- 分類:短編小説
- 初出:「相鉄瓦版」68号(1992年11月発行)
- 雑誌時挿絵:増山博
- 収録短編集:単行本未収録
あらすじ
窓の外を日本海が流れている。
冬の光に柔らかく撫でられ、海は寝息でもたてるようにゆったりと波うっている。風が見える、そう感じた。東京ではもう見えなくなった風が、裏日本ではまだ見えるのだった。
夫の三度目の浮気を知った章子は、荷物をまとめて日本海を見に北へ向かった。新潟で乗り換えた秋田行きの特急の車内で、章子はランドセルを背負った少年と乗り合わせる。少年は離婚した母親に会いに行くのだというが……。
登場人物
解題
(スタブ)
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最終更新:2017年07月12日 02:07