強制変身(弱体化)

登録日:2019/12/15 Sun 12:47:12
更新日:2024/11/14 Thu 18:39:07
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形態変化のように、「変身してパワーアップ」というのは良く見られる。
だが「変身」にはもう一つ使い方がある。
そう、「敵を無力な姿に強制変身させて弱体化させる」という使い道である。
ここではそういった「弱体化目的の変身」を紹介する。

概要

どんな強敵でも一瞬で無力な姿に落とし込める凶悪な弱体化戦法。
それだけに、この手の能力者は大抵本来の戦闘力は低めである。
自分の戦闘力の乏しさを補うために相手を変身させるとも言える。

変身後は動物などの無力な姿にされてしまい、武器・道具の使用や魔法の使用ができなくなってしまうことが多い。

ゲーム内のイベントなどで発生した場合、このままでは戦えないため戦闘を回避しつつ元の姿に戻る方向で頑張ることが多い。

なお、相手を小さくして弱体化させる戦法については既に縮小化の項目があるのでそちらを参照。
ここでは「全く違った姿に変えて弱体化させる」キャラクターと「変身させられて弱くなる」異常の数々を紹介する。

相手を変身させる能力者/アイテム

  • 昔話/童話
「無力な姿にされてしまうが、元の姿に戻ってハッピーエンド」というパターンのお話は結構多い。
グリム童話『カエルの王子様』の印象が強いためか、後のフィクションでもカエルにされてしまうケースは散見される(他には『白鳥の王子』なども該当するか)。
中にはこの流れを利用して「言葉巧みに誘導して悪人を騙す」という、実質的に弱体化している間に悪役を懲らしめるパターンもある。

シリーズの伝統で、劇場版の大ボスキャラは必ず味方を無力な姿に変身させる技を使ってくる。
ジャムおじさんを始めとしたサポートメンバーが全滅するところから、どのように逆転するか」が毎回の盛り上がりどころである。
詳細はアンパンマン映画作品の大ボス一覧を参照。

MtGではしばしば相手の無力化手段として「敵を無力な存在に変化させる」呪文などが出てくる。
ゲーム上は「対象のクリーチャーを破壊/追放し、代わり無力なステータスのトークンを出す」「対象のクリーチャーの能力とステータスを無力な形に上書きする」という形で再現される。
《羊術師》はそうしたカードの中でも古いカードの一つで、クリーチャー1体を羊(0/1、能力なし)に変えてしまう。
ちなみにこのカードは『ウォークラフト』というゲームに出てくる「羊化の呪文」が元ネタになっている。
類似のカードは青、白、緑に擬似的な除去として出てくることが多い。いずれの色も通常の除去に不安を抱える色である。
派生としてクリーチャーでない呪文を鳩を出す呪文に強制変化させる《鳩散らし/Dovescape》なるものもある。

上述の分類のカードの中でも特に大暴れしたのがこれ。
オーコはプレインズウォーカーの一人でゲームにおいては複数の能力を持ち、その一つに
「アーティファクト1つかクリーチャー1体を対象とする。それは能力をすべて失い、基本のパワーとタフネスが3/3の緑の大鹿(Elk)クリーチャーになる。」というものを持つ。
詳細は項目に譲るがこの能力がべらぼうに強く、強大なクリーチャーだろうが置物だろうが全部ただの3/3鹿に変えられる。
上述の無力化と異なり3/3と割とスタッツが高いので油断すると手痛いダメージを貰うのは数少ない弱点だが、逆にこのスタッツを利用して自陣に3/3鹿を増やすという選択もできる。
あまりにもオーコによる鹿化が跋扈しすぎたため当時の大会は「奈良公園」なんて揶揄される羽目に。
ちなみにオーコの登場したエキスパンション「エルドレインの王権」はモチーフの一つに「童話」があり、この大鹿化能力もストーリー上で重要な役目を果たしている

  • アナカリス(ヴァンパイアシリーズ)
アナカリスが得意とする必殺技「王家の裁き」によって、相手を一定時間デフォルメ状態に弱体化させる。
なお、有名なミッドナイトブリスは相手を変身させるものの演出だけでダメージモーションが終わると解除される。
本シリーズでは蝙蝠モリガンや蝙蝠リリス、子犬のガロンに子猫のフェリシアと可愛らしい小動物になるのが多い。

アレッシースタンド。影が交差した対象を若返らせることで弱体化させる。
セト神自体の攻撃力は貧弱だが、これで相手を無力な子供の姿にしてしまうことで確実な勝利を狙う戦法を得意とする。
格闘ゲーム出演時は、発売元が上記のアナカリスと同じカプコンだったので、アナカリスのオマージュキャラとして出演した。
相手を子供化して、子供化した相手を一方的にボコボコにする戦術を得意とする。
え?子供化したはずなのに、牛になったりヌケ作になったり足がグンパツのババアになったりするって?なんのことやら…

クレーン・ゲームのプロにより店を潰されて自殺した店主の怨念で呪われたクレーン・ゲームの能力。
ワンコインプレイで失敗した人間をぬいぐるみに変えて自分の筐体内に送り、景品=人質に変えてしまう。
中のぬいぐるみの吊り上げに成功すると、外界に排出されるや即座に元の身体に戻る。
100円で1プレイ、500円で6プレイ可能。
横島おキヌちゃんがゲームを発見した時には美神を始め多数のキャラと魑魅魍魎を既にぬいぐるみ化して取り込んでいたが、超薄給のくせに同型機種を結構やりこんでいたらしい横島が成功し続けて(魑魅魍魎が外に出たらバスターして)最後の1体・美神のぬいぐるみだけが機内に残された時、そこはクレーンが届かない機体隅の死角であった。
しかし美神の 根性 でわっか状のヒモが動いて死角を脱し、見事に救出成功…と思ったら、排出口でヒモがクレーンにからまって穴に落ちなかった。
戸惑う一同だったが、「こーいう時は店員に言えばちゃんと出してもらえますから!」とにこやかに店員が回収してくれて、めでたしめでたし……
…なわけがなく、その店員に化けていた悪霊は現場から脱兎の如く逃走して〆。
情報の無いまま掛かりやすいトラップとしては悪質だが、クレーンの腕力等に不正もなく、難易度は処分台レベルだった模様。妙なところで誠実な悪霊。多分、店が潰された時の設定のままなのだろう。
掲載単行本19巻は1995年だが、 撫でるだけのお仕事 を強いられかねない現代基準で考えると最大6回縛りは結構恐ろしい能力で、膨大な二次被害者を生んだと思われる。
まあ単話ネタなので、全く後にも引かず事件はあっさり終わった。
「そーゆーわけで、このクレーン・ゲームはいつか君の町にも現れるかもしれない。」

ちなみに第5巻「何かが道を やってくる」の「大人を子供に変える能力」持ち、悪魔バイパーの方がお話としてはずっと長い。
でも、こっちの方が普通の能力押しで解決できない良い能力に見える。

東方心綺楼にて、上二つのパロディスペルカード『変化「二ッ岩家の裁き」』が実装。
相手を動物の姿に変えて攻撃不能にし、その間にボコボコにする。
「化けさせる程度の能力」を持つマミゾウが、自分や自分の持ち物以外の物を「化けさせた」初めての技である。

プロシュートのスタンド。老齢化ガスをばらまき、範囲内の全ての人間を老人にして無力化させる。
セト神とよく対比されるが、セト神が「成長も含めて時間を逆行させている」のに対し、こちらは「成長なしに純粋に老化させる」という違いがある。

  • ドラゴンの呪い(モンスターワールドII ドラゴンの罠)
この世界には様々な邪悪なドラゴンが存在しているが、そのドラゴンたちは共通して『自分を倒した相手に呪いをかけて異形の姿に変える』という能力を持っており、
これを解けるのは伝説の秘宝「サラマンダークロス」のみとされる。
元々は人間の姿だった主人公はリザードマン、マウスマン、マーマン、ライオンマン、ホークマンと次々に変えられ、元の姿に戻るために冒険を続ける。
ただし、いずれも完全な弱体化ではなく、狭い道を通れる、攻撃範囲が拡大する、空を無制限に飛べる、など姿に応じた能力も得られる。
以降の作品にはなかった要素だが、『モンスターボーイ 呪われた王国』で変身の媒体と姿を変えて久々に登場した。こちらも変身した姿でそれぞれ異なる能力を持つ。

弱体化目的の変身としては、数ある作品の中でもトップクラスに極悪
ドンキホーテファミリーシュガーが使う能力で、触った対象を無力な玩具の姿にする。解除するにはシュガーが外的要因で意識を失う必要がある。
一見すると、「単に玩具にするだけ」の能力だがこの能力の真に危険な点は、玩具にされた対象に関するあらゆる記憶が世界中の全人類から消え去ってしまうことにある。
つまり、能力の対象になった本人は完全に無力化され、味方もその人物が消え失せたことに一切気付くことができず救助もまず不可能という恐ろしい能力なのである。

ボボボーボ・ボーボボ世界の強敵は、この手の強制変身を多用する傾向にある。
紙幣で包み込んだ相手を1円玉に変えるハレクラニの「デス百万$ウイング」、相手の背後に生み出した影で相手を粘土のようにこねて無力化するギガのオブジェ神拳をはじめ、即死級の強制変身能力を弱攻撃感覚で連発できるキャラクターが多数存在する。
が、ボーボボたちは「メデューサの目を見て石にされる」⇒「うわああああにんじんになってく~~!!!!」のようにボケによって強制変身先を変更することで解決できる

猿の怪人「モジョジョジョ」が美術館からアヌビス神に関わる犬の頭の像と宝石を盗み出し、その呪いのパワーで全人類を犬に変えるという悪事を行ったことがある。
その後は犬化した人類を支配しようとしていた模様。
一度目はガールズも犬にして無力化に成功したかと思いきや、詰めの甘さにより大失敗し、モジョジョジョが逆に犬化するラストを迎える。
凝りもせず全く同じ流れ(映像もほぼ使い回し)で人類犬化計画を再度実行しようとするが、今度はガールズを犬にしなかったために……。
新シリーズでもガールズが様々な動物に変身される回がある。

自身に触れた相手を物言わぬ人参に変えてしまう能力を持つ。
特定のポーズを取れば人参化した相手を元に戻すことも可能。
物語の最初期に登場したため、後に登場した格上の相手も人参化できるかは不明。
効いても「世界一強い人参」になる可能性も……?

魔人ブウの能力で、頭の触覚から発射した光線で生き物をお菓子などに変えてしまえる。
たいていは一般人をお菓子に変えて食べることに使っていたが、ダーブラをクッキーに変えてしまったように戦闘にも使える。
が、ベジットをアメ玉に変えることには成功したが強さの格が違いすぎたために「世界一強いアメ玉」にボコボコにされてしまうことに……。

エリス降臨で初登場したギミック。
リーダーをLv99・+297・フル覚醒・スキルLv最大の別モンスターに書き換える。
スキルターンは引き継がれるが書き換え後のスキルターンを超えた場合切り捨てられ、潜在覚醒、レベル限界突破、超覚醒、アシストなど今どきの強化システムは一切なくなる。
パズドラはリーダースキルと覚醒スキルが重要なゲームだが、そのどちらも真っ向から否定するので非常に評価が悪い。
そのためか近年の難関ダンジョンではほとんど登場しない。

  • ボディチェンジ(聖剣伝説シリーズ)
月の精霊ルナを入手することで習得可能な魔法。
対象をラビのような序盤で戦う雑魚敵に変える魔法。
聖剣3では最弱モンスターのかいがらハンターに変える。ただしもらえる経験値が0になるので注意。

  • 身代わりの杖(不思議のダンジョンシリーズ)
対象の敵を主人公のシレンやトルネコそっくりの姿に変えて敵の攻撃をそちらに逸らし、
且つ敵の特技を封じられる上に混乱も与えるという数ある杖の中でもトップクラスに便利な効果。
基本的には杖の効果だが、一部の作品では特技としてその効果を使用できる場合もある。
注意点としては敵が身代わりに攻撃してトドメを刺すとレベルアップしてしまうので、
あらかじめ対処法を考えておくか、身代わりを作ったらすぐにその場を離れるようにしたい。

しかし、その唯一と言っていい欠点もうまく利用することで序盤の経験値稼ぎに利用できるため、
明確な欠点とならないのがこの杖のすごいところ。
トルネコ2では、これに金縛りや透明化(戦士の場合は鉄化でも代用可能)のアイテムや技を組み合わせる事で、その階でのみ永続的な身代わりを生み出す事も可能。

騎士セイラ専用の魔法。「スライムの杖」を使用しても発動する。
敵1体を最弱モンスターの「スライムアッザム」に変身させてしまう。能力値もスライムと同じになり無力化するため、実質的な即死魔法となる。
また経験値とゴールドは変身前のものがそのままもらえるため、稼ぎにも有効。
この手の魔法としては珍しく一部の中ボスにも効いてしまう。まぁ効くボスはそれほど強くないのだが。
最強のザコであるヒドラザクへの対抗手段としても重宝するだろう。

追放メギドの1人・オリアスや、一部のエネミーが使用する状態異常として登場。相手を人間サイズの双尾のネズミ型幻獣の姿に変身させる。味方がねずみ化するとデカいネズミが味方側に陣取るため人によっては嫌悪感がすごい。
全ステータスを20%低下させ、さらにチャージ以外の行動が通常アタックに変化してしまう。奥義も使用できなくなるため大幅な弱体化。
加えて種族が「獣」になるという効果もあり、獣特攻を持つメギドやオーブのサポートにもなる。
効果が強力な分、大半のボスはねずみ化に対し高い耐性を持っているためまず通らない。即死を含めたすべての状態異常が効くようになる難易度「ベーシック」においても、ねずみ化は例外でノーマルと同等の耐性になっている
活躍するのは専らPvPか。

  • ピポサル化(サルゲッチュオンエアー 2nd)
「サルエナジー」という人間をピポサルに変えてしまう光によって、次々とピポサルの姿に変えてゆく。
サルゲッチュ3のサトル・サヤカ、アキエさんはあっさりとピポサルに変えられてしまい、サルエナジーを発生させている機械を調べにピポサル化の対策を得て、調査に出たヒロキとハルカもピポサル化。
サルエナジーの発生元を突き止め宇宙へ出たカケルはピポサル化を回避したが、地球でサポートしていたナツミとハカセもピポサルに変えられてしまった。(チャルはアンドロイドである為か、サルエナジーの影響で気絶のみでピポサルには変えられなかった。)
そしてサルエナジーは地球を完全に包み、実質人間はカケルただ1人、地球はピポサル達の楽園となってしまうという非常に絶望的な状況となる。

最終的にはカケルと渡されたディスク内のチャルのデータにより、ピポサルに変えられた人々は元に戻るが、ある意味シリーズでも珍しいスペクターの野望が一応達成にまでに至った出来事でもある。

ピポサルになると自我は無く精神もサルそのものとなるが、何故かピポサル化した人間は黄色パンツ一丁のみだが、サトル達がピポサルになっても服装はそのままとなっている。
また、サトル・ハカセ・ヒロキのピポサル姿ではそのまま普通にピポヘルを被っているのだが、サヤカやアキエ・ナツミのピポサル姿ではピポヘルに人間の姿の時の髪型が一部くっ付いているような見た目となっており、ハルカのピポサル姿には帽子の中にピポヘルがあり髪型もそこから出ているがピポサルになった彼女らが仮にピポヘルに外していたらどんな姿になるのやら…?

なおピポサルに変身した姿のサヤカやハルカ、アキエやナツミの胸部は膨らみが無くなってしまう模様

またサルゲッチュ2の没ストーリーとしてスペクターの孫が過去に戻って、人類をピポサルに変えてしまうというシナリオが考えられていた。

変身して弱体化する状態異常の数々

FFシリーズ伝統の状態異常。「トード」などの魔法でかかることがある。
攻撃力や防御力がほとんどなくなり、「トード以外の」魔法も使えなくなる。
治療には「乙女のキッス」というアイテムが必要。また作品にもよるが、自分自身に「トード」をかけることでも解除可能。
一部作品では謎解きに必須になる場面もある。
類似した状態異常に4の豚(ポーキー)や6のカッパ(カッパー)、FFTの鶏(チキン)が存在しており、固有コマンドが使えなくなる辺りは似たような部分が多い。
ただし、豚は 攻撃力や防御力は下がらない ため、前列でひたすら戦うしかしない前衛が受けてもそこまで影響がないことも。
6のカッパには「カッパ装備」による利用手段がある。
FFTのチキンは攻撃できない上に状態解除されるまでプレイヤーが操作もできないという完全に無力な状態となる。
4ではモルボルの「くさい息」を受けると カエルと豚に同時に変身している という何とも想像しにくい絵面になることがある。
なお「バーサク」と組み合わせると、攻撃力が皆無なのに直接攻撃をひたすら繰り返すようになり完全に無力化する。
作品によっては、この状態でひたすら経験値稼ぎできることも。
2~5、7、9、14では「小人」状態が存在し、カエルと同様に攻撃力・防御力が激減する。
5に限っては『盾のみ』物理回避率が2倍になるメリットがある。また、ブラッドソード、ギヤマンの鐘、ティンカーベル、竪琴、杖といった武器は魔法扱いになるため物理攻撃力激減の影響を受けず通常通り使える。

このように、ゲーム作品の場合は単なるバッドステータスに留めず「特定のステージをこれを使用するのが事実上必須のバランス調整・ゲームデザインとする」「概ねバッドステータスではあるが、なんらかの利点そのものは設けられている」としている場合も散見される。
作品問わずよくあるのは「石化されると防御力は上がる」などか。


キノコになってしまい行動不能+防御状態+HPが少しずつ回復する。
一応メリットもあるが、完全に身動きが取れなくなるためかなり危険な状態異常。
さくらふぶき」などの攻撃の他、モンスタウンで売っている怪しいキノコを食べてしまうとこうなる。

  • カカシ(同上)
カカシになってしまい通常攻撃とアイテムが使えなくなる。
スペシャル技は使えるので、戦闘自体はできるが、キノコと違って一切メリットがない。
キノコと同様、「へんしんふせぎバッジ」で予防可能。

このゲームに登場する「闇の世界」に入った人間は、その人の心を写した姿(例:コロコロ気が変わる人はボールになる)に変わってしまい、リンクの場合はウサギになる。
ウサギになると剣やアイテムが使えなくなってしまう。
ヘラの塔にある「ムーンパール」を入手すれば変身しなくなるが、後半のダンジョンには「うさぎビーム」なる罠が存在しており、これに当たるとムーンパールを持っていてもウサギになる。

ステージ5のボス敵であるピンク色の羊を倒すと、
''「勝ち 呪ってやる」''という禍々しいメッセージと共に、次のステージでプレイヤーキャラが羊にされてしまう。
……が、 通常状態よりよほど強い ともっぱらの噂であり、弱体化目的の変身として成立しているのかはイマイチ謎(メッセージからしても羊の末期の呪いなのは間違いないだろうが……)。

XIII機関のメンバー「ルクソード」や彼の配下ノーバディである「ギャンブラー」が使用する状態異常。
両者とも時折仕掛けてくる「ゲーム」に負けるとソラをカードもしくはサイコロに変えてしまう。
カードもサイコロも一応の攻撃手段はあるが逃げに徹した方が吉。
この状態はフォームチェンジと同じようにゲージが減っていき、ゲージが0になることで元に戻ることができる。

「パルプンテ」の効果の一つとして設定されている。敵全体をお得なメタルスライムに変身させてしまう。
が、そもそもパルプンテが使われるのは大抵がはぐれメタル以上のメタル系を狩りたい時なので、メタル系の中でも一番ランクの低いメタルスライムにされてしまうのは 実質ハズレ とみなされやすい。
なにせ単純に考えても、1人頭だいたい経験値1万程度稼げるはぐれメタルから、せいぜい経験値1000程度のメタルスライムになってしまうと、約10分の1にまで落ちてしまうのだから、たまったものではない。

類似技として、DQ9の超必殺技*1、11の連携技*2の「スペクタクルショー」を使うと、敵全体をメタルスライム、はぐれメタル、メタルキングのいずれかに変化させられる。
どれに変化するかは元々の敵の強さにある程度比例する模様。
ボス戦ではスペクタクルショーが選択肢に出ず使用不可能。
11では変化先がシナリオ時期やPTの平均レベルに比例する他、ハズレとしてキラーマシン系モンスターに変化することがある。

  • 小人(テイルズオブデスティニーPS2版)
PS時代のドットキャラに変えられ、のろのろ歩く以外の一切の行動が出来なくなる。
仕様上プレイヤー側しか発生しない上に 防げる手段が非常に限られている 厄介な状態異常。

肉化はブフーの杖を振るか、ブフーの包丁を装備して敵を倒すと一定確率で敵が肉になるという効果。
この肉の面白い所は「食べる」ことで敵に変身できたり、「投げる」ことで敵を変身させられるという点である。
メインの使用方法は、敵の強力で便利な特技を使用できる「食べる」方が多いが、
「投げる」方も、序盤の雑魚敵の肉を取っておいて中盤以降の厄介な敵に投げて実質的に無力化できるというどちらも強力な効果。
ちなみにブフーの杖は反射されない限り一振りで敵を無力化して肉にする上、その肉も有効活用できるので上記の身代わりとは別方向で最強と名高い杖。

おにぎり化は妖怪にぎり元締に握られる(特技を使用される)ことによってシレンがおにぎりになってしまう状態異常。
がいこつまおうの杖振り(ランダム効果)に含まれるブフーの杖の効果をシレンが受けることでもおにぎりになってしまう。*3
おにぎり化、という見た目にもファンシーな状態異常だが、その実態は「アイテム使用不可になり、出来る行動が移動と攻撃のみ」というかなり危険な状態異常。
睡眠と比べれば移動や攻撃が出来る分マシではあるが、治るまでのターン数が長かったり、盾の効果が発揮されないなど、
地味ながら睡眠よりも厄介な点があったりするので、食らわないようにしっかりと事前対処しておきたい。

また、作品によってはおにぎり化した状態で、おにぎりを腐らせるデロデロの罠や焼きおにぎりに変えてしまう地雷等を踏むと即死するというコンボまで存在する。

  • FLY(女神転生シリーズ)
文字通り蠅に変身してしまう状態異常。
魔王バエル、魔王ベルゼブブ、魔神バアル・アバターなどが使用する「バエルの呪い」で発生する、レアなバッドステータス。
SFCの頃は速さが40まで上がるものの他の能力値が激減、魔法使用不能、回復施設以外での治療不可など、レアなだけあって直すのが面倒くさいのが厄介。
そしてバグも少なく安定してきた真・女神転生III頃では全ステータスALL1物理属性の与ダメージが1/10全属性のダメージが2倍かつ破魔・呪殺耐性消失戦闘終了するか一度死なないと治療不可という
極めてきつい弱体化効果をひっさげて復活、対策なしでバアル・アバターと戦おうものなら一手で終了しかねない危険な状態異常となっている。
ただし下記のゾチラハの呪いと違い、万能属性ではなく魔力属性なので「魔力無効」やバッドステータス無効で対処できるのが救いか。

  • CARD、MIRROR(真・女神転生デビルサマナー)
前者はシャッフ系魔法によってカードにされた状態で、後者はキョウ系で鏡にされた状態。
行動に極めて大きな制限がかかる上に、それぞれ火炎系攻撃か物理攻撃を喰らうとあっという間に死ねる。

  • BAT(デジタルデビルサーガ)
文字通りコウモリに変身してしまう状態異常。「女神転生II」の豚化(BOOの呪い)、上記の蠅化に次ぐ第三弾にあたる。
主要キャラの一人バットが変身する敵ボス「カマソッソ」の魔法スキル「ゾチラハの呪い」で発生する。
この状態でも攻撃自体は一応出来るものの、Lvに関係なく全ステータスが1になるため全くダメージを与えられない。おまけに衝撃属性のダメージが2倍になる。
さらにカマソッソは行動回数を4回に増やす「ギガバイオレンス」と、衝撃属性の全体攻撃魔法「魔界の風」のスキルを持っており、下手すると1ターンで全滅も冗談抜きで有り得る。
万能属性であるため無効化することは出来ず、またカマソッソ専用の状態異常ということもあって回復を早める方法も無い。衝撃ブレイクやドレインなどを使いつつ凌ごう。
なおカマソッソとはストーリー中3回戦うことになるが、ゾチラハの呪いを使用してくるのは最後の戦いとなる3戦目のみ。

レアな状態異常。ピラミッドパレスのモトが使う「フクロノネズミ」というスキルで発生し、
ネズミになると行動不可+被ダメージが上昇する。ヒランヤで治癒も出来ず、3T待つ以外の回復方法はない。
また終盤の客船パレスでも登場し、像の目が光っている部屋に入ると全員がネズミ化する。
あらかじめスイッチをOFFにすることで停止できるが、扉が開けない代わりに小さい穴を通れるためネズミ状態を利用しながら道を開拓していく必要がある。
「ザ・ロイヤル」では部屋に設置されたチーズを食べて回復もできるようになった。
なお変身したキャラはそれぞれ本来被っていたのと同じ仮面を被ったネズミになっている。

「チューいして進もう」「ごめん、その話後でいいかな?」

アニメーション版である「Dark Sun…」では本編では見れなかったネズミ双葉の姿も一瞬のみだが登場した。

その名の通り、が刀を杖にして歩くヨボヨボの老人になってしまう状態異常。
「源の宮」の青衣の貴族が使う生気吸い攻撃でしか発生しない、このステージ専用の状態異常だが、その分効果がえげつない。
  • HPは最小、体幹ゲージが最大で固定。HPがゼロになっても回生(復活)できない
  • 機動力が著しく低下
  • ガード・義手忍具・鉤縄・しゃがみ・帰り仏以外のアイテムが使用不能になる
    • 頭もすっかりボケるようで、前者3種は使おうとすると呆けたモーションを取って隙を晒してしまう
  • 刀の攻撃はできるが大幅に弱体化。ヨロヨロ振り下ろすのが精一杯な有様で、攻撃力が非常に低い・振りが遅い・連続で振れないという体たらく
  • 水中に入ると溺死する(水面・水中で老化したらその時点で死亡)
  • 普段大人しい貴族がダッシュ掴み攻撃を使用するようになる
見ての通り発症したらほぼ死亡する危険な状態異常なので、青衣の貴族に見つからないように行動するか速攻で倒すかして極力発症を避けること。
基本的に時間経過でしか治らないが、がんばって貴族を忍殺できれば貴族から生気を吸い取って治すことも可能ではある。
すごい方法で生気を吸い取る年寄り狼のモーションは必見。

マルチプレイの協力モードで体力が0となり、やられてしまうと墓を建てられて自キャラが白骨死体のスケルトンに変えられてしまう。
スケルトンの状態では体力が100に固定、装備品も外されて防御力も無くまさに裸の状態とも言っていい。
攻撃手段としては骨投げ・スライディングのみだが全く火力が出ないため、回避用として使うのが殆どであり、元に戻る為には生きているプレイヤーから所持している生命の霊薬を使ってもらう必要がある。

男キャラか女キャラのスケルトン化で出てくる墓が少し変わったり、
第3章などに登場する絵画をスケルトンの状態で入ると、ムキムキポーズや疲れ果てたポーズをしてながらスケルトン化したキャラが叫ぶ小ネタもある。



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最終更新:2024年11月14日 18:39

*1 4人で必殺技を選ぶと発動できる

*2 2~4人で発動できる

*3 レアケースではあるが、エーテルデビル等の杖の効果を反射させる敵にブフーの杖を振ることでも起きる。