上海人形

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上海人形 - (2011/11/04 (金) 20:01:42) の編集履歴(バックアップ)


「何であいつら人間達はこの大異変に気がつかないのかしら」

                    「ねぇ?」


※上画像はアリスの繰る人形の一つであり、厳密には上海人形ではないので注意されたし。

『東方Project』に登場するキャラクター、人形遣いアリス・マーガトロイドの操る人形の一つ。
一応初出は『東方妖々夢』でのスペルカード『咒詛「魔彩光の上海人形」』であるが、この時は複数体の人形を駆使したもの。
おまけに最高難易度『Lunatic』では咒詛「首吊り蓬莱人形」に名称が変わる為、どれを指しているかは全く表明されていなかった。
その後、『東方永夜抄』にて単体の人形が「上海人形」と設定された事で個体名を確立した。
二次創作では多数いる人形の中でも、特にアリスとセットで立ち絵に描かれている人形のことを言う場合が多い。
ただし、本来アリスが人形を名前で呼んだ事は一度もない。また上海人形単体の設定も特に無い。

+ 詳細な原作設定
人形を操る程度の能力を持つアリスが操る人形。
蒐集家であるアリス宅にはアリスが作ったものではない人形もあるが、
基本的にアリスの手作り。材料は不明。

飛んだり跳ねたり回ったり弾幕を放ったり爆発したり、
戦闘・家事・窓の修理まで何でもござれな多機能ぶりを見せている。
おまけに人形でありながら、他の人形を操ることすら出来る。

ただ、アリス自身が「全て自分で操っている」と話しているので、
これらは人形の能力というより、幻想郷でも随一の器用さを持つ主人の能力と言えるか。
ただし、これらは全て『東方求聞史紀』もしくは口頭での説明の為に決定的な公式設定ではない。
その余りの多彩かつ複雑に同時に動く人形から、『求聞史紀』では、阿求と魔理沙から「とても操っているとは思えない」
「操ってるなんて嘘くさい」と操っていることを疑われたりもしている。

『文花帖(書籍)』では「一人で物を考え、一人で動く人形」を目指して研究中ながら、
まだ上手く行ってないと語っており、定期的な命令があればそれなりに動く人形が限界らしい。
つまり、常にアリス自身が人形を操っているわけではなく、
決められた通りに人形を動かす魔法をあらかじめ人形に組み込みんでおき、
定期的に命令を行うという形でその魔法を発現させて人形を操り、アリス自身が直接操作しなくても、
人形にあらかじめ込められた魔法が人形を動かす、という形式の模様。

そのため『三月精』でのようにマフラーを巻いて雪かきをしたり、
アリスと一緒に小鳥にクッキーを食べさせてあげていたり、
アリスの命令にちょっと反抗してみたりと、まるで自分の意思で動いてるような行動も、
そういう風に動くようにあらかじめ魔法を仕込んでる結果になるというわけで、
『香霖堂』では霖之助から人形は操られているものだと説明を受けた魔理沙に、
アリスと人形の会話を「なんともさもしい一人芝居だ」と酷評された。
ただし霖之助自身がアリスの人形を直接見たわけではなく、飽くまで霖之助が知る範囲の知識として語ったものである。

『永夜抄』では「ほんとほんと」などと相づちを打つなど普通に喋っていたが、
『東方地霊殿』では下のようなセリフをしゃべるようになった。

   「バカジャネーノ」

…アリスさん?(ちなみに二次では半角のカタカナで片言喋りするパターンが多い)。
このセリフは「原作者のZUN氏にウケたから公式設定になった」と言われることがあるが、
ZUNは「二次創作は見ていない」と発言している。
あとこれには、地霊殿の時期に魔理沙に人形を貸していたのだが、
魔理沙が返した後上記のように喋る様になってたという後日談が有る。


ただアリス自身が後に「自律人形を作るより、自分で操った方が便利なような気がしてきた」と言っている。
完全自律に対して否定的になったとも取れる言葉だが、単に実用性の話をしただけかもしれない。
(この発言は途中で諦めたからか、完成した末の結論なのかは不明)

また、『東方非想天則』ではチルノから「あんたの人形には心が詰まってて妖精が入れない。」と言われている。
これが人形自身の心なのか、アリスの心が籠った結果なのかは不明。
またやはり天才八意永琳の弁でも、操ることが出来る人形には魂や心が宿っているという。
逆に、肉体を得たが魂がない人形は涙を流したり髪を伸ばしたりするものを指す。

人の形をしたものには色々なものが宿るという描写は東方世界では数多い。
非想天則などは、勝手に意志をもって付喪神にならないようにという配慮すらある。

このようにアリスの人形には、現在でも何かと謎が多い。

+ 二次創作での扱い

「シャンハーイ」

(シャンハーイという台詞も二次創作)
二次創作設定では、アリスのスペルカードから名を取られ、
「上海人形」「蓬莱人形」など名前を付けて独立したキャラクターとしている事もある。
それぞれ見た目的にはほぼ同じだが服の色がそれぞれ赤系、青系として描かれ、「シャンハーイ」「ホラーイ」と鳴く。
また、上海人形は永夜抄に準じて赤系の服に羽を生やした姿で描かれることもある。
アリスの事は「アリスー」「アリース」等と間延びした呼び方をしたり、
創造主である事から「ママー」「オカーサマー」「ゴシュジンサマ」と呼んでいる事もある。
(これに派生する形で神綺が「オバアチャマ」と呼ばれる事も)

…一方で、二次創作でアリスと一緒に遊んでいる、アリスと談笑しているシーン等には
「アリス自演乙」「さもしい一人芝居だな」等というコメントが付く事がある。
前述の操縦者と人形という関係からのネタなのだが、これがどうにも場が荒れやすい。

これは「定期的な命令だけで自律人形の様に動かせる」という
人形は自力で動作可能という設定が、ファンの間では殆ど知られていないためである。

(その上で人形が多少の意思を持ち得るのかどうかは、完全に二次創作の範囲であろう)
自演等の言葉のイメージの悪さから「アリスを遠回しに馬鹿にしている」
「二次創作なんだから人形に自我があっても良いだろ」と反論するファンも居り、
これがどちらにも一利ある為泥沼化しやすい。
それだけこの「自演ネタ」は取り扱い注意のネタであるので、諸兄には良く考えて使って頂きたい。

その健気な姿や金髪に赤い大きなリボン、アリススタイル(メイド服風の衣装)
というわかりやすい萌え要素のため、単体での人気も高い。

また、Megamari(ゲームの方)において元ネタ的な意味でビート的な助っ人として出演している。


東方緋想天

スキルカードとして登場した「大江戸爆薬からくり人形(通称大江戸)」の、走ったり転んだりしながら
敵に向かって特攻していく様は全国のプレイヤーを魅了し、浪漫を感じさせた。
3:00~から対戦相手も交えて大江戸タイム

スペカ『人形「未来文楽」』を使うことでアリスの代わりに一定時間操作することも出来る(操作している人形が上海と決まっているわけではないが)。
高性能な射撃を持つが操作中はアリスは動かせず、アリスが一発でも攻撃を喰らえば解除されるため固め以外での使用は難しい。
(常時スーパーアーマー状態になる天候『台風』時は例外)
だがその固め性能がかなり高い為、台風時のお守りを兼ねて投入する人も多い。
さらに、その固め性能を使ってのDAからのダメージ1500程度の確定割り連携や、
アリスが画面端からDAをガードさせられる場所限定で、霊力2個確定割りできたりする。


MUGENでの上海人形

現在4体の上海人形が公開されている。
いわゆるちびキャラだが、カービィなどよりはひとまわり大きい。
まあそれでもアリスの半分ほどの大きさしかなく、打点が高い技はほぼすべてあたらないのだが。

蒼月氏作 上海人形+アリス

上海人形を主役に、アリスが後方から支援を行うキャラ。なんか金色のガッシュ!!っぽい気がするが何、気にすることはない
大江戸の際の画像を使って、歩きやダウン状態を表現しているほか、喰らいモーションの際はちゃんと表情も変わっている。
画面上にアリスもいるが、アリスには判定はない。判定の小ささと機動力を武器に戦い、
いくつかのスペルカードでの攻撃はアリスが行ったりする。ゲージ技などを緋想天風にしている。
09年12月06日の更新で簡易ながらAIが実装された。


祇園城 奏貴氏作 上海人形

こちらは上海人形が単騎で戦うキャラ。単騎といっても、分身する技が多いので手数は十分。
本体が小さくちょこまか動きまわり、弾をばらまくとどっかのを彷彿させる。
まあ飛んで逃げられない分、幾分かマシだろうか?その代わり火力こそ低けれど紙装甲ではないのだが……。
打撃に関しても判定が全体的に強くグレイズ対応技も持っているため、グレイズ対応技をずっと振っているだけでも相手によっては詰みに近くなる。
さらにこちらの技をガードされると削りダメージこそ無いものの、霊力ゲージの代わりに相手のゲージをものすごい勢いで削るので
ゲージ依存率の高いキャラやゲージストックの少ないキャラは固められるだけでどんどん劣勢になる。
(具体的に言うと溜めB射撃→仏蘭西人形の連携を全段ガードで1ゲージ以上、画面端で「人形操創」をガードすると1.5ゲージ前後、
 コスト3スペカの咒詛「蓬莱人形」に至ってはまともにガードすると4ゲージは削られる。
 霊力の回復速度が遅めで射撃をそうそう連発できなのいが救いか。)
一応東方キャラにおなじみの霊力ゲージもあるが、以上のような性能から射撃なしでも結構強いので大して気にならない。
ギルティギアのような特殊カラーも搭載している。11Pは黒カラーで常時ゲージMAX、12Pでは金カラーで攻撃力上昇、一部技の性能強化、ゲージ自動回復となる。黒カラーだと・・・

データ格納に使っていたサイトがiswebライトだったので現在は入手不可・・・・だったが
現在は製作者のブログにて新技を搭載して再公開された。

AIはユリポエ=久瀬佐祐氏のものが存在している。導入すると勝利ポーズも追加される。
シングル戦でも十分強いのだが、このAIは本来タッグ戦用のもの。
タッグ戦ではレーザー系の技で敵二人を巻き込むように立ち回るため、非常に優秀な後衛キャラとなる。
しかし、攻撃性能は高いものの優秀な切り返し技を持たないため、いったん守勢に回ると非常に厳しくなってしまう。
特にコンボ開始技が下段に届く相手とは相性が悪く、間合いの広い投げキャラも苦手としている。
相手に攻めさせずに、いかに自分のペースを維持出来るかが重要と言えよう。

また、ザキレイの人によるボイスパッチが公開されている。

+ ランダムセレクトの奇跡(大会ネタバレ注意)
ゲージMAXシングルトーナメント【Finalゲジマユ】の追加枠のタッグ戦、通称おまゆにおいて、
本戦でのランダムセレクトの相手であるケーブルとチームを組む事になったのだが、
上海が蓬莱人形をぶっぱなして、相手が仰け反り中と判断するや否やケーブルがHVBで追撃し、
そこに上海が更に狂文楽やオルレアン人形を撃ち込み、そこに更にケーブルが(ryという本家東方も真っ青な弾幕戦を披露した。
さらにケーブルのHVB中にオルレアン人形が動くというチートダムまがいの攻撃で相手を封殺。
また防御面でも片方が攻撃されたところで攻撃を喰らっていないもう片方が狂文楽orHVBをぶっぱなしてくるために
さっきまで攻めていたはずなのに気づけばビームの餌食という理不尽極まりない展開を多数見せた。

その鬼畜戦法のせいで並の相手では触る事すら許されず、触れることができても両方の動きを止めなければあっという間に巻き返される。
ほとんどの相手はラウンドを取るどころか片方を落とすことも出来ず、1分以内に試合が終了してしまう事もしばしば。
ちなみにパーフェクトは5回達成している。ありえん(笑)
動画の最後に出番が回って来る時は決まって残り時間が極端に少なく、始まる前から相手のチームへの追悼の声が響いたという。
流石に決勝戦やその付近になると押し込まれる事も多々あったが、やはり上記の黄金パターンが猛威を奮い、
見事同トーナメントにおいて優勝を果たした。予定調和?バカジャネーノ

その暴挙というか虐殺とも言うべき活躍から付けられたタグが、
ビーム脳」「分かり易い無理ゲー」「大惨事大戦」「MUGEN公開処刑リンク」等々。酷いってレベルじゃねーぞ!!

ただ、ここで語ったのはあくまでその活躍の片鱗であり、実際どこまで酷かったのかはその目で確かみてみろ!

悪夢はここから始まった…。 ビーム脳タッグまとめ動画

You win! シャキーン

+ 余談
タッグだとここまで猛威を奮った2人(?)だが、ゲジマユ本戦では共に
追加枠から本戦に割り込むことすら出来なかったという事実がある。
まさにタッグで、しかもゲジマユならではこその強さだったと言えよう。
「MUGENのランダムセレクトには、悪魔が潜んでいる」とはランセレで大会を行った事があるうp主達の言である。

なお現在は、相方のケーブルにもさらに自重しないAIが搭載されたため、ゲジマユでなくとも
タッグAI搭載のこの空気読む、読めやこのもやしをもあっさりと封殺するほどの実力を手に入れた。ありえん
そのため基本自重を極力しない男女タッグでも、このタッグだけは出禁をくらったり相方を自重させたりすることが多い。


+ 名タッグ再び! 大会ネタバレ注意
【MUGEN】199Xランセレタッグバトル祭 にてケーブルと組みビーム脳タッグを再結成。
ゲジマユ状態では無い為それほど強さを発揮する事は出来ないかとも思われたがまるで示し合わせたかのように息の合った戦いぶりを見せ ストレートで予選を突破 、その後本戦でも苦戦しながらも強豪タッグを打ち破り見事優………ん?………優勝に輝いた。

タイトルの199X、その意味は勿論…
ちなみにこの大会はSUMOU白黒?スタイリッシュ等、他のタッグチームも数々の大会で活躍する強豪ぞろいなので
ビーム脳以外が好きな人も一度見てみては如何だろうか。

+ 大会ネタバレ注意
東方アレンジ・オリジナルキャラトーナメントにおいては単騎で出場。
当たり判定の小ささ故にコンボが不発しやすいためEFZ文有間美鈴といったコンボ系キャラに有利、
グレイズしながら接近できる技を持つゆえに鈴仙・優曇華院・イナバのような弾幕系キャラに有利、とメタゲームに恵まれた上に
人形地操(アリスの似た技にちなんで動画内では「大江戸」と呼ばれる事が多い)を絡めた立ち回りで他を圧倒。予選1位で決勝リーグ進出を果たした。
なお予選リーグ中、唯一敗北した相手は同ブロックを同じく予選1位で通過したフルムーン萃香
ダウンした相手さえも追い討ちでコンボを叩き込める彼女には当たり判定の小ささが余り有利に働かなかったようだ。
また、ブロン子さんAI変更でコンボ始動技が下段になったEFZ文にはいいように押し切られるなど、
守りの面での不安が露呈してしまう形になってしまった。

IF氏作 上海人形

声つきであることと、勝利ポーズでウマウマするのが特徴。ストーリーモードも搭載されている。


氏のキャラはどれも期間限定のうpろだ公開であり、さらに動画からしか飛べないので完成度のわりに知名度が低い。

gu氏作 上海人形

8/7に公開された。緋想天+アレンジ仕様。AIも搭載されている。
基本システムは緋想天に準拠しているが、スペルカードやスキルカードがコマンドだけで使用できるようにアレンジされている。
残念ながら現在は公開停止。

この他にも、ようかん256ようかん266氏製作の『シャンホイさん』、
C.ビーム氏製作のケーブルとの合いの子である『hybrid』が存在している。
詳しくは該当項目を参照。

「ヤケドスルヨー バカジャネーノ」



出場大会

シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示
【上海人形+アリス】
削除済み

出演ストーリー

+ 一覧
Gガンダム cross in mugen ~ぼくらの非想天則~(上海人形+アリス)
~Restaurant Dolls~
Timekeepers
Transfer Avengers(上海人形、但し中身はコイツ
暁家の悪魔(上海人形)
アリスさん姉妹・R(上海人形)
がくえんアリス(上海人形、メタ担当)
風と星の夜話
家電量販店DIODIO(上海人形)
霧雨魔法店(上海人形)
紅魔ん家(上海人形)
崎さんと霊夢の便利屋爆走記(上海人形、CV千葉繁)
ザキレイネ
てんこちゃん愛してる!(上海人形)
豆腐屋 早苗さん
東北紅魔卿(大江戸)
東方先代録
東方妖夢伝(上海人形。俺がルールだ。)
パチュリー・ノーレッジは静かに暮らしたい
パーフェクトソルジャーは動かない
百鬼運送業
無限カオス戦記(笑)
夢幻屋敷にようこそ
無限旅行
女神異聞録アルカナ(悪魔「ポルターガイスト」)
もえるく。(上海人形)
ラディッツがMUGENで幻想入り
ロック・魔理沙のキノコに釣られておいでませ夢幻想郷(上海人形)
ロックマンゼロが幻想郷の住人と戦うシリーズ
仮面ライダーMIOMEGA