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星2・星3 | 星2・星3 | 星2・星3 |
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星2
赤鉄の杖
一人の少年が、門の前で泣いていた。彼は名門と呼ばれる魔法学校への入学を目指していたが、とにかく貧乏で、ろくな魔道具すら持っていなかったため、入学を拒否されたのだった。
少年は夢を諦めるつもりはなかった。そのためにも、まずは魔道具を手に入れなければ……彼は苦肉の策として学校に忍び込み、ゴミ置き場に捨てられている、薄汚れた杖を手に入れた。
数年の時が経ち、少年は魔法学校を首席で卒業する。そして、その栄誉を称えられて、学校から立派な杖が贈られた。彼はついに薄汚れた杖を捨て去り、名実ともに魔術師の道を歩みだした。
さらに数年の時が経ったのちに、多くの者に将来を期待された一人の魔術師が自殺してしまったという。なんでも彼は薄汚れた杖を捨てた以降、まったく魔法が使えなくなってしまったそうだ。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★ |
属性 | 火 | シリーズ | 赤鉄 |
EN | Crimson Staff | ||
見習い魔女の杖
古くからそこに佇む、魔法使いの学舎。
ふたりの少女とひとりの少年が出会い、
温かな団らんでお互いの孤独を癒した。
ふたりの少女とひとりの少年が出会い、
温かな団らんでお互いの孤独を癒した。
暫しの時を経て、親友となった彼女達。
魔法使いに伝わる『契約の儀』を前に、
各々の想いを形にできず心を痛ませる。
魔法使いに伝わる『契約の儀』を前に、
各々の想いを形にできず心を痛ませる。
祭り後の静けさが漂う、魔法使いの街。
勇気を出し想いを言葉にした彼女達は、
交差した好意を前に、散り散りとなる。
勇気を出し想いを言葉にした彼女達は、
交差した好意を前に、散り散りとなる。
絆を深めたふたりが、契約を交わす日。
少年の死と、親友の少女の失踪により、
少女の心は再び、孤独に呑み込まれた。
少年の死と、親友の少女の失踪により、
少女の心は再び、孤独に呑み込まれた。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★ |
属性 | 水 | シリーズ | |
追加日 | 2021年10月20日 | ||
EN | Apprience Witch's Staff | ||
解放 | サリュ(契の魔女) |
青鉄の杖
男が漁をしていると、変な物が網にかかった。手に取ると、それは杖だった。男はそのボロボロな杖をきれいに磨き、部屋に置いて飾ることにした。
夜が明けて男が目を覚ますと、部屋に飾った杖がなく、代わりに美しい娘がたっていた。男は不思議に思ったが、なによりその美しさに見惚れて、共に暮らすことにした。
あるとき男の家が火事に見舞われた。男は死を覚悟したが、娘は静かに立ち上がると、炎の中に身を投じた。男は唖然とその姿を見ていることしかできなかった。
気が付くと燃え上がった炎は消え、部屋には一本の杖が転がっていた。男は杖を手に取り、美しい娘に思いを馳せた。深い悲しみに暮れた男は、やがて杖を持ったまま海の中に身を投じたという。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★ |
属性 | 水 | シリーズ | 青鉄 |
EN | Lapis Lazuli Staff | ||
翠鉄の杖
太古の昔。大地の精霊が、己が心休める場所として静かな湖を創り、その地を愛した。そこは、魚1匹、虫1匹たりともいない静謐の場所であったが、ある夜、1人の赤ん坊が捨てられていった。
捨てられた赤ん坊は、一晩中母親を求めて泣き続けた。しかし、その泣き声は、人間は元より鳥にも小動物にも届くことはなく、やがて赤ん坊は衰弱して死んでしまった。
この赤ん坊を哀れに思った大地の精霊は考えた。熟慮の末、この地に地震を起こし、寂静の湖を大海へと繋げた。そうして湖には魚や水鳥たちが続々とやってきて、とても賑やかになった。
赤ん坊の魂は、もう寂しくはなかろう。幼い魂は、今やたくさんの小さき獣や魚や花と友達だった。大地の精霊はそれを見届けると、やれやれといった具合に、新たな安息の地を探しに行った。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★ |
属性 | 風 | シリーズ | 翠鉄 |
EN | Emerald Staff | ||
殴殺の杖
その棒は振ることができる。振れば相手を威嚇することができるだろう。
その棒は突くことができる。突けば相手を牽制することができるだろう。
その棒は殴ることができる。殴れば相手を攻撃することができるだろう。
その棒は祈ることができる。祈れば相手を治癒することができるだろう。これはただの棒ではなく、杖なのだ。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★ |
属性 | 光 | シリーズ | |
EN | Deathstrike Staff | ||
解放 | リオン(病の亡命者) |
残光のカルディア
砂塵吹き乱れる荒野を歩く。
風が巻き上げた砂が髪に絡み、口に触れ、眼に入る。
後ろを歩く彼は大丈夫だろうかと、振り返ると目が合った。
風が巻き上げた砂が髪に絡み、口に触れ、眼に入る。
後ろを歩く彼は大丈夫だろうかと、振り返ると目が合った。
僕は誤魔化すように、進む方角が正しいか尋ねた。
視界を覆う砂塵の所為か、果てしない荒野の広大さ故か、
砂ばかりの荒野では、道に迷いそうになる。
視界を覆う砂塵の所為か、果てしない荒野の広大さ故か、
砂ばかりの荒野では、道に迷いそうになる。
この道で合っていると、彼は答えてくれた。
お礼を言った時、ふとある考えが頭に浮かぶ。
この道は、人生に似ているのかもしれない、なんて。
お礼を言った時、ふとある考えが頭に浮かぶ。
この道は、人生に似ているのかもしれない、なんて。
目指す場所はすぐ近くかもしれないし、遥か遠くかもしれない。
様々な事象が、その答えを覆い隠してしまう。
そんな道で僕が迷わずに進めるのは、彼のおかげだ。
様々な事象が、その答えを覆い隠してしまう。
そんな道で僕が迷わずに進めるのは、彼のおかげだ。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★ |
属性 | 光 | シリーズ | |
EN | Everlasting Cardia | ||
解放: リオン(病の亡命者) |
幽囚の杖
私は殺された……はずだった。
でも目の前にいる夫の姿も、その温もりも夢とは思えない。
違和感を覚えながらも、私達は再会を喜び合った。
でも目の前にいる夫の姿も、その温もりも夢とは思えない。
違和感を覚えながらも、私達は再会を喜び合った。
私達のような脱走した者は、異分子として処分される。
その事実を知り、日常を取り戻そうと立ち上がる仲間達。
私と夫も、自由のための戦いに身を投じた。
その事実を知り、日常を取り戻そうと立ち上がる仲間達。
私と夫も、自由のための戦いに身を投じた。
戦いが終わり、管理者に告げられた真実。
私達は……争いのために作られたモノでしかなかった。
そして突然、私の意識は黒く塗りつぶされた。
私達は……争いのために作られたモノでしかなかった。
そして突然、私の意識は黒く塗りつぶされた。
与えられた最後の選択。
この問いに答えなど無いのだろう。
全ては『管理』されていたことだったから。
この問いに答えなど無いのだろう。
全ては『管理』されていたことだったから。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★ |
属性 | 光 | シリーズ | 幽囚 |
EN | Captive's Staff | ||
解放: F66x(憂の女囚) |
白鉄の杖
はるか昔、光の神が6つの武器を創って、世界のあちこちに隠しました。そのうちの一つである杖は、辺境の国に静かに流れる小川のほとりに、長い間打ち捨てられていました。
大人達は、薄汚れたそれを流木か何かだと思って気にも留めていませんでした。その杖を拾い上げたのは、剣士に憧れる幼い少年でした。少年は、その杖を剣代わりにして、毎日毎日遊びました。
少年が杖を振り回して遊んでいると、時折杖から火の玉や氷の塊が飛び出るようになり、大人達を驚かせました。少年は自分でも気づかぬうちに、いつしか強大な魔力に目覚めていたのです。
そうして少年は成長し、世界に名を轟かす大魔法使いになりました。しかし、本当は剣士になりたかったという気持ちは死ぬまで消えなかったそうです。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★ |
属性 | 光 | シリーズ | 白鉄 |
EN | Alabaster Staff | ||
黒鉄の杖
神へと捧げられた少年がいた。
暗い洞穴の奥深く、祭壇に縛り付けられた少年。
それは神の怒りを収める為の贄だった。
暗い洞穴の奥深く、祭壇に縛り付けられた少年。
それは神の怒りを収める為の贄だった。
少年は人々を恨みはしなかった。
自分一人の犠牲で、より多くの人間が生きられる。
数字の上で正しい事は明らかだと、そう思っていた。
自分一人の犠牲で、より多くの人間が生きられる。
数字の上で正しい事は明らかだと、そう思っていた。
そして、少年は少し楽しみでもあった。
人前に姿を現さない神の姿を、自分だけが目に出来る。
それだけで少年は満足だった。
人前に姿を現さない神の姿を、自分だけが目に出来る。
それだけで少年は満足だった。
しかし、神が少年の前に姿を現すことは無かった。
祭壇に縛られて数日、意識が朦朧としていた少年は、
現れた獣を神と思い込み、満ち足りた顔のまま喰い殺された。
祭壇に縛られて数日、意識が朦朧としていた少年は、
現れた獣を神と思い込み、満ち足りた顔のまま喰い殺された。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★ |
属性 | 闇 | シリーズ | 黒鉄 |
EN | Ebon Staff | ||
星3・火属性
赤血の戦棍
かつて存在したという罪深き戦闘部隊、『赤鬼』。
それは人の世に居場所の無い大罪人を活用する、血塗られた部隊。
彼等は世界へ濁流の如き悲鳴を上げる。人はそれを罪と呼んだ。
それは人の世に居場所の無い大罪人を活用する、血塗られた部隊。
彼等は世界へ濁流の如き悲鳴を上げる。人はそれを罪と呼んだ。
その男は病的なまでに神経質だった。
一度何か気になれば、それを取り除くまで気が済まない。
戦棍を武器に選んだのも、返り血で汚れるのを避けたからだ。
一度何か気になれば、それを取り除くまで気が済まない。
戦棍を武器に選んだのも、返り血で汚れるのを避けたからだ。
男が初めて犯した殺人、その理由は『話しかけられた』から。
その声がやけに耳に残った、ただそれが気に入らなかった。
それからと言うもの、男の神経質は堰を切った様に増長していく。
その声がやけに耳に残った、ただそれが気に入らなかった。
それからと言うもの、男の神経質は堰を切った様に増長していく。
咳をされた、髪が触れた、息を吐かれた。
あらゆる理由で人を殺す男は、赤鬼部隊でも多く戦果を上げたが、
最後は静寂さえ耳に障り、それを取り除こうと自害した。
あらゆる理由で人を殺す男は、赤鬼部隊でも多く戦果を上げたが、
最後は静寂さえ耳に障り、それを取り除こうと自害した。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★★ |
属性 | 火 | シリーズ | 赤血 |
EN | Bloodied Baton | ||
巫蠱の杖
わたしは占い師。館にはさまざまな事情を抱えた人がやってくる。ある時は借金に追われるもの、ある時は夫の死を受け入れられない女性。わたしは彼らの話を聞いて、希望に満ちた話をする。人に救いを与えているのだ。
今日の来訪者は軍人。薄暗い顔をした彼はこれから戦地へ遠征に向かうそうだ。しばらく逡巡した後、彼はわたしに懇願した。愛する妻と幼児の待つ家へ生きて帰りたい、家族の元に無事に帰れるのか占ってほしいと。
わたしは吉凶を杖に問う。杖は光り、とある石を指し示す。わたしはそれをみて、予言できているかのように石の意味する話をする。誰にでも該当するような曖昧な話だ。わたしは彼に御加護があるとお守りを渡す。
立ち去る彼に曖昧な笑みを送る。わたしは死に向かう戦士に希望を持たせて送り出さなければならない。それが国から与えられた仕事。今日もまた戦死者を生み出してしまった。所詮わたしも占い師の皮を被った犯罪者なのだ。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★★ |
属性 | 火 | シリーズ | |
追加日 | 2021年5月31日 | ||
EN | Hexer's Staff | ||
解放: リオン(守護たる亡命者) |
近代軍記ノ陸
音楽家を名乗る青年が、徴兵されて小隊のラッパ手に任命された。彼は、自分はもっと技巧的で格式高い音楽を奏でるべき人間なのに、と文句を吐きながら仕事をした。
小隊の仲間達は、自称音楽家のこの青年のラッパで起床し、食事を摂り、就寝した。戦地においては、襲撃の合図としてラッパの音色に鼓舞されて戦った。
自称音楽家でラッパ手の青年は、だんだんとこの役割が好きになってきた。皆が、自分の奏でた音に反応して動いてくれる。それは彼にとって、初めてのことだったのだ。
任期が終わって、ラッパ手の青年は除隊して元の音楽家に戻った。しかし、彼の凡庸な音楽は見向きされることがなく、業を煮やした青年は軍隊へと戻り、再びラッパ手へ志願したとさ。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★★ |
属性 | 火 | シリーズ | 近代軍記 |
追加日 | 2021年9月10日 | ||
EN | War's Chronicle VI |
星3・水属性
銀雪の眼
「銀雪の狼」について。
かつて極東の高山に住んでいた一族を指す名称。
近隣の人々が彼等をそう呼称した、という経緯らしく、
彼等の文献からは、自分達の一族を示す言葉は見付かっていない。
かつて極東の高山に住んでいた一族を指す名称。
近隣の人々が彼等をそう呼称した、という経緯らしく、
彼等の文献からは、自分達の一族を示す言葉は見付かっていない。
理由は銀雪の狼が持つ思想、教義に依る物だろう。
彼等は一年中雪に覆われる程の、険しい高山に住んでいた。
それには人間社会から自分達を断絶する、という意図があり、
対外的に自らの存在を主張する必要が無かったのだ。
彼等は一年中雪に覆われる程の、険しい高山に住んでいた。
それには人間社会から自分達を断絶する、という意図があり、
対外的に自らの存在を主張する必要が無かったのだ。
人間社会を絶ち、正しく己の生死と向き合う。
それは彼等の開祖にして、初代族長でもある女性の考えだ。
しかし、大層尊敬されていたのか、その逸話は眉唾物が多く、
近年では女性の存在自体が疑問視されつつある。
それは彼等の開祖にして、初代族長でもある女性の考えだ。
しかし、大層尊敬されていたのか、その逸話は眉唾物が多く、
近年では女性の存在自体が疑問視されつつある。
その逸話は例えば、大きな斧を片手で振り回す怪力の持ち主、
狼より足が疾い、熊を素手で仕留める……などの内容だ。
そんな人間が果たして実在したのか、甚だ疑問ではあるが、
一族の滅亡は、彼女の死に依る物が大きかったとされている。
狼より足が疾い、熊を素手で仕留める……などの内容だ。
そんな人間が果たして実在したのか、甚だ疑問ではあるが、
一族の滅亡は、彼女の死に依る物が大きかったとされている。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★★ |
属性 | 水 | シリーズ | 銀雪 |
EN | Silversnow Eye | ||
7号の杖
この能力は、姉さんを止めるために。
この言葉は、シロさんを宥めるために。
この魔法は、カイネさんを救うために。
この......は、......を愛するために。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★★ |
属性 | 水 | シリーズ | 実験兵器 |
追加日 | 2021年3月31日 | ||
EN | No.7's Staff | ||
解放: エミール(謎の異形) SINoALICE |
+ | SINoALICE |
Si'F-16
6番以来の事例だ。だが、まるでワケが分からない。
あれからしばらく順調に製造できていたのに。
製造条件に違いはない、一体何が要因なんだ?
あれからしばらく順調に製造できていたのに。
製造条件に違いはない、一体何が要因なんだ?
14番、15番、そして17番も問題なく覚醒した。
記憶定着の失敗や、製造中の事故は過去にもあったが、
6番とこいつは訳が違う。偶発的なら猶更タチが悪い。
記憶定着の失敗や、製造中の事故は過去にもあったが、
6番とこいつは訳が違う。偶発的なら猶更タチが悪い。
何がその症状を引き起こした要因かは、未だ不明のまま。
そもそも6番に発生した異常の詳細も、その後奇跡的に、
6番が自我を取り戻すことができた理由も、全く分からない。
そもそも6番に発生した異常の詳細も、その後奇跡的に、
6番が自我を取り戻すことができた理由も、全く分からない。
この二体だけにある共通項なんて、製造番号位の物だ。
そもそも冷凍保存されていた生体兵器を調整して運用……なんて、そう上手くいくとも思えない。戦闘能力の高さは認めるが……
そもそも冷凍保存されていた生体兵器を調整して運用……なんて、そう上手くいくとも思えない。戦闘能力の高さは認めるが……
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★★ |
属性 | 水 | シリーズ | 白牙 |
追加日 | 2021年7月9日 | ||
EN | Si'F-16 |
星3・風属性
塗炭の杖
この土地を引き裂く鉄格子、それは差別の象徴。
壁の向こうに住む人々は人として認識されない。
やせ細った大地は、人の心すら痩せ衰えさせた。
壁の向こうに住む人々は人として認識されない。
やせ細った大地は、人の心すら痩せ衰えさせた。
男には娘がいた、でも会うことは出来なかった。
壁の向こうにいる娘は今も生きているだろうか。
全てはあの鉄格子の……いや、人の心のせいか。
壁の向こうにいる娘は今も生きているだろうか。
全てはあの鉄格子の……いや、人の心のせいか。
男は嘆いた、なぜこのようなことになったのか。
誰もが自分の子を抱くとき幸せを願ったはずだ。
この命も長くない、せめて最後は娘に会いたい。
誰もが自分の子を抱くとき幸せを願ったはずだ。
この命も長くない、せめて最後は娘に会いたい。
彼らは鉄格子を乗り越えた男を発見し捕らえる。
彼らにとって男は人でなく獣と同じ存在だった。
男は殺されて、娘の眠る共同墓地に埋められた。
彼らにとって男は人でなく獣と同じ存在だった。
男は殺されて、娘の眠る共同墓地に埋められた。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★★ |
属性 | 風 | シリーズ | 塗炭 |
EN | Wretched Staff | ||
エトランゼ
東から吹く風は、再会の予感。
高く高く舞い上がれば、何も見逃さないであろうか。
高く高く舞い上がれば、何も見逃さないであろうか。
南から吹く風は、野心の高揚。
強く強く羽ばたけば、君が見ていてくれるだろうか。
強く強く羽ばたけば、君が見ていてくれるだろうか。
西から吹く風は、不穏の警告。
疾く疾く飛べば、僕は逃げられるだろうか。
疾く疾く飛べば、僕は逃げられるだろうか。
北から吹く風は、別れの合図。
いつになれば、君を見つけられるのだろう。
いつになれば、君を見つけられるのだろう。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★★ |
属性 | 風 | シリーズ | 想起 |
EN | L'étranger | ||
慈雨の揮棒
兵士である彼に支給されたのは、一本の杖だった。それには、光によって傷を癒す機能があった。彼は戦場で傷ついた仲間たちを、癒していく。噛みしめた唇から血を流しながら。
彼が命じられたのは、後方支援だった。それに対して前線で剣を振るいたいと抗議したが、聞き入れられることはなかった。彼は逸る気持ちを抑えながら、杖を振る。握る拳に血を滲ませながら。
彼が望んだのは、復讐だった。己と母を棄てた男を、戦場で背後から襲おうと考えていた。しかし、支給されたのは癒しの杖。彼は祈る。己が殺すよりも早く、男が戦場で血を流さぬように。
彼の目前に、負傷した男が運ばれてきた。彼は杖を高く掲げ、その光によって男の傷を癒す。そしてそのまま、男の頭めがけて振り下ろした。癒しては振り下ろし、癒して振り下ろ癒し振り下癒し振下
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★★ |
属性 | 風 | シリーズ | |
追加日 | 2021年6月11日 | ||
EN | Baton of Tender Rain | ||
解放: F66x(守護たる女囚) |
黒キ裁杖
戦争によって住む場所や頼れる者を失った孤児たち。彼らは一人の優しい司教に拾われ、町はずれの小さな教会で生活を送っていた。しかし教会も貧しく、人々からの寄付金だけが頼りだった。
しかし、日に日に寄付金は減り、遂に満足に食べていくことができなくなった。司教はやむを得ず、悪事に手を染める。だが、子供たちにその現場を見られてしまった。
これが許されないことだとしても、君たちと共に生活するためだ。私がこうしなければ君たちは生きていけないんだ、わかるだろう。司教は子供たちにそう話した。
「たよれるおとながいません、どうかたすけてください」
孤児院には多額の寄付金が寄せられた。司教の眠る地面の上で、今日も子供たちは元気に走り回り、黒い鳥は優雅に空を飛ぶ。
孤児院には多額の寄付金が寄せられた。司教の眠る地面の上で、今日も子供たちは元気に走り回り、黒い鳥は優雅に空を飛ぶ。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★★ |
属性 | 風 | シリーズ | 黒キ |
追加日 | 2021年6月22日 | ||
EN | Dark Staff | ||
三翼の杖
父さんは、教え説いていた。生に執着してはいけないと。
父さんは、広め伝えていた。死は恐れるものではないと。
父さんは、言い諭していた。死後の世界に必ず救いがあると。
父さんは、死に喘いでいた。僕を残して逝きたくないと。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★★ |
属性 | 風 | シリーズ | 三翼 |
追加日 | 2021年6月22日 | ||
EN | Three-Wing Staff | ||
変転の宝杖
ソノ石ハ不思議ナ石。
映シタ色ニソノ身ヲ染メル。
凡俗ナ石ニ囲マレレバ、
ヒトハソノ価値ニ気付ケナイ。
映シタ色ニソノ身ヲ染メル。
凡俗ナ石ニ囲マレレバ、
ヒトハソノ価値ニ気付ケナイ。
ソノ石ハ青イ石。
映シタ空ニソノ身ヲ染メル。
無価値ト捨テラレタ場所デ、
ヒト知レズ孤独ニ輝ク。
映シタ空ニソノ身ヲ染メル。
無価値ト捨テラレタ場所デ、
ヒト知レズ孤独ニ輝ク。
ソノ石ハ赤イ石。
映シタ炎ニソノ身ヲ染メル。
捨テタ石ノ価値ヲ知リ、
ヒトハ醜ク争ッタ。
映シタ炎ニソノ身ヲ染メル。
捨テタ石ノ価値ヲ知リ、
ヒトハ醜ク争ッタ。
ソノ石ハ緑ノ石。
映シタ草木ニソノ身ヲ染メル。
争イハ遠キ昔トナリ、
コノ地ニヒトハモウイナイ。
映シタ草木ニソノ身ヲ染メル。
争イハ遠キ昔トナリ、
コノ地ニヒトハモウイナイ。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★★ |
属性 | 風 | シリーズ | |
追加日 | 2021年8月31日 | ||
EN | Scepter of Change |
AGW-E14
市民用宇宙エレベータの裏にあるドラゴン像には、決して近寄ってはならない――政府はいつだって口を酸っぱくして言っている。もしも近づこうものなら、たちまち魂を奪われてしまうらしい。しかし私は好奇心を抑えきれなくなり、つい像に近づいてしまった。
私がドラゴンの像に近づいた瞬間、周囲の景色がカードを捲るように次々と変わりだした。春、夏、秋、冬。まるで私だけが時の流れに置いていかれているよう。そして私は像であるはずのドラゴンが翼をはためかせるのを見た。ドラゴンは、本物だったのだ。
太古の時代、体内に時空間歪曲装置を埋め込まれたドラゴンの周囲は時の流れが遅くなった。ゆえに遠くからドラゴンを見ると像の様に止まって見えるのだ――孤独なドラゴンはそう語ると、私に懇願した。「どうか私の傍で、この長い時を共に生きてくれないか」と。
怯えてドラゴンの傍から逃げ出した私が見たものは、荒廃し人影の消えた都市であった。すでに千年以上の月日が過ぎていたのである。孤独に耐えかねた私が再びドラゴンの元へ近づくと、ドラゴンは私を迎え入れて微笑んだ。その大きな爪を、私の頭上に振り下ろして。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★★ |
属性 | 風 | シリーズ | |
追加日 | 2022年1月31日 | ||
EN | AGW-E14 |
星3・光属性
花憐の杖
産まれた身分で全てが決まる国がある。
その国で暮らす貴族の女。恵まれた境遇の中で過ごしてきた彼女は挫折や苦労を知ることが無かった。
その国で暮らす貴族の女。恵まれた境遇の中で過ごしてきた彼女は挫折や苦労を知ることが無かった。
彼女はとある平民の男と出会う。
どうやら女に一目惚れしたらしく、男は愛を語る。
情熱的な言葉に心を打たれ、二人は晴れて恋人になった。
どうやら女に一目惚れしたらしく、男は愛を語る。
情熱的な言葉に心を打たれ、二人は晴れて恋人になった。
彼女は平民に対しても心優しかった。
別け隔てなく接し、薬や財を分け与える。
平民の男は彼女にどんどんと惹かれていった。
別け隔てなく接し、薬や財を分け与える。
平民の男は彼女にどんどんと惹かれていった。
ある日、彼女が別の男と寝ているのを見つけてしまう。
平民の男は言う、愛していると言ってくれたのに。
彼女は言った、愛しています、全員を平等に。
平民の男は言う、愛していると言ってくれたのに。
彼女は言った、愛しています、全員を平等に。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★★ |
属性 | 光 | シリーズ | 花憐 |
追加日 | 2021年2月28日 | ||
EN | Blossoming Staff | ||
解放: F66x(異存たる女囚) |
勝利の導杖
とある時代、その国には王家に代々受け継がれてきた杖があった。なんでもその杖で戦場を指揮すると、どんな戦いにも勝てると言われていたそうだ。
だから王様たちは必ずこの杖を使って兵士たちを指揮し、自国を勝利へ導いてきたらしい。残念ながらその国も時代の流れには勝てず、今では影も形もなくなってしまっているけどな。
だがつい最近になって、その杖らしきものが跡地から発掘されたと大々的に報道があってな。国のお偉い様は研究者たちに、その杖で指揮すると何故勝てるのかその究明を急がせたんだ。
それで明らかになったのは、この杖そのものが持ち主や兵士たちを好きなように操る力を持っていたこと。恐怖を感じさせず、一糸乱れぬ操り兵士を生み出す、世にも恐ろしい指揮杖だったんだ。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★★ |
属性 | 光 | シリーズ | |
EN | Victorious Crook | ||
解放: リオン(異存たる亡命者) |
枢の異杖
むかしむかしあるところに、足を引きずり杖をついて歩く、独り身の女がいた。彼女は美人な上よく働き、人付き合いもよかったため、周囲からの人望は厚い。彼女が困っているといつも誰かが手を貸してくれる。そんな存在であった。
そんな彼女が街に買い物に出かけ一人で大荷物を運んでいると、見知らぬ男が荷物持ちを希望し声をかけてきた。お言葉に甘えて、と彼女が荷物を預けた途端男は荷物を持ち逃げした。彼女はため息をつく。弱者を狙ったそういう手口か、と。
彼女は動かないはずの足で力強く地を蹴り、男を捕まえた。男は予想外の出来事に目を疑う。女は懐から縄を取り出し手際良く男を拘束する。間髪入れず男を殴り殺し、慣れた手つきで身包みを剥ぐ。しけてんなぁ、と呟く声が静かに響いた。
足が悪いというのは嘘であった。彼女は弱者の振りをし、それに集ってくる輩を殺すことを楽しんでいた。ひったくりなら殺しても誰も文句を言わない。彼女は慣れた手つきで素早く死体を処理し、何食わぬ顔で帰路へついた。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★★ |
属性 | 光 | シリーズ | 枢 |
追加日 | 2022年2月28日 | ||
EN | Core Oddstaff |
星3・闇属性
拷奪の叩刑
私は大きな罪を犯してしまった。その罰としてとある場所に移送され、拷問を受けるらしい。一体どんな過酷な罰が待ち受けているのだろうか。
それからしばらくして目的地に到着した。ここは教会だろうか、杖を持った司教様のような方もいる。罰を受ける前にせめてもの救いとして、天の神に赦しを請うことが出来るのだろう。
私は赦しを請った。今さらこんなことをしても遅いのはわかっている。だがこうすることで罪が軽くなるというのであれば、いくらでも祈ろう。あぁ、天の神よ、私を救いたまえ。
だが私は唖然とした。司教様と思っていた彼は拷問官だった。この場において拷問官である彼は、私にとってはまさしく神に等しい存在だ。私が赦しを請うべきは天の神ではない、この彼だった。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★★ |
属性 | 闇 | シリーズ | 拷奪 |
EN | Tormented Pummeler | ||
金翅・冠羽
初代皇帝が愛用していた杖は、まさに質実剛健、皇帝自身の実直さと誠実さを体現するかのような、武骨な棒であった。
二代目皇帝が愛用していた杖は、いかにも風光明媚、文化の花開く時世を映すかのような、趣のある手杖であった。
三代目皇帝が愛用していた杖は、これぞ豪華絢爛、贅の限りを尽くして宝石で飾り立てられた、目の眩むような至宝であった。
四代目皇帝の杖は、あなや急転直下、金は剥がされ宝石はもぎ取られ、民により真っ二つに折られた駄物であった。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★★ |
属性 | 闇 | シリーズ | |
EN | Goldfeather: Crest | ||
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星2・星3 | 星2・星3 | 星2・星3 |
星4・真暗 | 星4・真暗 | 星4・真暗 |
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星2・星3 | 星2・星3 | 星2・星3 |
星4・真暗 | 星4・真暗 | 星4・真暗 |