- 分類:短編小説
- 初出:「小説現代」1983年11月号
- 雑誌時挿絵:文月信
- 収録短編集:『瓦斯灯』
あらすじ
峯は、あと幾針かでその浴衣も仕上がるところまできて、ふっと指をとめた。
夏の宵端は、一雨来そうに墨色の雲がつい軒の上まで垂れていて、指先はもう薄闇に包まれているが、指をとめたのはそのせいではなかった。
峯は父が紛失した二百円のために、相思相愛だった幼なじみの安蔵を裏切り、商家に嫁いだ。十七年後、夫が収監されたため深川に戻った峯は、安蔵と再会する……。
登場人物
解題
(スタブ)
掲載号「今月登場」より
母上が骨折され、看病のためにこの夏は自宅にずっといた。映画館にも行けなかったので、『探偵物語』など話題の映画はビデオで観た。
各種ランキング順位
関連作品
最終更新:2017年08月10日 13:15