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LXDE・LXQt

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LXDE・LXQt

LXDEはUNIX系OSで動作する、オープンソースのデスクトップ環境である。
軽量で高速なデスクトップ環境として有名。

2013年にプロジェクト創始者であり、中心的開発者でもある洪任諭によってQtへの移行が発表され、後継としてLXQtがリリースされた。
しかし、LXDEの開発陣によってGTK+3のLXDEの開発は続行されており、共存状態になっている。


LXDE

▲スクリーンショット
各種データ
開発者 LXDE開発チーム
開発状況 開発中
初版 2006年11月12日?
最新版 0.99.2 / 2016年11月21日
リポジトリ https://github.com/lxde
対応OS UNIX系
ツールキット GTK3
対応言語 35か国語以上
ウェブサイト https://lxde.github.io/

LXDE(Lightweight X11 Desktop Environment)はC言語で書かれ、GTK+ツールキットを利用している。

コンポーネント

LXDEの構成パッケージは以下の通り。

+ ...
  • GPicView - 画像ビューア
  • PCMan File Manager - ファイルマネージャ
  • LibFM - ファイルマネージャ用バックエンドライブラリ
  • LXAppearance - テーマ管理
  • LXAppearance Obconf - LXApperance用Openbox設定プラグイン
  • LXDE Icon Theme - アイコンテーマ
  • LXDM - X Window System 向けのディスプレイマネージャ
  • lxde-common - デフォルト設定ファイル
  • LXInput - キーボード・マウス設定ツール
  • LXLauncher - アプリケーションランチャー
  • lxmenu-data - アプリケーション・メニュー・データ
  • LXMusic - XMMS2用GTK+2フロントエンド
  • LXPanel - パネル
  • LXRandR - xrandr用GTK+2フロントエンド
  • LXSession - セッションマネージャー。LXPolkit, LXSessionEditを統合。
  • LXTerminal - ターミナルエミュレータ
  • LXTask - タスクマネージャー
  • menu-cache(libmenu-cache) - .menuファイルジェネレータ

ライブラリや動作に必須ではないユーティリティ類を含めても18個しかなく、ウィンドウマネージャ・電源マネージャ・ネットワークマネージャ・通知デーモンなどはLXDE自身によっては開発されていないなど、デスクトップ環境としてはかなり少なめである。

LXDEが提供するコンポーネントだけで完全なデスクトップ環境を構成することは不可能なため、何らかのソフトウェアで補完する必要がある。
ウィンドウマネージャについてはOpenboxが事実上のデフォルトだが、それ以外のソフトウェアについては各ディストリビューションによって採用ソフトウェアに違いがある。

LXQt

▲スクリーンショット
各種データ
開発者 LXDE開発チーム
開発状況 開発中
初版 2013年5月26日
最新版 0.17.0 / 2021年4月15日
リポジトリ https://github.com/lxqt
対応OS UNIX系
ツールキット Qt
対応言語 35か国語以上?
ウェブサイト https://lxqt.github.io/

LXQt(Lightweight Qt Desktop Environment)はC/C++で書かれ、Qtツールキットを利用している。
LXDEとRazor-qtの両プロジェクトを統合して作られた。

コンポーネント

LXQtの構成パッケージは以下の通り。

+ ...
  • qterminal - コマンドラインインタプリタ。LXQt用に作成された。
  • Falkon
  • sddm - LXQt用にQMLで作成された、Simple Desktop Display Manager。
  • lximage-qt - 画像ビューア。
  • lxmenu-data - freedesktop.orgデスクトップメニュー用に必要なファイル。
  • lxqt-about - ダイアログボックス。
  • lxqt-admin - システム管理ツール。
  • lxqt-common - 共通ファイル(グラフィックファイル、テーマ、デスクトップエントリファイルなど)。
  • lxqt-config - システム設定センター。KScreen(RandR)に依存する。
  • lxqt-globalkeys - グローバルなキーボードショートカット登録用デーモンおよびライブラリ。KGlobalAccelに依存する。
  • lxqt-notificationd - 通知デーモン。
  • lxqt-openssh-askpass - OpenSSHパスワードプロンプト。
  • lxqt-panel - デスクトップパネル(タスクバー)。Solidに依存する。
  • lxqt-policykit - Polkit認証エージェント。
  • lxqt-powermanagement - パワー管理デーモン。Solidに依存する。
  • lxqt-qtplugin - Qtプラットフォーム統合プラグイン(Qtベースのプログラムは全てLXQtの設定を採用できるようになる)。
  • lxqt-runner - アプリケーションランチャー。
  • lxqt-session - LXQtセッションマネージャ。
  • lxqt-sudo - sudo/su用のGUIフロントエンド。
  • menu-cache
  • obconf-qt - Qtで書かれたOpenbox設定ツール。
  • compton-conf - Compton Xコンポジット型ウィンドウマネージャ用グラフィカルユーザインタフェース設定ツール(metacity ⇒ xcompmgr ⇒ dcompmgr ⇒ Compton)。
  • pcmanfm-qt - ファイルマネージャ。PCMan File ManagerのQt移植。
  • qt-gtk-engine - QtスタイルによるGTK+ 3テーマ設定プログラム。

LXQtは数多くのモジュラーコンポーネントから構成され、その中にはQtやKDE Frameworks 5に依存するものもある。

LXDEとLXQtの比較

LXDEはGTKツールキットを、LXQtはQtツールキットを利用している為、LXQtの方が若干メモリ使用量が多くなっている。

しかし、GTKツールキットを用いた軽量デスクトップ環境の1つであるXfceよりもLXQtの方がメモリ使用量は少なく、決してLXQtが重い訳では無い。

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  • コメントログ作成 - 名無しさん (2020-05-02 18:31:54)

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