遊戯王シリーズ・関連作品リンク


遊戯王デュエルモンスターズ

任天堂携帯機

機種 タイトル 概要 判定
GB 遊戯王デュエルモンスターズ カードゲームとしては劣るが、キャラゲーとしての要素がファンに高く評価された。 なし
GB/GBC 遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記 召喚魔族やデッキキャパシティ等の導入でゲーム性の改善索を模索し始める。 なし
GBC 遊戯王デュエルモンスターズIII 三聖戦神降臨 生贄召喚、効果モンスター等の部分的ではあるが遊戯王OCGのルールを取り入れ始める。
コントラクションモードのおかげでマイナー魔族にも光が差した。
遊戯王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記
遊戯デッキ/城之内デッキ/海馬デッキ
シリーズ最高の250万本の売上を記録。
しかし3バージョン分割商法等、ゲームやその周辺のタチの悪さもシリーズ最高。
シリ不
GBA 遊戯王デュエルモンスターズ5 エキスパート1 シリーズ初の完全な遊戯王OCGルール導入。ややもっさり気味。 なし
遊戯王デュエルモンスターズ6 エキスパート2 OCGルール導入の2作目。前作から大幅にパワーアップ。
一部のキャラが明らかな積み込みを使ってくる等の問題点もあるが、全体的には評価は高い。
遊戯王デュエルモンスターズ7 決闘都市伝説 バトルシティを追体験できるRPG。何故かルールが『4』以前に戻り、融合も出来なくなり大不評。
遊戯王デュエルモンスターズ8 破滅の大邪神 『7』の続編でアニメの外伝という体裁。前作の反動か敵が理不尽に強い。
遊戯王デュエルモンスターズ インターナショナル ワールドワイドエディション 『6』を世界大会仕様にマイナーチェンジ。
遊戯王デュエルモンスターズ エキスパート3 世界大会使用ソフト2作目。ゲーム内大会やマッチ戦削除や歯抜け収録の導入等、中途半端な出来。
ストーリーを排除し、デュエルシミュレータに機能を絞ったが、肝心のCPUの思考がややお粗末。
なし
遊戯王デュエルモンスターズ インターナショナル2 世界大会使用ソフト3作目。ここからデュエルの画面が斜め上から見下ろす形に変わった。
遊戯王デュエルモンスターズGX めざせデュエルキング! 新シリーズ『GX』の世界観に変わる。バグが非常に多い。
遊戯王デュエルモンスターズ エキスパート2006 エキスパート3同様、デュエルシミュレータに機能を絞った作品。GBA最後の『DM』ソフト。
DS 遊戯王デュエルモンスターズ NIGHTMARE TROUBADOUR 遊戯や海馬が登場する『DM』最後の作品。OCGルールで神のカードが使えるようになった。
モンスターの実体化や2画面の操作など、DSになったことでゲームシステムが強化された。
遊戯王デュエルモンスターズGX スピリットサモナー 『GX』の世界観にバトンタッチ。今作からオンライン対戦も行えるようになった。
キャラメイク機能導入の他、精霊システム等本作独自の要素もあり、デュエルも快適になった。
遊戯王デュエルモンスターズ WORLD CHAMPIONSHIP 2007 デュエルシミュレータ特化の作品。今作からデュエル中に台詞が表示される定型分エディット搭載。
『NIGHTMARE TROUBADOUR』『スピリットサモナー』と連動するとデュエリストが増える。
さらに、条件を満たすと神のカードも使用可能となり、四霊使いとデュエルできる唯一の作品。
テーマデュエルのランクSの難易度が高い。また、ソフト本体・攻略本ともに特典カードが強力。
遊戯王デュエルモンスターズGX Card ALMANAC カード辞典 + デュエルをサポートする機能を持った実用ソフト。しかし、肝心の辞典機能が不十分。
遊戯王デュエルモンスターズ WORLD CHAMPIONSHIP 2008 『GX』までのキャラが出演する最後の作品。
ストーリーモード「デュエルワールド」やタッグデュエルを追加し、カードプールも大幅に増加。
これまでのDS系『遊戯王』の集大成とでもいうべき完成度を誇る。
一方で取り返しのつかない要素など、新たな課題が残されている。
遊戯王5D's STARDUST ACCELERATOR -WORLD CHAMPIONSHIP 2009- 『5D's』の世界観に変わる。ライディング・デュエルやD・ホイールレースも収録。
序盤から敵のデッキが容赦ないため難易度は高め。DSでシンクロ召喚が使えるのはここから。
3Dのマップを舞台にアニメ本編を追体験できる「5D'sストーリー」を搭載。
一方でモンスターの実体化演出が簡略化され動作も重くなるなど、デュエル面は劣化。
不安定
遊戯王5D's WORLD CHAMPIONSHIP 2010 -Reverse of Arcadia- 『2009』のアッパーバージョン。アニメの「ダークシグナー編」を追体験できるのが特徴。
序盤からシンクロ召喚ができるようになり、動作のもっさりは多少軽減された。
だが、動作そのものは相変わらず重くヌルゲーと化しやすい。新BGMが高評価。
遊戯王5D's WORLD CHAMPIONSHIP 2011 -OVER THE NEXUS- 『TF』に匹敵するほどのカード追加。Wi-Fiで期間限定大会や初の世界大会予選を実施。
ライディングでの通信対戦や詰めデュエル作成ができるようになった。
一方でモンスター実体化の演出が廃止され、簡素なデュエル画面となってしまった。
3DS 遊戯王ZEXAL 激突!デュエルカーニバル! 約2年半ぶりの新作。『ZEXAL』が題材になっている。
オリジナルカードやコナミ君などタッグフォースの要素も受け継いだが、対人戦不可。
賛否両論


TAG FORCEシリーズ

機種 タイトル 概要 判定
携帯機
PSP 遊戯王デュエルモンスターズGX TAG FORCE タッグデュエルをテーマとした第1作目。従来のシリーズでの問題点も多く解消している。
遊戯王デュエルモンスターズGX TAG FORCE2 原作のデュエリスト、エド・フェニックスやヨハン・アンデルセン等のキャラや、収録カードを追加。
遊戯王デュエルモンスターズGX TAG FORCE3 『GX』の集大成。『GX』の終盤からユベルや2で登場しなかったデュエリストも復活。
この作品から新たなカード「シンクロモンスター」が登場する。
遊戯王5D's TAG FORCE4 今作から新たに『5D's』の世界に。世界こそ違うが、『GX』独自の演出は幾つか残っている。
今現在OCG化されていない「ダークシンクロモンスター」がゲームオリジナルカードとして追加されている。
なし
遊戯王5D's TAG FORCE5 前作に登場したゲームオリジナルカードとそのカードのOCG仕様が両方とも収録されている。
そのため、プレイヤーの好みで使い分けが可能になった。また、システム面でも幾つかの改良が見られる。
遊戯王5D's TAG FORCE6 原作に登場したキャラが『5D's』締め括りに相応しい人数に。前作で指摘されたCPUの思考時間も大幅改善。
この作品からOCGで新たに追加されたカード「エクシーズモンスター」が使えるようになる。
遊戯王ARC-V TAG FORCE SPECIAL DL専売。実に3年ぶりとなる『TAG FORCE』シリーズの完全新作。本作からマスタールール3へと移行。
数に偏りが目立つが、『DM』~『ARC-V』までの5作品からキャラクターが出演するオールスター的内容。
なし
据置機
PS2 遊戯王デュエルモンスターズGX TAG FORCE EVOLUTION 『1』の移植だが、携帯機 ⇒ 据置機での劣化移植という珍しい例。ボイスは全削除で追加要素もやっつけ。 劣化


据置機

機種 タイトル 概要 判定
PS 遊戯王 真デュエルモンスターズ 封印されし記憶 理不尽の一言に尽きるゲームバランス。遊ぶときはポケステをお忘れなく。
PS2 遊戯王 真デュエルモンスターズII 継承されし記憶 育成とボードゲーム的要素を加えたデュエルや、薔薇戦争がモチーフの世界観が特徴の異色作。 なし
Wii 遊戯王5D's Duel Transer 実際のカードを読み込んで、ゲーム内で使用できるデュエルスキャナーを同梱。
延期を繰り返しすぎたために本作の前に発売された『2011』にカードプールが劣る部分が目立つ。
360 Yu-Gi-Oh! 5D's DECADE DUELS Xbox Live Arcade配信ソフト。タッグフォースから演出部分とストーリーを削除したような内容。
わずか1年ほどで配信停止されてしまい、現在は入手不可。
なし
Switch/PS4/
One/Win
遊戯王デュエルモンスターズ
レガシー・オブ・ザ・デュエリスト:リンク・エボリューション
DL専売。リンク召喚等の追加で大きくルールが変更された新マスタールールに対応。
PS4/One/Win版発売同日にSwitch版も2020年4月1日改訂版マスタールール仕様にアップデート。
なし
PS5/XSX/
PS4/One/
Switch/Win/
iOS/Android
遊戯王 マスターデュエル DL専売。基本プレイ無料。当Wikiではソシャゲ基準に抵触しているため執筆不可。詳細
Switch/Win 遊戯王 アーリーデイズコレクション 『遊戯王デュエルモンスターズ』~『遊戯王デュエルモンスターズ インターナショナル2』
『遊戯王 モンスターカプセルGB』『遊戯王 ダンジョンダイスモンスターズ』
『遊戯王 双六のスゴロク』を収録。


その他

機種 タイトル 概要 判定
Win 遊戯王ONLINE 世界が繋がったデュエルのオンライン。ただし、サービス終了につき現在はプレイ不可。
AC 遊戯王 デュエルターミナル 遊戯王版TCAG。排出されるカードはOCGで使用可能なため、カードの自販機として扱われることが多かった不遇の良作。
3DS 遊戯王デュエルモンスターズ 最強カードバトル! DL専売。基本プレイ無料。『OCG』とは異なるスピードバトルのルール。
デッキ編集不可能なシステムと難易度の高さからシリーズファンには不評。
Win 遊戯王デュエルリンクス スピードデュエルによるオンラインゲーム。
Switch 遊戯王ラッシュデュエル 最強バトルロイヤル!! OCGのスピンオフTCG「遊戯王ラッシュデュエル」のデジタルゲーム版。
ラッシュデュエル自体は面白いが、遊戯王ゲーとしてもキャラゲーとしても問題が。
シリ不
遊戯王ラッシュデュエル 最強バトルロイヤル!! いくぞ!ゴーラッシュ!! 一部制限はあるが無料の「スタンダードエディション」と、有料で制限のない「スペシャルエディション」が存在する。


日本未発売

機種 タイトル 概要 判定
GBA Yu-Gi-Oh! Double Pack デュエルモンスターズ7』『デュエルモンスターズ8』のカップリング。
Yu-Gi-Oh! Double Pack 2 ダンジョンダイスモンスターズ』『双六のスゴロク』のカップリング。
Xb Yu-Gi-Oh! The Dawn of Destiny
Win Yu-Gi-Oh! Power of Chaos Yugi the Destiny/Kaiba the Revenge/Joey the Passionの3バージョンが1作ずつ3ヶ月を空けて販売された。
『4』がベースだが、OCGルールとなっており、遊戯王ONLINEの前身でもある。
PS3/360 Yu-Gi-Oh! 5D's Decade Duels Plus 『DECADE DUELS』のアップデート版。前作360版ユーザーならアップデートされるためプレイ可能。
Yu-Gi-Oh! Millennium Duels 『DECADE DUELS』に連なる作品で、『5D's』に加えて『DM』~『ZEXAL』までの4作品のキャラが登場。
『Decade Duels Plus』とはDLCの互換性を持つ。
Win Yu-Gi-Oh! Duel Arena 『遊戯王ONLINE』に次ぐ2作目の遊戯王オンラインカードゲーム。
基本無料ではあるが、マイデッキで勝ち抜く場合はそれなりの課金が必要。
致命的なバグ・エラー・システムが多く、課金限定・パートナーのデッキセットのバランスが強力過ぎた。
日本版の配信が予告されるも無期限延長を経て中止。大元である海外版も1周年を待たずしてサービス終了。
PS4/One Yu-Gi-Oh! Legacy of the Duelist 『Millennium Duels』に連なる作品で、『DM』~『ARC-V』までの5作品のキャラが登場する。
ただし、『ARC-V』のキャラはDLCによる追加が無ければ少ない。
後にバージョンアップ版リンク・エボリューションで来日。


デュエルモンスターズ以外

機種 タイトル 概要 判定
PS 遊戯王 モンスターカプセル ブリード&バトル 遊戯王の初ゲーム化作品。育てたモンスターを戦わせる戦術シミュレーション。
キャラデザや声優はテレビ朝日版準拠。COMの思考時間が異常に長い。
なし
GB/GBC 遊戯王 モンスターカプセルGB 遊戯となって仲間を取り戻すためのゲームに挑むRPG。キャラゲーとしてはなかなかの出来。
GBA 遊戯王 ダンジョンダイスモンスターズ 「D・D・D編」をベースにしたGBAのローンチタイトル。スゴロクゲー故に運要素が強い。
試合時間も長くてだれる。実際に商品化されたがカード程の人気にならず、すぐに消えた。
遊戯王 双六のスゴロク 同じくスゴロクゲーム。デッキ編集不可で、やはり運要素が強い。
PS2 遊戯王 カプセルモンスターコロシアム 属性に集点を当てた戦略シミュレーション。ボイスは全て英語版。
良質なBGMは好評だが、初代PSの作品と比べてロード時間が長くフリーズしやすい。
また、モンスターを育てる「ブリード」の廃止と味方側の激しいインフレから作業ゲーに。
GC 遊戯王フォルスバウンドキングダム 虚構に閉ざされた王国 フィールドモンスターバトルという名のリアルタイムストラテジー。
1ステージが長いが、普通に遊べる出来。遊戯王シリーズの異色作のひとつ。
なし
Wii 遊戯王5D's Wheelie Breakers 『5D's』の世界で行われた「ライディングデュエル」をモチーフにしたアクションレース。
カードはアイテムのようにして使う。


関連作品

機種 タイトル 概要 判定
DS JUMP SUPER STARS 武藤遊戯が参戦。 なし
JUMP ULTIMATE STARS なし
PS4/One*1 JUMP FORCE 武藤遊戯が参戦。
さらに、DLCで海馬瀬人が参戦(Switch版では初期状態で使用可能)。
Switch JUMP FORCE デラックスエディション
AC ノスタルジア Op.2 KONAMIの音ゲー。アニメ版のBGM「熱き決闘者たち」を収録。 なし
ノスタルジア Op.3

※その他、『グラディウス』シリーズや『がんばれゴエモン』シリーズ等のコナミ製ゲームのキャラクターがカードとして登場している。
 『実況パワフルプロ野球』アプリ版ではアニメ「遊戯王デュエルモンスターズ」とのコラボが開催され、パワプロ頭身と化した《ブラック・マジシャン・ガール》や《青眼の白龍》等が野球をするという斜め上の自社コラボが実現した。

関連リンク

少年ジャンプシリーズ


シリーズ概要

1996年から2004年まで週刊少年ジャンプに連載されていた高橋和希氏による漫画『遊戯王』の関連作品群。
漫画に登場するカードゲーム「マジック&ウィザーズ*2」の携帯型ゲーム/TCG化を中心に、コナミデジタルエンタテインメント(コナミ)から発売されている。
原作が連載終了した現在はアニメシリーズ及び高橋氏の元アシスタントが描くコミカライズが主流になっており、カードゲームがメインでない東映版を除いても、『DM』『GX』『5D's』『ZEXAL』『ARC-V』『VRAINS』『SEVENS』『ゴーラッシュ!!』の8作が放送された。
ただし、『SEVENS』『ゴーラッシュ!!』は弟分といえる別TCG「遊戯王ラッシュデュエル」を扱う。

『遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ』(以下「遊戯王OCG」)として実際のTCGにもなり、爆発的な大ヒットを飛ばして多くのシリーズ作品を生みだしたことで有名だが、携帯型ゲームは遊戯王OCGが無かった頃から発売されている。
その初代となる『遊戯王デュエルモンスターズ』はルール整備がほとんどなされておらず、ゲームとしてはかなり未熟な仕上がりだった。
シリーズを重ねるごとに、「強力なカードを出せばよい」から徐々にゲーム的駆け引きの要素を取り入れてルールを改善。原作や遊戯王OCGの人気に合わせて、携帯型ゲームも多くの作品をコンスタントにリリースしていく。

なお、当記事及び関連作品の記事では、OCGプレイヤー間での慣例に準拠し、単体のカード名は《》(二重山かっこ)・デッキ名は【】(隅付き括弧)で囲んで表記する*3

また、このシリーズについてよく語られるのが、特典カードの存在である。
『デュエルモンスターズ2』より、遊戯王OCGで実際に使用できるファン垂涎のカードがゲームソフトに付属するようになる。
しかし特に初期では「全○種類中の△枚」といった射幸心を煽るような売り方をしたため、カード欲しさにソフトの複数買いをするファンも現れる。当時はゲーム自体の出来が不安定だった事から「ゲームはカードのおまけ」などと揶揄された。
後期では付属カードの性能は抑え気味になっているものの、ルール変更や環境の変化によって付属カードの価値が高騰したため発売後1年経った作品やその攻略本が再販される、という異例の事態も見られた。 ただし、近年はDL専売で特典カードが付かない作品もある。


OCGルール解説(簡易版)

共通事項

  • 以下の解説は2020年4月1日より採用される「マスタールール(2020年4月1日改訂版)」に準拠している。 『TFSP』以前のルールや『デュエルリンクス』等で採用されている「スピードデュエル」とはプレイ感覚が大違うので、ゲームからOCGに入る際は注意。
    + 新マスタールールからの変更点
  • エクストラデッキから特殊召喚する際の条件緩和。
    • エクストラデッキからリンクモンスターとペンデュラムモンスター以外を特殊召喚する場合、メインモンスターゾーンにも直接出せるようになった。*4。 新マスタールール同様にエクストラモンスターゾーンにも出すこともできる。
  • 他にもカード処理に関する細かな変更が多数あるが、複雑になるためここでは割愛。
  • 詳しいルールに関しては、公式サイト・ルールブックを参考にしてほしい。また、非公式サイトではあるが、「遊戯王カードWiki」でもルールの詳しい解説がなされている。
  • 2020年4月から弟分といえるTCG『遊戯王 ラッシュデュエル』が発売されているが、ルールやカードのデザインが異なり互換性はない。
  • 各プレイヤーは40枚以上60枚以下のカードで構成された「デッキ」を用意する。
    • 必須ではないが、融合・シンクロ・エクシーズモンスター・リンクモンスターが入る「エクストラデッキ(15枚以下)」と、マッチ戦(2本先取)の試合の間にメインのデッキとのカード入れ替えに使う「サイドデッキ(15枚以下)」も使う。
    • その他にも、トークン*5や六面サイコロ・コイン・カウンター等が必要になる場合がある。
  • 基本的な勝利条件は、モンスターの戦闘やカードの効果でダメージを与えて相手プレイヤーの「ライフポイント(いわば体力)」を0にするというもの。
    • 条件を満たすことでデュエルに勝利できる(通称エクストラウィン)カードや相手のデッキ切れ*6でも勝利できる。
    • 上記の状況が両プレイヤー同時に起こった場合引き分けとなる。
    • 大会や一部ゲーム作品ではマッチと呼ばれる2本先取の3本勝負を行う事もある。
  • カードは大別して、モンスター・魔法・罠の3種類。
    • モンスターカードには、特定の効果を参照する時に使う「名前」「属性」「種族」、さらに戦闘に使う「攻撃力」と「守備力」、「モンスター効果」の有無、さらに「レベル」が設定されている。
      レベルは4以下なら条件なしに出せるが、5~6なら1体、7~なら2体のモンスターを場からリリース(旧生贄)してアドバンス召喚(旧生贄召喚)することとなる。
      下記の種別は特殊な条件を満たすことで召喚できる。
      • 「融合モンスター」は基本的には魔法カード《融合》を使い、指定された名前を持つモンスターを複数枚墓地に送ることで融合召喚される。
      • 「儀式モンスター」は儀式魔法カードを使い、指定された条件を満たす(主に儀式モンスターのレベルと同じになるようにモンスターを墓地に送る)ことで儀式召喚される。
      • 「シンクロモンスター」はフィールドの「チューナーモンスター」とその他のモンスターを、レベルの合計値がシンクロモンスターのレベルと同じになるように墓地に送ることでシンクロ召喚可能。
      • 「エクシーズモンスター」にはレベルのかわりに「ランク」があり、ランクの数と同じレベルを持つモンスターを指定の枚数重ねることでエクシーズ召喚可能。
      • 「ペンデュラムモンスター」には「ペンデュラムスケール」という数があり、魔法カード扱いで魔法・罠ゾーン(ペンデュラムゾーン)の両端に1枚ずつ置くことでペンデュラム召喚ができる。また、ペンデュラムゾーンのみで発揮するペンデュラム効果*7を持つカードも多く、フィールドで破壊されると表向きでエクストラデッキに送られるという性質を持つ。
        ペンデュラム召喚は左右のペンデュラムスケールの間にあるレベルのモンスターを手札から特殊召喚できるもの(例:スケール1と8ならレベル2~7のモンスターを出せる)。また、表向きでエクストラデッキに送られたペンデュラムモンスターもペンデュラム召喚で場に出せる。
      • 「リンクモンスター」にはリンクマーカーがあり、指定された条件を満たしつつリンク数分のモンスターを墓地に送る事でリンク召喚が可能。
        また、リンクマーカーが指し示すゾーンやそのゾーンにあるモンスターに効果を及ぼす。
        レベル・ランク・守備力を持たず、それらを参照するカードの効果を受けない*8。また、(裏側)守備表示になることもない。
    • 魔法カードは主に手札から使うカードで、「速攻魔法」を除き基本的に自分のターンでしか使えない。
      • 「通常魔法」は1回限りの使い捨てだが、稀にフィールドに残り続けるカードもある。
      • 「装備魔法」は場にいるモンスターを指定し、そのモンスターのみに効果を発揮する。
      • 「フィールド魔法」は特定のゾーンに各プレイヤー1枚ずつしか出せない*9。場にある限り全体に影響を及ぼし、お互いのプレイヤーに影響を与えるカードが多い。
      • 「永続魔法」は使っても場に残り続ける点はフィールド魔法と共通しているが、複数枚出せるなどの違いがある。また、片方のプレイヤーにしか影響を与えないカードが多い。
      • 「儀式魔法」は儀式モンスターを儀式召喚する時に使う。追加効果を持ったカードも存在している。
      • 「速攻魔法」は(優先権がある限り)どんなタイミングでも発動でき、場に伏せておけば相手のターンでも使える(ただし、伏せたターンは発動できない)。
    • 罠カードは場に伏せてから1ターン経たないと発動できないが、相手のターンでも発動できる。
      • 「通常罠」「永続罠」は罠カードである事を除けば、「通常魔法」や「永続魔法」と共通。
      • 「カウンター罠」は何かの行動(モンスターの召喚やカードの効果など)に対して発動するカードで、その行動を無効化するものが多い。また、スペルスピードが高く、他のカードに妨害されにくい。
  • モンスターには「表示形式」という概念があり、戦闘においては縦に置く「攻撃表示」なら攻撃力を参照し、横に置く「守備表示」なら守備力を参照する。
    • 攻撃表示のモンスターは攻撃できる。攻撃モンスターの攻撃力が相手の表示形式に応じた値を上回っていれば戦闘に勝ち、負けたモンスターは破壊される(相打ちの場合はどちらのモンスターも破壊される)。
      • 相手のモンスターが攻撃表示だった場合、「自分の攻撃力-相手の攻撃力」の値が相手ライフポイントから削られる。
        相手の場にモンスターがいない場合、攻撃は相手プレイヤーに直接行い、攻撃力がそのままライフポイントへのダメージになる。
      • また、相手のモンスターが守備表示だった場合、破壊されてもダメージは通らない。相手の守備力>自分の攻撃力の場合、その差だけダメージを受ける(なお、この場合どちらのモンスター破壊されない)。
    • ちなみにトークン以外のモンスターには表裏の概念もある。モンスターを通常召喚する時は「表側攻撃表示」か「裏側守備表示」かのどちらかに限られる。
      • また特殊召喚する際はカードの指示に従う。特に指示されていなければ「表側攻撃表示」か「表側守備表示」で場に出す。
  • ライフポイントは8000。
  • 『WCS』シリーズにはライディングデュエル、『タッグフォース』シリーズにはタッグデュエルなど特殊なデュエルも存在したりする。
  • ターンの流れ
    • ドローフェイズ: ターンプレイヤーがデッキからカードを1枚引く。
      マスタールール3以降は先攻の1ターン目のみドロー不可(先攻でもドローフェイズ自体は行われる)。
    • スタンバイフェイズ: 一部のカード処理を行うフェイズ。
    • メインフェイズ1: モンスターの召喚・表示形式の変更、カードのセット、魔法カードの発動などの行動ができる。
    • バトルフェイズ: モンスターの戦闘を行うフェイズ。
      なお、バトルフェイズを行わない場合はメインフェイズ1からエンドフェイズに移行する。
      • このフェイズは、バトルフェイズ開始を宣言する「スタートステップ」、その後移行する「バトルステップ*10」、モンスターによる戦闘の処理を行う「ダメージステップ」の3つの段階に分かれている。
    • メインフェイズ2: バトルフェイズ終了後に必ず移行する2度目のメインフェイズ。
    • エンドフェイズ: ターン終了前の一部カード処理を行うフェイズ。
      • このフェイズが終わるとターンが終了し、相手のターンになる。
      • なお、「エンドフェイズ時」と「ターン終了時」は似て非なるものとして扱われるので注意。
  • リミットレギュレーション(旧禁止・制限カード)
    • 通常は同じ名前のカードを3枚まで入れられるが、強すぎるカードにはデッキへの投入制限をかけるルール。
      1枚も入れられない「禁止」、1枚だけ投入できる「制限」、2枚まで投入できる「準制限」と3段階の制限がある。
      • なお、これらはカード毎に枚数制限がかかるだけであり、リミットレギュレーションに指定されたカードを複数種類投入する事は可能*11
      • また、環境の変化やエラッタによって、規制が緩和される事も多い。
    • 遊戯王OCGでは定期的に更新されるが、ゲーム作品によっては公式大会専用の特殊なリミットレギュレーションが設定されたり、プレイ進行によって変化したり、設定で全撤廃などができたりする。
      現実においてはフリー対戦でも厳守する事が暗黙の了解なので、デュエル前には必ず確認しておこう。

ゲームでのルール

ゲームオリジナルルール

  • 用いられている作品: 『1』~『4』『7』『8』『封印されし記憶』
  • ライフポイントは8000。
  • 細かい仕様は作品によって差異があり、「効果モンスター・罠・生け贄の存在」「召喚魔族・守護星の概念」「デッキキャパシティやコストのルール」などは作品によって大きく分かれる。
  • これが用いられている作品は単純にゲームバランスが崩壊しているものが多く、更にOCGルールのゲームを求める層が多いためか、近年ではまったく見られない。

OCGルール

  • 用いられている作品: 他2つのルールが使われている作品をのぞいた全ての作品
    • こちらも最初期は問題点も多かったが、近年の作品は相応にクオリティも上がっており、OCGシミュレーターとしても耐えうる物となっている
      実際のOCGが複雑な効果処理で悩むことも多いのに対しそれらを自動でやってくれる、アニメキャラと戦ったりストーリーを楽しめる、1人でもデュエルを楽しめるなどの点が特に高く評価されている。
    • ただし、現実のOCGは数年おきにルールの改定が行われており、古い作品は現行ルールと異なる物があるので注意。

スピードデュエル

  • 用いられている作品: 『デュエルターミナル』『最強カードバトル!』『デュエルリンクス』
  • ライフポイントは4000。アニメで使われている数値と同じ。
  • 元々『デュエルターミナル』のために用意されたルールであり、遊戯王OCGのルールを簡略化したもの。
    作品によって差異があるが、「デッキは10枚~20枚・エクストラデッキは3枚~15枚」「独自のリミットレギュレーション(または無し)」「手札や場に出せるカードの数の縮小」などの変更を受けており、すぐに決着がつくようになっている。
    • OCGよりもカードプールが少ない作品で採用される事が多いが、2016年度よりOCGでもルールの1つとして追加された。

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最終更新:2025年07月25日 12:14

*1 海外ではWin版あり。

*2 アニメでは『デュエルモンスターズ』に改称されている。

*3 有名な非公式サイトである遊戯王カードwikiなどで使用されている表記。

*4 エクストラデッキから特殊召喚する場合は、ペンデュラム召喚や正規手順以外の方法でも原則としてエクストラモンスターゾーンに出す。

*5 カードの効果で生み出されるモンスター。公式のトークンカードもあるが、表示形式がわかる物であれば、別の物で代用しても問題ない。

*6 厳密にはデッキが0枚の時にドローしなければならない状況。

*7 モンスター効果とは別に扱われている効果で、ペンデュラム効果しかもっていないモンスターは通常モンスターとして扱われる。

*8 攻守両方を変動させるカードは攻撃力のみ変動する。

*9 マスタールール2まではいずれかのプレイヤーの1枚しか場に残せず、後出しすると相手のフィールド魔法も上書きするルールだった。

*10 ダメージステップ終了後は、またこのステップに戻る。

*11 エクゾディアパーツを1枚ずつ投入する等。