elementary OS

▲elementary OSのロゴ
elementary OSは
Ubuntu
ベースのLinuxディストリビューションである。

▲デスクトップ画面(5.0 "Juno")
各種データ
各種データ
開発者 | elementary OSプロジェクト |
系統 | Debian系 |
開発状況 | 開発中 |
初版 | 2011年3月31日 |
最新版 | 6.0 "Odin" / 2021年8月10日 (*1) |
アップデート方式 | APT |
パッケージ管理 | dpkg |
カーネル | Linux |
デスクトップ環境 | Pantheon |
ウェブサイト | https://elementary.io/ja/ |
概要
elementary OSはそのデスクトップ環境であるPantheonを普及させるために作られた。
PantheonはPlank(ドック風ランチャー)やEpiphany(ウェブブラウザ)、Scratch(テキストエディタ)などのelementary OSアプリケーションと深く統合されており、ウィンドウマネージャにはMutterをベースとしたGalaを用いる、GNOMEを主にベースとしているデスクトップ環境である。
ユーザインタフェースはユーザーに直感的であること、多大なリソースを消費しないことを狙いとしている。
既存のデスクトップ環境の欠点を解消することも目的としており、全体的な美観を向上する為にユーザインターフェースを簡素化し、ソフトウェアの依存関係を減らす為にCやValaで書かれたコアアプリケーションを使用、端末へのアクセスの必要を減らす工夫もなされている。
しかしその結果、Linuxの特徴の1つとも言えるカスタマイズ性が低く、自由な設定がしづらくなっている。
elementary OSは、視覚性とユーザーエクスペリエンスの双方に関して、設計がmacOSとよく似ていると言われている。
リリース
主なリリースを以下に列挙する。
主なバージョン | リリース日 | 主な変更点 |
0.1 "Jupiter" | 2011年3月31日 | 最初の安定版。Ubuntu 10.10をベースとする。 2012年のサポート終了後、elementary OS公式ウェブサイトの履歴からなくなりダウンロード出来なくなった。 |
0.2 "Luna" | 2013年8月10日 | Ubuntu 12.04 LTSをベースとする。300以上のバグ修正と、多言語サポート強化やマルチディスプレイサポート、 アプリケーションの更新が行われ、elementary OSウェブサイトも全面的なメンテナンスとデザイン変更が行われた。 |
0.3 "Freya" | 2015年4月11日 | Ubuntu 14.04 LTSをベースとする。 当初、名称は "Isis"(*2)となる予定だったが、テロ組織ISILを想起させる(*3)為、"Freya"に変更された。 |
0.4 "Loki" | 2016年9月9日 | Ubuntu 16.04 LTSをベースとする。 |
5.0 "Juno" | 2018年10月16日 | 新しい番号付け方式が採用された。Ubuntu 18.04 LTSをベースとする。 夜間に画面の色を変えるナイトライト機能、一定間隔で一時ファイルを取り除く新たなハウスキーピング機能、 変更可能なウィンドウのタイリングなどの新機能が実装された。 |
5.1 "Hera" | 2019年12月3日 | 5.0と同じくUbuntu 18.04 LTSをベースとする。 ログイン・ロック画面のグリーターの再設計、主要な機能の導入・初回実行タスクを処理する新しい オンボーディングアプリの搭載、AppCenterのカテゴリの再編、各種設定画面や検索の改善、デスクトップの 改善などが行われた。 |
6.0 "Odin" | 2021年8月10日 |
外部リンク
脚注に記載されているウェブサイトへのリンク
コメント欄
コメント欄の利用に関してはコメント欄の利用を参照して下さい。
+ | 上記の内容を守れる方のみご利用ください。 |