Pacman
Pacmanは
Arch Linux
の一コンポーネントとして開発された、パッケージ管理システム。

▲rxvt上で実行されたPacman
各種データ
各種データ
開発者 | Judd Vinet ら |
開発状況 | 開発中 |
初版 | 2002年2月25日 |
最新版 | 6.0.0 / 2021年5月20日 (*1) |
対応OS | Linux(i686 , x86-64) |
種別 | パッケージ管理システム |
ライセンス | GPL |
ウェブサイト | https://www.archlinux.org/pacman/ |
概要
Pacmanはパッケージのインストール、検索、アップグレード、削除、クリーンアップなど、パッケージ管理に関するほぼ全ての作業を行う。
パッケージをインストールする時は、インストールするパッケージの依存関係を自動的に解決し、全ての必要なパッケージのダウンロードおよびインストールを行う。
リポジトリ以外から、つまりローカルシステムやインターネット上のパッケージファイルからのインストールも可能である。
リポジトリ以外から、つまりローカルシステムやインターネット上のパッケージファイルからのインストールも可能である。
理論的には、利用者は一つのコマンドを実行するだけでシステムの完全なアップグレードが行える。
Pacmanは、Arch Linuxの他にFrugalwareのパッケージマネージャにも採用されている。
Pacmanは全てのパッケージに、コンパイルされたバイナリファイルを含む圧縮されたtarアーカイブを使用する。
パッケージはリポジトリ設定によりFTP、HTTPまたはその両方でダウンロードする。
ダウンロードに使用するソフトウェアはデフォルトではwgetだが、aria2など他のダウンロードユーティリティへのカスタマイズも可能である。
パッケージはリポジトリ設定によりFTP、HTTPまたはその両方でダウンロードする。
ダウンロードに使用するソフトウェアはデフォルトではwgetだが、aria2など他のダウンロードユーティリティへのカスタマイズも可能である。
また、ソースコードからのパッケージ作成を補完するArch Build Systemが用意されている。
主な使用法
パッケージのインストール
リポジトリ上にあるパッケージの検索
pacman -Ss [キーワード]
リポジトリ上にあるパッケージのインストール
pacman -S [パッケージ名]
ローカルシステム上にあるパッケージ(.pkg.tar.xz/gz)のインストール
pacman -U [ファイルパス]
インターネット上にあるパッケージ(.pkg.tar.xz/gz)のインストール
pacman -U [URL]
パッケージの削除
指定したパッケージのみの削除(依存関係にあるものは削除しない)
pacman -R [パッケージ名]
指定したパッケージとそれ以外で使用されない依存関係にあるものを削除
pacman -Rs [パッケージ名]
孤立したパッケージの削除
pacman -Rs $(pacman -Qtdq)
システムのアップグレード
リポジトリとローカルパッケージデータベースとの同期
pacman -Sy
リポジトリとローカルパッケージデータベースとの同期およびアップグレード
pacman -Syu
ローカルパッケージデータベースの検索
インストール済みパッケージの検索
pacman -Qs [キーワード]
インストール済みパッケージの情報
pacman -Qi [パッケージ名]
インストール済みパッケージのファイルリスト
pacman -Ql [パッケージ名]
インストール済みパッケージのリストアップ
pacman -Qqe > pkglist
リストアップしたパッケージ情報を元にしたインストール
pacman -S $(cat pkglist)
その他
パッケージキャッシュ (/var/cache/pacman/pkg) のクリーンアップ
pacman -Scc
外部リンク
脚注に記載されているウェブサイトへのリンク
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