風の矢

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風の矢 - (2017/06/14 (水) 03:16:50) のソース

-分類:短編小説
-初出:「小説新潮」1986年6月号
-雑誌時挿絵:梶山俊夫
-収録短編集:&bold(){『[[たそがれ色の微笑>たそがれ色の微笑(短編集)]]』}

*あらすじ
> 風ではなく矢の音だ。
> 子狐は、そう感じながら、ほら穴のすみに小さくうずくまっていた。ふるえるからだをもっと小さく丸めることで、その音から逃れようとした。

母さん狐も父さん狐も、あの武士の放つ矢に射殺されてしまった。残された子狐は、その武士に拾われ、人間の子供の姿に化けて、武士の館で暮らすことになるが……。

**登場人物
-&bold(){子狐}
--山に暮らす子狐。家族を失い、武士に拾われる。
-&bold(){父さん狐}
--子狐の父。
-&bold(){母さん狐}
--子狐の母。武士の矢に射殺される。
-&bold(){黒狐}
--両親を失った子狐の面倒を見ていたが、やはり武士の矢に射殺される。
-&bold(){権右衛門}
--武士。狩が得意だが、それ以外は館で日がな一日ごろごろしている。
-&bold(){あさじ}
--権右衛門の妻。狩しかしない権右衛門をなじる。

*解題
(スタブ)

**各種ランキング順位
-[[オールタイムベスト・連城三紀彦短編>http://togetter.com/li/742694]] &bold(){57位}

**関連作品
-矢がモチーフになる作品
--「[[火箭]]」(『[[瓦斯灯>瓦斯灯(短編集)]]』収録)
-『[[たそがれ色の微笑>たそがれ色の微笑(短編集)]]』収録作
--「[[落葉遊び]]」
--「[[たそがれ色の微笑]]」
--「[[白蘭]]」
--「[[水色の鳥]]」

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