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 *Superman
 【すーぱーまん】
 |ジャンル|アクション|&image(http://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/3/3b/Superman64box.jpg,width=160)|
 |対応機種|ニンテンドウ64|~|
 |発売元|Titus Interactive|~|
 |開発元|Titus Software|~|
 |発売日|1999年5月29日|~|
 |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|
 |ポイント|''リング(くぐり)にかけろ''&br;操作性悪すぎ&br;心折設計&br;ヒートビジョンで破壊してしまいたい……|~|
 #contents(fromhere)
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 **概要
 鳥だ! 飛行機だ! いや、クソゲーだ!~
 Game TrailersのTVゲームワースト10で1位を獲得した、''海外におけるクソゲーの代名詞。''それだけに国内未発売なのがありがた……悔やまれるところ。~
 64ソフトのネーミング傾向に倣い『スーパーマン64』の通称で呼ばれることが多いが、正式名称はあくまで『スーパーマン』である。~
 また、ゲームの世界観や設定は1996年から2000年まで米国でTV放映された、「Superman: The Animated Series」が元となっている。
 
 **ゲームの流れ
 全14ステージで、奇数ステージと偶数ステージで構成が異なる。
 -奇数ステージでは、まずメトロポリスの空中に配置されたリングをくぐりながら制限時間内に終点に飛んで向かう。終点に着くとその地点でミッションが課される。~
 ミッションをクリアするとそこから次のミッションに向かうためにまたリングくぐり……ということを複数回繰り返す。
 --リングは道を作るようにやや狭い間隔で配置されており、ちゃんとくぐって行かないとゲームオーバーである。
 -偶数ステージでは前ステージ最後のリングくぐりで到達した拠点に乗り込み、仕掛けを解きながら進んでいく。
 
 **問題点
--プレイ時間の半分近くを、''リングくぐり''((AVGNのレビュー動画では、リング巡りと訳されていた。))にかける''無限連環地獄''に引きずり込まれる。正に賽の河原状態。
+-プレイ時間の半分近くを、''リングくぐり''にかける''無限連環地獄''に引きずり込まれる。正に賽の河原状態。
 --''ゲーム開始時からいきなりリングくぐり''である。『[[スターフォックス]]』のチュートリアルを想起させるが、あちらとは比べるのもおこがましい。
 ---ゲーム開始時に流れるボイスが「''There is no time to waste!(時間を無駄にするな!)''」。無駄にさせているのはどっちだ。
 --徐々に難度が上がっていくなどということは全くなく、''最初のステージから制限時間ギリギリ。''感覚を掴む余裕も無いまま高精度の空中操作を求められる。
 ---リングは1回につき3~4個ほど飛ばすこともできるが、リングの総数が平均60~100個ほどはあるため、大した助けにはならない。
 --しかも操作性が劣悪で、''スティックと違う方向を簡単に向いてしまう。''クイックターンをした日にはどこを向くかわからない。
 --ステージ3以降は制限時間自体はいくらか余裕が出てくるものの、リングが水中に置かれていたり(空中からは水中のリングは見えず、逆に水中からは空中のリングが見えない)、リングが上下左右に動いていたりとさらに極悪仕様と化す。
 --そんなリングくぐりを奇数ステージでは1ステージに何回もやらされるため、たまったものではない。
 --そもそも、スーパーマンでリングくぐりをやる必要など全く無い。
 ---一応、ストーリーの最初にスーパーマンの宿敵であるレックス・ルーサーが「友人を救いたければリングの迷宮を突破してこい」などとのたまってくるが、リングくぐりをさせる理由がさっぱり分からないため無意味も同然である。
 
 -勿論、問題点はリングくぐりだけではない。
 --ミッションの内容説明はステージ開始時に唐突に出現し、かつ''1秒ほどで消えてしまう。''
 ---例えば最初のリングくぐりのクリア後だと、「LIFT THE TWO CARS BEFORE THEY CRASH THE INNOCENT PEOPLE!((日本語訳は「2台の車が衝突して罪のない人々を巻き込む前に、車を持ち上げろ(持ち上げて、止めろ)!」である。))」と出る。''読ませる気あるのか。''
 ---リングくぐりの成功後、息つく暇もなくパッと次のステージに進んでしまうことも相まって、唐突な説明文に何をすべきかも理解できず失敗に繋がることは珍しくない。
 --「敵を全部倒せ」というミッションは敵の居場所がわかりづらい、「民間人を救え」というミッションは成功条件がわかりづらい……と、作り自体も不親切。
 --ミッションクリアに失敗すると、''やり直しは直前のリングくぐりから。''
 --浮遊霊のような飛行、投げやりなパンチ等、プレイヤーのやる気を奪ってしまいそうな脱力物のモーション。
 --ザコ敵はたったの2種類。うち片方は奇数ステージのミッションにしか登場しないため、偶数ステージに登場するザコ敵は''1種類だけ''。
 --バグも多数存在。妙なところで引っかかったり、スーパーマンやザコ敵が壁や床に埋まったりと非常に数多い。
 ---タイトル画面で流れるデモプレイから既にバグっており、最初こそ順調にリングをくぐるものの、途中から急に明後日の方向に移動を始め、障害物に引っかかったまま終了してしまう。
 
 **評価点
 -無理にでも評価点を挙げるとすれば、ブルース・ティムのキャラクターデザインが好評な『スーパーマン:ジ・アニメイテッドシリーズ』のゲーム化というところか。
 --しかしそれも同じキャラデザイナーの『バットマン:ジ・アニメイテッドシリーズ』のゲームが良作尽くしなのと比べると悲しくなってくる……。
 
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 **総評 
 スーパーマンという半世紀以上の歴史を持つ偉大なヒーローものの初祖は、無数にある(いる)『物語』『技』『仲間』『敵』など((1938年から現在まで絶えず物語が続いているだけあって、文字通り天文学的な数の『物語』『技』『仲間』『敵』などの設定が作られては消えていった。))当にゲームネタの宝庫である。~
 その極上の題材を使ってスッカスカの駄作を作ったスタッフは、''スーパーマンの如何なる敵よりも壮大な邪悪である。''~
 ある意味一番恐ろしいのは、元々ソフト数が少なくクソゲーの比率も低いN64でこれだけの核弾頭が生まれてしまった事か。
 -もしスーパーマンが現実にいたなら過去に戻ってでも開発を阻止するであろう……((映画スーパーマンでは地球の周りを光速で回転することによって過去へタイムトラベルした。瀕死のロイス(スーパーマンのガールフレンド)を想っての奇跡であり、常時できるわけでは無い。))。
 
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 **余談
 -PS版について
 --実はPS版も制作((開発はタイタス傘下のBlueSky Software))されており、64版の失敗からシステムや内容を新しく作り直し、完成までこぎ着けたものの、発売直前に版権元であるワーナーとのライセンス契約期間が満了となってしまい、契約更新もできなかったことからお蔵入りとなった。
 -本作に関わったTitus Interactiveだが、N64では本作の他に、PCゲーマーの間では残虐カーアクションゲームの代表格として知られる『Carmageddon』のN64版である『Carmageddon 64』をリリースしている((開発はなんと『ソルスティス』でお馴染みのSoftware Creationsが担当。内容自体は2作目である『Carmageddon 2:Carpocalypse Now』の移植))。
 --だが、こちらも原作の残虐表現がかなりオミットされ、通行人がゾンビに置き換わってたり、轢いたときの血が緑色に変更され、操作性やゲームシステムの改悪がひどかったことから本作同様の酷評を受けている。