リアル・スポーツ ベースボール
【りある すぽーつ べーすぼーる】
|
ジャンル
|
スポーツ
|
|
|
対応機種
|
ATARI2800
|
|
発売・開発元
|
アタリ
|
|
発売日
|
1983年
|
|
プレイ人数
|
1~2人
|
|
判定
|
なし
|
|
ポイント
|
『Home Run』と比べてより野球らしく 当時としては珍しく自動で守備が切り替わる 出塁や返球が手動操作なのがややネックか
|
概要
アタリ社からATARI2600で発売された野球ゲームで、「リアルスポーツシリーズ」の一作。
1978年には『Home Run』という野球ゲームが同じくアタリ社から発売されていたが、そちらは実際の野球の再現度の低さから、高評価とはいかなかった。
本作はそんな『Home Run』からのリベンジを図った一作となっている。
日本国内でもATARI2800向けに『リアル・スポーツ ベースボール』のタイトルで発売された。
特徴
-
打者側の操作
-
コントローラーのボタンを押しながら、スティックを倒すことでスイングができ、倒す方向によって打球の方向を決めることができる。
-
左右でレフトかライトにゴロ、上でバント、下でフライとなる。
-
打者がボールを打つと走者に操作が切り替わる。
-
走者はスティックを右に倒すことで進塁でき、左に倒すことで帰塁することができる。
-
盗塁も行うことができる。ボタンを押さずにスティックを走者がいる塁の方向(一塁=右、二塁=上、三塁=左、本塁=下)に動かして、操作対象を打者から走者に切り替えることができる。その後、ボタンを押しながらスティックを右に倒すと走者が走り出す。
-
守備側の操作
-
投球の方法。
-
まずボールを投げる前に上下左右で投げる球の種類を決める。上で速球、右でシンカー、左でライズボール、下で敬遠球となる。
-
投げるボールの種類を決めたらボタンを押しながらスティックを下に倒すことで、ボールを投げる。
-
送球の方法。
-
ボタンを押すことで送球ができる。送球の方向はスティックで決めることができ、右で一塁、上で二塁、左で三塁、下でピッチャーまたはキャッチャーへ投げることができる。
-
ゲームモード
-
1~4の4種類が存在し、1,2は2人プレイモード、3,4はCPUとの1人プレイモードとなる。
評価点
-
『Home Run』と比べてかなり野球らしいゲームとなった
-
選手がちゃんと9人揃っていたり、盗塁や送球ができるようになったりと、野球ゲームとしてかなり進化した。
-
9人揃っているのは当たり前では?と思う人も多いかもしれないが、本作以前に同じくATARI2600でM Networkから発売された『Super Challenge Baseball』ではショートが存在しなかったので、守備がちゃんと9人揃っているだけでも実はすごい。
-
無論1から10まで完璧に再現できているわけではなく、まだまだ現実の野球の再現が甘いという声も無くはないが、それでも『Home Run』と比べたらかなりの進化を遂げている。
-
打たれたボールに対して自動的に近くの選手が動くようになった。
-
これについてもかなりの進化点。今でこそ野球ゲームでは当たり前の機能であるが、本作が発売された1980年代の黎明期の野球ゲームは、手動で守備を切り替えるものもあったため、守備が打球に合わせて自動で切り替わるのは非常に優秀。
-
戦略性の向上
-
前述したようにルールが本物の野球にかなり近づき、盗塁や送球が自由に行えるようになったため、戦略性がかなり増した。
問題点
-
一部の操作以外は、基本的にプレイヤーが手動で行う必要がある
-
前述したように、打球に対する選手の選択は自動で行ってくれるが、それ以外の操作の殆どが手動操作。
-
前述した送球や盗塁はもちろんのこと、例えばキャッチャーからピッチャーへの返球やボールを打った後の出塁ですら手動の操作となっている。
-
特に出塁が手動である点に関しては、現代の野球ゲームに慣れている人からすると、弾を打った後にぼーっとしてしまい、そのままアウトを取られてしまうことになりやすい。
-
投球の種類が見た目で判断できない。
-
特にボール球の区別がつかず、本作はボール球に対してバットを振っても打てない時があるという、変な仕様になっているため、欠点としてよく挙げられる。
-
フライを取り逃すとホームランとなってしまう。
-
フライボールは守備側の選手で触れればキャッチできるが、もしキャッチをミスするとそのままホームランとなってしまう。
-
なお、打球がフライかゴロかは打球の飛ぶ音で判別しなくてはならず、グラフィックでの違いが存在しないのも、地味に欠点。
総評
実質的な前作にあたる『Home Run』と比べたら、かなり野球ゲームらしい内容となっている。
野球ゲームとしては再現が甘い箇所があったり、操作の殆どが手動で行う必要があったりと、まだまだ課題や問題点はある。
ゲームシステムも一部不可解な箇所もあったりするが、それでも『Home Run』と比べたら、平均的なレベルまで評価を上げることに成功はしている。
余談
-
本作のマイナーチェンジ版として『Super Baseball』というゲームがATARI2600で発売されている。
-
そちらではタイトル画面の追加やバグ修正などがある一方、守備側の選手の移動速度が増して、ゲームバランスが悪化しているなどの欠点も生まれている。
-
同じく『RealSports Baseball』のタイトルで、ATARI5200版とATARI7800版も発売されている。
最終更新:2026年08月16日 22:19