冬のコスモス

  • 分類:短編小説
  • 初出:「季刊SUN・SUN」1984年冬号
  • 雑誌時挿絵:未確認
  • 収録短編集:恋文のおんなたち

あらすじ

 やっと足音が聞こえた。
 里枝の部屋は、窓一つむこうが路地だから、息子の周次が帰宅する時は、玄関のベルが鳴らされるより前に、その足音でわかってしまう。また酔って帰ってきたのだろう、夜の路地に響く足音は、ふらついている。ふらつきながら、しかし、鳥黐の上を歩いているような、歩き癖は変わらない。踵が地面に粘りつくというか、妙にねっとりとした所のある足音である。

女でひとつで息子の周次を育ててきた里枝。だが、このところ結婚2年目の息子夫婦の様子がおかしい。嫁の敦子は、周次に女がいるのだという……。

登場人物

  • 里枝
    • 周次の母。
  • 周次
    • 里枝の息子。
  • 敦子
    • 周次の妻。

解題

(スタブ)

関連作品


名前:
コメント:

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2017年06月06日 23:07