ウィッチ

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ウィッチ - (2014/03/12 (水) 16:36:53) の編集履歴(バックアップ)



「おいッス!」

 身長:155cm(ぷよぷよSUN以前)/158cm(セガサターン版魔導物語以降)
 体重:45kg
 年齢:13歳(ぷよぷよSUN以前)/15歳(セガサターン版魔導物語以降)
 誕生日:10月31日
 スリーサイズ:B78、W58、H81(ぷよSUN以前)/B81、W58、H81(SS魔導以降)

かつてコンパイルから発売されていた『魔導物語』及び『ぷよぷよ』シリーズに登場するキャラクター。
セガのぷよぷよシリーズでは『ぷよぷよ!!20th』にて出演。
『コメットサマナー』においては主人公を務めている。

青いローブ、三角帽子にほうきを持つ何百年もの伝統を誇る由緒正しい魔女族の一人娘。多くの作品でアルルの前に敵として立ち塞がる。
当初のポジションは、ダンジョンで遭遇するであったのだが、シリーズを重ねるうちに個人と呼べるレベルまで昇華。
『真魔導』では「魔女一族は西の大陸出身で、一人前になるまで名を持たない」という修羅の国みたいな設定が与えられた。
細かい設定や立ち位置に関してはアルル同様作品によって異なっているが、
概ねゲーム中盤以降に登場し、特に「ぷよぷよ」においては後半戦への砦的役割に立っている事が多い。
魔女族がどんな種族か定かでないため、彼女が魔物なのか人間なのかはっきりしていない。
また、基本的に彼女の耳は髪で隠れていて見えないのだが、
初期のイラストでは尖がった耳(エルフ)をしていたものもある。
ただし、ゲームで初めてウィッチの耳が拝めたのはぷよりんぴっくからで、普通の人間の耳になっていた。
以降は「ウィッチの耳は普通の耳」が公式設定で落ち着いた模様。

「ですわ」「ですの」と言った上品な口調、そして高笑いと、かなり典型的なお嬢様キャラ
…かと思えば「 おいッス 」「 次いってみよー 」「 ダメだこりゃ 」などといったおかしな台詞も使用する。
セガサターン版『魔導物語』では魔術大会のチーム名に「チーム・おいッス」などという名で登録したり、
サンダーの魔法(雷様的な意味で)を得意としていたり、
原作者は「ドリフターズ」のリーダーであったいかりや長介氏に何か思い入れがあったのだろうか。長さん…。

また非常にプライドも高く、性格がちょっとばかし曲がっている。他人に対しては見下した言動を取ることも多い。
が、「セリリのはっぴーばーすでぃ」においてはその気が強すぎる性格において友達ができないと悩む一面も見られる。所謂である。

「あなたが……ほしいですわ……♪」

があり、特にほうきに関しては用途に応じて多種多様のほうきを所持している程のコレクター。
……だが「ぷよりんぴっく」での発言を聞く限り、どうやら本来の用途としての使い方は知らない模様。
「SUN」や「わくぷよ」ではシェゾの服を欲しがっているが、それが収集癖からかシェゾの気を引きたいが為の放言なのかは定かではない。
「SUN」の時はサタンの気紛れで異常に暑い気候になっていたので、涼しそうな白い服が欲しかった、というのがメーカー側の説明だが、
「わくぷよ」及び「アルルの冒険」でシェゾの黒い服を欲しがっていたことを説明できない。

魔法薬を作るのが得意で、ぷよまん本舗に魔法薬「ばいんばいん」を卸していたり、
「ぷよぷよ~ん」の連鎖アニメーションではフラスコから星屑を撒いて攻撃していたりする。
だが、一部作品では逆に「作る薬は常に失敗薬で、異常な効果をもたらす」といった設定もあり、
病気の小鳥のために調合するも、薬を飲んだ小鳥は巨大化しシェゾに「底知れぬ神秘の力を感じたな」と唸らせるほどの謎の巨鳥に進化してしまう…というエピソードがある。
これは当時小学館の「小学一年生~四年生」にて連載されていた子供向け漫画「とっても! ぷよぷよ」の影響と思われる。
こちらも風邪薬でぞう大魔王を巨大化させたり(しかも風邪は治らない)、眠り薬のつもりが惚れ薬だったりといったトラブルメーカーぶりで、
しまいにはアルルがウィッチの顔を見ただけで逃げ出すほどだった。

主に「ミルキーウェイ」「ブラックホール」「ビッグバン」といった、ハイレベルな天体魔法を好んで使用する。
特に「メテオ」は彼女の代名詞のひとつ。だが半人前なのでこれらの魔法はあまり使いこなせてはいないらしい。
実際に、メテオ及びミルキーウェイ以外はぷよぷよの連鎖ボイスとして登場するのみで、魔導物語などでの戦闘中での使用はしていない。

他にも、「どんえ~ん」なる魔法を使っていたことも。
この魔法、「魔導物語」においてアルルが使用する同名魔法は自分と相手の間に壁を作り
攻撃を一度だけ完全防御する(ただし壁が消えるまで自分も攻撃は出来ない。一度攻撃を受けると崩れる)所謂バリア的効果な魔法なのだが、
何故か「ぷよぷよSUN」のウィッチは ほうきに横座りして楽しそうに空を飛んでいる。もしかしたら何か違う魔法かもしれない。

その正統派美少女な容姿と、気取っているがちょっとボケた言動から魔導物語・ぷよシリーズキャラの中でも特に人気が高い名物キャラである。
雑誌付属とはいえ主役を張ったゲームが作られたり(もっとも、魔導物語自体がその雑誌付属が初出であるのだが)、
コンパイルの公式ウェブサイトで主役を差し置いてファンクラブが設立されたり、
「魔導物語~魔導師の塔~」においては完全にヒロイン扱いで主人公のシェゾとフラグを立てたりするなど、旧コンパイル時代は何かと優遇されていた。

服装も魔女らしい露出の少ないものだったのが、はちゃめちゃ期末試験、魔導師の塔とコメットサマナーではミニスカに変更。可愛いおみ足を拝見できる。
更に「はちゃめちゃ期末試験」では(アルルはじめ他の女性キャラも同様だが)攻撃動作の際に 何か 見えたりする。
また「魔導RUN」においては普段のコスチュームをたくし上げた感じになっており、若干 エロい
他にも「白熱!ぷよりんぴっく!」ではちょーちんブルマ姿で競技を行ったり、水着姿を披露したりとサービス満載。
…健康的に日に焼けた体操着のシェゾを目の前に壊れたりもするけど。

戦闘力は13歳設定と15歳設定とでバストサイズに若干の違いがあるが、概ね中の上あたり。
しかし魔導物語ではルルー及びサキュバス等のお色気モンスターの存在により他キャラの戦闘力はあまり目立たないのが現状だったりする。
余談だが『ぷよりんぴっく』の会話シーンでアルルはウィッチを「洗濯板」呼ばわりしているが、数値上ではどっこいどっこいである。
それどころか15歳に設定変更された時点であっさり抜かれていたりする。哀れ。

+ 作品ごとにおけるウィッチの扱いや使用魔法など
初登場はMSX2版『魔導物語1-2-3』のエピソード3序盤。「おいっす」という台詞とともに登場し、「だー」と退場する。
アイス、メテオ、ヒーリング、テレポート(逃亡)の魔法を使い、ぷよぷよと共にエピソード3最弱の雑魚敵を務める。
ぷよぷよより技は多彩だが素早さが低い、というよりぷよぷよはアルルのレベルの低いうちは先制攻撃をしてくる。
先制攻撃が連続攻撃だと瀕死、そしてぷよぷよはエンカウント率を上昇させる技を持っていることもあり、ウィッチこそエピソード3真の最弱キャラだといえよう。

PC-98版『魔導物語1-2-3』のエピソード3では中盤で登場。姿が大きく変わり、赤い髪毛に杖を持った女性になっている。
登場メッセージが「ウィッチのおでまし」になっており、ここからお嬢様属性が与えられた模様。
このほか、使用魔法に相手の攻撃を一度だけ無効化する「シールド」が加わっている。

『ぷよぷよ』でも引き続き中盤で、後の作品ではお馴染みとなる「おーっほっほっほっほっほ!」という高笑いとともに登場。
CPUの強さも後の作品に引き継がれる。
この辺りから現在のウィッチのイメージが形成されたといえよう。

ただし、ゲームギア版『魔導物語III』では、それまで手に持っていただけだったほうきに乗って登場するも、
攻撃手段がほうきの振り回しをはじめ、ほうきが突然飛び跳ねる「必殺ほうきの舞」、ほうきを猛スピードで回してアルルのファイヤーをかき消す「旋風陣」の3つで、
魔法を一切使わないほうき使いだったりする
逆にぷよぷよシリーズではほうきに乗っていることが少ないので、4コマ漫画などでは「ウィッチはほうきに乗れない」というネタもあった。

『す~ぱ~なぞぷよ ルルーの鉄腕繁盛記』においては中盤に登場し、彼女から「なぞぷよマスター」になる為のアイテムについて情報が聞ける。
しかしラスボスであるシェゾを倒した先に見つけたお宝はなんと「伝説のほうき」。
ウィッチはこのアイテムが欲しいが為、ルルーやそれに付きまとうシェゾまでも言葉巧みに操っていたのである。早い話がこのゲームにおける黒幕
無論その後逆上したルルーとシェゾにフルボッコにされたのは言うまでもない。

その後のスーパーファミコンソフト『魔導物語 はなまる大幼稚園児』では、ほうきに乗ってはいるが不時着して登場。
使用魔法はファイヤー、アイス、サンダー、ダイアキュート、ジュゲムとアルルとほぼ同じでメテオは使ってこない。
メガドライブ版『魔導物語I』では、ほうきに魔力を込めて柄の先からマシンガンのように火球を放ってきたこともあったが、
『魔導物語 はちゃめちゃ期末試験』以降のRPG作品では炎、氷、雷の魔法そしてメテオに落ち着いている。

『ぷよぷよSUN』ではアルル編ステージ7、シェゾ編ステージ2に登場。
アルル編では寝ぼけてアルルに抱き付き 「愛してますわ」 などと寝言を発したり、シェゾ編では前述のように彼の服を欲しがったり。
普段アルルに再三言っている台詞を逆にウィッチに言われて焦るシェゾは見物である。

セガサターン版『魔導物語』においては、ローブではなく三角帽子を身に着けた姿で登場。最も魔女らしい恰好かもしれない。
ドラコケンタウロスとの二者択一で仲間にすることができる。
高いMPに豊富な攻撃魔法、全体回復や全体補助魔法に全ステータス弱化魔法と、非常にバランスの取れたキャラクター。
弱点は体力の低さと回復魔法に素早さ補正がかからないこと。また加入期間が短いこともある意味欠点。
この作品のみ「時の魔法」という対象の時間を巻き戻す魔法が使え、壊れたドアやクリスタルの修復や、老人を若人にすることが出来る。
なお本作品でメテオを発動するとかぼちゃパンツが拝める。
余談だが、
「まあっ!ど・ヘンタイ!どれくらいヘンタイなのかしらっ?キョーミがわきますわ~~~!」
「コ、コレがウワサのど・ヘンタイっ!さわってみちゃおうかしらっ!」
これらの台詞が示すように本作のウィッチは変態好きであったりする。彼女に何があった。

ローグライクの『わくわくぷよぷよダンジョン』ではホラーハウス15Forぷよぷよダンジョン10Fのボスとして登場。
戦闘開始直後に一度だけ強烈なメテオをぶっぱなしてくるので、事前の体力回復は必須。
さらにプレイヤーの最も苦手な属性の魔法を使用してくる強敵。
見方を変えると、複数の技を持っているのに特定の属性の技しか使わない、ということになるのだが。
例えば斬属性の旋風陣はアイテム破壊の追加効果があるが、プレイヤーキャラは斬属性に弱くないので滅多に使わない。
何故かシェゾの服を欲しがっており、前述のあやしいセリフでシェゾを惑わせた。
……この作品のシェゾはやたらかっこいいのだがムッツリな一面も強調されているような…。
他にもアルティメットタワー95Fでは通常ザコとしても登場。ここまで登ったからには出会い頭のメテオでうっかり死なないようにする事。
またメテオの魔導書を探して欲しいといった依頼もあり、PS版では無事届けてあげると各キャラに応じた最強技の魔導書が貰える(PS版のみ)。

アクションゲーム『コメットサマナー』では前述の通り主人公として出演、軽快にステージを飛び回るウィッチが見どころである。

ラスボスはダークウィッチというウィッチに瓜二つの魔女で、非常に強烈な攻撃を仕掛けてくる。
彼女の正体は、願いを叶える魔法書により「世界一の魔法使いになりたい」と願った自分自身の未来のビジョンで、つまり未来のウィッチそのもの。
クリア後に特定コマンドを入力すると自機としても使用可能。性能はウィッチと同じだが、一部の演出とエンディングが異なる。

『ぷよぷよ~ん』では緑のローブに長い帽子と、これまでとはガラリと外見イメージが変わっている。
特技は「フォーリンサンダー」で、フィールドの最も高い縦一列を消去するというもの。これにより連鎖を起爆させると、なんと 攻撃力が二倍 になる。
使いこなせば最短4手で威力二倍の全消しにより致死量のお邪魔を叩き込んだり、10連鎖で14連鎖に打ち勝ったりできる。
更に特技ゲージの溜まり易さも全キャラ中トップクラスなので一旦相手が後手に回ればガンガン押し込める。ずっと俺のターン!
だが基本的には使いにくい部類。同作の強力な特技がほとんど防御系に固まっているのも原因のひとつである。
アルル以外の防御系では焼け石に水ではあるが……
なおこの作品のストーリーモードではウィッチ他3名の女性キャラがアルルと行動を共にすることになり、サポートに選んだキャラの特技が使える。
しかし、フォーリンサンダーに上記の攻撃力増加性能が付いてない。

また、ウィッチが仲間になった後でアルルはシェゾと遭遇する。つまり ウィッチもシェゾと顔を合わせているはずなのに、一切会話がない
アルルのシェゾに対する態度も他の作品より厳しく、登場人物の人間関係は製作者次第であることがよく分かる作品であった。
余談だがそのシェゾのステージは底に得点ぷよが置かれ固ぷよで蓋をされた遺跡ステージ。
本来なら普通にぷよを消しつつ掘り進んでいくのだが、ここで前述のフォーリンサンダーを使うと底の得点ぷよまで 一発で 掘れてしまい、
その為彼の特技の微妙さも手伝ってあっという間に勝負がついてしまう。哀れ。
なおラスボス戦でも得点ぷよが埋まっているが、こちらは仲間達がラスボスに操られたサタンの術で動けなくなっているため自力で掘るしかない。
そのため、ラスボスは シェゾの二の舞にならないようウィッチを狙った とも噂される。


『ぷよぷよ7』にもハーピーと共に登場しているが、台詞はなく立ち絵のみでの出演であった。
この時の衣装はいつもの青ローブだが、あちこちにフリルが追加され首にはスカーフを巻いており、若干オシャレになった。

そして20周年記念作品『ぷよぷよ!!』にてめでたくプレイヤーキャラとして返り咲き。『みんなでぷよぷよ』から実に10年ぶりの復活であった。
自身のストーリーでは新しい魔法薬を作る為に奮闘するのだが……
性能はすけとうだらと同じ『フィーバーで逆転タイプ』だが、連鎖倍率はどちらかと言えばバランス寄りフィーバータイプ。
開幕から3個組が連続して降ってくるのが特徴で、不定形に慣れていないと土台を作り辛い。
しかし中盤以降は2個組が多く、土台さえ素早く作ってしまえばかなり融通の利くツモ構成となっている。
ちなみに今作にはパートナーと協力する「ペアでぷよぷよ」というモードがあるのだが、そのさいウィッチとシェゾを組ませると専用勝ちセリフが聞ける。
久々のシェゾとウィッチの絡みに歓喜した人も多かったとか。
ちなみに後述するシェゾとの恋愛関係については案の定というかリセットされたようで、SUNの時のような関係に戻っている(というより、このゲームの魔導組は全体的にSUN寄りの性格なのだが)。
また、『真魔導』にあった「一人前になるまで名を持たない」という設定が本作で逆輸入されている。

「ヘンタイはあなたひとりでじゅうぶんですわ!」

「お・ま・え・が・い・う・な」


また『20th』の後に発売されたドラマCDにも登場しており、おまけボイス集も収録されている。

テトリスとのコラボ『ぷよぷよテトリス』でも引き続き登場。本作では隠しキャラ。
他のキャラ同様に何故か宇宙の星座空間へ飛ばされてしまっているのだが、
本人は至ってマイペースでそれを気にも留めず、テトリミノを魔法薬の材料にしようとしており、
実験データを取るために見ず知らずの本作の主人公のティにいきなり勝負を挑んでくる。
本編での登場はこれにて終了だが、DLCストーリーでは商店街のかくし芸大会にドラコと出場してたりする。
+ テトリスウィッチ(YouTube)

また、DLCで用意された声違いバージョンではやや大人びたイメージの口調になっている。
(ウィッチは38:45~)


アルル同様、CVは作品毎に異なり、PCエンジン版『ぷよぷよ』では榎本明美、同じくPCエンジン版『ぷよぷよ通』では吉田古奈美、
『ぷよぷよSUN』では元コンパイル社員の野田純子、『ぷよぷよ〜ん』では水谷優子、『ぷよぷよ!!』以降はこれが初声優となった佐倉薫。
水谷優子は同シリーズでは他にもドラコケンタウロス、スキヤポデスの声も担当し、
『ぷよぷよ〜ん』では大連鎖を組むと やたらと激しいボイス を聴く事ができる。ある意味必聴。
その凄まじさは、機関紙『コンパイルクラブ』の漫画で「 メ゛テ゛オ゛~! 」と表記されたほど。

4:10から

また、『魔導物語 魔導師の塔』ではウィッチの祖母である「ウィッシュ」が登場する。
外見こそ孫娘のウィッチとあまり変わらないが、60年前に世界を救ったことがあり、かつては魔女一族族長も務めていた。
ウィッシュの登場は、一種族なのか個人なのか曖昧だったウィッチが明確に個人に昇華した瞬間でもあったが、
同時に祖母にウィッチと呼ばれているという奇妙さも目立つことになった。
(その後、『真魔導』にて前述の「一人前になるまで名を持たない」という設定が生まれてフォローされることに)

なお、『魔導師の塔』でウィッチがメインヒロインになっているのは、当初は ウィッチを主役に据えた作品する予定だった 名残。
主役がシェゾに変更された理由は メインキャラなのに主役を務めた回数が少なかったから とのこと。

ちなみに、メガドライブ版の『ぷよぷよ通』の取扱説明書ではウィッチの紹介文に、
『コンパイルクラブ地下版では「ういういぱりじぇんぬぅ」という彼女が主役の漫画が連載中』と書かれていた。
+ 地下版
コンパイルクラブ地下版というのは、コンパイルが出していた会報誌のことである(これに対して店頭配布のフリーマガジンは地上版と呼ばれた)。
作者は原画やイラスト、キャラデザイン担当の一人ねこにゃん(現在はアダルトゲームなどの原画家をしている)。
タイトルは厳密に決まっておらず、目次には「ねこにゃん漫画」とか「ういうい」などと書かれていた。

漫画の内容は「ういっちい」という名の少女がが幸せを求め旅する話らしいが、一言で言うとカオス。
エンディングで「その後ういっちいは魔法を覚えましたが、そのことにはすっかり性格がひがんでしまいました。それが皆さんご存知のウィッチです」と説明された。
下のコマはそんなワンシーン「西洋の物語に登場する魔女のような鷲鼻のババアに騙されて、
呪いのパンティーを穿いてしまったことでストリップダンスを踊りだしたういっちい 」である。
え?この後の展開?お察しください。ちなみに、呪いはこの後で無事解けますのでご安心を。

また、セガサターン版ぷよぷよ通のCM『ぷよぷよの人々』ウィッチ編に登場する(他にはシェゾ編、すけとうだら編、のほほ編がある)
内容は途中まで実写で、ウィッチ(演:高山理衣)が魔法で箒を動かし掃除をする清掃員といった役で、社員がウィッチに「 おばさん 、お先に」と言って帰るものであり、その事で怒るといったものである。
なお、すけとうだら、のほほはきぐるみであるが、ウィッチやシェゾに合う金髪や白髪の俳優がいなかったのか、実写パートでは黒髪である。
+ 実写ウィッチCM


MUGENにおけるウィッチ

+ Southern Cross氏製作

Southern Cross氏製作

MUGENでは、下記の動画において霧雨魔理沙ドット絵を基にしたウィッチが制作されている。
魔女だけにとにかく豊富な飛び道具を持ち、遠距離からの攻撃には事欠かない。
移動速度は遅いものの、ダッシュ行動はそこそこ速く通常技の判定も強めで、
無敵時間のあるサンダーストームや1F投げによる切り返しもあるため接近戦もこなせなくはない。
また牽制手段は豊富だが通常火力はやや低め。
ゲージ技は軒並み優秀なので各種飛び道具をばら撒きつつゲージを溜め、ガードの上から削り殺すスタイルが基本となる。

また、Ver1.5への更新に伴い20thボイスとコンボ補正と「魔力ゲージ」と言うシステムが搭載された。
東方の霊力ゲージのように必殺技を使うことで消費し、時間経過によって回復するゲージで、ゲージ残量が多いとコンボ補正がかかりにくくなる。
またゲージが最大の状態だと更に攻撃力上昇とゲージ自動回復の効果が付く。
強力な必殺技ほど消費量が多いが、フレイムとアイススリップの2種はゲージ消費がゼロなので状況に応じて使い分ける必要が生じる。

+ ゲージ技

1ゲージ技

  • タキオン
貫通属性を持つ飛び道具を発射する。
弾速がかなり速く、フレイムからキャンセル可能で空中でも撃てる為コンボの締めに役立つ。
威力自体はやや低め。
  • シューティングスター
上空から星型弾を計30発撃ち出す。
低速高速交じりの上に攻撃範囲はほぼ全画面に及び、制圧力に長ける。
しかし無敵はなく、発動モーション中に潰されると弾数が減ってしまう。

2ゲージ技

  • 必殺ほうき乱舞
非ロック型の乱舞技。リーチが長く連続技に組み込みやすい。
威力も高いが、食らい判定の小さい相手にはフィニッシュ部分が外れることも。
また、フィニッシュ部分は補正無視攻撃なので連続技に組み込んでもダメージが下がりにくい。
  • メテオ
後方から大きめの隕石を3発召喚する。
単発威力がかなり高い上に削り量も高く、暗転後は発生保障付きという出し得技。
更に一定確率で衣装とボイスがぷよぷよ~んの時のものに変わり、発動時からの無敵付加や隕石が5発+ガード不能の巨大隕石1発に増えるオマケ付き。
変化率はライフ最大時で3%、以降体力が減る毎に増加し、体力3%以下だと確実に変化するように。

3ゲージ技

  • ブラックホール
広い攻撃範囲、吸い寄せ効果付きのブラックホールを発生させる。
入力から完全無敵、発生8F(暗転前4F+暗転後4F)で隙なし、ほとんどの必殺技からキャンセル可能という高性能ぶり。
ただし、威力はほうき乱舞に若干劣る。
  • どんえ~ん
一度画面外に退避し、星型弾を撒きながら画面上部を横切る。
動作中完全無敵、空中発動可、起き上がり動作をキャンセルしての発動可、 ガードキャンセルからの発動可
抜群の拒否性能を持つが、直接ダメージは奪い辛い。
  • ビッグバン(体力3割以下で使用可)
いわゆる全画面技。
発生はやや遅いものの魔力最大時にはフルヒットで5割強と、非常に威力が高い。
  • メテオストライク(体力3割以下+魔導酒一気呑み状態で使用可能)
魔法陣で拘束した相手に超巨大隕石を喰らわせる即死投げ。
発生が早く間合いも広い上に暗転後の回避不可と優秀。
しかし前提となる魔導酒一気呑み状態が7秒しか持続しない上にラウンド中1回しか使えないので、実際に狙うのは難しいロマン技である。
なお、製作者曰く「ほら隕石とドリフと言えばやっぱアレじゃん」とのことなので、お察し下さい。
↓元ネタ

デフォルトでAIも搭載されており、隙の小さい弱フレイムを軸にアイススリップの設置やコメットでの起き攻めと、中~遠距離での立ち回りを見せる。
近距離でもホバーダッシュや中下段技、投げを駆使して積極的に崩しを狙ってくる。
接近されても優秀な地上投げやガーキャン、無敵技での切り返しもあり穴が少ないが、移動技、無敵突進持ちやガードが硬い相手はやや苦手。
またタッグ時には豊富な飛び道具を生かした砲台役として活躍でき、ゲージ技もガンガンぶっ放してくるので更に制圧力が高くなる。
相方が空中コンボを得意とするキャラだと、空コン中にフォーリンサンダーを何発も叩き込みダメージが凄いことに。

初期はウィッチの格好をした魔理沙という程度であったが更新により少しずつ差別化された。
現在のバージョンは1.51。

ちなみに、動画ではしばしば「金髪のイカ娘」と呼ばれることがある。
(下記動画のサムネでイカ娘と並んでいる絵は顔までそっくり……というのも、このウィッチを描いたのは他ならぬイカ娘の作者)
これを受けてイカ娘カラーが搭載されたのだが、あちらがアニメ化されたことでますますそう呼ばれるようになり、
とうとうボイスまでイカ娘になってしまったではなイカ。

+ シェイ氏製作 「コメットサマナー」仕様

シェイ氏製作 「コメットサマナー」仕様

また、シェイ氏により上記のウィッチを改変した「コメットサマナー」仕様のウィッチも作成されている。
コメットサマナーで使用していたスライサーの魔法やコメット設置などの技が追加され、機動力もアクションゲームっぽいレベルまで上がっている。
黄昏フロンティア製弾幕アクションでおなじみの「射撃をハイジャンプ・空中ダッシュでキャンセル」と
打撃→必殺技→超必殺技のキャンセルルートをがっつり増やして、ガンガン攻めて行けるキャラを目指します(readmeより)とのこと。
挙動や演出もかなり異なっており、コメットに弾数制限がついたりダイアキュートが追加されていたり、かなり別物な性能になっている。

こちらもAIは標準搭載。Ver1.10時点でSouthern Cross氏のウィッチとそれなりに戦える程度の強さ(負け越し)、との事。
接近戦主体のAIで、中下段へ打撃を振り分けながらガンガン固める戦法をとってくる。かと思えば突然砲台と化す事も。
ちなみに、2・8・12Pのダークウィッチカラーではボイスがツンデレのものに変化する(オプション設定で無効化可能)。意外とハマっていたり。
その他、uut氏製作のボイスをぷよぷよ20thのものに変更するパッチが公開されている。

ちなみに、こちらのメテオもよ~ん版へ変化する仕様がある。
改変元のメテオは2ゲージ技なのだが、こちらは 1ゲージ技 なので・・・

3:50頃から
+ 海外製 Trainee Sorceress

海外製 Trainee Sorceress

これ以外にも、上記のウィッチのドットを流用したTrainee Sorceressという名の改変キャラが作成されている。
こちらは海外の人が作ったらしく、なんだかよくわからない性能のキャラに仕上がっている。
何故か十七分割とか使えるし。

「おーっほっほっほっほっほ!当然の結果ですわ!」


出場大会

更新停止中

出演ストーリー