会津郡中荒井組蟹川村

陸奥国 会津郡 中荒井組 蟹川(かにかは)
大日本地誌大系第31巻 45コマ目

この村及び端村小出・河崎もと下荒井村に属す。萬治の頃(1658年~1661年)別村となりしという。

府城の西に当り行程1里6町。
家数32軒、東西58間・南北1町8間。
東は鶴沼川に臨み三方田圃(たんぼ)なり。

東9町高久組小見村の界に至る。その村は寅(東北東)に当り13町。
西5町26間下荒井村の界に至る。その村は戌亥(北西)に当り8町。
南2町35間二日町村の界に至る。その村は巳(南南東)に当り6町30間余。
北4町10間礫宮村の界に至る。その村は亥(北北西)に当り16町30間余。
また辰(東南東)の方1町20間高久組鍛冶屋敷村の界に至る。その村まで14町50間。
未(南南西)の方4町22間中荒井村の界に至る。その村まで9町。

端村

小出(こいで)

本村の西2町20間余にあり。
家数12軒、東西1町22間・南北43間。
四方田圃なり。

河崎(かはさき)

本村の北1町40間余にあり。
家数19軒、東西40間・南北1町15間。
東は鶴沼川に臨み三方田圃なり。

山川

鶴沼川

村東にあり。
二日町村の界より来り、北に流るること22町20間、真渡村の界に入る。

関梁

船渡場

村東にあり。
鶴沼川を渡り府下に通る道なり。

神社

富士神社

祭神 富士神?
相殿 伊勢宮
   熊野宮
   山王神
   御嶽神
   稲荷神 3座
   鬼渡神
   磐椅神
草創 不明
端村小出の西50間にあり。
鳥居あり。下荒井村坂内備前これを司る。

寺院

寶光院

端村小出にあり。
荒傳山と號す。
明應4年(1495年)の創建にて開基の僧を寶泉という。
下荒井村蓮華寺の末寺真言宗なり。
本尊地蔵客殿に安ず。

古蹟

寺跡

端村河崎の北2町50間にあり。
下荒井村蓮華寺の遺趾なりという。
三鈷の松もこの地にありしという。