本丁

陸奥国 若松 郭内 本丁(ほんちやう)
大日本地誌大系第30巻 97、107コマ目

※古典籍総合データベース『会津鶴ヶ城蒲生若松城下明細図 / 加藤長四郎 編輯』より
※国立国会図書館の『戊辰若松城下朙細圖』は分割スキャンされているため見ずらい

凡郭内外の路を俗にちやう(・・・)と称るは丁の字を用い、まち(・・)と称るは町の字を用う。今また従てこれを別つ。


内郭の北にあり。
東西の通6条・南北の道7条あり。総て本丁と称す。
6条の東西の道を追手の方より数えて始の通を本一之丁とし、次を二之丁とし、序を追て六之丁に至る。
南北の通をは東を寶積寺通とし、次を三日町通、次を六日町通、次を甲賀町通、次を大町通、次を桂林寺通、次を諏訪通、次を融通寺通とす。
総じて東西の道に本の字を冠らしむる事は米代に同名ある(ゆえ)なり。

最終更新:2022年11月04日 14:57