ロードス島戦記

登録日:2019/08/20 (火) 01:29:22
更新日:2019/09/18 Wed 01:48:21NEW!
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“ロードスという名の島がある”

アレクラスト大陸の南に浮かぶ辺境の島だ

大陸の人々はロードスのことを、呪われた島と呼んでいる

人の侵入を許さぬ魔の領域が島の各地に存在し、島全体を震撼させる激しい戦が何年も続いているがゆえに


ロードス島戦記とは、グループSNEのTRPG『ロードス島RPG』を中心としたファンタジー作品群である。


目次


【概要】

架空の異世界『フォーセリア』を舞台としたファンタジーTRPG
日本の和製ファンタジーやライトノベルの草分け的存在であり、日本のサブカルチャー史に燦然と輝く金字塔。
小説シリーズの累計発行部数は1000万部を超えるベストセラーとなっている。
その成り立ちはちょっと風変わりで、当初はアメリカの古典TRPG『D&D(ダンジョン&ドラゴンズ)』の啓蒙的なニュアンスが強く、
プレイ中のプレイヤーの「会話」を再現し記事にする「TRPGリプレイ」という当時としては特異な形式だった。
これが人気を博すると、世界観を作りDM(ダンジョンマスター)を務めた水野良氏が小説版を発表*1する一方で、オリジナルのシステムを持つ
ロードス島戦記TRPGがデザインされてD&Dからは切り離され、以後アニメ、ゲーム、漫画と盛んにメディアミックスされた。
また『ソード・ワールド』・『クリスタニア』・『魔法戦士リウイ』は同じ『フォーセリア』を背景世界としており、この作品の姉妹作と言える。

【登場人物】

  • パーン
本作の主人公。
アラニア王国の北にあるザクソンの村に住む正義感の強い青年。
ヴァリスの聖騎士だったテシウスの息子で、テシウスの死後、母親と共にザクソンに移住してきた。*2
当初は血気に逸るだけで剣もまともに扱えず、ゴブリン討伐にすら失敗し危うく命を落としかける程の無謀な未熟者だったが
冒険の旅の途中で数多くの戦士から剣の手解きを受け、また剣を交えた事で飛躍的に成長する。さらに多くの物事に直面し見聞を広めた事で落ち着きや大局観も得た。
後に数々の冒険を潜り抜け、“ロードスの騎士”と詠われる大英雄となる。
英雄戦争ではヴァリスの聖騎士に叙勲されるが、英雄戦争後は灰色の魔女カーラを追うべく聖騎士の地位を捨て自由騎士*3となる。
作中では何度か国王となる可能性*4もあったが、その生涯をロードス全体の自由と平和のために生きた。
全身全霊をかけた電光石火の突きを必殺技としている。カシューを唸らせアシュラムにも通用する程の技だが、捨て身の技であり大きな隙を晒すとして数度しか使われていない。

  • ディードリット
「帰らずの森」出身のハイエルフで本作のヒロイン。
160歳以上と言われる年齢だがハイエルフの中では最も若く(次点が1000歳以上のエスタス)、閉鎖的なハイエルフの中にあって外の世界に興味を持ち、森を出て人間の街にいたところでパーン達と出会う。
以後のファンタジー作品のエルフに絶大な影響を与え、特に「エルフの耳=長い耳」を印象付けたキャラクターである。

  • エト
至高神ファリスの神官でパーンの幼馴染。
温厚かつ真面目な性格だが、必要ならファリスの教義に反する事であっても相手にとっての救いを重視する真の信仰を持つ。
誘拐された「白き王」ファーンの娘であるフィアンナ王女をパーン達と共に助け、後に結婚。ヴァリスの国王に即位し「神官王」と呼ばれることになる。
邪神戦争では「聖戦(ジハド)」を発動しヴァリスの王として兵を率い参戦。
闇の大僧正ショーデルが降臨させた暗黒神ファラリスの呪いにより聖騎士団が全滅させられた場において唯一生き残った。

  • スレイン・スターシーカー
アラニアの王都アランにある「賢者の学院」出身の魔術師。
自由都市ライデンの商家の生まれで、実家は二人の兄が継いでいる。
子供の頃から本ばかり読んでいる内向的な子供だったため、貴族の出身だった母親の配慮でアラニアの「賢者の学院」に入学し、導師の資格を得た。
しかし、正義感に燃えて盗賊ギルドと戦い討ち死にした親友を止められなかった事を切っ掛けに賢者の学院を辞め、ザクソンへと隠遁した。*5
ザクソンの村では変わり者扱いを受けていたが、同時に温和な性格と豊富な知識から村のご意見役として信頼もされていた。
ゴブリン退治に失敗したパーンとエトをギムと共に救出した事が縁で武者修行の旅に出たパーン達に同行した。レイリアをカーラから解放した後、熱心なプロポーズの末結婚。
パーンと別れザクソンの村に帰還した後は、アラニア北部の独立運動を指導し、後にフレイム王国の宮廷魔術師となった。

  • ギム
アラニア王国の北にあるドワーフ達の王国「鉄の王国」出身のドワーフ
本業は細工師だが、屈強な戦士でもある。
忍耐強く、無口な性格で、酒にも強く大食漢。
失踪したニースの娘であるレイリアを探すため旅に出た。

  • ウッド・チャック
アラニア盗賊ギルドに所属する盗賊。
本名はジェイ・ランカードで、ウッド・チャックという名前は通り名。
若い頃に仕事に失敗して捕らえられ、二十年余り牢屋に閉じ込められていた。
普段はお道化ているが、実はプライドが高い性格。
成り行き半分でパーン達の打倒カーラに協力するが、カーラの額冠を奪取しレイリアを解放した後、カーラの力を欲し額冠を持ってパーン達の前から姿を消す。
カーラの力を我が物としようとするも、抗えず肉体を乗っ取られてしまう。以降はカーラの新しい依代として活動していく。

  • ベルド
本編の三十年前に起きた魔神戦争で魔神王を倒した六英雄の一人で、マーモ帝国皇帝。ロードス最強の剣士であり、燃えるような赤い髪から「赤髪の傭兵」とも呼ばれていた。
魔神戦争後、単身マーモへと渡りマーモ帝国を建国し「暗黒皇帝」を名乗る。
魔神戦争から約三十年の後、帝国を率いてカノン王国を急襲し滅亡させた事で英雄戦争が勃発した。
英雄戦争の最終決戦であるロイド郊外の決戦で一騎打ちでファーンを討つが、決闘を引きついだカシューに敗れ戦死した。

  • ファーン
六英雄の一人でヴァリス国王。魔神戦争後、魔神王討伐の功績で空位だったヴァリス王国の国王の座に就いた。
即位後は「白き王」や「英雄王」の異名で呼ばれ、善政を敷いていたが英雄戦争でベルドと一騎打ちを演じるも敗れ戦死した。
生涯を自由騎士として生きた「ロードスの騎士」パーンが唯一主君と仰いだ人物でもある*6

  • (大)ニース
六英雄の一人で大地母神マーファの最高司祭。「マーファの愛娘」と呼ばれている。
養女であるレイリアがカーラに憑依され失踪、その捜索をギムに依頼した。
後に生まれた孫にも彼女にあやかり同じ「ニース」の名がつけられた。そのため、区別のために「大ニース」と呼ばれる事もある。
邪神戦争の一年前に逝去。彼女が亡くなる時には、存命の六英雄が彼女の元を訪れている。

  • ウォート
六英雄の一人で、「荒野の賢者」「モスの大賢者」と呼ばれるロードス最高の魔術師。
現在は「最も深き迷宮」の上に塔を建て再び魔神が解放されぬよう見張っている。英雄戦争の裏で、カーラ打倒の手掛かりを求めて訪れたパーン一行に協力した。
後に邪神戦争にも助力。

  • シュード
フレイム王国の傭兵。
シュードという名前は通り名で本名はフォース。武器は主に細剣を使い、隠密行動にも長けている。
通称「優男」とも呼ばれる色男だが、愛していた恋人に裏切られ、その恋人に暗殺されかけた過去から極度の女嫌い。
ライデン盗賊ギルドのギルドマスターに養子として育てられたが、長の座を狙う盗賊ギルドの幹部に上の兄二人と養父が暗殺され、一つ上の兄サーディーと共に逃れ、復讐の機会を狙っていた。
後に復讐に成功したことでライデン盗賊ギルドを再建し、ギルドマスターに就任した。

  • デニ
フレイム王国の傭兵。
デニという名前は通り名で本名はサーディー。武器は両手に持った短剣で、「両腕落とし」の異名を持つ。
相棒のシュードは血の繋がっていない義理の兄弟。シュードと共に復讐の機会を狙っている。
パーン達と砂塵の塔を目指す道中で、砂走り(巨大なムカデのような怪物)からフォースをかばい、死亡した。

  • マーシュ
フレイム王国の傭兵。
怪力の戦士で斧を武器としている事から通称「斧使い」と呼ばれている。
炎の部族との戦いで共闘した後、フォースのライデン盗賊ギルドへの復讐に手を貸し、再建後フォースの側近としてギルドの幹部となる。
アシュラム一行との戦いでフォースをかばい命を落とした。

  • セシル・ファーレンス
「賢者の学院」出身の魔術師でスレインの弟子。
アラニアの貴族の息子で元々は他の魔術師の弟子だったが出奔し、スレインの評判を聞き押しかけ弟子となった。
ザクソンの村では自警団の団長を務めている。女と見間違う程の美男子だが、本人はその容姿について言及されることを嫌う。
魔術の実力はそれなりだが、魔術師にしては身体が強く、険しい山道も平然と登る。パーンから剣を習っているのもあり戦いでは直接戦闘も行う。
邪神戦争後はザクソン伯爵となりアラニア王国の宮廷魔術師に就任した。

  • レイリア
「大地母神マーファの愛娘」ニースの養女で、マーファの神官。
神殿に侵入した「灰色の魔女」カーラを討った事で憑依され、作中ではカーラとして暗躍することになる。
後にスレインに助け出された事が縁で結婚し娘を儲ける。その後も、神官戦士としてスレインと共に幾度もパーン達と行動を共にした。

  • カーラ
古代魔法(カストゥール)王国の時代に生を受けた魔術師。
本名はアルナカーラで、自らの意思を額冠に封じる事で精神を存続させている。また、自分(の依代となっている肉体)を殺した者に憑依する能力も持っている。
光と闇の拮抗を保つためロードスの歴史を影から操ってきた事から通称「灰色の魔女」と呼ばれている。

  • ラルカス
「賢者の学院」最後の学長。
黒の導師バグナードの導師だったが、バグナードが暗黒神ファラリスに帰依し禁忌の魔術に手を出したと知るとバグナードの魔術を封印し賢者の学院から追放した。
優秀な魔術師で大賢者ウォートと双璧を成すと言われていたが、英雄戦争の数年前に亡くなった。
その後、バグナードの手により賢者の学院が崩壊したため、最後の学長となった。

  • フィアンナ
ヴァリス王国の王女で白き王ファーンの娘。
英雄戦争では灰色の魔女カーラに誘拐されてしまうが、パーン達によって救出された。
英雄戦争後、エトと恋仲となり結婚した。

  • エルム
ヴァリス王国の宮廷魔術師で「賢者の学院」最後の学長ラルカスの直弟子の一人。
ラルカスの弟子の中でも最も優秀な人物とされており、「賢者の学院」時代は黒の導師バグナードと双璧を成すと言われていた。
至高神ファリスの熱心な信者でもあり、国王であるファーンからの信任も厚い。
英雄戦争の最後の決戦であるロイド郊外の決戦では、右翼を率いるも、戦いの最中にダークエルフの刃を受け戦死した。

  • カシュー・アルナーグ1世
フレイム王国の国王。
ロードス島全土でも一、二を争うほどの剣椀の持ち主で、元はアレクラスト大陸から渡ってきた傭兵であった事から「傭兵王」の二つ名で呼ばれている。
富士見文庫(現・KADOKAWA)発行の「アイテム・コレクション」にはロードスを訪れる以前の来歴も記されており、それによると元々は傭兵として生計を立てていたのだが、雇われていた国が戦争に負けてしまい、自身も戦闘で深手を負った事で捕らえられてしまい、奴隷剣闘士として戦う事を強要されてしまう。
しかし無事に勝ち上がって数年後に自由の身となり、冒険者として成功を収め、巨万の富を得た事が明かされている。
その際は「ルーファス」という偽名を名乗っていたとのこと。

ロードスに渡海してからは風の部族に傭兵として雇われ、風の部族の守護神である風の精霊王ジンを封印から解放したことで風の部族の族長へと推挙されフレイム王国を建国した。
英雄戦争では六英雄の一人である暗黒皇帝ベルドと一騎打ちを演じ勝利したとされているが、実際は予め潜ませていた狙撃兵にベルドを毒矢で狙撃させた
英雄戦争後は長年の宿敵だった「炎の部族」に勝利し、火竜山の魔竜シューティングスターを討ち取り「竜殺し」の勇者となる。
パーンを心から気に入り、対等な立場で付き合うために度々パーンを王の座につけたがった。

  • シャダム
カシュー王の右腕で、フレイム王国のNo.2。フレイム王国の第二の都市であるヒルトの太守で、風の部族の先代族長の息子。
非常に優秀な人物で、本来なら彼が風の部族の族長になるはずだったが、自らを王の器ではないと思っており、カシュー王を次の族長に推薦した。
フレイム王国が建国されるとカシュー王から風の部族の族長の座を譲られ、傭兵隊長として傭兵隊を指揮する。
邪神戦争後はフレイム王国の飛び地となったマーモの初代太守に就任。
マーモ公国が建国されスパークが初代公王に選ばれると、フレイム本国に帰還し、フレイム王国の宰相兼総騎士団長に就任した。

  • ナルディア
炎の部族の族長。
先代の族長であるダレスの娘で後のマーモ公王スパークの従姉弟。
ダレスがカシュー王との一騎打ちに敗れ死亡した事で炎の部族の族長に就任した。
族長に就任した後は、当時協力関係にあった暗黒神ファラリス教団を炎の部族から追放した。
その後、炎の部族の神官であるアズモが炎の神殿に封印されていたエフリートを解放した事でエフリートの力を得てオアシス都市ヘヴンの奪還に成功した。
更にフレイム王国の第二の都市であるヒルトを奪い取り優位に立つも、ディードリットが風の精霊王ジンを召喚したことでブレード郊外の決戦に敗北した。
敗北後、カシュー王に求婚されるもこれを拒み自らエフリートの残り火に飛び込み自害した。
伝説によると死後もう一つの炎の精霊王フェニックスに転生したとされている。

  • アズモ
炎の部族の神官。
かつて炎の精霊王エフリートと風の精霊王ジンと『盟約』を交わした偉大なる精霊使いアサートの子孫。
灰色の魔女カーラから与えられた情報を用いて炎の神殿に封印されていたエフリートを解放した。
野心的な男で炎の部族の族長の地位を狙っている。

  • アシュラム
パーンのライバルで黒い鎧を装備していたため「黒衣の騎士」と呼ばれる。
初登場時はマーモ帝国の近衛騎士隊長だったが、ベルドの死後「暗黒騎士団」の団長に就任した。
ベルドに心酔しており、ベルドを殺したカシューに対しては強い恨みを持っている。ベルドの死後は所有していた魔剣「魂砕き(ソウル・クラッシュ)」を引き継ぐ。
剣の腕は登場人物内でも屈指。カシューには一騎打ちで敗れたものの、並の戦士や騎士では一合も切り結べないほど。後にパーンも「(アシュラムの剣を)三撃目まで受け止められれば一流の戦士」と評している。

元はアラニアの貴族の生まれで、父親は鉄網騎士団の副団長だったが、幼い頃に父親が罠に嵌められて家族揃ってマーモに流刑にされてしまう。
母親はマーモに流されてすぐ病死し、父親もダークエルフの人間狩りに遭い食人鬼(オーガ)の餌にされた。
祖国アラニアに復讐を誓ったアシュラムは、手始めにマーモの王と成るべくペルセイの街の若者を集めて愚連隊を結成。
当時マーモを治めていた評議会と敵対し、マーモ盗賊ギルドを半壊状態に追い込んだ。
しかし、ベルドがマーモに渡り闇の森の妖魔と蛮族を従えた事で評議会と手を組みベルドと敵対した。
当時ベルドの愛人だった蛮族の娘を人質に取りベルドと一騎打ちを行うも、一騎打ちに敗れベルドに忠誠を誓った。
ベルドがマーモの統一とマーモ帝国の建国を成し遂げると、アシュラムの手下の若者達が中心となり暗黒騎士団が結成され、アシュラム自身は近衛騎士隊長に任命された。

英雄戦争では近衛騎士隊長として常に最前線で戦うベルドの傍らで剣を振るい、ベルドが死亡した際は捨て台詞を残して撤退した。
英雄戦争後は太守の秘宝「支配の王錫」を求めて五竜のうち二体を討伐するなどの行動を起こすが、パーンやカシューに阻まれ失敗。意気消沈し、一度は愚将の配下になるまでに堕落する。
しかしパーンとの再びの邂逅を経て再起、再び将軍へと上り詰めマーモ帝国評議会の一角を成す。
本編終盤ではパーンとの決闘の後、彼につき従うマーモの民を連れてロードスを脱出し、大海へ出る。
その後新大陸に辿りつき、その地の「神」との契約により、マーモの民の入植を認める代わりに「神」の依代としてその身体を差し出す。しかし…

  • グローダー
黒の導師バグナードの一番弟子でマーモ帝国の宮廷魔術師団の次席宮廷魔術師。
バグナードの命令で「支配の王錫」の探索に同行するが、バグナードに命じられた真の任務は太守の秘宝の一つ「魂の水晶球」を手に入れる事だった。
しかしアシュラムに同行するうちに、アシュラムの英雄の資質に魅せられていく。
水竜エイブラを討ち取った事で首尾よく「魂の水晶球」を手に入れるも、マールに「魂の水晶球」を盗まれ任務に失敗。
更にアシュラムを救出したことでバグナードの怒りを買い、宮廷魔術師団から追放された。
その際、バグナードからバグナードと同じように魔法を使おうとすると耐え難い激痛が走るようギアスの呪いを掛けられ魔術を封印されてしまう。
その後はアシュラムを新たな主人と定め、頭脳を生かして賢者として仕える。
邪神戦争後はアシュラムと共に新大陸へと渡り、初代宰相としてベルディア帝国の基礎を築いた。

  • アスタール
闇の森のダークエルフの精霊使い。複数の上位精霊と契約している高い能力の持ち主。
ダークエルフの族長ルゼーブの腹心の部下で、後にアシュラムの永遠の恋人になるピロテースの兄。
ルゼーブの命令で「支配の王錫」の探索に同行した。

  • スメディ
闇の森の蛮族出身の女戦士。
二刀流の剣士で二本のプロートソードをまるでナイフのように操り、剣撃を筋肉で止める程の怪力の持ち主。
アシュラムに傭兵として雇われ「支配の王錫」の探索に同行した。

  • ギルラム
スメディと同じく闇の森の蛮族出身の戦士。
巨大な大剣を武器とする巨漢の戦士。
ロードス共通語が下手でたどたどしい言葉で話す。
アシュラムに傭兵として雇われ「支配の王錫」の探索に同行した。

  • ガーベラ
暗黒神ファラリスの司祭。
闇の大僧正ショーデルの部下でショーデルの命令で「支配の王錫」の探索に同行した。

  • シーリス
滅亡したカノンの貴族の娘。
カノンの滅亡後は傭兵として暮らしていた。魔術師嫌い。
アラニアの傭兵としてザクソンの村に徴税のため訪れセシルと戦闘になるも、駆けつけたパーン達に敗れ投降。その後はオルソンと共にパーンと行動することになる。
いくつかの冒険を経て、ハイランド王国の皇太子レドリックと結婚し、ハイランド王妃となる。同時に竜騎士ともなった。

  • オルソン
シーリスの相棒。
怒りの精霊ヒューリーに憑りつかれた狂戦士。普段は穏やかだが一度怒りだすと狂ったように戦い始める。
アシュラム一行に敗れた後、水竜エイブラとの戦いに同行した事がきっかけで感情を取り戻すが
再戦時にシーリスを守るために再び狂戦士となり、致命傷を負いながらも敵を掃討したものの、その傷により死亡した。

  • シャーリー
戦神マイリーの神官。
ホップの弟子でスレイン達と共にアシュラム追跡と支配の王錫の探査行に出る。
支配の王錫の探査後はブレードの街にあるマイリー神殿の司祭を務めていたが、自らはあくまでもホップの代理であると司祭の補佐役である「侍祭」を名乗っていた。
しかし、邪神戦争でホップがアシュラムと共にロードスを旅立ってしまったため、戦後は正式に「司祭」に就任した。

  • ホップ
戦神マイリーの神官。「勇者の導き手」とも呼ばれる優秀な司祭。
フレイム王国の王都ブレードの街にあるマイリー神殿の司祭を務めていたが、アシュラムの説得に勇者の資質を感じ、アシュラム一行と支配の王錫の探査行に出る。
アシュラムが探索に失敗した後はパーンと行動を共にしていたが、パーンとアシュラムの決闘後、パーンに促され再びアシュラムに付き添いロードスを旅立った。
新大陸に到達した後はアシュラムとの約束通りベルディア帝国の王都ドートンに戦神マイリーの神殿を築き、暗黒の民にマイリーの信仰を広めた*7

  • マール
伝説の剣闘士"剣匠"ルーファス*8を追って大陸から商船に乗ってやってきたグラスランナーの吟遊詩人。盗賊としてのスキルも高い。
パーンに出会った後はパーンの英雄伝説を見届けるために行動を共にしていたが、新たな伝説の誕生に好奇心を抱きアシュラムの後を追って旅立った。

  • レドリック
モス公国を構成する王国の一つハイランド王国の皇太子。
ハイランドの竜騎士の一人で炎の巨人を倒す為の魔剣を求めていた所をシーリスと遭遇しパーン達と行動を共にする。
後にシーリスと結婚し、父王の後を継いでハイランド王国の国王に即位した。邪神戦争においてもシーリスと共に竜騎士を率いて参戦する。

  • レオナー
英雄戦争でマーモに敗れ処刑されたカノン王国の国王の第三王子。
剣の実力はカシューに匹敵すると言われ、成長したパーンをして「まだ遊ばれている」と言う程。
卓越した剣の腕が原因で、皇太子の威光が霞む事を恐れて英雄戦争以前にカノン王国を出奔した。だがこれにより結果的にカノン王国滅亡の災から逃れ、カノンの王族で唯一の生き残りとなる。
英雄戦争後はザップと名乗り山賊の一員になっていたが、パーンとの出会いによってカノン自由軍を立ち上げカノン独立運動の指導者となる。
邪神戦争でマーモ帝国の軍勢がマーモ島へと帰還するとカノンの独立を宣言。
カノンの国王に即位し、カノン王国を再建した。

  • ラスター
アラニア王カドモス七世の弟。
英雄戦争期にカドモス七世を暗殺し国王を僭称したが、ノービスの領主だったアモスン伯爵はこれを認めず、アラニアはラスター公爵率いる王弟派とアモスン伯爵率いる先王派による内乱状態に陥る。
英雄戦争後も長年アモスン伯爵とアラニア王の座を争っていたが、邪神戦争でマーモ帝国と同盟を結び、マーモの協力でアモスン伯爵の殺害に成功した。
しかし、アモスン伯爵の息子であるロべスを取り逃がしたことでフレイム王国の介入を招く。
アラン郊外の決戦でフレイム王国軍との戦いに敗れた後は、国外に逃亡しようとするも捕らえられ、最後は「王殺し」の罪で斬首され処刑された。

  • アモスン
アラニア第二の都市ノービスの領主。
カドモス七世を暗殺し国王を僭称したラスター公爵の即位を認めず、先王の敵討ちを名目にラスターと交戦する。
大義名分として先王の敵討ちを掲げているものの、実際は自らがアラニア王に成りたいだけ。
「王殺し」、「兄殺し」の王弟を討つという大義名分がありながら徒に内乱を長引かせ、マーモの援軍があったものの最終的にラスターに敗北している事から無能な人物だった模様。

  • ロべス
アモスン伯爵の息子。
野心的ではあるが優秀な人物。
パーン曰く「自分の利益になると思えば自らの考えに固執せず、あっさりと前言を翻せるのが美点」らしい。
邪神戦争ではアモスン伯爵が討たれたと知ると形勢不利と見て逸早くノービスを脱出しフレイム王国に亡命した。
その後はフレイム王国の援軍を得てラスター公爵に勝利しアラニア王の座に就いた。
アラニア王に即位後は、独立運動の指導者であるセシルをザクソン伯爵に叙勲し、宮廷魔術師に任命することでアラニア北部を支配下に置き、アラニアの再統一を達成した。

  • ヴェーナー
モス公国第二の大国であるヴェノン王国の国王。
英雄戦争期に騎士団が国内を留守にしている隙を突き竜鱗騎士団の精鋭を率いて王都ハーケーンを襲撃し公王を殺害した。
英雄戦争後はモス公王を僭称し灰色の魔女カーラから与えられた炎の巨人の力を用いて一時はモス統一に王手を掛けるも、ハイランド王国のレドリック王子に炎の巨人を討たれてしまう。
その後も長年ハイランド王国とモスの覇権を争っていたが、邪神戦争期にハイランド王国の軍勢に首都ヴェノンを攻め落とされ、毒杯を呷り自殺した。

  • ウェイマー・ラカーサ
カノン王国の近衛騎士隊長。
シーリスの父親で帰還王レオナーの剣の師範。
シャイニングヒル攻城戦では国王を守るため近衛騎士隊を率いて最後まで奮戦するも、アシュラムに切られ戦死した。

  • ギャリル
カノン自由軍の首領。
元は山賊だったがマーモの圧政を見てマーモへの反抗を決意し「カノン自由軍」を名乗る。
副頭領のザップを信頼していたが、彼が失踪したカノンの第三王子レオナーである事は知らなかった。

  • ジアド
暗黒騎士団の将軍でアダンの街の領主。
ベルドを真似て赤い鎧を身に纏っている事から「赤き鎧の将軍」と呼ばれている。腑抜けたアシュラムから「魂砕き」を接収し、所持していた。
見上げるような巨漢だが、怪力だけが自慢の強欲な男で、領主として就任するとアダンに圧政を敷く。
アダン郊外の決戦でヴァリス王国軍に敗れた後は、アダンに戻り再起を図ろうとするも、マーモの敗戦を知って反乱を起こしたアダンの住人に殺害された。

  • カーソン
カノン王国の騎士でナリル村の元領主。
若い頃は近衛騎士としてレオナーの身辺警護の役に就いていたがレオナーが出奔した後はナリル村の領主に任命された。
カノン王国が滅びた後もナリル村に留まり村を守っていたが、レオナーに村人達を連れて国外へ逃げるように命じられ、ナリル村の村人と共にフレイム王国に移住した。

  • シャーナ
暗黒騎士団の女騎士でマーモから派遣されたナリル村の領主。カーソンとは密かに立場を超え愛し合う仲になっている。
マーモの領主としては珍しく真面目に領主の務めを果たそうとしており、自分の経験不足を素直に認め、良い領主になろうと元領主のカーソンから教えを請うなどしている。
カノン自由軍討伐に失敗し罷免されてしまうが、カノン自由軍が村を解放に現れた際に捕えられていた村人を解放。マーモの騎士の位を捨て、カーソンと共に村人を連れてフレイム王国に移住した。

  • ログナー
暗黒神ファラリスの神官でナリル村の新領主。ナリル村からの納税が不足しているとして、シャーナに代わりマーモより派遣された。
闇の大僧正ショーデルの部下でマンティコアのスクラングを可愛がっている。
人を人と思わぬ冷血漢で、村人が餓死しようとも徴税を強要し、カノン自由軍との戦いの際は村人を人質にとった。

  • バグナード
マーモ帝国の首席宮廷魔術師で、通称「黒の導師」と呼ばれている。
「賢者の学院」の最後の学長であるラルカスの直弟子で、学院始まって以来という優秀な成績を収め、将来を嘱望されていた。
だが、己の魔術の才能を極限まで高めたいと欲したバグナードは、禁忌の魔法へと手を出し、更には暗黒神ファラリスに帰依したため賢者の学院を追放された。
その時に師であるラルカスにより魔術が使えなくなるよう、魔法を使おうとすると耐え難い激痛が走るギアスの呪いを掛けられ魔術を封印されてしまう。
しかし、バグナードはその超人的な精神力で、激痛に耐え魔術を使用してみせた。
魔術を用いた暗殺でカノンで巨万の富を得ると、マーモへと渡り、当時マーモを統一したばかりのベルドに忠誠を誓いマーモ帝国の宮廷魔術師となる。
マーモ帝国の宮廷魔術師となったバグナードは、ラルカス死後の混乱に乗じて学院の魔術師を次々に殺害。
更には学院を焼き討ちし、大量の魔導書と魔法の宝物を奪い、学院を崩壊させた。
ベルドの死後はマーモ帝国評議会の一角を成す。
邪神戦争では破壊の女神カーディスの復活を画策するも後のマーモ公王スパークに討たれた。
とされているが、実際は破壊の女神カーディスとの契約によって生命なき者の王(ノーライフキング)として復活しており、その後も魔術の研究に勤しみつつロードスの歴史を影から見守っている。

  • ルゼーブ
闇の森のダークエルフの族長。
ダークエルフの上位種であるハイダークエルフで、ダークエルフや妖魔の支配圏を拡大しようと権謀術数を巡らせる野心家。
ただし、ベルドに対する忠誠心は本物で、ベルドがマーモの統一とマーモ帝国の建国を宣言した際は真っ先に忠誠を誓った。
ベルドの死後はマーモ帝国評議会の一角を成す。
邪神戦争では炎の上位精霊を呼びだし、自分達ごと闇の森に火を放ち闇の森に攻め入ったフレイム王国軍を道づれに自殺した。

  • ショーデル
暗黒神ファラリス教団の最高司祭で通称「闇の大僧正」と呼ばれている。
一見すると穏やかな老人に見えるが、ファラリスの司祭らしくその雰囲気のまま殺人だろうと平然と行う破綻者。
ベルドの死後はマーモ帝国評議会の一角を成す。
邪神戦争では死の間際に自らの体に暗黒神ファラリスを降臨させ、マーモに上陸したヴァリス王国軍を呪いによって神官王エトを除き石に変え全滅させた。

  • ピロテース
アシュラムにつき従うダークエルフの女性。アシュラムとは恋仲であり、パーンに対するディードリットのような存在。
外見も色白なディードに対して褐色の肌をしており、また露出も多めでエルフにしては豊満。暗殺技術に長け、精霊魔法の能力も高い。
アシュラムの部下だったダークエルフのアスタールの妹。当初はアスタールを犬死にさせたとしてアシュラムを憎み、命を狙っていた。*9
後に事情を知った彼女はアシュラムに従い、やがて恋仲となり常に行動を共にするようになった。
本編終盤ではアシュラムと共にロードスから脱出。その体内で「神」の魂と身体の支配権をめぐって闘い続けながら眠りにつくアシュラムの傍らに寄り添い続けている。

  • ルマース
「帰らずの森」に住むハイエルフの一族の長。
亜神とも評される森の妖精王。ぶっちゃけ魔神王にタイマンで勝てるレベル
エルフの最上位種であるハイエルフハイロードで、世界樹から生まれた最初のエルフの1人。

  • エスタス
「帰らずの森」に住むハイエルフの一人。
集落のハイエルフの中ではディードリットの次に若いが、それでも千歳を優に超えている。精霊魔法の力はディードリットを上回り、剣などの武器も使える。
過去に人間界を尋ねたことがあるが、仲間同士で殺しあう愚かな人間に失望し、以来人間を軽蔑している。
外伝ではディードリットを連れ戻しにパーン達の前に現れる。

  • オーエン
アラニア出身の盗賊で若い頃のアシュラムの唯一の友人だった。
アラニア盗賊ギルドで育てられた暗殺者だが、完璧すぎたのが仇になって師匠に嵌められて官憲に捕まり、マーモに流刑にされた。
マーモ行きの船の中でアシュラムと知り合い、それ以来アシュラムの右腕として働いてきた。
しかし、実は裏で評議会と通じており、評議会にとって邪魔なアシュラムとベルドを共倒れさせようとしていた。
だが、計画に失敗したことでマーモから逃亡。
後にボイドと名を変えて新生マーモ帝国の密偵となる。

  • ディッツ
マーモ盗賊ギルドの幹部。
「琥珀の目のミストラ」という偽名を名乗っている。
オーエンと手を組み邪魔なアシュラムとベルドを共倒れさせようとしていた。

  • レーテ
ベルドの愛人で闇の森の蛮族の族長ソロンの妹。
オーエンに誘拐されベルドを誘き出すための人質にされ最終的に殺害された。

  • サルバーン
古代魔法(カストゥール)王国の最後のロードス島太守。
魔力の塔の崩壊後、反乱を起こした蛮族に湖上都市クードを攻め落とされ殺害されたが、死後生命なき者の王(ノーライフキング)として復活しており、その後もロードスの歴史を影から見守っている。

  • ストラール
古代魔法(カストゥール)王国の魔術師。
召喚魔術の一門の魔術師で下級の貴族だった。
長年「帰らずの森」の呪いに囚われていたが、呪いが解かれた事で目覚め「帰らずの森」のハイエルフに復讐を誓う。

  • スパーク
炎の部族の族長で先代族長であるナルディアの従兄弟。
本作の後半の実質的な主人公であり、続編の『新ロードス島戦記』の主人公。
フレイム王国の見習い騎士。実力は十分ながらも騎士に取り立てて貰えず焦っていたところ、城内に侵入した賊を発見。
単独で捕えようとしたが失敗、剣を捨てて命からがら逃げ出すという体たらくを演じてしまい、その失態の挽回のために賊に盗まれた「魂の水晶球」の奪還を命じられる。
その道中で同じく「魂の水晶球」を追う小ニースと出会い、真実を知った後は命令のためではなく小ニースを守るために戦う事を決意する。
邪神戦争末期のマーモ本島決戦ではバグナードを討ち、小ニースへの呼びかけでカーディスの再降臨を阻止し、邪神戦争に終止符を打つ働きをした。
邪神戦争後はフレイム王国の属領となったマーモ公国の公王に任命される。

  • (小)ニース
スレインとレイリアの間に生まれた娘。
祖母と同じ名前を持つことから「小さなニース」もしくは「小ニース」と呼ばれることが多い。幼い頃から聖なる力を扱え、聖女として称えられていた。
破壊の女神カーディスを復活させるための「ひとつの扉」である事から邪神戦争では黒の導師バグナードからその身を狙われる。
「魂の水晶球」が盗まれたのを知り単身追跡。途中でスパーク一行と合流し、やがてスパークと心を通わせるようになるが、急襲してきたバグナードに捕われてしまう。
バグナードの目的のために一度カーディスを降臨させられるが、その時に自らの魂がかつてカーディス教団の最高司祭だった「亡者の女王」ナニールの生まれ変わりである事を知る。
カーラにより再びカーディスを降臨させられそうになり、ナニールの自我に飲みこまれそうになるが、スパークの呼びかけでニースとしての自我を取り戻す。
そしてカーディスの降臨を阻止するために自らに大地母神マーファを降臨させ、邪神の復活を阻止した。
邪神戦争後はマーモのマーファ神殿の司祭となり、後にスパークと結婚しマーモ公妃となった。

  • ギャラック
フレイムの傭兵。
頬に走る青白い傷から「青く流れる星」という恥ずかしい二つ名で呼ばれている。
邪神戦争ではスパークの下に配属され共に「魂の水晶球」の探索に同行した。
実は爵位を持つフレイムの貴族。傭兵に紛れる事で傭兵の監視や反乱分子の処分等を秘密裏に請け負っており、スパークに同行したのもスパークの護衛が真の任務であった。
黒の導師バグナードとの戦いで一度命を落とすも、ニースの肉体に降臨した大地母神マーファの奇跡により復活。
邪神戦争後はマーモ島に新たに建国されたマーモ公国の近衛騎士隊長に就任した。

  • リーフ
ハーフエルフの精霊使いの少女。*10
元はカノン出身で難民としてフレイム王国に逃れ、武器と精霊魔法の心得があった事からフレイムの傭兵部隊に入隊した。
邪神戦争ではスパークの下に配属され共に「魂の水晶球」の探索に同行した。
外伝にも本編より数年前の姿で登場。「迫害されたこともあったが、父も母も自分を愛してくれて幸せだった」というリーフの言葉が、帰らずの森が開かれるきっかけとなった。

  • アルド・ノーバ
スレインの弟子の魔術師。
見上げるような大男だが、性格は至って温厚な人物。
風の部族の名門の出身だが、性格的に戦士には向かないと見做され、魔術師とするべく父親の意向でスレインに弟子入りした。
邪神戦争ではスパークの下に配属され共に「魂の水晶球」の探索に同行した。立場上、小ニースが「ひとつの扉」である事を知っており、スパーク達に真実を伝えたのは彼。
邪神戦争後はマーモ島に新たに建国されたマーモ公国の宮廷魔術師に就任した。

  • グリーバス
「鉄の王国」出身のドワーフで戦神マイリーの神官戦士。
ホッブ司祭の弟子でフレイム王国の宮廷司祭を務めていた。
邪神戦争ではスパークを気に入り共に「魂の水晶球」の探索に同行した。
邪神戦争後はマーモ島に新たに建設された戦神マイリー神殿の司祭に就任した。

  • ライナ
ライデン盗賊ギルドのブレード支部に所属する女盗賊。
元は孤児で、ライデン盗賊ギルドに引き取られ娼婦となるべく育てられていたが、売りに出される前にライデン盗賊ギルドの長がフォースに代わった事でギルドの方針が変わり、娼婦に成らずに済んだ。
フォースの愛人の座を狙っていたが、フォースは女嫌いだったため、ブレードの街にライデン盗賊ギルドの支部が設立されると、厄介払いとばかりにブレード支部に左遷された。
邪神戦争では王宮から「魂の水晶球」を奪い逃亡中のダークエルフに偶然に遭遇し、その時に仲間のランディーが殺された事から仲間の復讐のために「魂の水晶球」を追うスパーク達に同行した。
邪神戦争後はギャラックと結婚し、マーモ盗賊ギルドを結成しその長も務めた。

  • フレーベ
六英雄の一人で、「鉄の王」の異名を持つドワーフの戦士。
邪神戦争時にウォートと共にフレイムに助力し、アラニア内戦を終結に導いた。マーモ本島でのカーラとの決戦にも協力した。

【ロードス島】

アレクラスト大陸の南に浮かぶ辺境の島。
神話によると神々の大戦の際に大地母神マーファと破壊の女神カーディスの戦いによって大陸から切り離され生まれたとされている。
“島”と言ってもロードス島は大陸にも相当するほどの非常に大きな島であり、島内には実に様々な種族や民族が暮らしている。
例外もあるが基本的に封建制が敷かれていおり、貴族や騎士達は国王から与えられた領地を治める代わりに、国王に対して忠誠を誓い、軍役や納税といった義務を果たす。
領主は自分の領内の領民から税を集める代わりに、領内の治安を守る義務を負う。

アラニア

国王:カドモス七世→ロベス二世
首都:アラン
王城:ストーン・ウェブ
騎士団:鉄網騎士団、銀蹄騎士団
別名:千年王国

現存するロードスの国々の中では最古の王国で、別名「千年王国」と呼ばれている。
実際に千年の歴史があるわけではなく建国してから四百年ほどだが、異名にたがわぬロードス有数の大国。
ロードス島の北東に位置しており、南は「帰らずの森」を挟んでカノン王国と、西は「風と炎の砂漠」を挟んでフレイム王国と国境を接している。
北の白竜山脈にはドワーフ達の王国である「鉄の王国」と大地母神マーファの大神殿が存在する。
王城や首都はドワーフの設計によるロードス屈指の先進技術の塊。
国内に「賢者の学院」が存在したことから古代語魔法の研究が盛んで、「鉄網騎士団」以外にも、魔法戦士による「銀蹄騎士団」が組織されている。
物語開始時点ではカドモス七世が王位にあったが英雄戦争で王弟であるラスター公爵がカドモス七世を暗殺し国王を僭称した。
だが、アラニア第二の都市ノービスの領主であるアモスン伯爵はこれを認めず内戦へと突入した。
その後、長年の内戦にうんざりしたザクソンを中心とする北部アラニア地方の村々がアラニアからの独立を宣言し、国内は三分された。
邪神戦争では、マーモ帝国と同盟を結んだラスター公爵がアモスン伯爵を討ち取るも、フレイム王国の後援を受けたアモスン伯爵の息子であるロべスが最終的にアラニア王に即位。
アラニアの再統一に成功した。
魔神戦争から此の方、ロードス全体の危機そっちのけで無為無策と内輪揉めに終始しており、大国でありながら物語上の存在感が小さい。

アラン

アラニア王国の王都。
ロードス最大の都市であり、王城であるストーン・ウェブ城は北のドワーフ族による総大理石製。
街中の建造物もドワーフによるもので、街路には石畳が敷き詰められ、上下水道も完備している。
かつては古代語魔法の研究と教育機関である「賢者の学院」が存在していたが、英雄戦争の少し前に黒の導師バグナードによって崩壊させられた。

ノービス

アラニア王国の第二の都市。
アラニアの西の国境にある城塞都市で、西に進むと風と炎の砂漠を経てフレイム王国へ、南に進めばヴァリスの第二の都市アダンへと行くことができる。
英雄戦争後の内乱では内乱の一方の旗手であるアモスン伯爵の本拠地であった。

ターバ

アラニアの北にある白竜山脈の中腹にある村。
アラニアのみならずロードスでも最も北に位置する辺境の村だが、大地母神マーファの大神殿が存在することから多くの巡礼者で栄えている。
大地母神マーファは婚姻を司る事から、他の神々の信者でも結婚式だけはマーファ神殿で挙げる事が多く、ザクソンとターバの間の街道は祝福の街道と呼ばれている。

ザクソン

ターバの南に存在する辺境の村。
白竜山脈の麓に位置しており、かつては村の中に酒場が一軒しかないような小さな村だったが、英雄戦争で大量の難民が流入したことで急速に発展した。
英雄戦争後は北の賢者スレインの指導によってアラニア北部独立運動の中心となり、邪神戦争後はザクソン伯領の主都となった。

白竜山脈

アラニア北部の半島にある山脈。
山脈の中には大地母神マーファの大神殿と北のドワーフ族の王国である「鉄の王国」が存在している。
また、奥地には白竜山脈の主人とされる氷竜ブラムドが住んでいる。

鉄の王国

アラニアの北の白竜山脈にあるドワーフ達の王国。
かつてはモスの南にもう一つのドワーフ達の王国である「石の王国」が存在したが、魔神戦争時に「石の王国」が魔神によって滅ぼされたため、物語開始時点では唯一のドワーフ達の王国だった。

魔神宮

白竜山脈に存在するもう一つの最も深き迷宮。
リプレイにのみ存在しており、その最下層には魔神戦争時に復活した魔神王に匹敵する第二の魔神王と魔神の軍団が封印されている。

フレイム

国王:カシュー・アルナーグ1世
首都:ブレード
王城:アークロード
騎士団:砂漠の鷹騎士団
別名:砂漠の王国

アラニアとは逆にロードスの国々の中では最も新しい国。英雄戦争の時点で建国してからまだ四年しか経っていない。
北のアレクラスト大陸から渡ってきたカシュー・アルナーグ1世によって建国された。
ロードスの中北部にある砂漠地帯にあることから「砂漠の王国」と呼ばれている。この砂漠は元々は「風の部族」「炎の部族」が対立しながら暮らしており、「風と炎の砂漠」と呼ばれていた。
最初は王都であるブレードとヒルトのみを領土としていたが、ロードス中央部にあったマーニーとローランを併合するなど領土の拡大を行っている。
ヴァリス王国と同盟関係にあった事から英雄戦争では反マーモ連合に参加し、ヴァリス王国軍と共にロードス連合軍の中核を成す。
英雄戦争後には長年対立を続けていた「炎の部族」に勝利し、更に魔竜シューティングスターを討ち取り「火竜の狩猟場」と呼ばれていた草原地帯と自由都市ライデンを併合したことでロードス最大の強国となった。
しかし、民族対立の火種は未だにくすぶり続けている。
邪神戦争ではロードス連合軍の主力となり、邪神戦争後は暗黒の島マーモを併合した。

ブレード

フレイム王国の王都。
「砂の河」の河口に位置しており、河の中州には王城であるアークロード城が建てられている。
大陸の最新の築城術で建城されたアークロード城は、「砂の河」を天然の堀とし、小城ながらロードスでも最も強固な城とされていた。
だが、風と炎の精霊王が盟約から解放され、水と大地の精霊力が戻った事で「砂の河」の水量が増大したため放棄されることが決定した。

ヒルト

フレイム王国の第二の都市。
風の部族の本拠地であり、かつてはフレイム王国の穀倉地帯とされていたが、「火竜の狩猟場」が開拓されたことでその地位を失った。

へヴン

風と炎の砂漠に存在するオアシス都市。
炎の部族の本拠地であり、風と炎の精霊王が盟約から解放されて以降は、新たに開通した「渇きの道」と呼ばれる街道を通じてノービスとの交易を行っている。

マーニー

かつては独立した都市国家だったが、フレイム王国によって併合された。

ローラン

マーニーと同じくかつては独立した都市国家だったが、フレイム王国によって併合された。

シューティングスター

「火竜の狩猟場」の開拓の拠点とするべく英雄戦争後に新たに作られた都市。
名前の由来は言うまでもなく、かつて「火竜の狩猟場」の主人だった魔竜から採られている。
大量に流入した難民を受け入れ開拓が進んだことで急速に発展しており、邪神戦争後にはフレイム王国のみならずロードス島でも最大の穀倉地帯へと発展した。

風と炎の砂漠

フレイム王国の東部に広がる砂漠地帯。
元は肥沃な草原だったが古代魔法(カストゥール)王国に侵略された際に魔法王国(カストゥール)の魔術師に対抗するために偉大な精霊使いアサートが風の精霊王ジンと炎の精霊王エフリートと『盟約』を結んだ事で炎と風の精霊力が高まり砂漠地帯となった。
英雄戦争後、ディードリットが二柱の精霊王を『盟約』から解放したことで徐々に元の気候に戻りつつある。

火竜の狩猟場

フレイム王国の西部に広がる肥沃な草原地帯。
火竜山の魔竜シューティングスターの狩猟場であることから長年空白地帯とされていたが英雄戦争後に傭兵王カシューがシューティングスターを討ち取ったことで入植が可能となり穀倉地帯へと生まれ変わった。

ライデン

国王:なし
首都:ライデン
王城:なし
騎士団:なし
別名:自由都市

基本的に封建制が敷かれているフォーセリア世界では珍しく、王政ではなく共和政が取られており、別名「自由都市」と呼ばれている。
ロードス島の北西に位置しており、天然の良港を用いてロードスでは唯一アレクラスト大陸と交易を行っている。
かつては他の国々と同じく王政を敷いていたが、二百年ほど前に当時の王を追放し共和制へと変わる。
魔神戦争ではあたふたするだけの他の国家をよそに、魔神を賞金首として義勇軍「百の勇者」の結成に貢献した。
英雄戦争後、他国から大量の難民が流入したことで治安が悪化し、更に魔竜シューティングスターの襲撃を受けたことで国家体制が崩壊。
フレイム王国に併合された。

青竜島

ライデンの沖合に浮かぶ小島。
水竜エイブラが住んでおり、太守の秘宝を始めとする古代魔法(カストゥール)王国の宝物を守護していたが、太守の秘宝を狙うアシュラム一行に討たれた。

モス

国王:マイセン→レドリック
首都:ハイランド
王城:オーバークリフ
騎士団:モス連合騎士団
別名:竜の王国

ロードス島の南西部に存在する連合国家。
モス地方に存在する幾つかの小国の集合体であり、「竜の盟約」によって辛うじて統一が保たれている。
国王の地位も世襲ではなく、モスを構成する国々の王の中から諸王会議で選ばれる。
各国の独立意識は強く、本来はモス「王国」が正しいが敢えて「公国」が使われており、内政は各国の自治に委ねられている。
モス公国を構成する諸国は二つの国名を持っている。
一つは建国当初からの名前で、もう一つはモス全体が一つの国であることを明らかにするために竜の体の一部を取って付けられた名前。
例えばハーケーン王国なら「竜の炎(ドラゴンブレス)」、ハイランド王国なら「竜の目(ドラゴンアイ)」、ヴェノン王国なら「竜の鱗(ドラゴンスケイル)」など。
一般に各国の関係が良好な時は竜の名で呼ばれ、不和な時は本来の名前で呼ばれることが多い。
また、モス公国を構成する国々の一つであるハイランド王国には、竜を飼い馴らし使役する竜騎士が存在している。
モス地方は山がちな地形から他の地域と比べて国家統合が進まず、古代魔法(カストゥール)王国の滅亡後も長年小国同士が小競り合いを続けていた。
だが、二百年ほど前にライデンを首都とするライデン王国の侵略に対抗するために、他国からの侵略に対し団結して戦うという「竜の盟約」という協定を結び、対外的には一つの国となった。
魔神戦争では魔神の軍団が封印されていた「最も深き迷宮」があった事から最大の激戦区となり、一時はモス公国の三分の一が魔神に占領されるも、ロードス各地から集まった義勇軍である「百の勇者」の活躍もあり最終的に勝利を収めた。
英雄戦争ではハーケーン王国の国王が公王の座にあったが、英雄戦争で騎士団が国内を留守にしている隙を突きヴェノン王国の軍勢がハーケーンに攻め入り公王を殺害。
以後は内戦状態が続いていたが、邪神戦争の時期にハイランド王国が国内の再統一に成功した。

ハーケーン

竜の名は「竜の炎(ドラゴンブレス)」。
モスを構成する国々の中では最大の大国。
モス地方のほぼ中央に位置しており、同名の王都ハーケーンには戦神マイリーの大神殿が存在している。

ヴェノン

竜の名は「竜の鱗(ドラゴンスケイル)」。
モス地方の西端に位置しており、ヴァリス王国と国境を接している。
「竜の盟約」の締結直後に隣国マケストを併合したことでモス地方では第二の大国へと成長した。
魔神戦争では当時の国王の王弟だったマケスト公デュオンが寝返った事で一時マケストを失うも、魔神戦争に勝利した事で属国だったスカードを併合し領土を拡大した。
モス統一の野心を隠そうともせずに近隣諸国に喧嘩を売りまくり、魔神戦争勃発の遠因をつくり英雄戦争では自らモス内乱を引き起こしたマーモ帝国に劣らぬお騒がせ国家。

マケスト

ヴェノン王国第二の都市。
三つの街道が交差する交通の要衝に存在しており、街道を北東に行けばヴェノン王国の同名の王都があり、西に向かえばリュセンへ至る。
南へ延びる街道はスカードを経てドワーフ達の王国である「石の王国」に続いていたが、魔神戦争で両国は滅んだ。
元々は独立した国家だったが、二百年ほど前に「竜の盟約」締結直後にヴェノンとの決戦に敗れ、ヴェノン王国に併合された。
魔神戦争では、当時の領主だったマケスト公デュオンが魔神に寝返った事で一時期魔神の占領下にあったが、魔神戦争後は再びヴェノン王国の領土となった。

ハイランド

竜の名は「竜の目(ドラゴンアイ)」。
モス地方の北に位置している。
北西には多数のエルフが住む「鏡の森」が広がっており、街道を北に行くと「竜の翼(ドラゴンウイング)」と呼ばれる小国を経て自由都市ライデンへと行くことができる。
伝説によるとハイランド王国は竜を神として崇める部族が母体となって建国されたとされており、現在でもハイランドの騎士の中には竜を飼い馴らし使役する竜騎士が存在している。
またハイランド王家は昔から傑出した人物を輩出することで知られており、ロードスでは「竜の目に暗君なし」と言われている。

レントン

竜の名は「竜の爪(ドラゴンクロウ)」。
ハイランドの南に存在しており、長年ハイランドと争っていたが、マイセン王の時代に当時の国王の妹がマイセンと結婚した事で同盟関係となる。

リュセン

竜の名は「竜の尾(ドラゴンテイル)」。
ハーケーンとマケストの間の高原地帯にある事から別名「高原の国」と呼ばれている。
牧畜が盛んで特に良質の馬を産することで知られている。
魔神戦争で魔神の襲撃を受け、一時国土を魔神に占領された。
その後、魔神戦争に勝利した事で亡命していたリュセンの国王が王国を再建するが、国力の減少から実質的にハーケーンの傘下に入る。

スカード

かつてヴェノンの南に存在した小国。ヴェノンの属国だったため『竜の盟約』に参加できず国名に竜の名も冠されていない。
小国ではあるが特産品のエールと南のドワーフ族との交易によって栄えていた。
宗主国であるヴェノンの圧迫を受け、これを躱すために最後の王ブルークが魔神王を解放したことで魔神戦争が勃発した。

鏡の森

モスの北西に存在する広大な森。
森の奥にはロードス島で最大のエルフの集落があり、その中心には黄金樹が生えている。
魔神戦争では魔神の襲撃を受け黄金樹を奪われてしまうが、魔神戦争に勝利したことで奪還に成功した。

ドワーフの大洞窟

かつてモスの南に存在したドワーフ達の王国「石の王国」の跡地。
魔神戦争初期に魔神によって滅ぼされたため現在は廃墟なっており、多数の魔物が住まう魔窟と化している。
実は大賢者ウォートが番犬代わりに意図的に魔物を住まわせている。

最も深き迷宮

古代魔法(カストゥール)王国の時代に召喚魔術の門主であるアズナディール・ロンヴァビルによって建造された迷宮。
地下十層からなる巨大な迷宮で、その最下層には魔神王と魔神の軍団が封印されていた。
魔神戦争の末期には魔神王が立て籠もり、百の勇者と死闘を繰り広げた。
魔神戦争後は、大賢者ウォートが迷宮の上に塔を建て再び魔神が解放されぬよう見張っている。

ヴァリス

国王:ワーレン一世→ファーン→エト→ウィントン
首都:ロイド
王城:聖王宮
騎士団:聖騎士団
別名:神聖王国

至高神ファリスの教えを国教とする宗教国家。
ロードス島の中央部に位置しており、別名「神聖王国」と呼ばれている。
ヴァリスでは国王ではなくファリス教団が国の主人とされており、国王もファリス教団の指名によって選ばれる。
国家運営に携わる弊害かファリス教団は教義の順守に走りすぎ、肝心の信仰そのものがおざなりで神聖魔法を使いこなせる神官が不足しているという状況に陥っている。
物語開始時点では六英雄の一人である「白き王」ファーンが王位にあったが、英雄戦争でベルドとの一騎打ちに敗れ戦死。
この時の決戦で次期国王候補だった上級騎士も全滅したため王位は長く空白だったが、後に至高神ファリスの司祭であるエトがヴァリスの国王に即位。国家の立て直しと宗教改革に取り組むことになった。
英雄戦争から邪神戦争に至るまで対マーモ戦線の矢面に立ち続け、多くの損害を被っている。

ロイド

ヴァリス王国の王都。
聖なる河ファーゴの河口に発展した街で、ロードス島のほぼ中央に位置している。
交通の要衝にある事から、古来から大戦の中心となってきた。
街には至高神ファリスの大神殿が存在している。

アダン

ヴァリス王国の第二の都市。
周囲には田園地帯が広がっており、ヴァリス王国の穀倉地帯とされている。
英雄戦争時にはマーモ帝国によって征服され、その後も長くマーモに支配されていた。
その後、一旦はヴァリスが奪い返したものの、邪神戦争では黒衣の将軍アシュラム率いるマーモの軍勢によって再び征服されてしまう。
邪神戦争に勝利したことで再びヴァリス王国の支配下に入った。

ルノアナ湖

ヴァリス王国の北西にある巨大な湖。
古代魔法(カストゥール)王国の時代には湖上都市クードが存在したことから周辺には古代魔法(カストゥール)王国の遺跡が多数存在している。
ルノアナ湖の湖底にはロードス島で唯一の人魚(マーフォーク)の集落が存在している。

沈黙の大湿原

ルノアナ湖の東部に広がる広大な湿原地帯。
ヒュドラを始めとする多数の魔物が生息している。
また、この湿原はゆっくりではあるが拡大を続けており、幾つもの集落が湿原に飲み込まれている。

カノン

国王:レオナー
首都:カノン
王城:シャイニング・ヒル
騎士団:緑林騎士団
別名:緑の王国

ロードス島の南東部に位置する王国。
国土の四割が森林に包まれており、農業や牧畜で栄えている農業大国。
武力よりも文化・経済に力を入れており、アラニアに次ぐ長い歴史を持つ王国だったが、英雄戦争でマーモ帝国の侵攻を受け滅亡。
魔女カーラのメテオストライクで城壁を破られるというマーモの全力全開の侵攻を受けて、成す術がなかった。
英雄戦争後も長年マーモ帝国の支配下にあったが邪神戦争でマーモ帝国の軍勢がマーモ島に引き上げたことで独立に成功。
先王の息子の中で唯一生き残っていた「帰還王」レオナーがカノン王国を再興した。
物騒な国に隣接する豊かな国という、物語上非常に気の毒な立地の国。

カノン

カノン王国の同名の王都。
王城シャイニング・ヒルはロードス一美しい城とされている。
英雄戦争ではマーモの軍勢によって征服され、以後も長きにわたってマーモの支配を受けるも、邪神戦争でマーモ帝国の軍勢がマーモ島に引き上げたことで再びカノン王国の王都となった。

ルード

カノン王国の第二の都市。
港町でマーモの第二の都市サルバドの対岸にあり、マーモに渡るにはこの街の港から行くことになる。
暗黒の島マーモが対岸に存在することから強固な城塞都市でもあり、その守備力は王都カノンをも上回るとされている。

帰らずの森

アラニアとカノンの間にある広大な森。
森の奥にはロードス島のみならずフォーセリア世界で唯一のハイエルフの集落が存在している。
森にはハイエルフの族長であるルマースがかけた植物の精霊王エントによる呪いがかかっており、エルフや動物といった森の住人以外を永遠の眠りへ引きずり込む。
500年以上もの間、この森に入って帰ってきた者は存在しないことからロードス最大の魔境として恐れられていたが、ディードリットの説得によって呪いが解かれた。

マーモ

国王:ベルド
首都:ペルセイ
王城:コンクァラー
騎士団:暗黒騎士団
別名:暗黒帝国

ロードス島の南東の海に浮かぶ島。
破壊の女神カーディスの終焉の地とされており、その影響からか各地に魔境が残っている。
東部に広がる「闇の森」にはロードス島で唯一のダークエルフの集落が存在する。
また暗黒神ファラリスの信仰も盛んであり、ファラリス教団の大神殿もこの地に存在している。
もとはアラニアやカノンの流刑地で、古代魔法(カストゥール)王国の滅亡後には、破壊の女神カーディス教団の最高司祭である亡者の女王ナニールに率いられ、ロードス本島を侵略するも、後のアラニア王国の健国王カドモスに敗れた。
亡者の女王ナニールを封印したカドモスは、邪悪を根絶せんと逆にマーモへと攻め入りカーディス教団を壊滅させるも、マーモの余りの闇の深さに十年ほどで統治を諦め祖国アラニアへと撤退した。
二百年ほど前にはカノンの将軍だったブルネイがマーモへと攻め入り、ブルネイ王国が建国されたものの、内乱ですぐに滅んでしまった。
以降は様々な部族が入り乱れていたが、本編から十年ほど前に六英雄の一人である暗黒皇帝ベルドが全土を統一しマーモ帝国を建国した。
だが「英雄戦争」(1巻)でベルドが戦死した後は有力者による合議制となり、7巻の「邪神戦争」でフレイムらにより「帝国」は滅亡。
新ロードス島戦記ではフレイムの騎士スパークが治めるフレイム王国旗下の「マーモ公国」へと生まれ変わったが、終末戦争によって一時滅亡。戦争終結後に「マーモ王国」として再独立を果たした。

ペルセイ

マーモ帝国の首都。別名「翳りの街(ダークタウン)」。
後にマーモ帝国が滅亡しマーモ公国が建国されると「ウィンディス」に改名され引き続きマーモ公国の首都となった。

サルバド

マーモ帝国の第二の都市。別名「影の街(シャドーシティー)」。
港町で対岸にはカノン王国の第二の都市ルードが存在している。
強固な城塞都市でもあり、邪神戦争ではサルバドに立て籠った暗黒騎士団とロードス連合軍との激戦が繰り広げられた。

闇の森

マーモ島の東部に広がる森林地帯。
多くの魔獣や蛮族が住み、奥地にはロードスで唯一のダークエルフの集落が存在する。

エレファス山脈

マーモ島の西部に広がる山脈地帯。
嘆きの川セストの源流であり、上流からは燃える水と呼ばれる混沌が湧き出し河を汚染している。
川は複数の支流に分かれて無数の沼を形成し、ヒュドラを始めとする水生の魔物の群生地帯となっている。

【五色の魔竜】

古代魔法(カストゥール)王国の最後のロードス島太守サルバーンに飼われていた五匹の竜王。
古代魔法(カストゥール)王国の滅亡の際にロードス各地の宝物庫の守護を命じられた。

氷竜ブラムド

アラニア王国の北にある白竜山脈に住む氷竜(ホワイトドラゴン)
氷の精霊力を体内に宿しており、全身を純白の鱗で覆われている。
分類としては老竜(エルダードラゴン)に当たるが、その実力は古代竜(エンシェント・ドラゴン)に匹敵する。
太守の秘宝の一つである「真実の鏡」を守護していたが、魔神戦争の時代に六英雄の一人であるニースによって呪いから解放された。
英雄戦争後に休眠期をアシュラム一行に襲われ討たれたが、その後ニースによって復活させられた。

真実の鏡

太守の秘宝の一つ。
あらゆる問いに対し真実の姿を映し出すとされる魔法の鏡。
「鏡や鏡、世界で一番美しいのはだぁれ?」

黒翼の邪竜ナース

暗黒の島マーモに住む闇竜(ダークドラゴン)
全身を漆黒の鱗で覆われており、暗黒神の加護で精神抵抗力ボーナスが付き、かつ暗黒神の神聖魔法も使用可能。
分類としては老竜(エルダードラゴン)に当たるが、その実力は古代竜(エンシェント・ドラゴン)に匹敵する。
太守の秘宝の一つである「知識の額冠」を守護していた。
英雄戦争後に活動期に入り、マーモ各地を荒らしまわった事で、当時マーモを支配していたアシュラムとバグナードに戦いを挑まれ敗北。
バグナードに呪いを解かれた後は、マーモ帝国に服従していたが、邪神戦争でマーモに攻め入ったロードス連合軍と金麟の竜王マイセンに敗れ南の孤島へと逃走した。

知識の額冠

太守の秘宝の一つ。
この冠を身に着けた者は、それまで身につけたことのある全ての人物の知識を得る事ができる。

水竜エイブラ

ライデンの沖合にある青竜島に住む水竜(ブルードラゴン)
穏やかな性格の竜で、水の精霊力を体内に宿しており、水の精霊魔法や古代語魔法を操る。
全身を青色の鱗で覆われており、翼は退化して飛ぶことは出来ないが鰭のようになった手足で自在に泳ぐことが可能。
分類としては老竜(エルダードラゴン)に当たるが、その実力は古代竜(エンシェント・ドラゴン)に匹敵する。
太守の秘宝の一つである「魂の水晶球」を守護していたが、英雄戦争後に休眠期をアシュラム一行に襲われ討たれた。

魂の水晶球

太守の秘宝の一つ。
死者を蘇らせる魔力を持つ。
実は古代魔法(カストゥール)王国の魔術師が作った物ではなく、破壊の女神カーディス教団によって生み出された祭器。
破壊の女神カーディスを蘇らせるための二つの鍵の一つで、邪神戦争の裏側でこの祭器を巡って争われた。

金麟の竜王マイセン

モスの山中に住む光竜(ゴールドドラゴン)
全身を金色の鱗で覆われており、神聖魔法を使用可能。
太古の時代に生を受けた古代竜(エンシェント・ドラゴン)であり、太守の秘宝の一つである「生命の杖」を守護していた。
魔神戦争の時代にモス公王マイセンと六英雄のウォートとニースによって呪いから解放され、マイセンから自らの名を与えられた。

生命の杖

太守の秘宝の一つ。
肉体の損傷を一瞬で癒す魔力を持つ。
実は古代魔法(カストゥール)王国の魔術師が作った物ではなく、破壊の女神カーディス教団によって生み出された祭器。
破壊の女神カーディスを蘇らせるための二つの鍵の一つで、邪神戦争の裏側でこの祭器を巡って争われた。

魔竜シューティングスター

自由都市ライデンの東にある火竜山の火口に住む火竜(レッドドラゴン)
全身が赤い鱗で覆われており、ロードスに住む竜の中でも最も気性が激しく魔竜と恐れられている。
太古の時代に生を受けた古代竜(エンシェント・ドラゴン)であり、太守の秘宝の一つである「支配の王錫」を守護していた。
火竜山の東に広がる草原地帯を狩猟場としていたが、領土の拡大を狙うフレイム王国の侵略を受け、傭兵王カシューに討たれた。

支配の王錫

太守の秘宝の一つ。
知性を持つ全ての者に命令する力を持つ。
命じられた者はその命令に絶対に逆らう事ができない。


【メディアミックス一覧】

TRPG

PCゲーム版(1988年)がベースになっていると思われる「ロードス島戦記コンパニオン」(1989年)とスキルや特殊クラスなどが追加された「ロードス島RPG」(1995年)の二種類が存在。
またソード・ワールドRPGでもロードス島設定を使用可能にするための「ロードス島ワールドガイド」(1998年)が発売された。
そして2018年に両作の特徴を取り入れて改良された「ロードス島戦記RPG」が発売された。

TRPGリプレイ

ロードス島戦記の原点で、TRPGのプレイ風景・会話をそのまま文章化したシリーズ。コンプティーク誌上で連載され、後に単行本化。
TRPGの現場のノリそのままのため、小説版から入った人がこれを読むと面食らう。オルソンの「ウリリリリリィィ!」とか…


小説

全七巻の本編とライバルキャラやヒロインの物語を描いた外伝が存在する。
また、前日譚たる魔神戦争を描いた『ロードス島伝説』、本編終了から少し後の終末戦争を描いた『新ロードス島戦記』、
さらに2019年には本編から100年後を描いた『ロードス島戦記 誓約の宝冠』が刊行された。

ゲーム

TRPGリプレイをベースにしたPC版が2作、
PC版をベースに、かつアニメ版の要素を取り入れたPCE版2作とメガCD版が、
独自のシステムのSFC版とGBC版が発売されている。
また2016年からオンラインゲーム展開もされている。

過去にはソシャゲも配信されていた。

アニメ

1990~91年にOVA版が発売。
1998年にはTVアニメ版『ロードス島戦記-英雄騎士伝-』が放送された。

【余談】

ロードスという名前の島は現実のギリシャにも存在しており、本作の舞台であるロードス島のモデルと勘違いされることが多いが、実際は一切関係ない。
製作当時、製作者側もロードスという島が実在するとは知らなかった。
また、日本の歴史小説家である塩野七生氏の著作に『ロードス島攻防記』という小説があるが、やはり本項で解説する『ロードス島戦記』とは全く関連性が無い。
マジンガーZ』の敵・Dr.ヘル一味のアジトも最初期はロードス島であった。

なお実在のロードス島は、世界の七不思議の一つ「ロードス島の巨像」で知られる。




ロードスという名の項目がある。

アニヲタwikiの閲覧者はロードスのことを、追記・修正された項目と呼んでいる。

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*1 水野氏は小説版の決定以前からシナリオを小説仕立てで組み上げていたのだそうな。

*2 母親は当初はパーンが10歳の時に死亡した事になっていたが、後に存命であると設定が変更された

*3 「自由騎士」という呼称は単に国や騎士団に所属しない騎士を指す言葉だったが、パーンの活躍が広まるにつれパーンの代名詞となっている。これは味方だけでなく敵にも浸透しており、アシュラムは自由騎士を名乗ったヴァリスの聖騎士に対して激怒し切り捨てている

*4 英雄戦争後のヴァリス、内戦中のアラニア、マーモ支配下のカノンなど。『新』ではマーモの王となる可能性もあった

*5 この時学院を出たおかげで、後のバグナードの魔術師狩りから逃れている

*6 一時的にマーモ公国で騎士団長に就任した事もあるが当時は公王であるスパークは失踪中だったため実質的にはパーンが国王を務めていた

*7 『ロードス島戦記』の約三百年後を描いた『クリスタニア』の時代には、暗黒の民の間でマイリーの信者の数はファラリスの信者に匹敵するほどになっている

*8 カシューのこと。ルーファスはアレクラスト大陸時代に名乗っていた偽名

*9 アシュラムにとってもアスタールは過去に命を救われた恩人であり、ピロテースがアスタールの仇として狙ってきたと知ると戦意を失う程にその死に負い目を感じていた

*10 ハーフエルフはほとんどの場合父が人間で母がエルフである事が多いが、リーフは父がエルフで母が人間