-分類:短編小説 -初出:「小説新潮」1986年6月号 -雑誌時挿絵:梶山俊夫 -収録短編集:&bold(){『[[たそがれ色の微笑>たそがれ色の微笑(短編集)]]』} *あらすじ > 風ではなく矢の音だ。 > 子狐は、そう感じながら、ほら穴のすみに小さくうずくまっていた。ふるえるからだをもっと小さく丸めることで、その音から逃れようとした。 母さん狐も父さん狐も、あの武士の放つ矢に射殺されてしまった。残された子狐は、その武士に拾われ、人間の子供の姿に化けて、武士の館で暮らすことになるが……。 **登場人物 -&bold(){子狐} --山に暮らす子狐。家族を失い、武士に拾われる。 -&bold(){父さん狐} --子狐の父。 -&bold(){母さん狐} --子狐の母。武士の矢に射殺される。 -&bold(){黒狐} --両親を失った子狐の面倒を見ていたが、やはり武士の矢に射殺される。 -&bold(){権右衛門} --武士。狩が得意だが、それ以外は館で日がな一日ごろごろしている。 -&bold(){あさじ} --権右衛門の妻。狩しかしない権右衛門をなじる。 *解題 (スタブ) **各種ランキング順位 -[[オールタイムベスト・連城三紀彦短編>http://togetter.com/li/742694]] &bold(){57位} **関連作品 -矢がモチーフになる作品 --「[[火箭]]」(『[[瓦斯灯>瓦斯灯(短編集)]]』収録) -『[[たそがれ色の微笑>たそがれ色の微笑(短編集)]]』収録作 --「[[落葉遊び]]」 --「[[たそがれ色の微笑]]」 --「[[白蘭]]」 --「[[水色の鳥]]」 #comment