唯一の証人

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唯一の証人 - (2017/08/10 (木) 15:55:15) のソース

-分類:短編小説
-初出:「小説推理」1981年6月号
-雑誌時挿絵:山野辺進
-収録短編集:&bold(){『[[紫の傷>紫の傷(短編集)]]』}

*あらすじ
> 手はいつの間にかその首へと伸びている。闇は真っ黒にその首を飲みこもうとして、飲みこみきれずにいる。かすかにぼんやりと白く浮かんでいる女の首。いや、細いその首を飲み込もうとしているのは、乱れた髪なのか。なぜなら女は後ろ姿で立っているのだから……そう髪の毛だ。白い首を時々暗い色で飲みこみ、隠してしまうのは、激しく揺れているその女の髪だ。女は、魔手が迫ったことを察知して、それが信じられないというように、信じたくないというように、激しく首を振っているのだ。

秘書で愛人の澄子が殺され、俺は逮捕された。だが俺はやっていない。犯行時刻、俺は家に妻といた。妻だけが俺の無実を証明してくれる唯一の証人なのだ。だが……。

**登場人物
-&bold(){俺(松沢周次)}
--大手繊維会社の営業部長。
-&bold(){松沢継子}
--松沢の妻。
-&bold(){八杉澄子}
--松沢の秘書で愛人。
-&bold(){船山美彦}
--澄子の元交際相手。
-&bold(){ミドリ}
--松沢の元愛人。
-&bold(){山下圭子}
--澄子の同僚。

*解題
(スタブ)

**収録アンソロジー
-日本推理作家協会編『推理小説代表作選集 1985年版』(1985年、講談社)
--日本推理作家協会編『死者たちは眠らない ミステリー傑作選20』(1990年、講談社文庫)

**関連作品
-『[[紫の傷>紫の傷(短編集)]]』収録作
--「[[ゴースト・トレイン]]」
--「[[落書きの家]]」
--「[[眼の中の現場]]」
--「[[紫の傷]]」

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