風の矢

  • 分類:短編小説
  • 初出:「小説新潮」1986年6月号
  • 雑誌時挿絵:梶山俊夫
  • 収録短編集:たそがれ色の微笑

あらすじ

 風ではなく矢の音だ。
 子狐は、そう感じながら、ほら穴のすみに小さくうずくまっていた。ふるえるからだをもっと小さく丸めることで、その音から逃れようとした。

母さん狐も父さん狐も、あの武士の放つ矢に射殺されてしまった。残された子狐は、その武士に拾われ、人間の子供の姿に化けて、武士の館で暮らすことになるが……。

登場人物

  • 子狐
    • 山に暮らす子狐。家族を失い、武士に拾われる。
  • 父さん狐
    • 子狐の父。
  • 母さん狐
    • 子狐の母。武士の矢に射殺される。
  • 黒狐
    • 両親を失った子狐の面倒を見ていたが、やはり武士の矢に射殺される。
  • 権右衛門
    • 武士。狩が得意だが、それ以外は館で日がな一日ごろごろしている。
  • あさじ
    • 権右衛門の妻。狩しかしない権右衛門をなじる。

解題

(スタブ)

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最終更新:2017年06月14日 03:16