大剣

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大剣 - (2019/07/11 (木) 21:20:28) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/12/12(月) 23:37:23
更新日:2024/04/14 Sun 11:32:20
所要時間:約 11 分で読めます




大剣とは、その名の通りと呼ばれる武器の一種である。いわゆる両手剣に分類される。
人間の身の丈と同等か、もしくはそれを上回る巨大な剣であり、基本的には一部を除いて刃物というより鈍器のような使われ方をする。
こういった大剣が生まれた理由については、鍛冶・冶金技術の未熟さ故に刃の強度と軽さを両立出来なかったことと、
兵士の鎧が重装備化していた時代背景が関連していたりする。

上記のように、ある意味で大剣は技術が足りなかった故の苦肉の策とも言えるだろう。
とはいえ、大剣が活躍した時代は確かに存在した。
この時代の戦争はまず兵による矢の雨で始まり、その後にパイクと呼ばれる長槍を持った兵士が陣形を組み、
槍の壁を作って進軍するというのがセオリーだった。
大剣はその長さと重さで槍の壁を叩き斬り、騎兵の突撃する穴を作り出した。
乱戦では返って邪魔になったが、大剣は確かに勝利を引き寄せる一手であったのだ。
このような運用方法は単なる一例に過ぎず、他にも決闘に使われたりなんだりと様々である。


実在するものはドイツの傭兵ランツクネヒト等が使ったツヴァイハンダー、スコットランドの戦士ハイランダーが愛用したクレイモアなどがあったものの、
その質量と体積によりまともに扱えた者はかなり限られたようである。
そもそも身の丈を超える幅広い鋼の剣は、現実では人間の体格や重心などの関係で物理的に絶対持ち上げられない。
どれほど力が強くても理論上、人間に身の丈を超える大剣を振り回すのは不可能なのだ。
もし無理にでも持ち上げたいのであれば、応援団並に背中を反らせ、エクソシストのスパイダーウォークのような姿勢で股間を突き出して突撃するしかない。
まして背負った鞘から引き抜こうものなら間違いなく肩と肘を脱臼し、剣先が地面に刺さって抜けなくなりブリッジ状態のまま動けなくなる。
詳しくは空想科学読本のシリーズ(詳しくは漫画読本1、空想科学読本14)を読んで頂くとわかるだろう。
要は「ただデカくて重いだけの剣」などという存在は、便所のハエ取り紙や列車砲並に使いようのないものなのである。
こんなもんを使うくらいならその辺の石でも投げつけた方がよっぽど強いことだろう。
まぁ現実に存在するものは、その辺りを色々と考慮している(あるいは神社への奉納など儀礼用途のみを目的とし、実戦を考慮しない)のだが。



さてさて、そんな難しい話はまぁ、どうでもいい。



身の丈を超える剣で敵を斬り伏せる


大剣は、男の子のロマンの権化だ


フィクションの世界でも、もちろん大人気である。
しばしば武器として登場人物達が持ち物としている。現実世界と違い、ほとんどの者がさも当然のように軽々と扱う。
そして何よりフィクション大剣の特徴として「横幅も広い」「ていうかもう鉄の塊だコレ!」という物が殆ど。
史実のそれと同じく「叩き潰す」といった使い方も多いが、その大きさでザクザク斬るのもフィクションならではと言える。

その見た目のインパクトからか、かなりの人気を誇るロマン武器なのだ。



以下、主な使用者。


漫画

相楽左之助(るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-)
主要登場人物の一人でよく名前を間違えられる。
初期のみだが、巨大な斬馬刀を扱っており、二つ名である「斬左」の由来となっていた。形状は下記のドラゴンごろしに酷似。
実在する斬馬刀は中国で使用された薙刀っぽい形状のか、
所謂大太刀と言われるアホみたいに長い日本刀のいずれかを指す(ただし後者は、正確には「斬馬刀のような使い方をした大太刀等」である)。
左之助のこれは大矛とでもいった代物で大分形状が違っているが、まあ演出の問題だろう。

作者が後にリメイクしたデザイン案では、この大太刀や長巻に近いデザインのものへと変更されている。


ガッツ(ベルセルク)
剣と呼ぶにはあまりにも大雑把すぎる、正しく鉄塊と呼ぶべき大剣「ドラゴンころし」を振り回す凄腕の戦士にして、
大剣をフィクション世界に知らしめた先駆け的キャラクター。
大剣ファンなら、彼のアクションは一見の価値がある。
身の丈を超える大剣「ドラゴンころし」は、人間だろうが怪物だろうが石壁だろうが柱だろうが、苦もなくぶった斬る化物剣。
使徒(ベルセルクに登場するベヘリットによって怪物と化した人間)を斬り続けたために、幽世の生物にも高い攻撃力を発揮する。
忘れられがちだが、この人は片腕が義手(指や掌の部分に磁石があり、剣を握れる仕組み)。
それでいてこの剣を振れる辺り、この人も怪物かもしれない。
ちなみに作者は和田慎二の少女漫画「ピグマリオ」の大地の剣を元ネタにしているという(全体には初期エピソードの大剣も混じっているようだが)
こちらは「男主人公による剣と魔法のファンタジー漫画」自体がマイナーだった時代の作品。


タルカス(ジョジョの奇妙な冒険 Part1 ファントムブラッド)
騎士時代から使っていた、身長195cmのジョナサン以上の刃渡りを持つ長大な剣が武器。


◆魔神王(七つの大罪)
身の丈の半分ほどもある大剣を武器に使う。


◆神竜介(ソウルリヴァイヴァー)
当漫画の主人公で、「死界」という死と無の狭間の世界を自在に出入りできる「リヴァイヴァー」の一人。
戦闘時はガトリングガンと背中に背負った巨大な剣で死界に群がる鬼(ゴブリン)と戦う。


桃地再不斬(NARUTO‐ナルト‐)
霧隠れの七本の忍刀の一つ「断刀首斬り包丁」を持つ。名前通りでかい包丁のよう。
斬った敵の血中の鉄分を吸収してボロボロになった刀身を直す特性がある。


干柿鬼鮫(〃)
霧隠れの七本の忍刀の一つ「大刀鮫肌」を持つ。
名前通りトゲトゲした鮫肌のような質感のでかい刀身。
「相手を殴ってチャクラごと削る」という使い方から言って刀かと言われると微妙な気がするのは秘密。


◆犬夜叉(犬夜叉)
その所持武器の代名詞たる鉄砕牙は普段はさびた普通の日本刀にすぎないが、妖力によって名前通り牙のような形状の大太刀となる。
斬った妖怪の能力を吸収する特性により多くの技を獲得していった。


◆アールダー(Damons(ダイモンズ))
ヘイトとの戦いで、両腕のナノテクブレードを結合させ一体化させた「ナノテクブレード最終形態」を披露。長さだけではなく切れ味も強化されている。

ゲーム

クラウド・ストライフ(FINAL FANTASY Ⅶ)
ゲーム界では最も有名な大剣使いであろう、チョコボ頭。
本人にとっては親友の形見でもある。
肩パッドに磁石を仕込んであり、これにくっつけて背負っている。


ゼンガー・ゾンボルト(第2次スーパーロボット大戦α)
戦艦を叩ききる斬艦刀の使い手。
グルンガストシリーズや武神装攻ダイゼンガーに乗り込んで振り回す。
PROJECT X ZONE』では、ついに生身でも振り回すようになった。(斬艦刀も生身サイズ)


◆サイクス(KINGDOM HEARTS(キングダムハーツ))
謎の組織「ⅩⅢ機関」幹部をつとめる青髪のノーバディ。身の丈程のクレイモアを有する。
普段は冷静沈着だが戦いでは月の狂気を身に宿して大剣を振り回し、ブン投げ、叩きつける。


アイク(ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡暁の女神大乱闘スマッシュブラザーズX)
ファイアーエムブレムシリーズのキャラクターの中では力が高く、神剣ラグネルの重さのハンデをほとんど受けずに振り回す。
スマブラにもラグネル装備で参戦。見た目に反し重々しい使い味で、豪快に闘う。
前作のロイもパワフルだったが、それを遥かに凌ぐ勢いである。


◆ナギサ・レプカ(ファンタシースターポータブル2/インフィニティ)
信念を胸に戦い続ける孤高の剣士…にしてないすばでぃなアホの子ナギサちゃん。
細身の大剣「スティールハーツ」を巧みに操るその腕前は本物。


閃乱カグラ
片刃の大剣を振り回す忍者。その他籠手に仕込んだボウガン爆弾大砲で……ガッツだこれーー!!!
こちらは、もやしだけで動くお得な省エネ設計となっている。


カイム(ドラッグオンドラグーン)
両手剣武装の一つ「鉄塊」がそれに該当する。
他の武装と比べて規格外の攻撃範囲と攻撃力を持ち、異彩を放つ武装である。
入手時の大きさは人間の背丈程で、それでも十分大きいのだが、レベルを上げるごとにますます巨大化して敵を紙切れのように葬り去っていく。
強力さと豪快さから特に人気が高い。


◆ジークフリート・シュタウフェン(ソウルエッジ)
登場人物の一人で、「レクイエム」(『ソウルキャリバー』シリーズからは「ファウスト」)というドラゴンころしにそっくりなツヴァイハンダー(大剣)が武器。
ちなみに同社のゲームに声優も属性も同じ大剣士がいたりする。
シリーズによっては、ソウルエッジと対をなす聖剣ソウルキャリバーを武器にしている。


◆ナイトメア(ソウルキャリバー)
魔剣ソウルキャリバーを使う異形の黒騎士で、『ソウルエッジ』ラストでソウルエッジを手にしたジークに憑依し殺戮を繰り返す。
『キャリバー2』からジークから独立、ソウルエッジを本体としジークをつけ狙う。


◆鈴姫(サムライスピリッツ閃)
ゴルバの侵攻によりレスフィーア王国を追われ、天降藩の城主の養女となった少女。
戦闘時は実の親族の形見たるバスタードソードと横笛を手に運命に殴り込む。


フィオナ・メイフィールド(アルカナハート)
聖霊界に飛ばされ、聖霊となった永遠の13歳。通称フィオぽん(命名者・愛乃はぁと)。
メイド服に見合わぬ巨大な剣・キャメロットから繰り出す攻撃は火力と判定は凄まじいが、出だしに時間がかかるのと振るとコケてしまう(一部)のが欠点。剣がデカいので機動力も低め。
契約聖霊である鋼のアルカナ・オレイカルコスの力を借りることでステータスを強化。攻撃力・防御力が30%上昇する。


◆デューク・バンテルミ・ランバート(闘神伝シリーズ)
登場人物の一人で、フランスの片田舎の城主でもある。
決闘に敗れ、家宝の剣を叩き折った主人公エイジ・シンジョウをライバル視している。
戦闘時には鎧に身を包み大剣を振るう。
騎士道精神に従い、追い打ち攻撃は行わず「早く立たないか!」と秘伝ゲージ(超必殺技ゲージ)を減らす特殊挑発を行う。


◆聖騎士団ソル(GUILTY GEAR)
「XX/-SLASH-」「XX Λ CORE PLUS」に登場する過去世界のソル=バッドガイ
封炎剣をまだパクっていないので、鉄の塊を打ち直した幅広の大剣(長さは普通)を操る。
炎自体は法術で普通に使える。


クリフ=アンダーソン(〃)
柄が長く本人の背丈の倍以上の長さの片刃の大剣「斬竜刀」を使う聖騎士団前団長。
リーチと威力は高いが速さには欠ける。


前田慶次(戦国BASARAシリーズ)
「超刀」という身長よりも長い大刀を武器に使う。


◆ジーク・B・極・玄武&サイカ(ゼノブレイド2
今時逆に珍しいぐらいのテンプレ中二病患者と彼のパートナー。使用するアーツは隙が大きいが威力は特大。柄の部分は取り外し可能になっており、サイカが使う時は柄の部分だけをのようにして使う。


◆ハンター
モンハンの大剣参照。


ダンテ(DMC)(Devil May Cryシリーズ)
大剣「リベリオン」と二丁拳銃、赤いコートがトレードマークの最高にCOOLでCRAZYな男。
詳しくはダンテ(DMC)リベリオン(DMC)の項目を参照。


織田ノブナガ(戦国乙女シリーズ)
ビキニアーマー姿で『天下布武』の四文字が刻まれた超大型の両刃剣を振るい敵を殲滅する荒武者。



小説・ラノベ

シャナ(灼眼のシャナ)
正確には大剣をではなく、大太刀である贄殿遮那を用いる。
彼女の『シャナ』という名は当時名無しの彼女に坂井悠二がこの贄殿遮那の名からつけた名前である。
元々はとあるトーチの持ち物だった。
ちなみにその坂井悠二は大剣『吸血鬼』を振るう。大剣としてはこちらが正統派。


夜刀神十香(デート・ア・ライブ)
顕現させる天使・鏖殺公(サンダルフォン)は両刃の大剣と玉座で構成され、戦闘時にはこの大剣を揮う。
玉座が分解された最後の剣(ハルヴァンヘレヴ)の状態ではさらに大きさが拡大する。
反転時の暴虐公(ナヘマー)は片刃。


後方のアックア(とある魔術の禁書目録)
全長3.5メートル、総重量200キロの大剣アスカロンを操る二重星人。
聖ゲオルギウスの伝承に基づき、悪竜を殺しきるための性能を求めて作り上げられた。


特撮

シンケンレッド/志葉丈瑠(侍戦隊シンケンジャー)
シンケンマルが変形した烈火大斬刀を操る。
殿の個人武器にして、実は個人武器唯一の漢字表記武器。他の皆は何故か横文字である。
実写映像だが、身の丈以上あるを軽々と扱う姿は迫力満点。…実際にはめちゃくちゃ軽く作られているみたいだが。
ちなみに影の映り方からCGなのがバレてしまっているカットがある
一度世界の破壊者宇宙海賊も使った。
また、シンケンジャーの大いなる力により宇宙海賊の1号ロボも烈火大斬刀を使用する。


◆タンクジョウ(騎士竜戦隊リュウソウジャー)
戦闘民族ドルイドンの幹部で、城壁のごとき屈強な体とルークレイモアという大剣を武器。
その刃から繰り出す斬撃はリュウソウレッド/コウの師であるマスターレッドを葬り去った。


アナザー鎧武(仮面ライダージオウ)
駆紋戒斗率いるチームバロンを追放されたアスラが、タイムジャッカースウォルツの力でアナザーライダーとなった姿。
戦闘時は仮面ライダー鎧武・オレンジアームズの専用アームズウェポン・大橙丸にも似た大剣を振るう。


アナザーブレイド(仮面ライダージオウ)
『仮面ライダー剣』の登場人物・栗原天音が、アナザーブレイドウォッチによって怪人化した姿。
仮面ライダーブレイドの武器・ブレイラウザーを模した大剣を片手で軽々と振るう。


◆黄金騎士・牙狼/冴島鋼牙冴島雷牙(牙狼-GARO-シリーズ)
牙狼剣が魔導馬・轟天の力で牙狼斬馬剣に巨大化する。
これを使うシーンはすべてVFXのため、圧巻の一言。


光覚獣身・牙狼/冴島雷牙(牙狼-GARO- 魔戒ノ花)
最終話『天命』にのみ登場する強化形態。
心滅を乗り越えた冴島雷牙が、エイリスで再戦に挑む際に心滅獣身形態から二段変身。
主題歌『雷牙 ~Tusk Of Thunder~』をBGMに、牙狼剣が狼の顔を模した大剣に変化しエイリスを貫くシーンは圧巻。


阿号劇場版 牙狼-GARO- -GOLDSTORM- 翔)
古の魔戒法師・双竜が作り出した人造人間魔導具。
鎧武者にも似た戦闘形態から繰り出す『号殺剣』という大剣が最大の武器であり、使用時にはその巨大さゆえ地面に杭を打ち付ける必要がある。
デゴルとの決戦の際、牙狼・翔の鎧を纏った道外流牙の想いと声に応え、号殺剣を彼に託した。



アニメ

ソードストライクガンダムソードインパルスガンダムデスティニーガンダム機動戦士ガンダムSEEDシリーズ)
単にデカイ剣ならゼータガンダムの巨大ビームサーベルとかもあるが、最初から大剣として装備されているモビルスーツなら彼らが代表的であろう。ビームの刃の部分と実体剣部分(ただし刃はほとんど付いておらず、実質打撃武器)の両方が用意されているステキ仕様により対応性も高い。


◆150ガーベラ(機動戦士ガンダムSEED ASTRAY)
ロウ・ギュール、千葉智宏、戸田泰成の暴走が生み出した超特大サイズの日本刀刃渡り150mというMS用兵装として規格外のサイズは航宙艦を串刺しにし、スペースコロニーの中央シャフトを輪切りにし、Gジェネでは日本刀のくせに3機マルチロック武器にされた。
ちなみにデカすぎて振るうにはMS用パワードスーツかMSの肩~腕パーツの改修が必要。


マジンカイザーSKL(マジンカイザーSKL)
神に会えば神を斬り、悪魔に会えば悪魔をも撃つ地獄の魔神皇帝も牙斬刀というの巨龍の頭蓋骨を思わせる大剣を使う。
海動剣が操縦する際、これから繰り出す豪快な剣技は奇械島のゴロツキどもをねじ伏せる。


風鳴翼(戦姫絶唱シンフォギアシリーズ)
歌を詠唱しフォニックゲインを高め、日本刀状のアームドギア(武器)を大剣に変化することが可能。
劇中では斬撃でノイズを両断する「蒼ノ一閃」、空中で投擲し蹴りつけながら突貫する「天ノ逆鱗」を使用した。


犬吠埼風(結城友奈は勇者である)
讃州中学勇者部部長にして勇者が一人。身の丈ほどの大剣を女子力を込めて扱い、バーテックスを叩き潰す。
大剣のサイズはある程度変えられるので、盾代わりにしたり、幅をさらに広くして広範囲を叩き潰したりと応用が利く優れもの。


ハイペリオン(聖闘士星矢Ω)
女神パラスに仕える一級刻闘士の一人で、天地崩滅斬という大剣状の聖剣の使い手。
その刀身から放たれる攻撃的な小宇宙は禍々しく、天秤座の玄武の捨て身の攻撃でもわずかにひびが入る程度で、紫龍のエクスカリバーすらも押し返すほど強力。


堅陣騎士ガイア(牙狼-GARO- 炎の刻印)
ラファエロ・ヴァンデラスがガイアの鎧を召還すると共に魔戒剣が一回り大きくなった大剣に変化。
第5話『堅陣-GAIA-』にて、剣先を走らせ緑色の炎を宿し、自身の倍の大きさを持つホラーを焼き切る場面はアニメならではのものといえる。
後に彼の弟子となったアルフォンソ・サン・ヴァリアンテ王子も使用。
第12話『赤月-BLOOD MOON-』では心滅獣身に陥ったレオンからガロの鎧を解除させる際に紋章目掛けて何度も蹴り上げる荒技を見せつけた。


◆黄金騎士・牙狼/雷吼(牙狼 紅蓮ノ月)
魔戒法師・星明が火羅に変わり果てた母・葛子姫を術で巨大な牛車にも似た魔戒獣・雷獣に変化。
雷吼が乗ることで手にした牙狼剣が牙狼斬馬剣に変化する。その形状は実写版とほぼ同じ。
雷獣は映画『薄墨桜-GARO-』に至るまで轟天ポジとして活躍した。


◆天剣煌身ガロ/レオン・ルイス(劇場版 牙狼-GARO- DIVINE FLAME)
メンドーサの遺産たる禁断の魔導具『ツィルケルの環』と魔戒騎士ダリオを取り込んだ『この世で最も美しいホラー』ニグラ・ヴェヌスの力で次元の狭間に飛ばされたレオンが今は亡きララ、母たるヒメナを守らんと父ヘルマンの短剣を手に立ち向かうロベルト、そして今日に至るまで紡がれてきた『守りし者』たるガロの英霊達の想いを受け止めたことで、ガロの鎧が変化。
不死鳥のごとき金色の翼から放たれる無数の牙狼剣もだが、自身の倍もある巨大な牙狼剣が最大の武器であり、緑色の魔導火を灯して放たれる一撃はスクリーンで見ると圧倒的といえる。


◆黄金騎士ガロ/ソード(牙狼-GARO- VANISHING LINE)
物語中盤、ソフィを守るために暗黒騎士ナイトに特攻した魔導二輪ザルバを取り込み、ソードが纏う黄金の鎧が変化。
更に終盤ではのエルドラド内でキングの支配から解き放たれた際、修復された魔導二輪共々強化された。
その際、牙狼剣も先述の光覚獣身・牙狼の巨大牙狼剣を思わせる狼の鍔を模した大剣になっている。



映画

◆ウィリアム・ウォレス(ブレイブ・ハート)
メル・ギブソンが演じる主人公。
映画界の代表的な大剣使いで、リアルサイズながら(でやっぱりデカい)も、ブルンブルン振り回す姿に、多くの人が燃えただろう。


その他

◆イリーナ・フォウリ―(ヘッポコ冒険者シリーズ)
人類の限界に達する筋力で鉄板の様な大剣を振るう至高神ファリスの神官戦士。仲間曰く「ファリスの猛女」、敵曰く(全身甲冑装備のため)「鉄塊娘」。
作中では雑魚キャラへの止めで同世界観作品群での限界ダメージを叩きだし(後に「猛女」の命名者の射撃、他作品で学者による槍チャージに抜かれたが)、ワイバーンを一刀両断した。
しかし不器用なためラスボス戦では全力を出し切れなかった。また防御重視時用にと電柱サイズの棍棒をサブウェボンにしている。



史実にある主な大剣としては

  • クレイモア
  • ツヴァイヘンダー
  • フランベルジェ
  • トゥハンデッドソード
  • ハンド・アンド・ア・ハーフソード(バスタードソードとも、バスタードは英語では汚い侮辱・罵倒語のため学術的な表記等では使わないケースも有る)
  • フェンシングソード

ハンド・アンド・ア・ハーフソードは片手でも扱える様に作られた刀剣。

ちなみにフランベルジェにはフランベルクと言うよく似たというか同じ起源の片手剣も有るため注意されたし。



追記・修正は、脳天から大剣で切られてみたい方お願いします

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