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*ぎゃる☆がん だぶるぴーす 【ぎゃるがん だぶるぴーす】 //発売から3ヶ月経過までswitch版の記載は禁止 |ジャンル|>|>|3D・眼シューティング|CENTER:&amazon(B013DPJADQ)&br;&amazon(B013DPJB4E)| |対応機種|>|>|プレイステーション4&br;プレイステーション・ヴィータ&br;Windows(Steam)|~| |発売元|>|PS4/PSV|エクスペリエンス|~| |~|>|Win(Steam)|PQube Limited|~| |販売元|>|>|アルケミスト|~| |開発元|>|>|インティ・クリエイツ|~| |発売日|>|PS4/PSV|2015年8月6日|~| |~|>|Win(Steam)|2016年9月28日|~| |定価|PS4|パッケージ通常版|7,800円|~| |~|~|パッケージ限定版|9,800円|~| |~|~|ダウンロード通常版|7,000円|~| |~|~|ダウンロード限定版|9,000円|~| |~|PSV|パッケージ通常版|6,800円|~| |~|~|パッケージ限定版|8,800円|~| |~|~|ダウンロード通常版|6,000円|~| |~|~|ダウンロード限定版|8,000円|~| |~|>|Win(Steam)|3,980円→3,090円|~| |レーティング|>|>|CERO:D (17才以上対象)|~| |判定|>|>|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |~|>|>|BGCOLOR(MistyRose):''バカゲー''|~| |ポイント|>|>|''ドキドキモードでダブルピース昇天!''&br;愛情表現のパワーアップ&br()真剣バトルもパワーアップ|~| |>|>|>|>|CENTER:''[[ぎゃる☆がんシリーズ]]''| *ぎゃる☆がん だぶるぴーす ばいりんぎゃる 【ぎゃるがん だぶるぴーす ばいりんぎゃる】 |ジャンル|>|>|3D・眼シューティング|CENTER:&amazon(B01MRA06YZ)&br;&amazon(B01MRA05E7)| |対応機種|>|>|プレイステーション4&br;プレイステーション・ヴィータ|~| |発売・開発元|>|>|インティ・クリエイツ|~| |発売日|>|>|2017年2月23日|~| |定価|PS4|パッケージ版|3,800円|~| |~|~|ダウンロード版|3,000円|~| |~|PSV|パッケージ版|3,800円|~| |~|~|ダウンロード版|3,000円|~| |レーティング|>|>|CERO:D (17才以上対象)|~| |判定|>|>|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |~|>|>|BGCOLOR(MistyRose):''バカゲー''|~| |ポイント|>|>|追加要素を収録|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 元々はXbox360で発売され、PS3に移植された『[[ぎゃる☆がん]]』の続編。~ ゲームの内容としては「画面内の照準を移動させて敵やギミックを撃つ」「ステージ内の敵は全て''美少女''」といった点は前作と同じ。~ なお、2016年には字幕言語の変更機能を追加したSteam版が発売されるも販売元のアルケミストが倒産したためPS4/PSV版は販売終了。~ 約1か月後にデベロッパーのインティ・クリエイツが自社パブリッシングの形でSteam版をベースに新規初期衣装といった要素を追加した『''ぎゃる☆がん だぶるぴーす ばいりんぎゃる''』が新たに販売された。 **あらすじ 舞台は前作の「モテスギ伝説」から1年後の「桜咲第三高等学校」。~ 見習い天使・えころの放った天使の矢を浴び、一日限定のモテモテ男になった主人公・久時峰大(くどき ほうだい)。~ しかし、その矢の効力が切れれば明日からは永遠に彼女が出来ない体になってしまうという。~ それを回避するためには日没までに運命の彼女を見つけ出し告白を成功させなければならない。~ 意を決して、ずっと想いを寄せていた幼なじみへの告白を決意する。~ そんな矢先、峰大の目の前を学園内でイタズラをしまくる悪魔・くろなが横切る。~ それを追っていたのは、今告白を決意したばかりの幼なじみの姉妹、しのぶと真夜だった…。 ---- **システム ''スタート時の設定、パラメーター'' -難易度設定は「恋のビギナー」「恋のエキスパート」がある。 --この設定によって敵の耐久力やゲームスピード、ボス戦でのダメージを防ぐために破壊するターゲットの数、獲得スコア量が変化する。 -スタート時の「性格」を選ぶことにより、初期パラメーターが変化する。 --パラメーターの項目は、「''勉強''」「''運動''」「''おしゃれ''」「''エッチ''」の4つ。どの項目を重視するかで各ルートの進行度に大きく影響してくる。 //#region(性格一覧) //-''ガリ勉'' //--勉強:50 運動:10 おしゃれ:20 エッチ:30 //-''スポーツマン'' //--勉強:10 運動:50 おしゃれ:30 エッチ:20 //-''おしゃれさん'' //--勉強:20 運動:30 おしゃれ:50 エッチ:10 //-''エッチ'' //--勉強:30 運動:20 おしゃれ:10 エッチ:50 //-''凡人''(2周目以降) //--勉強:25 運動:25 おしゃれ:25 エッチ:25 //-''紳士''(2周目以降) //--勉強:40 運動:40 おしゃれ:40 エッチ:0 //-''エロ魔人''(2周目以降) //--勉強:0 運動:0 おしゃれ:0 エッチ:100 //-''MMK''(神ランク達成後) //--勉強:75 運動:75 おしゃれ:75 エッチ:75 //#endregion ''ヒロインについて'' -''天使ぱたこ'' --ストーリーの最初に声をかけてくれる女の子。周りの事情を知っているかのような言動を随所で取るが……。 -''神園しのぶ'' --悪魔ハンター一家の生まれであり、ホウダイと同級生。以前は仲が良かったが、都合で引っ越して以降は疎遠となっている。現在でもただ素直になれないだけで、ホウダイのことは憎からず思っている。 -''神園真夜'' --しのぶの妹、なおかつ同じ悪魔ハンター。ホウダイのことを「ほー兄ぃ」と呼ぶマイペースな性格で、姉に比べ刺々しさはない。別の街に引っ越ししていたが、ストーリー開始時からホウダイと同じ学校に通うことに。 -''兎野葵'' --前作ヒロインから唯一の続投。バンドの活動資金を稼ぐために校内の購買部でバイトをしている。購買部のアイテムでサポートしてくれる。 -''くろな'' --悪魔学校の試験の補修を受けて人間界にやってきた悪魔。今作の黒幕的存在。試験合格のために悪魔の槍を駆使してホウダイやその他の生徒たちを狙っている様子。 -''えころ'' --サポートキャラであり、天使学校の試験でホウダイを狙い撃ちした天使。くろなに試験を妨害されたと思い込み、焦りで大失態を犯してしまう。 --前作PS3版からの続投キャラだが、性格がやや丸くなり主人公を馬鹿にするような言動は鳴りを潜めている。 ''メニュー画面'' -ステージセレクト --進行中のエピソードに沿って、攻略するステージを選択できる。選択しなかったステージにはその周回では進めなくなる。 ---「[[THE HOUSE OF THE DEADシリーズ]]」のルート選択に近い。 -SakuraTalk --ステージセレクト内でR1を押すと表示される。ヒントメッセージや依頼を見ることができる。 ---キャラクターからの依頼は「探してほしい」や「調べてほしい」といった内容が主。各ステージで依頼に沿った行動を起こすことで達成できる。 ---ステージ内で依頼の条件を達成すると「○○からの依頼達成!」とメッセージが表示され、ステージクリア時に「天使の羽根」が貰える。また、達成した次のステージセレクト内で会話の続きを見ることができる。 -購買部 --依頼達成やステージクリアの成績によって入手できる「天使の羽根」を使用してサポートアイテムを購入できる。 ---サポートアイテムはライフやショットの強化、ステータスの調整など。また、特定のエンディングに繋がる「募金」も行える。 ''ステージパート'' -基本操作 --左スティックか右スティックで照準を移動させ、□ボタンで''眼力(フェロモンショット)''を撃つ。また、□ボタンを押し続けることによって''チャージショット''を撃つことができる。 ---チャージショットは攻撃範囲が広い。また、少しの間だけ敵の動きを止める効果がある。 --攻撃してくる敵を全滅させることで奥へと進むリニア的な仕組みになっている。 ---一部のステージでは進行方向の分岐があり、一度選択した方向に進むともう一方には進めなくなる。 --L1ボタンを押し続けながら照準を移動させることで、''照準の移動速度を下げる''ことができる。これにより照準の位置を細かく調整することが可能。 --R1ボタンを押し続けることにより、''ズーム''が可能。遠くのものを狙ったり、''障害物を透視''して撃つことができる。 --ステージ内で「WARNING!」と出てきた時は音楽が変わり、複数の方向から次々と敵が現れる。方向キーで指定された方向に向きながら対処する必要がある。 ---どの方向から敵が来るかは、ナビゲートボイスと矢印の光る方向が教えてくれる。 -敵キャラクターの特徴・攻撃手段 --ステージ内の敵キャラクターは''同じ学校に通う女子生徒、または女教師''。フェロモンショットを当てると声を上げて怯んだり消えたりする。((女教師をはじめ、怯まない敵キャラクターも一定数存在する。)) --照準を敵に合わせると、そのキャラクターの「名前」が上に表示される。また、「頭」「胸」「腰」「脚」のいずれかに合わせると効果音とともに''太い文字''が表示される。((どの位置で反応するかは、キャラクターによって異なる。)) ---太い文字が表示された位置で正しく撃つと''エクスタシーショット''が決まり、特別な効果音とともに一撃で倒すことができる。 --敵に向かってズームすることにより、スリーサイズを計測が可能。 ---この際、対応する場所に合わせて、数値が出るまでズームを続ける必要がある。 --基本的に敵として出てくる女子生徒は、えころのショットガンの特別な力によってホウダイのことを好いており、告白という名の攻撃を積極的に繰り出してくる。 以下は攻撃パターン。 ---遠くからこちらを見て「文字告白」という名の弾幕を飛ばしてくるパターン。いくつかある文字の赤く光った部分を撃つことでまとめて壊せるが、文字が画面の手前まで来るとダメージを受ける。((別方向を向いていたり、ズームしていれば回避できる。)) ---こちらに近づいて「ラブレター」を差し出してくるパターン。差し出し方はキャラクターによって異なり、差し出されたタイミングでダメージを受ける。((ラブレターを出さずに叱責してくるキャラクターもいる。ダメージ量に変化はない。)) ---最大限までこちらに近づいて抱きつき、こちらの移動と攻撃を封じるパターン。抱きつき中はこちらに何度も接近して「キス」をしてくる。それと同時に画面内ランダムの位置にキスマークが現れ、その度に連続してダメージを受ける。スティックを素早く回すことで解除できる。 --また、くろなの扱う悪魔の槍の邪悪な力によって、闇のオーラをまとった女子生徒も登場する。この状態で登場した敵はフェロモンショットで与えられるダメージが半減((チュートリアルでは「効かない」と記載されているが、これ誤りでダメージは与えられる。))しており、攻撃力も上がっている。 ---「文字告白」は過激な内容に変化。また、ラブレターを差し出さずに両手をグーにして交互に叩いてきたり、ビンタをかましてくるようになる。 ---抱きつきもアクションが変化し、押し倒したのちに片足で容赦なく踏みつけてくる攻撃へと変化。対処法は抱きつきと同じ。 ---体のどこかに取りついた悪魔を照準で探し、ショットで悪魔を払うと通常のタイプに戻った上で一定時間動きが止まるため、その隙を突けば楽に倒すことができる。((悪魔を払わなくてもショット連打やチャージショットで倒すことは可能だが、一部トロフィーを取得するためには悪魔を払うのが必須。)) -スコア・ハートゲージ --スコアは画面右上に「MP(モテモテポイント)」という名称で表示されており、ステージ内の行動によって増加する。 --ハートゲージは後述の「ドキドキモード」および「ラストドキドキモード」を行うのに必要なゲージであり、画面左上に表示されている。上から反時計回りに上がっていく形となっており、最大で3周分溜めることができる。 ---どちらも敵を倒すことで稼ぐことができる。また、エクスタシーショットを連続で決めることにより、獲得量を増やせる。 ---その他に、画面内を探すことによって照準内のみに現れる「しあわせくん」というオブジェクト((天使の羽が生えたピンク色のスライムのような物体。))を撃って画面内から消すことによりスコア・ハートゲージを増やせる。 -ドキドキモード --ハートゲージが1周分以上溜まっている状態で△ボタンを押して視界内の敵の動きを止め、更に表示されている青いハートマークを選ぶことによって発動できる。不思議な空間に最低1人、最大で3人引きずり込むことができる。 ---発動中は引きずり込んだ敵の身体に「カーソルを合わせて□を連打」あるいは「□を押しながらカーソルを動かす」ことによって左上のゲージが上下するようになる。ゲージが満タンかつアイコン上のハートがピンク色になれば最高の状態。 ---全員が最高の状態になれば上を向いて叫んだ後、両手でピースサインを作って笑顔になる。いわゆる「ダブルピース昇天」。 --ドキドキモード終了後は元の画面に戻り、引きずり込んだ敵から「ドキドキボム」というピンク色のオーラが出現する。 ---ドキドキボムは画面内に一瞬で拡散し、視界内の敵を一掃することができる。 -コンティニュー・ゲームオーバー --ライフがなくなった時は画面内が紫色に染まり、画面上に銀色で「CONTINUE」と文字が表示され、真ん中に「つづける!」と「あきらめる…」の枠が表示される。 ---「つづける!」を選ぶと''5000ポイント''消費してプレイを継続することができる。 ---「あきらめる…」を選ぶとえころに罵られ、最後に攻撃したキャラクターがドキドキ空間内で台詞を発する。その直後に「GAME OVER」と青い文字で表示され、そのままタイトルメニューへ戻る。((直後は一時的に、タイトルメニューのシステムボイスがそのキャラクターのものに変わる。)) -成績・ランクについて --ステージクリア時、「タイム(ステージクリアにかかった時間)」「ダメージ(受けたダメージ量)」「命中率(フェロモンショットの命中率)」によって星のマーク5段階の評定で表示される。評定に基づいて、追加でスコアを獲得できる。 ---ランクは初期状態でG。スコアの数値が上がるほどアルファベットの逆順に表示が更新され、「A→S→SS→神」という順番となる。また、ランクの上昇度合いによって「天使の羽根」を獲得できる。 ''会話パート'' -ホウダイ目線で各ヒロインやその他人物との話の流れを、ノベルゲーム感覚で進めることができる。 -ルートについて --永遠に彼女ができない事態を回避するために、誰への告白を決意するかを序盤で決める必要がある。 #region(ルート一覧) -''しのぶが好きだ''(しのぶルート) --最初から選択可能。しのぶに告白を決意。難易度は最も低い。 -''真夜が好きだ''(真夜ルート) --最初から選択可能。真夜に告白を決意。しのぶルートより難易度は少しだけ高い。 -''どっちも好きだ''(姉妹ルート) --上記2つのルートクリア後に選択可能。 -''わからない''(天使・悪魔ルート) --1周目は選択不可。序盤で姉妹が登場するほか、ストーリーの伏線や事情が明かされるルート。 -''まだ見ぬ運命''(運命の彼女ルート) --上記全てのルートクリア後に選択可能。彼女候補がゲーム内に登場する敵キャラクター全員となるため、攻略目的によって難易度が大きく変化する。 #endregion -エピソードリザルト・好感度 --各ルートはいくつかのエピソードに分けられており、一つの区切りが終了すると途中経過としてステージスコアとこれまでの合計スコアが表示される。 ---さらに、ルートで選択したヒロインの好感度がハート型の枠、パーセンテージで表示される。好感度は後述の選択肢、アクションイベント、ボス戦、ラストドキドキモードの結果によって変化する。 -選択肢について --ストーリー内の会話中に現れた選択肢のどれを選ぶかによって、ルートで選択したヒロインの好感度が変化する。 ---回答内容は特定のパラメーターに準ずるものが多く、それらが低いと選択できない答えも多い。 ''重要局面'' -アクションイベント --ルートで選択したヒロインがピンチに陥ったり、何らかの経緯で命令に従うことになってしまった時に発生するイベント。成功度合いによって好感度が変化する。 --まずは、制限時間内にヒロインの周囲に表示されたマーカーを照準で探し、ショットで消す必要がある。マーカーがない場所を撃つと怒られる。~ 撃つ場所の指示を受けることもある。マーク内に矢印で指示内容が表示されているので、照準をマークに合わせてコントローラーのタッチパッドでコマンドを入力する。~ これらを入力することによって画面左上のゲージが増え、最大値に達すると次に移行する。((時間切れでも移行する。)) --その後、タッチパッドだけを使用して表示された指示の通りに繰り返しコマンドを入力するパートとなる。上手く入力できれば画面下のゲージが増え続け、満タンになる度に成功回数が増えていく。制限時間が0になると終了。 ---この2つの行動を3回繰り返すことによってリザルトへ移行する。成功度合いによって獲得スコア、好感度の変化が異なる。 -ボス戦 --エピソード中盤ではくろなが操る怪物などを倒す必要がある。ヒロインが捕らえられているので闇雲に撃つと減点される。 -エピソードボス --エピソードの最後では、ルートで選択したヒロインに心を開いてもらうために、そのヒロインを倒す必要がある。彼女たちの攻撃をショットで壊しながら身体にショットを当て続け、ライフを0にすることでクリアとなる。 -ラストドキドキモード --ボス戦の後に、えころが「ドキドキフィールド」を展開してヒロインをドキドキ空間に包み込み、ヒロインの身体の部位を選んで狙い撃ちするという内容。ズームして近づき、ショットを当てることで画面左のゲージを増える。ヒロインごとにゲージが増えやすい部位があるが、長時間ズームしすぎたり同じ場所の狙い撃ちを続けていると、その部分をガードされてしまう。ガード中はその部位と周辺へのショットが無効になる。 --左のゲージが半分になると「FINISH!」の文字が表示される。この状態でドキドキモードを発動するボタンを押すと終了できるが、ゲージが満タンになった状態まで進めて終了させるとドキドキモードと同じようにダブルピース昇天となる。~ また、このモードの制限時間は先述の「ハートゲージ」が制限時間になっているため、ボス戦前までに満タンにしておくことが望ましい。 --なお、えころだけはこのラストドキドキモードに対応しておらず、コレクションモードの妄想画面でのタッチによる反応もない。 -エンディング --エピソードを一通り終了させると、スタッフクレジットの後に最終結果画面が表示される。難易度・エンディングの種類・好感度によってボーナスが加算され、最終的なスコアとランクが表示される。 --ヒロインの好感度が100%になった状態、なおかつラストドキドキモードでダブルピース昇天を達成させればトゥルーエンドとなる。 --好感度が50%に満たないまま最後のステージをクリアした場合はバッドエンド。この場合はエピソードボスとラストドキドキモードは省略される。 --それ以外の結果だとグッドエンド。グッドエンドの場合でも他のルートを選ぶための条件は達成できる。 ''おまけ'' -更衣室 --各ヒロインや敵として出てくるキャラクターの服装を変えることができる。当該キャラが出現する場面での外見を変えることができる。((敵キャラクターは全員統一される。))。 --全員を下着姿にすることも可能。 -コレクションモード --これまでの成績を見ることができる「マイデータ」、ストーリー内で見た一枚絵を何度でも鑑賞できる「ギャラリー」、キャラクターの情報を見ることができる「女の子一覧」がある。~ 「女の子一覧」では、ステージ内で出てきたキャラクターを昇天させることで登録できる。「スリーサイズを計測」「ドキドキモードで敏感な場所をタッチしてダブルピース昇天」「ステージ内に落ちている生徒手帳(または教員手帳)をショットで拾う」ことによって情報が登録される。また、制服姿だけでなく、体操着や水着の姿で見つけた時にドキドキモードで昇天させることによってプロフィール情報が増えていく。~ そのキャラクターのプロフィールが埋まると「妄想モード」が解放される。空間内でカメラを回しながら鑑賞できる。「タッチパッドをタッチ」「下から覗く」「最大まで近づく」「放置する」といった行動を取ることで台詞が聞ける。~ メインヒロインも一覧に登録されており、そのヒロインのルートでトゥルーエンドを達成できれば情報が追記される。 --ただし、えころだけは妄想モードでのタッチが不可能となっている。 -スコアアタックモード --一度クリアしたルート、個別ステージを自由に攻略できる。ライフが0になってもコンティニューはできないが、初期状態でライフが高い。ルートの場合は会話パートがなく、途中の回復も行われない。 ---アクションイベントやボス戦も再度挑戦できる。 ---- **評価点 -''前作から正統進化したお色気要素'' --基本的なところは前作までと変化はないものの、ハードが移行したことでより美麗なグラフィックでお色気要素を楽しめるようになった。 --相変わらず当然のようにパンチラするし、ドキドキモードでは妙にセクシーなポーズを取るし、倒した際には顔を赤らめてへなへなと座り込む。描写がややオーバーすぎるためエロというよりはギャグに寄っている点も変わらず。 --モデリングが改善されているため、前作でやや不自然さがあったモーションなどもより可愛らしくなっている。 --蠱惑的な表情をした下着姿の幼馴染に更衣室で足蹴にされる……といった男子の妄想をとにかく盛ったようなシチュエーションも豊富。触手プレイやいわゆる「壁尻」に近いシーンなんかもイベントCG付きで存在する。 -''操作性を含め、ほどよい難易度'' --基本的には照準の移動、ショット、ズームを行うことでステージはクリアできるので、難しいことはそれほど要求されない。また、全体的に敵キャラクターも狙い撃ちしやすいため、ストレスなくプレイできる。 ---敵が多く出てくる場所、または高スコアでのクリアを目指す目標があるなら敵を倒す順番や、なるべくムダ撃ちしないことを的確に求められるため、簡単すぎるという訳でもない。 --Steam版ではマウス・キーボード操作が可能になり、スティック操作で狙うのが苦手なプレイヤーでも遊びやすく調整されている。 //-''表現にはショッキングなものがほとんどない'' //--「出血させる」「相手の命を奪う」「物を破壊する」と言った表現が一切ないため、これらの要素に抵抗を持っている人でも安心してプレイできる((そもそもこうした点を心配しているプレイヤーはほとんどいないだろうが……。))。 //--どちらかと言えば女の子の攻撃が見どころ。ラブレターを何度も渡されたり、近づいてキスをしてくる表現はシュールさもありつつ、非常に可愛らしいものになっている。 //---どちらにしてもキャラクターごとの専用のセリフがフルボイスで実装されているので、それらを聴いてみるのも楽しみの一つである。 -''繰り返しのプレイがしやすい'' --一通りの流れとしては、選んだルートが終わるまでの朝~夕方の時間を描いたストーリーとして構成されており、テンポも良い。ガンシューティングとしてはとっつきやすい作りになっている。 -''軽い謎解きも楽しい'' --「特定のステージに入って隠されたアイテムを見つけ出す」「選択しているヒロインや、他の女の子の頼み事を引き受けて達成する」という行動を各ステージ内で達成することでプレイヤーにもメリットがあるため、プレイのモチベーションにしやすい。 ---前者は特定のステージに隠されており、獲得すると使用可能な女の子の衣装が追加される。後者はSakuraTalkの会話内容をよく読んで、正解となるステージ、条件を満たす地点を色々探してみるのも面白い。 -''クリア後のおまけも楽しい'' --多くのルートやステージをクリアすれば、一枚絵やキャラクタープロフィールといったコレクションが増えていく。衣装を変えてキャラクターを鑑賞してみたり、今まで入手できたシーンの絵をじっくり見ているだけでも十分に楽しめるだろう。 ---- **賛否両論点 //-''それぞれの女の子の特徴による偏見'' //--敵キャラクターとして出てくる女の子の数がかなり多いため、人によって好みが大きく分かれるかもしれない。~ //スタート時にえころが、「精神力が無くなれば告白された女の子と結ばれることになってしまう」、「その場の勢いに流されて好きでもない方と結ばれてしまうと後が大変」と言っていることから、その面識はイメージしやすい。 //自然な形の表現に改変しようとしましたが、元の文章の英文の直訳っぽさや主観が強すぎて難しかったため、COに留めておきます。 -''道中のボスに攻略の説明がない'' --どのルートを進むにしても、ストーリー中盤ではくろなが操る「魔界植物くん」や「バルーン魔物くん」を倒す必要がある。 --彼らを倒すには、''体内をズームで透視して、弱点部分の赤いところを撃つ''必要があり、それに対してゲーム内での説明がないため、初見では足止めを喰らいやすい。 --その直後はボスの体内で出てきた触手を時間内に撃ち落とす必要がある。間違って捕らえられているヒロインを撃ってしまったり、時間切れでヒロインが触手にはたかれてしまうと好感度が下がり、「ダメージ」の評定にも影響する。 -''コンプリートまでの作業感が強い'' --キャラクターのプロフィールを全て埋めるためには、該当するキャラクターを探してスリーサイズを計測したり、3つそれぞれの衣装姿を探し出しつつドキドキモードで昇天させる必要があるなどといった工程を踏む必要がある。場合によってはスコアアタックモードの個別ステージではハートゲージが間に合わないこともあり、どのルートで達成させるかの工夫も考えなければいけなくなってくる。 --一部のルートでは、特定の選択肢によるイベントCGの差分回収や、バッドエンドの達成が必須となるイベントCGも存在する。どこで回収できていないか把握していないと、再び最初からその地点まで進めることになる。 -''ストーリーは基本的に無難な出来'' --一部ルートを除けば取り立てて意外な展開や伏線は存在しない。そもそもきちんとルートのあるキャラクターが多いとは言えない((ルート自体は5つあるが、いわゆる個別ルートにあたるルートは実質3つしかない。))ため、バリエーション豊かなストーリーが展開されるわけでもない。 --決して完成度は低くないが、あくまでお色気ガンシューティングに付随する程度のものと思ったほうがいい。 //***ネタバレを含む賛否両論点 //-''どっちが悪いの?'' //--しのぶ、真夜、姉妹ルートで恐ろしいほどのイタズラを繰り返し、場合によっては捕まって魔界へ強制送還されてしまうくろな。しかし… //#region(天使・悪魔ルートのネタバレを含みます。) //-悪魔の試験の課題のためにイタズラをすることでスタンプがシートに押される仕組みになっていたらしいが、いくらイタズラをしてもスタンプの必要数が足りなくて困っていたという事実が「天使・悪魔ルート」で判明する。試験に失敗したら魔王様に「すごいこと((えころ曰く「天使や悪魔の力が失われるような内容」))」をされるのだと言う。 //--えころがオープニングで「ターゲットが重複して試験を妨害された」と言っていたのは勘違いだということもここで明かされる。実はくろなはホウダイを狙っていた訳ではない。 //-ホウダイの最大のモテ状態から1日経つと永遠に彼女ができない事態を回避するもう一つの方法として、くろなが使用する「悪魔の槍」を彼の身体に刺すことでモテ状態が中和されて長く続くと考えたえころは、悪魔の槍の効果と引き換えに安全に試験をクリアさせることを提案。 //--以降はルートが二通りに分かれる。片方は試験の内容を優先させてくろなを手伝うえころルート、もう片方はホウダイをほったらかしにして更にイタズラをしたほうがスタンプをもらえると勘違いしてイタズラを続けるくろなルート。 //--どちらを選んだ場合でも、くろなの過激なイタズラにえころは「イタズラの度合いとしてはあまりにもやりすぎ」と厳しく叱責する。しかし、そこまでやってもまだスタンプが足りないらしい。 //---そこでえころがスタンプシートを確認すると、なんと''裏面までスタンプが押されていた''ことが判明する。 //--これまでとは逆に善い行いをすることで超過分を減らせるため、ちょうどいい数にするためにホウダイに悪魔の槍を刺すことで解決しようとするものの、えころルートではくろなを手伝ったことでえころにダークパワーが宿って体調不良を起こしてしまい、くろなルートではイタズラのし過ぎで悪魔の槍をどこかに落としてしまう。 //---えころを助けるため、あるいはくろなの悪魔の槍を取り戻すために学校の屋上へ向かうが、どちらのルートでもダークパワーが暴走してしまう。 //(えころルートでは、えころを助ける方法が屋上にあると言われていた。)(くろなルートでは、悪魔の槍が購買部の落とし物コーナーに置かれていたため、屋上で待機中のくろなに急いで返した。) //--これらのルートもまた違った結末を楽しめるか、状況を受け入れきれないかで意見が分かれそうになると言っていい。また、このルートではしのぶルートと真夜ルートのラスボスが途中のボスとして出てくるのと選択肢が複雑なため、しのぶ、真夜、姉妹ルートをTRUE ENDでクリアし、1度神ランクでのクリアを経験してから挑戦したほうがいい。 //#endregion //-''運命の彼女ルートについて'' //#region(運命の彼女ルートの軽度なネタバレを含みます。) //--難易度設定や現在のパラメーターによって、どのキャラクターが彼女になるかが変化するルート。最終ステージまでに運命度が最大になったキャラクターがクリア対象になる。最終ステージではくろなが候補となるキャラクターを捕らえており、「バルーン魔物くん」を倒す必要がある。 //--ボス戦クリア後に、ホウダイは逃げ出すくろなを追いかけようとするがえころがそれを止める。くろなと会話後、他のルートと同じようにえころがドキドキフィールドを展開してラストドキドキモードに入り、そのキャラと結ばれることで、えころが安心して空に帰っていくという内容。 //--ステージセレクトで現在の各キャラの運命度をチェックできるが、種類が非常に多い上に好きなタイプがバラバラすぎるため、さらに作業感が強いと感じるかもしれない。((トロフィーコンプリートには全部クリアする必要はない。)) //---逆に最終ステージでどのキャラクターの運命度も最大になっていない場合はバッドエンドとなる。なお、イベントCG回収のためにはこのルートも通らなければならない。 //#endregion //-''天使ぱたこ'' //--ステージパートで敵として出てくるが、基本的にこちらを攻撃してこない。((隠れていたり、すぐ逃げたりする。)) // //#region(というのも…) //-その正体は、前作で失態を犯した天使「ぱたこ」であり、本作では人間として修業をしている立場である。えころからは「ぱたこ先輩」と呼ばれている。 //--神園姉妹どちらかがが主役になるルートのグッドエンドで、ホウダイのモテモテパワーを強引に制御していたことが明らかとなる。 //---ホウダイに降りかかった事態の全てを最初から熟知しており、えころルートで発生した悲劇の理由を教えてくれたのも彼女である。 //--また、特定の条件を満たすと、くろなルートで登場した上で天使として復活する。最後はホウダイに勝負を挑んでくる。 //---見事クリアすると満足して、くろなの課題スタンプ超過を特別な力で解消する。 //-一方、運命の彼女ルートでの彼女候補にもできる立場である。 //--攻略ガイドでは「運命度を上げるのが大変」と記載されているが、実は最初の設定で難易度を恋のエキスパート、性格をエロ魔人にしてルート分岐直前のステージでドキドキモードを使い、ダブルピース昇天させるだけで運命度が一瞬で最大になってしまう。 //--ボスを倒した後では他のキャラクターと比べるとえころのセリフが大きく異なる。 //--逆にぱたこはドキドキフィールドを要求するが、えころは頑なに拒否。しかし、拒否されたぱたこは自分でドキドキフィールドを展開する。 //--ラストドキドキモード終了後、ホウダイとぱたこは当然のごとく両思いに。えころは最後まで拒否を続けるが、それがひっくり返ることもなく2人の関係が良い方向となった。 //---それに対して逆にえころが上を向いて叫び、カラスの一声が出て終了。まるで「運命の彼女ルート 第2のBAD END」みたいなことになってしまう。 //#endregion //-''幽霊'' //--ステージの各所には幽霊が隠れており、青いエフェクトに照準を合わせることによって発見、昇天させることができる。各ルートでSakuraTalkの依頼の中に幽霊の目撃情報が記載されており、対応するステージで確認可能。((幽霊は攻撃してこないし、場所によってはスリーサイズも計測できる。)) //軽めではあるものの、怪奇現象を恐れる可能性があるかもしれない。 //#region(ちなみに) //--運命の彼女ルートでは、それぞれ幽霊が隠れているステージに入ってほぼ全て倒すことにより、彼女候補にできる。 //---そのエンディングを見ないと「女の子一覧」に登録されないため、コンプリートには必須となる。名称は「''遊霊野幽子''」。 //#endregion //#region(一方、幽霊ではないが…) //-3年生の「''柳田真冬''」という敵キャラクターが前述の本物の幽霊よりも幽霊っぽい存在。出席日数が足りなくて留年してしまったらしく、校内をさ迷う姿を幽霊と間違われやすいらしい。 //--普通に敵として出てきたり、悪魔に操られて出てくることも多々ある。SakuraTalkや一部のエンディングではまるでえころ、くろな、しあわせくんの存在を知っているかのような言動を取ったり一部の生徒に人形を提案・譲渡するなど、やや浮いた存在ではあるものの、キャラクターデザイン自体は普通に可愛くホラー要素はない。 //一応追記・編集しましたが、折りたたみで特筆すべきほどのキャラかは疑問が残るところです。 //#endregion //そもそもこのネタバレパート自体が賛否両論に至る説明が描いておらず、ストーリーの羅列にしか見えないため不要と判断しCO。 ---- **問題点 //-''BGM、SE、ボイスを「オフ」にできない'' //--最小値が0ではなく1であるため、いずれかに項目をミュートにすることは不可能。 -''会話パートでログを表示できない'' --昨今のノベルゲームやアドベンチャーゲームなどでの会話パートではバックログを呼び出して会話の内容を確認できることがほとんどだが、あくまでシューティングゲームだからか本作では搭載されていない。 ---文章のスキップは可能なので、内容を確認したいときは聞き逃さないよう注意が必要。もっとも、テキストを隅々まで読まなければいけないようなことはほぼないが。 -''リザルト時の評定が不明瞭'' --前述の通り評定は「タイム」「ダメージ」「命中率」で表示されるのだが、「どのようになると星5を達成できなくなるか」の判別が難しい。「ダメージ」「命中率」はともかく「タイム」はステージごとにかかる時間が大きく異なるため基準が分かりづらい。ステージ中の時間表示もなく、クリア時にかかった時間も表示されないのも不親切。 --「命中率」に関してもドキドキモードのみで敵を全滅させると星0になってしまうなど、妙な落とし穴がある。 -''一部の操作が分かりづらい'' --ステージパート中にタッチパッドをタッチすることで、敵にダメージを与えずに反応させる「イタズラ」ができるのだが、タッチしているにもかかわらずアクションがなかなか表示されないなど、とにかく反応が悪い。 --また、左右のスティックを同時に押し込むことでゲーム画面を切り替えることができるが((通称「ママキタ」。ゲーム画面を隠す機能。))、ゲーム内での説明がなく、それを知らずに何かの拍子で入力してしまうとどうすればいいのかわからなくなるかもしれない。×ボタンで元に戻せる。 -''録画可能範囲に制限がある'' --普通にプレイしているだけならあまり問題はないが、本体の録画機能を使用した動画はドキドキモードやアクションイベントに入ると黒いフレームで容赦なく画面を隠されてしまう。 ---キャラクターの妄想モードではそもそも録画・スクリーンショットが不可になる。ストーリー終盤はステージまでもが完全に録画・スクリーンショット不可。恐らくネタバレ対策の一環だと思われる。 -''スコアアタックモードの最高記録の保存仕様が不親切気味'' --各ステージの記録において、最高スコアと評定がもっともいい記録で保存されるのだが、パーフェクトを狙いたい人にとってはやや不便である。~ というのも、常に「スコアの最高記録」で保存されてしまうため、例えば2回目以降のクリアで3つの評定でパーフェクトを獲得しても、直前の最高記録よりスコアが低ければパーフェクトの記録が保存されない。パーフェクトで保存したい場合はスコアを更新しつつパーフェクトを達成する必要がある。~ パーフェクトと最高記録の更新の同時達成が不安な場合は、わざと下手にプレイしたりステージクリアをしないでおくのも一つの手である。 -''Steam版のグラフィック'' --グラフィックにアンチエイリアスが適用されていないため、キャラクターの輪郭線にジャギーがかかってしまい、せっかくのグラフィックが微妙になっている。これに関連するグラフィックオプションも用意されていない。 --Unreal Engine3を使用しているため、エンジン側の設定ファイルのAAオプションを無理矢理書き換えることでアンチエイリアスをかける事も可能だが、そうすると今度はオプション画面の文字やアクションイベントのアイコン表示など一部の2Dグラフィックが消えてしまいプレイに支障が出てしまう。 ---- **総評 アクションゲームやシューティングゲームから見れば「女の子を敵に回して撃ち抜く、女の子から告白という名の攻撃を受ける」といったコンセプトはバカゲーそのものだが、遊びやすいゲームシステム、キャラクターのモデリングなど3Dガンシューティングとしての完成度は高い作品。~ お色気要素も多分に含まれており、多数のハードで展開されていることから手に取りやすい。 ---- **余談 -''発売前の情報番組'' --「電撃オンライン」のチャンネルでは、しのぶの声を演じた上間江望氏が、しのぶと瓜二つな服装、髪型でゲストとして出演している。 ---番組開始からいきなりゲスト紹介をハブられそうになる一幕も。 --また、「電人ゲッチャ」のチャンネルで葵の声を演じた山本希望氏は、「どのようなゲームなのか」という質問を受けた際に「変態紳士のやるゲーム」と豪語している。 -''ネタコンテンツ'' --本作を語る上で欠かせないのが多数の衣装DLCの中にひとつだけ存在する「フェロモンZ」というアイテムを購入できるDLC。価格はなんと''10,000円''。購入するとズーム時とドキドキモードで女の子が常時下着姿になるというモノ。 ---ある意味究極のネタDLCとなっている。購入するかどうかはプレイヤー次第である。後にDLC全部入りバンドルも発売されたが、このDLCだけは入っていない。 ---ちなみにWin版に限り、このDLC単品が正規外部販売サイトのセールでこっそり半額近くに値引きされていたことが何度かあり、それを見つけて購入したユーザーもいると言われている。 --他のネタDLCとして女の子全員を巨乳化、逆にまな板化するDLCも存在する。こちらはそれぞれ980円でバンドルにも入っている。 --その他のネタ要素として、タイトル画面でコマンドを入力すると女の子たちの下着を好きなデザインに変更できるという隠し要素も存在する。ちなみに下着だけで''450種類''ものデザインが用意されている。 -2022年3月17日にNintendo Switchへ移植した決定版が発売。 --OPムービーの一新とほぼ全てのDLCが最初から収録している。Switch版の『ぎゃる☆がん2』と『ぎゃる☆がん りたーんず』のデータがあるとDLCで販売していた特典((『2』は天使のまな板。『りたーんず』は悪魔の肉まん))が最初から貰える。 -''更なるシリーズ展開'' --2022年8月に、神園姉妹を主役に据えた新作ゲーム『Grim Guardians:Demon Purge』の制作が決定。2023年2月23日にSwitch/Windows(Steam)/PS4/PS5/OneのマルチプラットフォームでDL版が発売された((Switch版/PS5版は2023年3月23日に別途パッケージ版が発売されている。)) ---ジャンルはインティお得意のレトロ風2Dアクション。魔城と化した学校を舞台に、悪魔ハンターとしてのしのぶと真夜の戦いが描かれる。 ---タイトルのイニシャルを取ると『GGDP』となるが、これは即ち『''G''al☆''G''un ''D''ouble ''P''eace』と掛けているのだろう。 -''特別な武器の名称'' #region(ネタバレを含むため格納) --くろなが使用する「悪魔の槍」以外にも、えころが使用する二丁拳銃、ぱたこが使用する片手弓にも設定が存在する。 ---えころの銃の名称は「デザート・エンジェル」、ぱたこの弓の名称は「エンジェル・クロスボウ」である。 #endregion ***オープニング内の看板 -見る機会が少なくてなかなか気付けないが、このゲームの舞台、桜をアピールした看板がある。 #region(このように記載されている。)                                         ''根性桜''~                                       ''こんじょうざくら''~                                       ''KONNJOU ZAKURA''~                                         根性桜の伝説~                                伝説1 お花見で根性注入!つらい仕事を乗り切れ!~                                伝説2 花びらを煎じて飲むと腰痛完治!~                                伝説3 告白成功率120%!あなたの恋も叶います。~ この一帯に植えられた桜の木々は桜咲グループが品種改良を重ね完成させた~ 特殊な桜「根性桜」です。~ 一般の桜の木との違いは根性で夏を乗り切り秋まで花を咲かせることです。~ 真夏のお花見はこの一帯の名物となっており地元住民はもとより、~ 他県からも多くの見物客が訪れます。~ また年々開花期間が延びているのも特徴です。~ いつかは冬の寒さを乗り切り「ど根性桜」へとクラスチェンジするのではと~ 地元住民からの期待も高まっています。~                 桜咲観光協会~ #endregion
*ぎゃる☆がん だぶるぴーす 【ぎゃるがん だぶるぴーす】 //発売から3ヶ月経過までswitch版の記載は禁止 |ジャンル|>|>|3D・眼シューティング|CENTER:&amazon(B013DPJADQ,image=https://cache.famitsu.com/img/catalog/item/0000/0000/0010/0203/medium/B00WHQFZP0.webp)&amazon(B013DPJB4E)&amazon(B09MVTZMZL)| |対応機種|>|>|プレイステーション4&br;プレイステーション・ヴィータ&br;Windows(Steam)|~| |発売元|>|PS4/PSV|エクスペリエンス|~| |~|>|Win(Steam)|PQube Limited|~| |~|>|Switch|インティ・クリエイツ|~| |販売元|>|>|アルケミスト|~| |開発元|>|>|インティ・クリエイツ|~| |発売日|>|PS4/PSV|2015年8月6日|~| |~|>|Win(Steam)|2016年9月28日|~| |~|>|Switch|2022年3月17日|~| |定価|PS4|パッケージ通常版|7,800円|~| |~|~|パッケージ限定版|9,800円|~| |~|~|ダウンロード通常版|7,000円|~| |~|~|ダウンロード限定版|9,000円|~| |~|PSV|パッケージ通常版|6,800円|~| |~|~|パッケージ限定版|8,800円|~| |~|~|ダウンロード通常版|6,000円|~| |~|~|ダウンロード限定版|8,000円|~| |~|>|Win(Steam)|3,980円→3,090円|~| |~|Switch|パッケージ通常版|5,280円|~| |~|~|パッケージ限定版|8,580円|~| |~|~|ダウンロード版|5,280円|~| |レーティング|>|>|CERO:D (17才以上対象)|~| |判定|>|>|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |~|>|>|BGCOLOR(MistyRose):''バカゲー''|~| |ポイント|>|>|''ドキドキモードでダブルピース昇天!''&br;愛情表現のパワーアップ&br()真剣バトルもパワーアップ|~| |>|>|>|>|CENTER:''[[ぎゃる☆がんシリーズ]]''| *ぎゃる☆がん だぶるぴーす ばいりんぎゃる 【ぎゃるがん だぶるぴーす ばいりんぎゃる】 |ジャンル|>|>|3D・眼シューティング|CENTER:&amazon(B01MRA06YZ)&amazon(B01MRA05E7)| |対応機種|>|>|プレイステーション4&br;プレイステーション・ヴィータ|~| |発売・開発元|>|>|インティ・クリエイツ|~| |発売日|>|>|2017年2月23日|~| |定価|PS4|パッケージ版|3,800円|~| |~|~|ダウンロード版|3,000円|~| |~|PSV|パッケージ版|3,800円|~| |~|~|ダウンロード版|3,000円|~| |レーティング|>|>|CERO:D (17才以上対象)|~| |判定|>|>|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |~|>|>|BGCOLOR(MistyRose):''バカゲー''|~| |ポイント|>|>|追加要素を収録|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 元々は360で発売され、PS3に移植された『[[ぎゃる☆がん]]』の続編。~ ゲームの内容としては「画面内の照準を移動させて敵やギミックを撃つ」「ステージ内の敵は全て''美少女''」といった点は前作と同じ。~ なお、2016年には字幕言語の変更機能を追加したSteam版が発売されるも販売元のアルケミストが倒産したためPS4/PSV版は販売終了。~ 約1か月後にデベロッパーのインティ・クリエイツが自社パブリッシングの形でSteam版をベースに新規初期衣装といった要素を追加した『''ぎゃる☆がん だぶるぴーす ばいりんぎゃる''』が新たに販売された。 **あらすじ 舞台は前作の「モテスギ伝説」から1年後の「桜咲第三高等学校」。~ 見習い天使・えころの放った天使の矢を浴び、一日限定のモテモテ男になった主人公・久時峰大(くどき ほうだい)。~ しかし、その矢の効力が切れれば明日からは永遠に彼女が出来ない体になってしまうという。~ それを回避するためには日没までに運命の彼女を見つけ出し告白を成功させなければならない。~ 意を決して、ずっと想いを寄せていた幼なじみへの告白を決意する。~ そんな矢先、峰大の目の前を学園内でイタズラをしまくる悪魔・くろなが横切る。~ それを追っていたのは、今告白を決意したばかりの幼なじみの姉妹、しのぶと真夜だった…。 ---- **システム ''スタート時の設定、パラメーター'' -難易度設定は「恋のビギナー」「恋のエキスパート」がある。 --この設定によって敵の耐久力やゲームスピード、ボス戦でのダメージを防ぐために破壊するターゲットの数、獲得スコア量が変化する。 -スタート時の「性格」を選ぶことにより、初期パラメーターが変化する。 --パラメーターの項目は、「''勉強''」「''運動''」「''おしゃれ''」「''エッチ''」の4つ。どの項目を重視するかで各ルートの進行度に大きく影響してくる。 //#region(性格一覧) //-''ガリ勉'' //--勉強:50 運動:10 おしゃれ:20 エッチ:30 //-''スポーツマン'' //--勉強:10 運動:50 おしゃれ:30 エッチ:20 //-''おしゃれさん'' //--勉強:20 運動:30 おしゃれ:50 エッチ:10 //-''エッチ'' //--勉強:30 運動:20 おしゃれ:10 エッチ:50 //-''凡人''(2周目以降) //--勉強:25 運動:25 おしゃれ:25 エッチ:25 //-''紳士''(2周目以降) //--勉強:40 運動:40 おしゃれ:40 エッチ:0 //-''エロ魔人''(2周目以降) //--勉強:0 運動:0 おしゃれ:0 エッチ:100 //-''MMK''(神ランク達成後) //--勉強:75 運動:75 おしゃれ:75 エッチ:75 //#endregion ''ヒロインについて'' -''天使ぱたこ'' --ストーリーの最初に声をかけてくれる女の子。周りの事情を知っているかのような言動を随所で取るが……。 -''神園しのぶ'' --悪魔ハンター一家の生まれであり、ホウダイと同級生。以前は仲が良かったが、都合で引っ越して以降は疎遠となっている。現在でもただ素直になれないだけで、ホウダイのことは憎からず思っている。 -''神園真夜'' --しのぶの妹、なおかつ同じ悪魔ハンター。ホウダイのことを「ほー兄ぃ」と呼ぶマイペースな性格で、姉に比べ刺々しさはない。別の街に引っ越ししていたが、ストーリー開始時からホウダイと同じ学校に通うことに。 -''兎野葵'' --前作ヒロインから唯一の続投。バンドの活動資金を稼ぐために校内の購買部でバイトをしている。購買部のアイテムでサポートしてくれる。 -''くろな'' --悪魔学校の試験の補修を受けて人間界にやってきた悪魔。今作の黒幕的存在。試験合格のために悪魔の槍を駆使してホウダイやその他の生徒たちを狙っている様子。 -''えころ'' --サポートキャラであり、天使学校の試験でホウダイを狙い撃ちした天使。くろなに試験を妨害されたと思い込み、焦りで大失態を犯してしまう。 --前作PS3版からの続投キャラだが、性格がやや丸くなり主人公を馬鹿にするような言動は鳴りを潜めている。 ''メニュー画面'' -ステージセレクト --進行中のエピソードに沿って、攻略するステージを選択できる。選択しなかったステージにはその周回では進めなくなる。 ---「[[THE HOUSE OF THE DEADシリーズ]]」のルート選択に近い。 -SakuraTalk --ステージセレクト内でR1を押すと表示される。ヒントメッセージや依頼を見ることができる。 ---キャラクターからの依頼は「探してほしい」や「調べてほしい」といった内容が主。各ステージで依頼に沿った行動を起こすことで達成できる。 ---ステージ内で依頼の条件を達成すると「○○からの依頼達成!」とメッセージが表示され、ステージクリア時に「天使の羽根」が貰える。また、達成した次のステージセレクト内で会話の続きを見ることができる。 -購買部 --依頼達成やステージクリアの成績によって入手できる「天使の羽根」を使用してサポートアイテムを購入できる。 ---サポートアイテムはライフやショットの強化、ステータスの調整など。また、特定のエンディングに繋がる「募金」も行える。 ''ステージパート'' -基本操作 --左スティックか右スティックで照準を移動させ、□ボタンで''眼力(フェロモンショット)''を撃つ。また、□ボタンを押し続けることによって''チャージショット''を撃つことができる。 ---チャージショットは攻撃範囲が広い。また、少しの間だけ敵の動きを止める効果がある。 --攻撃してくる敵を全滅させることで奥へと進むリニア的な仕組みになっている。 ---一部のステージでは進行方向の分岐があり、一度選択した方向に進むともう一方には進めなくなる。 --L1ボタンを押し続けながら照準を移動させることで、''照準の移動速度を下げる''ことができる。これにより照準の位置を細かく調整することが可能。 --R1ボタンを押し続けることにより、''ズーム''が可能。遠くのものを狙ったり、''障害物を透視''して撃つことができる。 --ステージ内で「WARNING!」と出てきた時は音楽が変わり、複数の方向から次々と敵が現れる。方向キーで指定された方向に向きながら対処する必要がある。 ---どの方向から敵が来るかは、ナビゲートボイスと矢印の光る方向が教えてくれる。 -敵キャラクターの特徴・攻撃手段 --ステージ内の敵キャラクターは''同じ学校に通う女子生徒、または女教師''。フェロモンショットを当てると声を上げて怯んだり消えたりする。((女教師をはじめ、怯まない敵キャラクターも一定数存在する。)) --照準を敵に合わせると、そのキャラクターの「名前」が上に表示される。また、「頭」「胸」「腰」「脚」のいずれかに合わせると効果音とともに''太い文字''が表示される。((どの位置で反応するかは、キャラクターによって異なる。)) ---太い文字が表示された位置で正しく撃つと''エクスタシーショット''が決まり、特別な効果音とともに一撃で倒すことができる。 --敵に向かってズームすることにより、スリーサイズを計測が可能。 ---この際、対応する場所に合わせて、数値が出るまでズームを続ける必要がある。 --基本的に敵として出てくる女子生徒は、えころのショットガンの特別な力によってホウダイのことを好いており、告白という名の攻撃を積極的に繰り出してくる。 以下は攻撃パターン。 ---遠くからこちらを見て「文字告白」という名の弾幕を飛ばしてくるパターン。いくつかある文字の赤く光った部分を撃つことでまとめて壊せるが、文字が画面の手前まで来るとダメージを受ける。((別方向を向いていたり、ズームしていれば回避できる。)) ---こちらに近づいて「ラブレター」を差し出してくるパターン。差し出し方はキャラクターによって異なり、差し出されたタイミングでダメージを受ける。((ラブレターを出さずに叱責してくるキャラクターもいる。ダメージ量に変化はない。)) ---最大限までこちらに近づいて抱きつき、こちらの移動と攻撃を封じるパターン。抱きつき中はこちらに何度も接近して「キス」をしてくる。それと同時に画面内ランダムの位置にキスマークが現れ、その度に連続してダメージを受ける。スティックを素早く回すことで解除できる。 --また、くろなの扱う悪魔の槍の邪悪な力によって、闇のオーラをまとった女子生徒も登場する。この状態で登場した敵はフェロモンショットで与えられるダメージが半減((チュートリアルでは「効かない」と記載されているが、これ誤りでダメージは与えられる。))しており、攻撃力も上がっている。 ---「文字告白」は過激な内容に変化。また、ラブレターを差し出さずに両手をグーにして交互に叩いてきたり、ビンタをかましてくるようになる。 ---抱きつきもアクションが変化し、押し倒したのちに片足で容赦なく踏みつけてくる攻撃へと変化。対処法は抱きつきと同じ。 ---体のどこかに取りついた悪魔を照準で探し、ショットで悪魔を払うと通常のタイプに戻った上で一定時間動きが止まるため、その隙を突けば楽に倒すことができる。((悪魔を払わなくてもショット連打やチャージショットで倒すことは可能だが、一部トロフィーを取得するためには悪魔を払うのが必須。)) -スコア・ハートゲージ --スコアは画面右上に「MP(モテモテポイント)」という名称で表示されており、ステージ内の行動によって増加する。 --ハートゲージは後述の「ドキドキモード」および「ラストドキドキモード」を行うのに必要なゲージであり、画面左上に表示されている。上から反時計回りに上がっていく形となっており、最大で3周分溜めることができる。 ---どちらも敵を倒すことで稼ぐことができる。また、エクスタシーショットを連続で決めることにより、獲得量を増やせる。 ---その他に、画面内を探すことによって照準内のみに現れる「しあわせくん」というオブジェクト((天使の羽が生えたピンク色のスライムのような物体。))を撃って画面内から消すことによりスコア・ハートゲージを増やせる。 -ドキドキモード --ハートゲージが1周分以上溜まっている状態で△ボタンを押して視界内の敵の動きを止め、更に表示されている青いハートマークを選ぶことによって発動できる。不思議な空間に最低1人、最大で3人引きずり込むことができる。 ---発動中は引きずり込んだ敵の身体に「カーソルを合わせて□を連打」あるいは「□を押しながらカーソルを動かす」ことによって左上のゲージが上下するようになる。ゲージが満タンかつアイコン上のハートがピンク色になれば最高の状態。 ---全員が最高の状態になれば上を向いて叫んだ後、両手でピースサインを作って笑顔になる。いわゆる「ダブルピース昇天」。 --ドキドキモード終了後は元の画面に戻り、引きずり込んだ敵から「ドキドキボム」というピンク色のオーラが出現する。 ---ドキドキボムは画面内に一瞬で拡散し、視界内の敵を一掃することができる。 -コンティニュー・ゲームオーバー --ライフがなくなった時は画面内が紫色に染まり、画面上に銀色で「CONTINUE」と文字が表示され、真ん中に「つづける!」と「あきらめる…」の枠が表示される。 ---「つづける!」を選ぶと''5000ポイント''消費してプレイを継続することができる。 ---「あきらめる…」を選ぶとえころに罵られ、最後に攻撃したキャラクターがドキドキ空間内で台詞を発する。その直後に「GAME OVER」と青い文字で表示され、そのままタイトルメニューへ戻る。((直後は一時的に、タイトルメニューのシステムボイスがそのキャラクターのものに変わる。)) -成績・ランクについて --ステージクリア時、「タイム(ステージクリアにかかった時間)」「ダメージ(受けたダメージ量)」「命中率(フェロモンショットの命中率)」によって星のマーク5段階の評定で表示される。評定に基づいて、追加でスコアを獲得できる。 ---ランクは初期状態でG。スコアの数値が上がるほどアルファベットの逆順に表示が更新され、「A→S→SS→神」という順番となる。また、ランクの上昇度合いによって「天使の羽根」を獲得できる。 ''会話パート'' -ホウダイ目線で各ヒロインやその他人物との話の流れを、ノベルゲーム感覚で進めることができる。 -ルートについて --永遠に彼女ができない事態を回避するために、誰への告白を決意するかを序盤で決める必要がある。 #region(ルート一覧) -''しのぶが好きだ''(しのぶルート) --最初から選択可能。しのぶに告白を決意。難易度は最も低い。 -''真夜が好きだ''(真夜ルート) --最初から選択可能。真夜に告白を決意。しのぶルートより難易度は少しだけ高い。 -''どっちも好きだ''(姉妹ルート) --上記2つのルートクリア後に選択可能。 -''わからない''(天使・悪魔ルート) --1周目は選択不可。序盤で姉妹が登場するほか、ストーリーの伏線や事情が明かされるルート。 -''まだ見ぬ運命''(運命の彼女ルート) --上記全てのルートクリア後に選択可能。彼女候補がゲーム内に登場する敵キャラクター全員となるため、攻略目的によって難易度が大きく変化する。 #endregion -エピソードリザルト・好感度 --各ルートはいくつかのエピソードに分けられており、一つの区切りが終了すると途中経過としてステージスコアとこれまでの合計スコアが表示される。 ---さらに、ルートで選択したヒロインの好感度がハート型の枠、パーセンテージで表示される。好感度は後述の選択肢、アクションイベント、ボス戦、ラストドキドキモードの結果によって変化する。 -選択肢について --ストーリー内の会話中に現れた選択肢のどれを選ぶかによって、ルートで選択したヒロインの好感度が変化する。 ---回答内容は特定のパラメーターに準ずるものが多く、それらが低いと選択できない答えも多い。 ''重要局面'' -アクションイベント --ルートで選択したヒロインがピンチに陥ったり、何らかの経緯で命令に従うことになってしまった時に発生するイベント。成功度合いによって好感度が変化する。 --まずは、制限時間内にヒロインの周囲に表示されたマーカーを照準で探し、ショットで消す必要がある。マーカーがない場所を撃つと怒られる。~ 撃つ場所の指示を受けることもある。マーク内に矢印で指示内容が表示されているので、照準をマークに合わせてコントローラーのタッチパッドでコマンドを入力する。~ これらを入力することによって画面左上のゲージが増え、最大値に達すると次に移行する。((時間切れでも移行する。)) --その後、タッチパッドだけを使用して表示された指示の通りに繰り返しコマンドを入力するパートとなる。上手く入力できれば画面下のゲージが増え続け、満タンになる度に成功回数が増えていく。制限時間が0になると終了。 ---この2つの行動を3回繰り返すことによってリザルトへ移行する。成功度合いによって獲得スコア、好感度の変化が異なる。 -ボス戦 --エピソード中盤ではくろなが操る怪物などを倒す必要がある。ヒロインが捕らえられているので闇雲に撃つと減点される。 -エピソードボス --エピソードの最後では、ルートで選択したヒロインに心を開いてもらうために、そのヒロインを倒す必要がある。彼女たちの攻撃をショットで壊しながら身体にショットを当て続け、ライフを0にすることでクリアとなる。 -ラストドキドキモード --ボス戦の後に、えころが「ドキドキフィールド」を展開してヒロインをドキドキ空間に包み込み、ヒロインの身体の部位を選んで狙い撃ちするという内容。ズームして近づき、ショットを当てることで画面左のゲージを増える。ヒロインごとにゲージが増えやすい部位があるが、長時間ズームしすぎたり同じ場所の狙い撃ちを続けていると、その部分をガードされてしまう。ガード中はその部位と周辺へのショットが無効になる。 --左のゲージが半分になると「FINISH!」の文字が表示される。この状態でドキドキモードを発動するボタンを押すと終了できるが、ゲージが満タンになった状態まで進めて終了させるとドキドキモードと同じようにダブルピース昇天となる。~ また、このモードの制限時間は先述の「ハートゲージ」が制限時間になっているため、ボス戦前までに満タンにしておくことが望ましい。 --なお、えころだけはこのラストドキドキモードに対応しておらず、コレクションモードの妄想画面でのタッチによる反応もない。 -エンディング --エピソードを一通り終了させると、スタッフクレジットの後に最終結果画面が表示される。難易度・エンディングの種類・好感度によってボーナスが加算され、最終的なスコアとランクが表示される。 --ヒロインの好感度が100%になった状態、なおかつラストドキドキモードでダブルピース昇天を達成させればトゥルーエンドとなる。 --好感度が50%に満たないまま最後のステージをクリアした場合はバッドエンド。この場合はエピソードボスとラストドキドキモードは省略される。 --それ以外の結果だとグッドエンド。グッドエンドの場合でも他のルートを選ぶための条件は達成できる。 ''おまけ'' -更衣室 --各ヒロインや敵として出てくるキャラクターの服装を変えることができる。当該キャラが出現する場面での外見を変えることができる。((敵キャラクターは全員統一される。))。 --全員を下着姿にすることも可能。 -コレクションモード --これまでの成績を見ることができる「マイデータ」、ストーリー内で見た一枚絵を何度でも鑑賞できる「ギャラリー」、キャラクターの情報を見ることができる「女の子一覧」がある。~ 「女の子一覧」では、ステージ内で出てきたキャラクターを昇天させることで登録できる。「スリーサイズを計測」「ドキドキモードで敏感な場所をタッチしてダブルピース昇天」「ステージ内に落ちている生徒手帳(または教員手帳)をショットで拾う」ことによって情報が登録される。また、制服姿だけでなく、体操着や水着の姿で見つけた時にドキドキモードで昇天させることによってプロフィール情報が増えていく。~ そのキャラクターのプロフィールが埋まると「妄想モード」が解放される。空間内でカメラを回しながら鑑賞できる。「タッチパッドをタッチ」「下から覗く」「最大まで近づく」「放置する」といった行動を取ることで台詞が聞ける。~ メインヒロインも一覧に登録されており、そのヒロインのルートでトゥルーエンドを達成できれば情報が追記される。 --ただし、えころだけは妄想モードでのタッチが不可能となっている。 -スコアアタックモード --一度クリアしたルート、個別ステージを自由に攻略できる。ライフが0になってもコンティニューはできないが、初期状態でライフが高い。ルートの場合は会話パートがなく、途中の回復も行われない。 ---アクションイベントやボス戦も再度挑戦できる。 ---- **評価点 -''前作から正統進化したお色気要素'' --基本的なところは前作までと変化はないものの、ハードが移行したことでより美麗なグラフィックでお色気要素を楽しめるようになった。 --相変わらず当然のようにパンチラするし、ドキドキモードでは妙にセクシーなポーズを取るし、倒した際には顔を赤らめてへなへなと座り込む。描写がややオーバーすぎるためエロというよりはギャグに寄っている点も変わらず。 --モデリングが改善されているため、前作でやや不自然さがあったモーションなどもより可愛らしくなっている。 --蠱惑的な表情をした下着姿の幼馴染に更衣室で足蹴にされる……といった男子の妄想をとにかく盛ったようなシチュエーションも豊富。触手プレイやいわゆる「壁尻」に近いシーンなんかもイベントCG付きで存在する。 -''操作性を含め、ほどよい難易度'' --基本的には照準の移動、ショット、ズームを行うことでステージはクリアできるので、難しいことはそれほど要求されない。また、全体的に敵キャラクターも狙い撃ちしやすいため、ストレスなくプレイできる。 ---敵が多く出てくる場所、または高スコアでのクリアを目指す目標があるなら敵を倒す順番や、なるべくムダ撃ちしないことを的確に求められるため、簡単すぎるという訳でもない。 --Steam版ではマウス・キーボード操作が可能になり、スティック操作で狙うのが苦手なプレイヤーでも遊びやすく調整されている。 //-''表現にはショッキングなものがほとんどない'' //--「出血させる」「相手の命を奪う」「物を破壊する」と言った表現が一切ないため、これらの要素に抵抗を持っている人でも安心してプレイできる((そもそもこうした点を心配しているプレイヤーはほとんどいないだろうが……。))。 //--どちらかと言えば女の子の攻撃が見どころ。ラブレターを何度も渡されたり、近づいてキスをしてくる表現はシュールさもありつつ、非常に可愛らしいものになっている。 //---どちらにしてもキャラクターごとの専用のセリフがフルボイスで実装されているので、それらを聴いてみるのも楽しみの一つである。 -''繰り返しのプレイがしやすい'' --一通りの流れとしては、選んだルートが終わるまでの朝~夕方の時間を描いたストーリーとして構成されており、テンポも良い。ガンシューティングとしてはとっつきやすい作りになっている。 -''軽い謎解きも楽しい'' --「特定のステージに入って隠されたアイテムを見つけ出す」「選択しているヒロインや、他の女の子の頼み事を引き受けて達成する」という行動を各ステージ内で達成することでプレイヤーにもメリットがあるため、プレイのモチベーションにしやすい。 ---前者は特定のステージに隠されており、獲得すると使用可能な女の子の衣装が追加される。後者はSakuraTalkの会話内容をよく読んで、正解となるステージ、条件を満たす地点を色々探してみるのも面白い。 -''クリア後のおまけも楽しい'' --多くのルートやステージをクリアすれば、一枚絵やキャラクタープロフィールといったコレクションが増えていく。衣装を変えてキャラクターを鑑賞してみたり、今まで入手できたシーンの絵をじっくり見ているだけでも十分に楽しめるだろう。 ---- **賛否両論点 //-''それぞれの女の子の特徴による偏見'' //--敵キャラクターとして出てくる女の子の数がかなり多いため、人によって好みが大きく分かれるかもしれない。~ //スタート時にえころが、「精神力が無くなれば告白された女の子と結ばれることになってしまう」、「その場の勢いに流されて好きでもない方と結ばれてしまうと後が大変」と言っていることから、その面識はイメージしやすい。 //自然な形の表現に改変しようとしましたが、元の文章の英文の直訳っぽさや主観が強すぎて難しかったため、COに留めておきます。 -''道中のボスに攻略の説明がない'' --どのルートを進むにしても、ストーリー中盤ではくろなが操る「魔界植物くん」や「バルーン魔物くん」を倒す必要がある。 --彼らを倒すには、''体内をズームで透視して、弱点部分の赤いところを撃つ''必要があり、それに対してゲーム内での説明がないため、初見では足止めを喰らいやすい。 --その直後はボスの体内で出てきた触手を時間内に撃ち落とす必要がある。間違って捕らえられているヒロインを撃ってしまったり、時間切れでヒロインが触手にはたかれてしまうと好感度が下がり、「ダメージ」の評定にも影響する。 -''コンプリートまでの作業感が強い'' --キャラクターのプロフィールを全て埋めるためには、該当するキャラクターを探してスリーサイズを計測したり、3つそれぞれの衣装姿を探し出しつつドキドキモードで昇天させる必要があるなどといった工程を踏む必要がある。場合によってはスコアアタックモードの個別ステージではハートゲージが間に合わないこともあり、どのルートで達成させるかの工夫も考えなければいけなくなってくる。 --一部のルートでは、特定の選択肢によるイベントCGの差分回収や、バッドエンドの達成が必須となるイベントCGも存在する。どこで回収できていないか把握していないと、再び最初からその地点まで進めることになる。 -''ストーリーは基本的に無難な出来'' --一部ルートを除けば取り立てて意外な展開や伏線は存在しない。そもそもきちんとルートのあるキャラクターが多いとは言えない((ルート自体は5つあるが、いわゆる個別ルートにあたるルートは実質3つしかない。))ため、バリエーション豊かなストーリーが展開されるわけでもない。 --決して完成度は低くないが、あくまでお色気ガンシューティングに付随する程度のものと思ったほうがいい。 //***ネタバレを含む賛否両論点 //-''どっちが悪いの?'' //--しのぶ、真夜、姉妹ルートで恐ろしいほどのイタズラを繰り返し、場合によっては捕まって魔界へ強制送還されてしまうくろな。しかし… //#region(天使・悪魔ルートのネタバレを含みます。) //-悪魔の試験の課題のためにイタズラをすることでスタンプがシートに押される仕組みになっていたらしいが、いくらイタズラをしてもスタンプの必要数が足りなくて困っていたという事実が「天使・悪魔ルート」で判明する。試験に失敗したら魔王様に「すごいこと((えころ曰く「天使や悪魔の力が失われるような内容」))」をされるのだと言う。 //--えころがオープニングで「ターゲットが重複して試験を妨害された」と言っていたのは勘違いだということもここで明かされる。実はくろなはホウダイを狙っていた訳ではない。 //-ホウダイの最大のモテ状態から1日経つと永遠に彼女ができない事態を回避するもう一つの方法として、くろなが使用する「悪魔の槍」を彼の身体に刺すことでモテ状態が中和されて長く続くと考えたえころは、悪魔の槍の効果と引き換えに安全に試験をクリアさせることを提案。 //--以降はルートが二通りに分かれる。片方は試験の内容を優先させてくろなを手伝うえころルート、もう片方はホウダイをほったらかしにして更にイタズラをしたほうがスタンプをもらえると勘違いしてイタズラを続けるくろなルート。 //--どちらを選んだ場合でも、くろなの過激なイタズラにえころは「イタズラの度合いとしてはあまりにもやりすぎ」と厳しく叱責する。しかし、そこまでやってもまだスタンプが足りないらしい。 //---そこでえころがスタンプシートを確認すると、なんと''裏面までスタンプが押されていた''ことが判明する。 //--これまでとは逆に善い行いをすることで超過分を減らせるため、ちょうどいい数にするためにホウダイに悪魔の槍を刺すことで解決しようとするものの、えころルートではくろなを手伝ったことでえころにダークパワーが宿って体調不良を起こしてしまい、くろなルートではイタズラのし過ぎで悪魔の槍をどこかに落としてしまう。 //---えころを助けるため、あるいはくろなの悪魔の槍を取り戻すために学校の屋上へ向かうが、どちらのルートでもダークパワーが暴走してしまう。 //(えころルートでは、えころを助ける方法が屋上にあると言われていた。)(くろなルートでは、悪魔の槍が購買部の落とし物コーナーに置かれていたため、屋上で待機中のくろなに急いで返した。) //--これらのルートもまた違った結末を楽しめるか、状況を受け入れきれないかで意見が分かれそうになると言っていい。また、このルートではしのぶルートと真夜ルートのラスボスが途中のボスとして出てくるのと選択肢が複雑なため、しのぶ、真夜、姉妹ルートをTRUE ENDでクリアし、1度神ランクでのクリアを経験してから挑戦したほうがいい。 //#endregion //-''運命の彼女ルートについて'' //#region(運命の彼女ルートの軽度なネタバレを含みます。) //--難易度設定や現在のパラメーターによって、どのキャラクターが彼女になるかが変化するルート。最終ステージまでに運命度が最大になったキャラクターがクリア対象になる。最終ステージではくろなが候補となるキャラクターを捕らえており、「バルーン魔物くん」を倒す必要がある。 //--ボス戦クリア後に、ホウダイは逃げ出すくろなを追いかけようとするがえころがそれを止める。くろなと会話後、他のルートと同じようにえころがドキドキフィールドを展開してラストドキドキモードに入り、そのキャラと結ばれることで、えころが安心して空に帰っていくという内容。 //--ステージセレクトで現在の各キャラの運命度をチェックできるが、種類が非常に多い上に好きなタイプがバラバラすぎるため、さらに作業感が強いと感じるかもしれない。((トロフィーコンプリートには全部クリアする必要はない。)) //---逆に最終ステージでどのキャラクターの運命度も最大になっていない場合はバッドエンドとなる。なお、イベントCG回収のためにはこのルートも通らなければならない。 //#endregion //-''天使ぱたこ'' //--ステージパートで敵として出てくるが、基本的にこちらを攻撃してこない。((隠れていたり、すぐ逃げたりする。)) // //#region(というのも…) //-その正体は、前作で失態を犯した天使「ぱたこ」であり、本作では人間として修業をしている立場である。えころからは「ぱたこ先輩」と呼ばれている。 //--神園姉妹どちらかがが主役になるルートのグッドエンドで、ホウダイのモテモテパワーを強引に制御していたことが明らかとなる。 //---ホウダイに降りかかった事態の全てを最初から熟知しており、えころルートで発生した悲劇の理由を教えてくれたのも彼女である。 //--また、特定の条件を満たすと、くろなルートで登場した上で天使として復活する。最後はホウダイに勝負を挑んでくる。 //---見事クリアすると満足して、くろなの課題スタンプ超過を特別な力で解消する。 //-一方、運命の彼女ルートでの彼女候補にもできる立場である。 //--攻略ガイドでは「運命度を上げるのが大変」と記載されているが、実は最初の設定で難易度を恋のエキスパート、性格をエロ魔人にしてルート分岐直前のステージでドキドキモードを使い、ダブルピース昇天させるだけで運命度が一瞬で最大になってしまう。 //--ボスを倒した後では他のキャラクターと比べるとえころのセリフが大きく異なる。 //--逆にぱたこはドキドキフィールドを要求するが、えころは頑なに拒否。しかし、拒否されたぱたこは自分でドキドキフィールドを展開する。 //--ラストドキドキモード終了後、ホウダイとぱたこは当然のごとく両思いに。えころは最後まで拒否を続けるが、それがひっくり返ることもなく2人の関係が良い方向となった。 //---それに対して逆にえころが上を向いて叫び、カラスの一声が出て終了。まるで「運命の彼女ルート 第2のBAD END」みたいなことになってしまう。 //#endregion //-''幽霊'' //--ステージの各所には幽霊が隠れており、青いエフェクトに照準を合わせることによって発見、昇天させることができる。各ルートでSakuraTalkの依頼の中に幽霊の目撃情報が記載されており、対応するステージで確認可能。((幽霊は攻撃してこないし、場所によってはスリーサイズも計測できる。)) //軽めではあるものの、怪奇現象を恐れる可能性があるかもしれない。 //#region(ちなみに) //--運命の彼女ルートでは、それぞれ幽霊が隠れているステージに入ってほぼ全て倒すことにより、彼女候補にできる。 //---そのエンディングを見ないと「女の子一覧」に登録されないため、コンプリートには必須となる。名称は「''遊霊野幽子''」。 //#endregion //#region(一方、幽霊ではないが…) //-3年生の「''柳田真冬''」という敵キャラクターが前述の本物の幽霊よりも幽霊っぽい存在。出席日数が足りなくて留年してしまったらしく、校内をさ迷う姿を幽霊と間違われやすいらしい。 //--普通に敵として出てきたり、悪魔に操られて出てくることも多々ある。SakuraTalkや一部のエンディングではまるでえころ、くろな、しあわせくんの存在を知っているかのような言動を取ったり一部の生徒に人形を提案・譲渡するなど、やや浮いた存在ではあるものの、キャラクターデザイン自体は普通に可愛くホラー要素はない。 //一応追記・編集しましたが、折りたたみで特筆すべきほどのキャラかは疑問が残るところです。 //#endregion //そもそもこのネタバレパート自体が賛否両論に至る説明が描いておらず、ストーリーの羅列にしか見えないため不要と判断しCO。 ---- **問題点 //-''BGM、SE、ボイスを「オフ」にできない'' //--最小値が0ではなく1であるため、いずれかに項目をミュートにすることは不可能。 -''会話パートでログを表示できない'' --昨今のノベルゲームやアドベンチャーゲームなどでの会話パートではバックログを呼び出して会話の内容を確認できることがほとんどだが、あくまでシューティングゲームだからか本作では搭載されていない。 ---文章のスキップは可能なので、内容を確認したいときは聞き逃さないよう注意が必要。もっとも、テキストを隅々まで読まなければいけないようなことはほぼないが。 -''リザルト時の評定が不明瞭'' --前述の通り評定は「タイム」「ダメージ」「命中率」で表示されるのだが、「どのようになると星5を達成できなくなるか」の判別が難しい。「ダメージ」「命中率」はともかく「タイム」はステージごとにかかる時間が大きく異なるため基準が分かりづらい。ステージ中の時間表示もなく、クリア時にかかった時間も表示されないのも不親切。 --「命中率」に関してもドキドキモードのみで敵を全滅させると星0になってしまうなど、妙な落とし穴がある。 -''一部の操作が分かりづらい'' --ステージパート中にタッチパッドをタッチすることで、敵にダメージを与えずに反応させる「イタズラ」ができるのだが、タッチしているにもかかわらずアクションがなかなか表示されないなど、とにかく反応が悪い。 --また、左右のスティックを同時に押し込むことでゲーム画面を切り替えることができるが((通称「ママキタ」。ゲーム画面を隠す機能。))、ゲーム内での説明がなく、それを知らずに何かの拍子で入力してしまうとどうすればいいのかわからなくなるかもしれない。×ボタンで元に戻せる。 -''録画可能範囲に制限がある'' --普通にプレイしているだけならあまり問題はないが、本体の録画機能を使用した動画はドキドキモードやアクションイベントに入ると黒いフレームで容赦なく画面を隠されてしまう。 ---キャラクターの妄想モードではそもそも録画・スクリーンショットが不可になる。ストーリー終盤はステージまでもが完全に録画・スクリーンショット不可。恐らくネタバレ対策の一環だと思われる。 -''スコアアタックモードの最高記録の保存仕様が不親切気味'' --各ステージの記録において、最高スコアと評定がもっともいい記録で保存されるのだが、パーフェクトを狙いたい人にとってはやや不便である。~ というのも、常に「スコアの最高記録」で保存されてしまうため、例えば2回目以降のクリアで3つの評定でパーフェクトを獲得しても、直前の最高記録よりスコアが低ければパーフェクトの記録が保存されない。パーフェクトで保存したい場合はスコアを更新しつつパーフェクトを達成する必要がある。~ パーフェクトと最高記録の更新の同時達成が不安な場合は、わざと下手にプレイしたりステージクリアをしないでおくのも一つの手である。 -''Steam版のグラフィック'' --グラフィックにアンチエイリアスが適用されていないため、キャラクターの輪郭線にジャギーがかかってしまい、せっかくのグラフィックが微妙になっている。これに関連するグラフィックオプションも用意されていない。 --Unreal Engine3を使用しているため、エンジン側の設定ファイルのAAオプションを無理矢理書き換えることでアンチエイリアスをかける事も可能だが、そうすると今度はオプション画面の文字やアクションイベントのアイコン表示など一部の2Dグラフィックが消えてしまいプレイに支障が出てしまう。 ---- **総評 アクションゲームやシューティングゲームから見れば「女の子を敵に回して撃ち抜く、女の子から告白という名の攻撃を受ける」といったコンセプトはバカゲーそのものだが、遊びやすいゲームシステム、キャラクターのモデリングなど3Dガンシューティングとしての完成度は高い作品。~ お色気要素も多分に含まれており、多数のハードで展開されていることから手に取りやすい。 ---- **余談 -''発売前の情報番組'' --「電撃オンライン」のチャンネルでは、しのぶの声を演じた上間江望氏が、しのぶと瓜二つな服装、髪型でゲストとして出演している。 ---番組開始からいきなりゲスト紹介をハブられそうになる一幕も。 --また、「電人ゲッチャ」のチャンネルで葵の声を演じた山本希望氏は、「どのようなゲームなのか」という質問を受けた際に「変態紳士のやるゲーム」と豪語している。 -''ネタコンテンツ'' --本作を語る上で欠かせないのが多数の衣装DLCの中にひとつだけ存在する「フェロモンZ」というアイテムを購入できるDLC。価格はなんと''10,000円''。購入するとズーム時とドキドキモードで女の子が常時下着姿になるというモノ。 ---ある意味究極のネタDLCとなっている。購入するかどうかはプレイヤー次第である。後にDLC全部入りバンドルも発売されたが、このDLCだけは入っていない。 ---ちなみにWin版に限り、このDLC単品が正規外部販売サイトのセールでこっそり半額近くに値引きされていたことが何度かあり、それを見つけて購入したユーザーもいると言われている。 --他のネタDLCとして女の子全員を巨乳化、逆にまな板化するDLCも存在する。こちらはそれぞれ980円でバンドルにも入っている。 --その他のネタ要素として、タイトル画面でコマンドを入力すると女の子たちの下着を好きなデザインに変更できるという隠し要素も存在する。ちなみに下着だけで''450種類''ものデザインが用意されている。 -2022年3月17日にSwitchへ移植した決定版が発売。 --OPムービーの一新とほぼ全てのDLCが最初から収録している。Switch版の『ぎゃる☆がん2』と『ぎゃる☆がん りたーんず』のデータがあるとDLCで販売していた特典((『2』は天使のまな板。『りたーんず』は悪魔の肉まん。))が最初から貰える。 -''さらなるシリーズ展開'' --2022年8月に、神園姉妹を主役に据えた新作ゲーム『Grim Guardians:Demon Purge』の制作が決定。2023年2月23日にSwitch/Win(Steam)/PS5/PS4/OneのマルチプラットフォームでDL版が発売された((Switch/PS5版は2023年3月23日に別途パッケージ版が発売されている。))。 ---ジャンルはインティお得意のレトロ風2Dアクション。魔城と化した学校を舞台に、悪魔ハンターとしてのしのぶと真夜の戦いが描かれる。 ---タイトルのイニシャルを取ると『GGDP』となるが、これは即ち『''G''al☆''G''un ''D''ouble ''P''eace』と掛けているのだろう。 -''特別な武器の名称'' #region(ネタバレを含むため格納) --くろなが使用する「悪魔の槍」以外にも、えころが使用する二丁拳銃、ぱたこが使用する片手弓にも設定が存在する。 ---えころの銃の名称は「デザート・エンジェル」、ぱたこの弓の名称は「エンジェル・クロスボウ」である。 #endregion ***オープニング内の看板 -見る機会が少なくてなかなか気付けないが、このゲームの舞台、桜をアピールした看板がある。 #region(このように記載されている。)                                         ''根性桜''~                                       ''こんじょうざくら''~                                       ''KONNJOU ZAKURA''~                                         根性桜の伝説~                                伝説1 お花見で根性注入!つらい仕事を乗り切れ!~                                伝説2 花びらを煎じて飲むと腰痛完治!~                                伝説3 告白成功率120%!あなたの恋も叶います。~ この一帯に植えられた桜の木々は桜咲グループが品種改良を重ね完成させた~ 特殊な桜「根性桜」です。~ 一般の桜の木との違いは根性で夏を乗り切り秋まで花を咲かせることです。~ 真夏のお花見はこの一帯の名物となっており地元住民はもとより、~ 他県からも多くの見物客が訪れます。~ また年々開花期間が延びているのも特徴です。~ いつかは冬の寒さを乗り切り「ど根性桜」へとクラスチェンジするのではと~ 地元住民からの期待も高まっています。~                 桜咲観光協会~ #endregion

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