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MX Linux

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MX Linux

MX Linuxは、antiXのコンポーネントを用いた、 Debian系 のLinuxディストリビューションである。

▲デスクトップ画面(19.2 Xfce)
各種データ
開発者 MX Dev Team
系統 Debian系
開発状況 開発中
初版 2014年3月24日
最新安定版 MX-21 “Wildflower” / 2021年10月21日 *1
最新開発版 MX-21 RC1 / 2021年10月5日
アップデート方式 APT
パッケージ管理 dpkg
カーネル Linux
デスクトップ環境 Xfce , Fluxbox , KDE
ウェブサイト https://mxlinux.org/

概要

MX Linuxは、2013年の12月にMEPISコミュニティのメンバーの間で行われた将来のオプションに関する議論の中で始まった。
これにantiXの開発者たちが加わり、現在は開発が終了したMEPISのコミュニティとantiXとの協力事業として開発が行われている。

プロジェクトの目標は "洗練されて効果的なデスクトップ環境を簡単な設定と高い安定性、強固なパフォーマンスに結びつける" こととしている。

デフォルトのデスクトップ環境にはXfceが採用されており、ログイン時にFluxboxに切り替えることも出来る。*2

▲ログインセッションの切り替え(19.2)

また、MX-19.2以降、 KDE を採用したバージョンも提供されている。

MX Linuxでは、UEFIコンピュータで使えるインストーラーやLinuxカーネルを変更する手段、AntiXのコアプログラム群などのような基本的なツールの他に、ユーザー志向のツール群であるMX Toolsを配布している。

MX Toolsの1つ、MXスナップショットは、Liveインストールを単独のISOファイルにリマスターするGUIのツールであり、クローンされたイメージは簡単かつ便利に、全ての設定を保ったまま、起動可能なディスクやUSBドライブからの起動を可能にする。
MXスナップショットを用いることで、簡単にシステムの移行や配布を行うことができ、またインストールされたシステムの完全で便利なバックアップとしても使うことが出来る。

MX LinuxはAMD64、IA-32に対応する。

リリース

バージョン リリース日 対応するDebian LTSのサポート期限 ベースとなったDebian LTS 主な変更点
MX-14 2014年3月24日(PAE)
2014年3月27日(non-PAE)
サポート終了 Debian 7(wheezy) MX Toolsを搭載し、CDに合わせて構築された。Xfce 4.10
MX-14.1.1 2014年6月18日 サポート終了 Debian 7(wheezy)
MX-14.2 2014年6月30日 サポート終了 Debian 7(wheezy)
MX-14.3 2014年12月3日 サポート終了 Debian 7(wheezy)
MX-14.4 2015年3月22日 サポート終了 Debian 7(wheezy) Xfce 4.12
MX-15 2015年12月24日 2020年 Debian 8(jessie) systemd-shimを使い、既定のinitはsysvinitだが、systemdもインストールする。
MX Toolsを拡張。
MX-16 2016年12月14日 2020年 Debian 8(jessie) MXツールへの追加や改善が加えられ、新しいアイコン、テーマ、壁紙や
多くのアプリケーションが追加された。antiXの開発成果を受け入れ、サポートは拡張された。
MX-16.1 2017年6月8日 2020年 Debian 8(jessie) MX16以降のバグ修正と新しいテーマの追加、MX Toolsの更新、ドキュメントの改善や
新しい翻訳の成果を含む。
MX-17 2017年12月15日 2022年 Debian 9(stretch) アートワークをアップグレード。新しいMX Tools、antiXの開発で進歩した
ライブ・オペレーションを含む。
MX-17.1 2018年4月14日 2022年 Debian 9(stretch)
MX-18 2018年12月20日 2022年 Debian 9(stretch) MX Toolsの開発が進められた。最新のカーネルが導入され、ディスク全体の暗号化や
MX Boot オプションを通じて機能するGRUBのテーマやスプラッシュ画面が追加された。
また、新しいアートワークや翻訳の改善も含まれる。
MX-18.1 2019年2月9日 2022年 Debian 9(stretch)
MX-18.2 2019年04月07日 2022年 Debian 9(stretch)
MX-18.3 2019年05月26日 2022年 Debian 9(stretch)
MX-19 2019年10月21日 2024年(予定) Debian 10(buster) ツール、アートワーク、ドキュメンテーション、翻訳が新しく改善された
Xfce 4.14 / Fluxbox
MX-19.1 2020年02月14日 2024年(予定) Debian 10(buster)
MX-19.2 2020年06月01日 2024年(予定) Debian 10(buster)
MX-19.2 KDE Beta 1 2020年7月5日 2024年(予定) Debian 10(buster) KDE Plasmaを採用。Qtアプリケーションを優先してプリインストール。
MX-19.2 KDE Beta 2 2020年7月17日 2024年(予定) Debian 10(buster) 不具合の修正
MX-19.2 KDE RC 1 2020年8月9日 2024年(予定) Debian 10(buster) リリース候補、不具合の修正
MX-19.2 KDE 2020年8月14日 2024年(予定) Debian 10(buster) KDE Plasmaを採用したMX Linuxの正式リリース
アドバンストハードウェアサポート(AHS)対応の64ビット環境にのみ対応
MX-19.3 RC1 2020年11月2日 2024年(予定) Debian 10(buster)
MX-19.3 2020年11月10日 2024年(予定) Debian 10(buster)
MX-19.4 2021年4月1日 2024年(予定) Debian 10(buster)
MX-21 RC1 2021年10月5日 Debian 11(bullseye)
MX-21 2021年10月21日 Debian 11(bullseye)

ギャラリー

MX Linux 19.2 Fluxbox

外部リンク


脚注に記載されているウェブサイトへのリンク


関連項目


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  • コメントログ作成 - 名無しさん (2020-07-25 17:51:11)

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注釈

*1 出典:MX Linux Blog – MX Linux

*2 公式にはMX-Fluxboxと呼ばれ、2020年9月5日現在、バージョン2.2になっている。