朝日版準拠。COMの思考時間が異常に長い。|なし|
|GB/GBC|[[遊☆戯☆王 モンスターカプセルGB]]|遊戯となって仲間を取り戻すためのゲームに挑むRPG。キャラゲーとしてはなかなかの出来。|BGCOLOR(lightgreen):良|
|GBA|[[遊☆戯☆王 ダンジョンダイスモンスターズ]]|GBAのローンチタイトル。運の要素が強く、試合時間も長くてだれる。&br;実際に商品化されたが、カード程には人気にならず、すぐに消えた。|BGCOLOR(lightsalmon):ク|
|~|[[遊☆戯☆王 双六のスゴロク]]|同じくスゴロクゲーム。デッキ編集不可で、やはり運要素が強い。|BGCOLOR(lightsalmon):ク|
|PS2|遊☆戯☆王 カプセルモンスターコロシアム|東映版アニメでやってた奴をゲーム化。&br;PS1と比べて、モンスターを育てる「ブリード」が無くなったため、ただの作業ゲーに。||
|GC|[[遊☆戯☆王フォルスバウンドキングダム 虚構に閉ざされた王国]]|フィールドモンスターバトルという名のリアルタイムストラテジー。&br;1ステージが長いが、普通に遊べる出来。遊戯王シリーズの異色作のひとつ。|なし|
|Wii|遊☆戯☆王5D's Wheelie Breakers|5D'sの世界で行われた「ライディングデュエル」をモチーフにしたアクションレースゲーム。&br;カードはアイテムのようにして使う。||

&br
**関連作品
|''機種''|''タイトル''|''概要''|''判定''|
|DS|[[JUMP SUPER STARS]]|武藤遊戯が参戦。|なし|
|~|[[JUMP ULTIMATE STARS]]|~|なし|
|PS4/One|[[JUMP FORCE]]|武藤遊戯、海馬瀬人(DLC)が参戦。|BGCOLOR(khaki):シリ不|
|AC|[[ノスタルジア Op.2>ノスタルジア#id_0577d222]]|KONAMIの音ゲー。アニメ版のBGM「熱き決闘者たち」を収録。|なし|

※その他、[[グラディウスシリーズ]]や[[がんばれゴエモンシリーズ]]等KONAMI製ゲームのキャラクターがカードとして登場している。

**関連リンク
''[[少年ジャンプシリーズ]]''
&br

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**シリーズ概要
週刊少年ジャンプに連載されていた漫画『遊☆戯☆王』の関連作品群。~
漫画に登場するカードゲーム「マジック&ウィザーズ((アニメでは「デュエルモンスターズ」に改称されている。))」の携帯型ゲーム/TCG化を中心に、コナミデジタルエンタテインメント(コナミ)から発売されている。~
原作が連載終了した現在はアニメシリーズが主流になっており、カードゲームがメインでない東映版を除いても、『DM』『GX』『5D's』『ZEXAL』『ARC-V』『VRAINS』の6作が放送され、現在は『SEVENS』が放送中。~
ただし、『SEVENS』は事実上別TCG扱いである「ラッシュデュエル」を扱う。

『遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ』(以下「遊戯王OCG」)として実際のTCGにもなり、爆発的な大ヒットを飛ばして多くのシリーズ作品を生みだしたことで有名だが、''携帯型ゲームは遊戯王OCGが無かった頃から発売されている。''~
その初代『[[遊☆戯☆王デュエルモンスターズ]]』はルール整備がほとんどなされておらず、ゲームとしてはかなり未熟な仕上がりだった。~
シリーズを重ねるごとに、「強力なカードを出せばよい」から徐々にゲーム的駆け引きの要素を取り入れてルールを改善。原作や遊戯王OCGの人気に合わせて、携帯型ゲームも多くの作品をコンスタントにリリースしていく。

なお、当記事及び関連作品の記事では、OCGプレイヤー間での慣例に準拠し、単体のカード名は《》(二重山かっこ)・デッキ名は【】(隅付き括弧)で囲んで表記する((有名な非公式サイトである遊戯王カードwikiなどで使用されている表記。))。~

また、このシリーズについてよく語られるのが、特典カードの存在である。~
『デュエルモンスターズ2』より、遊戯王OCGで実際に使用できるファン垂涎のカードがゲームソフトに付属するようになる。~
しかし特に初期では「全○種類中の△枚」といった射幸心を煽るような売り方をしたため、カード欲しさにソフトの複数買いをするファンも現れる。当時はゲーム自体の出来が不安定だった事から「ゲームはカードのおまけ」などとさえ呼ばれた。~
後期では付属カードの性能は抑え気味になっているものの、ルール変更や環境の変化によって付属カードの価値が高騰したため発売後1年経った作品やその攻略本が再販される、という異例の事態も見られた。

-関連:用語集「[[本体はおまけ>用語集/全般/5#id_7fd7e8bb]]」
//----
//**デュエルモンスターズシリーズの特徴
//----
//**TAG FORCEシリーズの特徴
//-その人気からシリーズが数多く展開された。
//-''発売時点での最新カード(エクストラパック含む)を始め、これまでに発売されているカードがほぼ全て収録されている''。このため対戦ツールとしての評価は非常に高い。
//--『6』の収録カードは5310種類であり、この内未収録はわずか4種類((深刻な無限ループを起こしやすく、余りに扱いにくい《ポールポジション》、特殊な効果故にルール調整が難しい《霊魂消滅》、スペースシャトルそのままの外見が商標権的にまずいからか殆どのゲームで未収録となっている《シャトルロイド》、同じく殆どの作品で未収録だが、その理由が一切不明の《財宝への隠し通路》))と言えば、その凄さがいくらか理解できるだろうか。今までの遊戯王ゲームでは歯抜けが多く、作りたくても作れないデッキもあったが、この点はほぼ改善された。また収録数が多いことにより、様々なデッキを持つCPUと戦えるのもうれしいところ。
//--また、このシリーズでは''《狂戦士の魂(バーサーカーソウル)》''、《賢者の石 サバティエル》のような効果処理の関係上OCG化されていなかったり、サイバー・エンジェルシリーズや《化石融合-フォッシル・フュージョン-》といった未だにOCG化されていないレギュラー・セミレギュラーキャラの印象的なカードなど、さまざまなオリジナルカードが収録されているのも特徴。(《調律》や6枚の《アルカナフォース》など、後にOCGに登場したカードもある)。また、ダークシンクロモンスターや機皇帝などストーリー進行上必須だがOCG化されてないカードが原作に近い効果で再現され、後から別の効果を持ったOCG版が発売された、というケースもある。このため、後のシリーズでは全く同じ名前なのに違う効果のカードが存在する、という珍事が起こる。
//---オリジナルカードは制限の有無に関わらず自重していないパターンがよくある。演出面でいえばわざわざ専用システムを作ってまで実装したダークシンクロや原作通りモンスターゾーン5つを占有する機皇帝、効果で言うなら''原作より強化された''メタイオンの特性を残り9体にも適用した時戒神など。
//-デュエル中のテンポが今までの遊戯王ゲームより良く、快適に対戦できる。バグも非常に少なく、カードの処理もキチンと行ってくれる。

//-登場キャラはとにかく豊富。メンバーの入れ替わりはあれど、アニメ本編における脇役もシリーズ全編を通してほとんどが登場している。
//--ゲーム内でキャラ立ちしているため続投しているモブも。

//-大量のカード・キャラクターをCPUに処理させた結果、シリーズを経るごとに改善されているとはいえCPUのアホなプレイが目立つ。

//#region(歴代で話題となった珍プレイ)
//-ただ壁にするためだけに《D-HERO ディアボリックガイ》や《ゾンビキャリア》を特殊召喚し、みすみす破壊される、せっかく墓地を肥やしたのに《貪欲な壺》で台無しにする。シンクロモンスターを攻撃できない代わりに無条件召喚する《呪縛牢》などもタッグではまず使えない。さらに、カードの兼ね合いもあまり考慮しないため、守備表示にしたら破壊されるモンスターを守備表示で特殊召喚するカードで蘇生する、というバカ丸出し行為も発生する。
//-「発動できるカードはとにかく発動する」思考のため、「《スナイプストーカー》で手札を減らす」「自分の《歯車街》発動にチェーンして《サイクロン》」「相手の《ハリケーン》で《サイクロン》がバウンスされそうになると自分のカードを対象にチェーン発動」
//-攻撃力しか参照しないため攻撃力が低いモンスターから攻撃力が上のモンスターを攻撃、所謂「自爆特攻」への理解のなさ。流石のAIも無駄な自爆特攻はせず、必ず攻守変動のサポートかモンスター効果狙いなのだが、攻撃される側はそれを全く理解しておらず伏せカードなどを一切使わない。
//-『2』:ヘルカイザーが「《未来融合-フューチャー・フュージョン-》で《キメラテック・オーバー・ドラゴン》を指定し、2ターン後に自分フィールドを一掃する」、「(元々の攻撃力しか参照していないため)墓地に装備モンスターがいるのにサイバー・ダークをセットする」、「《パワー・ウォール》でアホみたいにカードを墓地へ送る」といった数々の離れ業を披露し、''「バカイザー」「裏(守備)サイバー流」''と皮肉られた。
//-『5』以降:エクストラデッキに《スターダスト・ドラゴン》がいない状況で自分で発動した《大嵐》を《スターライト・ロード》で無効化する。
//-遊星の先行1ターン目:『5』では《クイック・シンクロン》&《ボルト・ヘッジホッグ》を揃えてそのままターンエンド、『6』では《ジャンク・シンクロン》を絶対に攻撃表示で召喚しない。機皇帝使いに1ターン目からシンクロ召喚→即吸収されて大ピンチ。
//-『6』のボマー:相手の場を一切考慮せず、先行1ターン目だろうと《起爆獣ヴァルカノン》を優先し、《重爆撃禽 ボム・フェネクス》をほとんど融合召喚しない。
//#endregion

//-ほぼ現実に即したOCGルールで遊べる。
//--今作品こそ制限が1年前のものであるが、2以降はギャップが改訂1回分の半年となったため、スタート段階のデッキ構成でも現実とあまり剥離がない。PSP版に限っては通信により制限リストの更新も可能。

//TAG FORCEより、シリーズ概要を移植しました。適宜編集にお使いくださればと思います。8/16
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**ルール解説(簡易版)
''共通事項''
-以下の解説は''2020年4月1日より採用される「マスタールール(2020年4月1日改訂版)」に準拠している''。
『TFSP』で採用されている「マスタールール3」や『デュエルリンクス』等で採用されている「スピードデュエル」とはプレイ感覚が大幅に違うので、ゲームからOCGに入る際は注意。
#region(新マスタールールからの変更点)
--エクストラデッキから特殊召喚する際の条件緩和。
---エクストラデッキからリンクモンスターとペンデュラムモンスター以外を特殊召喚する場合、メインモンスターゾーンにも直接出せるようになった。((エクストラデッキから特殊召喚する場合は、ペンデュラム召喚や正規手順以外の方法でも原則としてエクストラモンスターゾーンに出す。))。
新マスタールール同様にエクストラモンスターゾーンにも出すこともできる。~
--他にもカード処理に関する変更が多数あるが、複雑になる為ここでは割愛。
//追記希望。
#endregion
//採用したゲームが出てないけど、ルール説明を新マスタールール準拠に変更すべき?
//新マスタールール準拠にしつつ、マスタールール3からの変更点を書きました。問題があったらCOしてください。
//4月1日からのルールを記載。
--詳しいルールに関しては、[[公式サイト>https://www.yugioh-card.com/japan/howto/]]・ルールブックを参考にしてほしい。また、非公式サイトではあるが、「遊戯王Wiki」でもルールの詳しい解説がなされている。

-2020年4月から弟分といえるTCG『遊戯王 ラッシュデュエル』が発売されているが、ルールやカードのデザインが異なり互換性はない。

-各プレイヤーは40枚以上60枚以下のカードで構成された「デッキ」を用意する。
--必須ではないが、融合・シンクロ・エクシーズモンスター・リンクモンスターが入る「エクストラデッキ(15枚以下)」と、マッチ戦(2本先取)の試合の間にメインのデッキとのカード入れ替えに使う「サイドデッキ(15枚以下)」も使う。
--その他にも、トークン((カードの効果で生み出されるモンスター。公式のトークンカードもあるが、表示形式がわかる物であれば、別の物で代用しても問題ない。))や六面サイコロ・コイン・カウンター等が必要になる場合がある。

--基本的な勝利条件はモンスターの戦闘やカードの効果でダメージを与えて、相手プレイヤーの「ライフポイント(いわば体力)」を0にするというもの。
---条件を満たすことでデュエル勝利できる(通称エクストラウィン)カードや相手のデッキ切れ((厳密にはデッキが0枚の時にドローしなければならない状況。))でも勝利できる。
---上記の状況が両プレイヤー同時に起こった場合引き分けとなる。
---大会や一部ゲーム作品ではマッチと呼ばれる3回勝負を行う事もある。

-カードは大別して、モンスター・魔法・罠の3種類。
--モンスターカードには、特定の効果を参照する時に使う「名前」「属性」「種族」、さらに戦闘に使う「攻撃力」と「守備力」、「モンスター効果」の有無、さらに「レベル」が設定されている。~
レベルは4以下なら条件なしに出せるが、5~6なら1体、7~なら2体のモンスターを場からリリース(旧生贄)してアドバンス召喚(旧生贄召喚)することとなる。~
下記の種別は特殊な条件を満たすことで召喚できる。
---「融合モンスター」は基本的には魔法カード《融合》を使い、指定された名前を持つモンスターを複数枚墓地に送ることで融合召喚される。
---「儀式モンスター」は儀式魔法カードを使い、指定された条件を満たす(主に儀式モンスターのレベルと同じになるようにモンスターを墓地に送る)ことで儀式召喚される。
---「シンクロモンスター」はフィールドの「チューナーモンスター」とその他のモンスターを、レベルの合計値がシンクロモンスターのレベルと同じになるように墓地に送ることでシンクロ召喚可能。
---「エクシーズモンスター」にはレベルのかわりに「ランク」があり、ランクの数=レベルの数となるモンスターを複数枚重ねることでエクシーズ召喚可能。
---「ペンデュラムモンスター」には「ペンデュラムスケール」という数があり、魔法カード扱いで魔法・罠ゾーン(ペンデュラムゾーン)の両端に1枚ずつ置くことでペンデュラム召喚ができる。また、ペンデュラムゾーンのみで発揮するペンデュラム効果((モンスター効果とは別に扱われている効果で、ペンデュラム効果しかもっていないモンスターは通常モンスターとして扱われる。))を持つカードも多く、フィールドで破壊されると表向きでエクストラデッキに送られるという性質を持つ。~
ペンデュラム召喚はペンデュラムスケールの間になるレベルのモンスターを手札から特殊召喚できるもの(例:スケール1と8ならレベル2~7のモンスターを出せる)。また、表向きでエクストラデッキに送られたペンデュラムモンスターもペンデュラム召喚で場に出せる。
---「リンクモンスター」にはリンクマーカーがあり、指定された条件を満たしつつリンク数分のモンスターを墓地に送る事でリンク召喚が可能。~
また、リンクマーカーが指し示すゾーンやそのゾーンにあるモンスターに効果を及ぼす。~
レベル・ランク・守備力を持たず、それらを参照するカードの効果を受けない((攻守両方を変動させるカードは攻撃力のみ変動する。))。また、(裏側)守備表示になることもない。
--魔法カードは主に手札から使うカードで、「速攻魔法」を除き基本的に自分のターンでしか使えない。
---「通常魔法」は1回限りの使い捨てだが、稀にフィールドに残り続けるカードもある。
---「装備魔法」は場にいるモンスターを指定し、そのモンスターのみに効果を発揮する。
---「フィールド魔法」は特定のゾーンに各プレイヤー1枚ずつしか出せない((マスタールール2まではいずれかのプレイヤーの1枚しか場に残せず、後出しすると相手のフィールド魔法も上書きするルールだった。))。場にある限り全体に影響を及ぼし、お互いのプレイヤーに影響を与えるカードが多い。
---「永続魔法」は使っても場に残り続ける点はフィールド魔法と共通しているが、複数枚出せるなどの違いがある。また、片方のプレイヤーにしか影響を与えないカードが多い。
---「儀式魔法」は儀式モンスターを儀式召喚する時に使う。追加効果持ったカードも存在している。
---「速攻魔法」は(優先権がある限り)どんなタイミングでも発動でき、場に伏せておけば相手のターンでも使える(ただし、伏せたターンは発動できない)。
--罠カードは場に伏せてから1ターン経たないと発動できないが、相手のターンでも発動できる。
---「通常罠」「永続罠」は罠カードである事を除けば、「通常魔法」や「永続魔法」と共通。
---「カウンター罠」は何かの行動(モンスターの召喚やカードの効果など)に対して発動するカードで、その行動を無効化するものが多い。また、スペルスピードが高く、他のカードに妨害されにくい。

-モンスターには「表示形式」という概念があり、戦闘においては縦に置く「攻撃表示」なら攻撃力を参照し、横に置く「守備表示」なら守備力を参照する。
--攻撃表示のモンスターは攻撃できる。攻撃モンスターの攻撃力が相手の表示形式に応じた値を上回っていれば戦闘に勝ち、負けたモンスターは破壊される(相打ちの場合はどちらのモンスターも破壊される)。
---相手のモンスターが攻撃表示だった場合、「自分の攻撃力-相手の攻撃力」の値が相手ライフポイントから削られる。~
相手の場にモンスターがいない場合、攻撃は相手プレイヤーに直接行い、攻撃力がそのままライフポイントへのダメージになる。
---また、相手のモンスターが守備表示だった場合、破壊されてもダメージは通らない。相手の守備力>自分の攻撃力の場合、その差だけダメージを受ける(なお、この場合どちらのモンスター破壊されない)。
--ちなみにトークン以外のモンスターには表裏の概念もある。モンスターを通常召喚する時は「表側攻撃表示」か「裏側守備表示」かのどちらかに限られる。
---また特殊召喚する際はカードの指示に従う。特に指示されていなければ「表側攻撃表示」か「表側守備表示」で場に出す。

''ゲームオリジナルルール''
-用いられている作品: 『1』~『4』『7』『8』『封印されし記憶』

-ライフポイントは8000。
-細かい仕様は作品によって差異があり、「効果モンスター・罠・生け贄の存在」「召喚魔族・守護星の概念」「デッキキャパシティやコストのルール」などは作品によって大きく分かれる。
-これが用いられている作品は単純にゲームバランスが崩壊しているものが多く、更にOCGルールのゲームを求める層が多い為か、近年ではまったく見られない。

''OCGルール''
-用いられている作品: 他2つのルールが使われている作品をのぞいた全ての作品
--こちらも最初期は問題点も多かったが、近年の作品は相応にクオリティも上がっており、OCGシミュレーターとしても耐えうる物となっている~
実際のOCGが複雑な効果処理で悩むことも多いのに対しそれらを自動でやってくれる、アニメキャラと戦ったりストーリーを楽しめる、1人でもデュエルを楽しめるなどの点から高評価を受けやすい傾向にある。

-ライフポイントは8000。
-現実の遊戯王OCGに沿っているので、作品(及びルール)が新しくなるにつれてルールもその影響を受けていく。
-『WCS』シリーズにはライディングデュエル、『タッグフォース』シリーズにはタッグデュエルなど特殊なデュエルも存在したりする。

-ターンの流れ
--ドローフェイズ: ターンプレイヤーがデッキからカードを1枚引く。~
マスタールール3以降は先行のみドロー不可(先行でもドローフェイズ自体は行われる)。
--スタンバイフェイズ: 一部のカード処理を行うフェイズ。
--メインフェイズ1: モンスターの召喚・表示形式の変更、カードのセット、魔法カードの発動などの行動ができる。
--バトルフェイズ: モンスターの戦闘を行うフェイズ。~
なお、バトルフェイズを行わない場合はメインフェイズ1からエンドフェイズに移行する。
---このフェイズは、バトルフェイズ開始を宣言する「スタートステップ」、その後移行する「バトルステップ((ダメージステップ終了後は、またこのステップに戻る。))」、モンスターによる戦闘の処理を行う「ダメージステップ」の3つの段階に分かれている。
--メインフェイズ2: バトルフェイズ終了後に必ず移行する2度目のメインフェイズ。
--エンドフェイズ: ターン終了前の一部カード処理を行うフェイズ。
---このフェイズが終わるとターンが終了し、相手のターンになる。
---なお、「エンドフェイズ時」と「ターン終了時」は似て非なるものとして扱われるので注意。

-リミットレギュレーション(旧禁止・制限カード)
--通常は同じ名前のカードを3枚まで入れられるが、強すぎるカードにはデッキへの投入制限をかけるルール。~
1枚も入れられない「禁止」、1枚だけ投入できる「制限」、2枚まで投入できる「準制限」と3段階の制限がある。
---なお、これらはカード毎に枚数制限でかかるだけであり、リミットレギュレーションに指定されたカードを複数種類投入する事は可能((エクゾディアパーツを1枚ずつ投入する等。))。
---また、環境の変化やエラッタによって、規制が緩和される事も多い。
--遊戯王OCGでは定期的に更新されるが、ゲーム作品によっては公式大会専用の特殊なリミットレギュレーションが設定されたり、プレイ進行によって変化したり、設定で全撤廃などができたりする。

''スピードデュエル''
-用いられている作品: 『デュエルターミナル』『最強カードバトル!』『デュエルリンクス』

-ライフポイントは4000。アニメで使われている数値と同じ。
-元々『デュエルターミナル』のために用意されたルールであり、遊戯王OCGのルールを簡略化したもの。~
作品によって差異があるが、「デッキは10枚~20枚・エクストラデッキは3枚~15枚」「独自のリミットレギュレーション(または無し)」「手札や場に出せるカードの数の縮小」などの変更を受けており、すぐに決着がつくようになっている。
--OCGよりもカードプールが少ない作品で採用される事が多いが、2016年度よりOCGでもルールの1つとして追加された。