埋葬ポケ(ポケモン)

登録日:2010/12/01(水) 23:04:09
更新日:2022/06/22 Wed 22:47:09
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もしかして→デスカーン


埋葬ポケ とはポケットモンスターシリーズにおいて、不遇を通り越えて能力値が異常に低い等の理由で対戦で活躍する事が困難を極めるポケモン達の総称。
マイナーポケモンとは似て非なる存在。


概要

その戦闘力は「他のポケモンの劣化」だとか「マイナー」だとかそんな生易しいレベルでは無く、
もはや「決定的な何かが全く足りておらず、よっぽどの深い愛が無い限り採用する理由が存在しない」と言うレベル。
「不遇ポケモン」の中でも最も酷いレベルと言える。

そこいらの弱ポケを軽く圧倒する異常な戦闘力(悪い意味で)を持ち、
彼らの前では唯一王やかつての唯一神など強ポケ同然である。


なお、当然の事ではあるが「埋葬ポケだから楽勝楽勝wwwwww」とタイプの相性や場の状況をろくに考えずに戦ったり、
アホみたいな行動を取ったりするとどえらいことなるので注意。

「雨降ってる最中に降臨したジュエル持ち
 ラブカス相手に
 耐久無振りヒヒダルマを交代出ししたら
 呆気なく落とされたでござる」

なんて失敗がないように。
また、埋葬ポケをあえて使う対戦相手に敬意を払う為にも、容赦なく正攻法で闘おう。


何?こいつらにタスキ&かげぶんしん&まもる&どくどくの運ゲで全抜きされたって?
君の生まれの不幸を呪…う前に対策ぐらい覚えておけ。



彼らと彼らを愛するポケモントレーナーたちは、今も次回作で救済される淡い期待を抱いている…。
実際、かつて不遇だったポケモンが厨ポケと呼ばれるくらいの地位に大出世したという報告もあるのだから。


埋葬ポケ一覧

該当世代:第7世代~
ゲームでもアニメでもトップクラスの不遇ポケモン。
種族値が低すぎて話にもならない序盤鳥ポケモン

BWではじめん技の「ドリルライナー」を修得し差別化自体はできたものの、耐久無振り(+HB逆V)ジバコイルに撃ってようやく低乱数1発という始末。
しかもあいつは『がんじょう』持ちだし、そもそも火力自体がないので武器を手に入れても使いこなせない。

第7世代ではドードリオが教え技で「じだんだ」を修得し、「とんぼがえり」以外での差別化が厳しくなった(その「とんぼがえり」も他の鳥ポケモンの多くが修得するため事実上差別化は不可能に近い)。
カモネギと立場逆転。


該当世代:第2世代~
こおりひこうタイプを持つポケモン最底辺なサンタ。
相手に勝利をプレゼントするサンタ。
おまけにBWにて与えられた夢特性の『ふみん』は通常特性の『やるき』と まったく同じ効果 である。これは酷い。

 もうひとつの特性の『はりきり』でA特化した場合、種族値107程度の火力を得るが素早さは75とニドクインヒードランと大差ない。それでいて耐久はサメハダー未満と問題だらけの種族値である。しかもレベル技は「ドリルくちばし」と「プレゼント」(威力ランダムかつ相手を回復することもある)の二つのみ。
タマゴ技や教え技では「ブレイブバード」や「トリプルアクセル」など高性能なタイプ一致技を習得でき、サブウェポンもそれなりに揃ってはいるのだが、
『はりきり』では命中不安が付きまとうし、かといって『はりきり』以外では種族値が足りず技の性能を活かすことができない。

襷カウンターから「こおりのつぶて」や「みちづれ」など一対一交換を強要する戦法も取れるが、
前者は低HP故に相手がダイマックスした場合H252振りでも倒せないことがほとんどで、
後者は素早さが並み程度のためより速い相手には使いづらく、やはりダイマックスには無効化される。
ついでにどちらの戦法も読まれると不発に終わるので起点にされてしまう危険もある。

「ねこだまし」や「こうそくスピン」、「オーロラベール」といった味方を補助できる技はある程度覚えられるため、ダブルでは使えなくもない…かも。


余談になるがこの反動か、ポケダンでは相手に即死級ダメージをプレゼントするテロリストと化し本編の鬱憤を晴らしまくった。
更に漫画「ポケットモンスターSPECIAL」では、ロクな指示をもらわずともホウオウとタイマンを張れる程の作中最強候補ですらある。


該当世代:第4世代~
序盤虫最底辺なうえにまさかの多重劣化。
ちなみに隠れ特性は『とうそうしん』とむしタイプでは唯一。ただし最早これがなければ完全劣化は免れられない

一方、あんまり酷すぎて一時期一部のネタ層では逆に大人気に。その人気は最早一つの宗教と呼べるレベルであった。
なおアニメではレギュラー入りする等、真っ当に優遇されてはいる。


該当世代:第3世代~
みずタイプ文句なし最底辺。
ハートのウロコが本体でラブカス自体はオマケ扱いされる事もしばしば。ポケモン界のビックリマンチョコ。
(ウロコを)乱獲される分、余計酷いかもしれない。
一応、特性『すいすい』を「なかまづくり」できるのは今でもラブカスしかいないが種族値があまりに低すぎるのでほぼ無意味。
一方、ポケモン不思議のダンジョンでは意外とバカにできない強さを持つ等それなりに優遇されている。

該当世代:第4世代~
俗に言う序盤虫タイプなのであまり強くないのは仕方ないのだがその中でも最低クラスの能力しか持たないポケモン。
とにかくステータスの低さが足を引っ張っている。
火力と物理耐久は最底辺。特防だけは高いもののHPが低いのでトータルの特殊耐久も平均以下。
素早さは辛うじて平均レベル。
それならせめて有用な特性でカバーしたいところだが、肝心の特性は火力アップ特性の「てつのこぶし」と「むしのしらせ」、眠り状態を防ぐ「はやおき」の3つ。
火力アップ特性については素の火力が低すぎてほぼ無意味。適用できる技も少ない「てつのこぶし」などもはや ギャグの領域 である。「はやおき」も無いよりはマシというレベル。

攻撃面は壊滅的だが、一方でサポート技は充実しており、恐らく公式はレディアンを平均的な素早さから味方をサポートさせる起点役と想定しているのだろう。
実際ポケモンの種類が少なく、全体的に能力の低いポケモンが多かった第2世代のころはレディアンも壁を張れるバトン役としてそこそこの活躍をしていた。
しかしそれ以降は優秀なポケモンが多数登場したことでレディアンがサポート役として出てきても何かする前に即倒されてしまうようになり、さらにレディアンの上位互換に近い優秀なサポートポケモンも増えたことでレディアンを採用する必然性は皆無となった。その後、「カウンター」を習得し奇襲性は増したものの、今度はストライクが立ち塞がる。
総じて、低すぎるステータスが足を引っ張り、技自体は悪くないものの活躍できる場面がほぼないという結論である。

該当世代:第4世代~
上述のレディアンと対となる序盤虫のポケモン。レディアンに匹敵する低種族値であり、それをカバーできるような強力な特性や技も無いため対戦でも旅パでの使い勝手も最底辺の一匹である。
とにかく鈍足であることが大きく足を引っ張っている。それでいて火力や耐久力も控えめである。
鈍足ポケモンは自分が行動する前に相手に攻撃されてしまうので攻撃に耐えるために高めの耐久か優秀な耐性、あるいは耐久をカバーする特性が欲しいところだがアリアドスにはそのどれも無い。
攻撃面や技も特に強力と言えるものが無いためアイテム等を駆使して相手の攻撃に耐えたとしても相手に大きな負荷をかけられる選択肢が無い。一応、第3世代まではタイプ毎に物理特殊が分けられていて一致技がいずれも全て物理技だったためどうにか立ち回れなくはなかったのだが。
ねばねばネットやどくびしなどの比較的優秀なサポート技を覚えるものの鈍足低耐久なためにサポート要員としてはお世辞にも優秀とは言い辛い。
ステータスの低さが足を引っ張っているという点ではレディアンと同じ問題を抱えていると言えるだろう。

該当世代:第5世代~
第4世代における序盤虫の一匹。
他の序盤虫の埋葬ポケと同様、種族値がかなり低い。その上配分も良くなく、かなりの鈍足低耐久。
辛うじて物理攻撃力だけは平均よりやや低め程度にはあるのだが攻撃技の通りの悪い単虫タイプであることが足を引っ張り、実質的な火力は数値以上に低い。
しかも種族値的には物理アタッカータイプなのに有用な物理攻撃技をあまり覚えられず、上手く活用できない高性能な特殊技をたくさん覚えられたりと種族値配分と覚えられる技にシナジーが薄い。物理攻撃力と特殊攻撃力の種族値が逆ならよかったのだが……
特性の「むしのしらせ*1」と「テクニシャン*2」も種族値配分や覚える技とシナジーがあまりなく、有効活用は難しい。

そもそもターン制コマンドバトル方式のポケモンでは鈍足低耐久というのは大きなハンデとなる。素早さが低いと自分が行動する前に相手に攻撃される上に耐久が低いと即座にやられてしまうので行動できる回数が極端に減ってしまうためである。
なので鈍足低耐久のポケモンはよほど強力な強みがなければ対戦では使いものにはならないのだがコロトックにそうした強みはない。
一応「ねばねばネット*3をまいてからのほろびのうた*4で相手に交代を強制する」、「テクニシャンとれんぞくぎり*5の組合せで大ダメージを狙う」、「テクニシャンととどめばり*6で火力アップを狙う」などのコロトックくらいにしかできない独自の戦法はあるのだがどれもそこまで強い戦法ではない上に鈍足低耐久のせいで成功させるのも難しい。
アタッカーとしてもサポート要員としてもこれといってできることがほとんどない上に速攻で叩きのめされてしまうという何とも使いどころのないポケモンなのである。

ちなみにダイヤモンド・パールのリメイク版であるBDSP*7では低レベルのうちにれんぞくぎりを覚えるようになったため、シナリオ攻略においては序盤から中盤までは大活躍できるようになった。終盤や対戦では相変わらず埋葬級のままだけど。


グレーゾーン

攻撃以外の能力値が、特性、タイプともに同じであるチリーンの劣化。
というか「イカサマ」「パワーシェア」等を考えると攻撃の高さもむしろデメリット。
さらに覚える技は「めざめるパワー」のみ…

ただしイベント面で優遇。
というか完全にイベント専用に作られている節があり、存在そのものがアイデンティティなので埋葬ポケに分類するかはグレーゾーン。
あと並べれば文通もできる便利っぷりも光る。


  • ミツハニー♂、ヤトウモリ♂
同世代のミノムッチは♂♀それぞれ違う進化が出来るのに、ミツハニー♂は進化出来ない
しんかのきせき』を活かせる能力でもなく、リトルバトルでもなければ対戦で活躍する余地はないと言って良い。
しかもわざマシンや遺伝でわざを覚えられないと悲惨。
特性も『みつあつめ』とバトルでもそれ以外でもあまり役に立たないが、

XYORAS環境ではミツハニー♂が群れバトル要員としての需要が高まった。
群れを狩って育てたいポケモンに努力値を降るときにお呼びが掛かる。
学習装置の仕様変更に伴い手持ち全員に経験値が割り振られるため、
どれだけ経験値を貰っても誤って進化する心配がないミツハニー♂は非常に心強い。
更にレベルが上がれば特性『みつあつめ』の発動率が上がるためなお美味しい。

…が、SMでフィールド技自体が没収され、『あまいミツ』もショップで買えるようになり、再び不遇という浮き沈みの激しさを見せている。
ちなみに♂♀の割合は御三家イーブイと同じ7:1。実際のミツバチの♂♀の割合は逆。

第7世代ではヤトウモリも追加。こいつもミツハニーと同じく♀のみがエンニュートに進化する。ビークインの悪夢再来。
とは言え、マシン技やタマゴ技は普通に覚えるためミツハニー程悲惨ではない。
もっとも、不遇過ぎるのに変わりはないが。


能力値は上記と比べるとかなりマシだが、オニゴーリと全く変わらない程度の能力。
なによりマナフィ完全劣化という残念な子。マナフィの卵から孵るのになぜかマナフィに進化することが出来ず、そのせいで輝石も使うことが出来ない。
なのに禁止級のいる環境にしか出られない。正に禁止級界の埋葬ポケモン。

オマケにマナフィの映画では言及されないどころか存在すらしない。
いわゆる「幻のポケモン」の中では主役作品及び関連作を持たない数少ないポケモンになっている。

ただ、そもそもマナフィの下位互換的存在として意図的に生み出された可能性が高く、アンノーン同様存在自体がアイデンティティなのでグレーゾーン。



不遇ではあるが埋葬ポケモンというほど弱くはないポケモン

地面ドラゴン複合の両刀も可能な物理アタッカー。
同じ複合タイプに種族値的に完全上位互換で対戦性能もトップクラスに高いガブリアスがいることで過剰に弱いと思われがちだがフライゴン自身はけして弱い訳ではない。
技範囲の広さはトップレベルでその点ではガブリアスを明確に上回り、火力耐久素早さともに平均上位はあるので十分一線級で戦うことができる。
高火力のドラゴン技と多数のタイプの弱点を突ける地面技をタイプ一致で使えることもあって圧力をかけられる相手も多く、耐性面でも特性も相まって電気と地面というメジャーな2タイプを無効化できるので受け出しもしやすい。
加えてトンボ返りや先制技を覚えるので器用な立ち回りができるのもガブリアスには無い強み。
ずば抜けた強みこそ無いもののチームの欠けた部分を上手く補完できる名バイプレイヤーと言える。
ただ、ドラゴンタイプや地面タイプには上述のガブリアスを初めとして非常に強力なポケモンが多数ひしめいているためフライゴンが採用されることがあまりないのも事実である。
埋葬ポケモンというよりは強すぎるライバルたちに囲まれていまいち目立てない中堅というのが実情に近い。


追記・修正は埋葬ポケの活躍を願いながらお願いします。

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最終更新:2022年06月22日 22:47

*1 自分がピンチの時に虫タイプの技の威力があがる

*2 低威力の技の威力が上がる。低威力の技には有用な追加効果があるものが多く、そういう技を高威力で使えるようになる

*3 ねばねばネット:相手の陣地にねばねばのネットを張り、交代した相手のポケモンの素早さを低下させる

*4 ほろびのうた:聞いた相手が3ターン後に戦闘不能になってしまう歌を歌う

*5 れんぞくぎり:最初は低威力だが連続で出すとどんどん火力が上昇していくという性質を持つ攻撃技

*6 とどめばり:低威力だがこの技でトドメを刺すと自分の攻撃力が大幅に上がる

*7 ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール