ムサシの手持ち(アニポケ)

登録日:2023/10/12 Thu 01:25:09
更新日:2025/03/28 Fri 19:23:35
所要時間:約 8 分で読めます





出典:ポケットモンスター めざせポケモンマスター、9話『逆襲のロケット団!』、
2023年1月13日~2023年3月24日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon


概要

『ムサシの手持ち』とはアニメ『ポケットモンスターシリーズ』の登場人物であるムサシの手持ちの事。

ロケット団はやられ役であり手持ちは少ない方が作劇的に便利という事もあり、各シリーズで捕まえた数は少ない。
しかし無印~新無印まで26年間レギュラーだった事もあり、トータルではサトシに迫るほど。

なおニャースは野生の個体なのでムサシのでもコジロウの手持ちでもない。

捕まえる傾向としては悪役らしく毒タイプが中心。
愛嬌のあるポケモンが多いコジロウと比べると、いかにも「悪役!」って感じのポケモンが多い。
しかしムサシの愛情を受けて立派に育っているため、コンテストやトライポカロンで好成績を残している。


出典:ポケットモンスター めざせポケモンマスター、9話『逆襲のロケット団!』、
2023年1月13日~2023年3月24日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

上記の画像の通り、手持ちのポケモンたちからは懐かれている。

シリーズごとに手持ちリセットするサトシに対し、ムサコジはDP編まで手持ち続投で次シリーズに移行。
何らかの事情で手持ちとお別れする回があり、その後、新ポケモンをゲットする……という事の繰り返しだった。
しかし、BW編ではイッシュ地方に過去作ポケがいない関係で、手持ち全てをロケット団本部に預け、手持ちを一新した。
以降、他地方に行く前にはロケット団本部に預け、サトシ同様に手持ちをリセットするようになった。

なので、めざポケ編では本部に預けていた歴代ポケモンが全集合したロケット団リベンジャーズを結成した。
(SM組だけ現地に預けて来たので本部におらず不参加)

メインポケモン

絶対に手持ちに入れているポケモン。
ゲット前のカントー編と、ポケモンが一新されたBW編以外のシリーズで手持ち入りしている。

(ソーナノ)⇔ソーナンス(♂)

CV:うえだゆうじ
技:カウンター、ミラーコート
無印編146話でゲット。愛すべきボケキャラ。
元々はテルという少年のパートナーポケモンだったが、手違いでベロリンガと交換されて入手してしまった。
登場して以来、勝手にボールから出てきては「ソーナンス!」と相づちを打っている。
当初は事故に近い加入であり愛着もあまりなかった事もあって3人(特に口上等の邪魔をされるニャース)にかなり邪険に扱われていたが、現在はご存知の通り。
実は自分の意志で「カウンター」と「ミラーコート」を使い分けている優秀なポケモン(ムサシが「カウンター」としか命令しないため)。
DP編終了まで10年間に渡りレギュラーだったが、BW編で「(他地方のポケモンは)目立つから」という理由で本部に預けられる。
BW編最終話では本部で勝手にボールから出ており、カロス地方に同行。
3年ぶりにレギュラー復帰したXY編ではバトル面で強化が加えられているがたまにしか活躍しない。
復帰後はSM編・新無印編でも続投し、シリーズ終了までムサシの傍に居続けた。

なお、無印編~XY編までは主に名乗り口上時に勝手にボールから出て来ていたが、SMから常時ボールの外に出ている。

なお、金銀編で先行登場したソーナノを見た時、「何このポケモン? 初めて見た!」的なリアクションをしていた事から、長らく生れた時からソーナンスだと思われていた。
しかし、新無印編で時空が歪んで退化した際にソーナノになった事から、上記の説は否定された。

めざポケのロケット団リベンジャーズ要員その1。


各シリーズでの手持ち

無印編

アーボ→アーボック(♂)

CV:坂口候一
技:どくばり、ずつき、かみつく、まきつく、あなをほる、ようかいえき、へびにらみetc.
お中元で貰った愛すべき初代相棒。31話で進化。
お人好しだったりナルシストだったり主人に似た面もある。
無印編19話での台詞はある意味名言。
アニポケ屈指の感動回であるAG編6話にて密猟犯リョウから解放したアーボ達と共に自然へ帰された。

ベロリンガ

CV:西村ちなみ
技:したでなめる、たいあたり、ちょうおんぱ、ふみつけ、まきつく、たたきつける
番外編のお雛様回で買った服を丸呑みされた事にキレて捕獲。
雛祭りのバトル大会ではカスミが繰り出したピカチュウフシギダネ、ロコン(どれもサトシやタケシから借りた個体)を舌攻撃だけで3タテするという鮮烈なデビューを飾る。
しかし、コダックには全く通じず、頭痛が悪化したコダックの「ねんりき」で倒された。
その後は影が薄くなり、金銀編では多少活躍が増えたものの、146話ではムサシが気付かない内にソーナンスと交換されてしまった。

シェルダー

68話に登場。
ヤドンをヤドランに進化させる為にゲット。
ヤドランの一部になってしまった上、ムコニャ達はそのヤドランに撃退されるという末路を迎えた。

カイリキー

キングラー

サイドン

トキワジムの留守を預かる際にサカキから渡されたポケモンたち。
3匹ともピカチュウの強力な電撃を受け逃走。


AG編

ハブネーク

CV:佐藤智恵
技:ポイズンテール、かみつく、まきつく、くろいきり
AG編8話で登場。うっかりムサシの髪の毛を咬み千切ってしまった為、ムサシに素手でボコボコにされてゲットされる。
つまり、ムサシはその辺の野生のポケモンより強い。因みに髪はすぐ元通りになった。
以降は散々な出会いとゲット手段に反して関係は良好であり、ムサシの主力として活躍。コジロウのマタドガスに変わって「くろいきり」での逃走要員も担っている。
コンテストではムサシがポケモンの技の本を読んで予習はしていたものの、とにかく派手で目立つ技しか記憶していなかった上、そのポケモンが覚えられるかどうかを把握していなかった為、
  • せいなるほのお、みずのはどう、ブレイズキック等の彼にはどうやっても無理な技を命令される(当然「無茶言うな」と言わんばかりに首を激しく横に振って抗議)
  • 本番中に本を取りだしたムサシに派手めな技を次々命令されるが、こちらも無理なものばかり*1だった為文字通り滝の様な…というか滝と化したような汗を流し硬直
  • ようやく自分が出せるポイズンテールを命令され演技しようとするが、勢い余ってムサシをぶっ飛ばし失格
  • ムサシが一次審査の大トリだった事もあり、一連の流れを審査員に「見苦しいもの」呼ばわりされる
………と散々な有様だった為、バトルフロンティア編を含めたAG編でのコンテストでの出番はこれが最初で最後だった。
しかし、この事はハブネーク自身に非がない事もあってムサシがハブネークに謝罪している他、DP編では彼女がコーディネーターとして成長していた事もあり再びコンテストに参加する様になり、リボン入手に貢献した事もある。

AG編からDP編終了まで、実に7年半に渡ってレギュラーを務めた(これはロケット団のポケモンの中ではニャースとソーナンスに次いで長い)。
ロケット団リベンジャーズ要員その2。

ケムッソ→マユルド→ドクケイル(♀)

CV:西村ちなみ、愛河里花子(AG139話で代役)
技:たいあたり、どくばり、サイケこうせん、ふきとばし
AG編14話でゲット。24話・28話と序盤虫だけあって短期間で最終進化した。大食らいのハルカのケムッソとは違い、食欲は常識の範囲内。
アゲハントに進化すると思っていた為か、ケムッソ時代からかなり可愛がっていた。
その割にはハルカのケムッソと入れ替わった際、上記の特徴等からハルカが気付いた一方で全く気付いていなかったが……
実際はマユルドに進化した時点で周囲から再三「カラサリスではなくマユルド」と指摘されても聞く耳を持たず「カラサリスちゃん」と呼び続けていた。
アゲハントではない事が分かったら確実にその怒りが自分達に向けられると恐れ、進化直後のドクケイルに風呂敷を被せて隠し、アゲハントのコスプレをしたニャースが走り回るという明らかに無理のある手段で誤魔化そうとして当然通用しなかったコジロウとニャースだったが、
予想に反してムサシは「美しい」「超可愛い」と気に入っていた。
バトルよりはコンテストでの活躍が多いが、バトルもなかなか強い。
DP編61話では一次・二次審査共に活躍し、ムサシに念願の初リボンをもたらした*2
5年ほど手持ちにいたが、DP編73話で色違いのドクケイルに恋をし、その恋を叶える為に別れた。
その際のムサシはドクケイルの幸せを強く願い、居場所となるモンスターボールを壊す行為に出た程。

DP編

ヤンヤンマ→メガヤンマ(♀)

CV:古島清孝
技:ソニックブーム、ぎんいろのかぜ、はがねのつばさ、げんしのちから
特性:かそく
DP80話で登場。タイセイという少年が狙っていたヤンヤンマを横取りゲット。
(因みにこの回で、誰かがゲットの為に弱らせたポケモンを横取りするのはマナー違反と判明)。
捕まえてサカキに送るも、サカキには3人の存在を忘れられていた上ロケット団は既に大量発生したヤンヤンマを捕獲していた為、不要と判断されて送り返された(ムサシたちはサカキからの心遣いだと思っている)。
最初から「げんしのちから」を覚えていた為、登場してすぐに進化するという偉業を成し遂げた。(こちらもムサシ達はサカキが覚えさせたと思っていた)
コンテストではドクケイルの穴を埋める形で大いに活躍。特性「かそく」を生かしたアピール等と、一次審査を容易に突破することも多かった。
非常に野太い声が特徴だが、後にと判明。「あんた♀だったの!?」「ヤ゛……、ヤ゛ン……マー///
ロケット団リベンジャーズ要員その3。

BW編

コロモリ(♂)

CV:古島清孝
技:かぜおこし、エアスラッシュ、めざめるパワー
イッシュに生息していないポケモンは目立つ=現地のポケモンを調達する必要があったので、大量に現れた野生のものを名前も知らずに捕まえた。因みに、コロモリの大群が突っ込んで来て場面転換→次の出番の際に普通に繰り出す、の流れの為ゲットの描写も無い。
アイリスのサトシへの説明を聞いて初めて名前を知った辺り、サカキが支給すべき物は気球よりポケモン図鑑ではないだろうか?
ロケット団リベンジャーズ要員その4。

プルリル(♀)

CV:たかはし智秋
技:バブルこうせん、サイコキネシス、しろいきり、シャドーボール
シーズン2エピソードNから登場。カントー地方に一時撤退してイッシュ地方に戻ってきた際に持っていた。
ハブネークに代わって「しろいきり」での逃走要因。
実は下記のミミッキュよりも先にピカチュウを下すなど決して弱い訳ではないのだが、ゲットの経緯等も不明な他、BW編終了時にあっさり献上されてしまったので、同じエピソードNでの追加枠であるコジロウのモロバレル共々イマイチ影が薄い。
ロケット団リベンジャーズ要員その5。

XY編

バケッチャ→パンプジン (♀) (特大サイズ)

CV:佐藤恵→伊東みやこ
技:やどりぎのタネ、シャドーボール、あくのはどう、やつあたり→タネばくだん
竹林で地中からいきなり出現。適当にボールを投げて新戦力としてすぐにゲット。XY82話で立ち寄った街のバケッチャ王子(ちいさいサイズ)に気に入られ、下記のクチートと交換された事で進化した。
…が、王子の方が「進化前のバケッチャの方が良かった」と興味をなくしてしまった事で再度ムサシの元に戻った。

この話で特大サイズかつ♀である事も判明し、ムサシとの思い出が語られるが、唯一誕生日を覚えていたり、1人で看病をしてくれていたらしい。
コジロウとニャース、ソーナンスは何をやっているのやら…

「え、アンタ女の子だったの!?」
「チャチャチャチャッチャ!?」*3

そんなこんなでムサシからも愛されていたらしく、新無印編ではカルネの使うパンプジンを見て自身の個体を思い出していた。
ロケット団リベンジャーズ要員その6。最終話にも登場した。

クチート

ムサシのバケッチャが王子に気に入られた事やクチートがメガシンカする個体である事から82話でバケッチャと交換されるが、すぐに再交換されて離脱。ものの数分。


SM編

ミミッキュ

CV:浪川大輔
技:シャドーボール、シャドークロー、じゃれつく、ウッドハンマー
特性:ばけのかわ
ピカチュウを強く憎んでおり、目的の一致からロケット団に協力してくる。
初期からピカチュウを追い詰めたり、ぬしポケモンであるアローララッタを倒すなど非常に高い実力を持っており、専用のZ技まで使えるなど、ムサシの歴代手持ちでも最強に近い実力を持つ。
普通のモンスターボールでゲットされるのを拒否し続けるが、コジロウから奪ったゴージャスボールでゲットを受け入れた。
但し、サトシのピカチュウを見かけると命令や目の前の敵をガン無視してピカチュウに攻撃を仕掛ける辺り、完全に言う事は聞いていない。

ピカチュウを模したボロ布が破れた際、ムサシは自分のショッピングついでにミミッキュを連れ回すと、
服屋でミミッキュの新しい布候補を探し回ったり、破れたボロ布を手縫いで修繕したりと持ち前の面倒見の良さを見せていた。
その甲斐があって多少心を開いていき、ピカチュウを前にすると暴走するのは変わらないものの、ピカチュウ以外のポケモンが相手でも命令を聞くようになった。

最終回ではアローラ地方からの帰還命令を出されたムサシの意向で、キテルグマ&ヌイコグマ親子の巣に留まった。

新無印編

いない。
正確にいうと新規ゲットがないだけ。
というのも本作ではガチャマシンの『ロケットガチャット』でポケモンを借りてバトルに使っていた為、正規の手持ちは終始ソーナンスだけなのだ。

その他

仲間のポケモン

お馴染みロケット団のニャースや、コジロウのマネネやサボネア等。
ムサシがコンテストやトライポカロンに参加する際にムサシの手持ちという体で参加する。
なおDPではボールデコがあるのだが、何分ニャースはボールに入らないので他のコーディネーターに比べて不利であった。実況も「珍しい」との事。
……まぁ、この時にニャースを使ったのはコジリーナ=コジロウだったけども。




追記・修正はムサシとコンテストに挑戦してからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ムサシの手持ち
  • ムサシ
  • 手持ち
  • アニポケ
  • アニポケ手持ちシリーズ
  • 無印
  • AG
  • DP
  • BW
  • XY
  • SM
  • 新無印
  • めざポケ
  • ソーナンス
  • アーボック
  • ベロリンガ
  • ハブネーク
  • ドクケイル
  • メガヤンマ
  • コロモリ
  • プルリル
  • パンプジン
  • ミミッキュ
  • ポケットモンスター
最終更新:2025年03月28日 19:23

*1 ドラゴンクロー、サイコウェーブ、ラスターパージ

*2 非公式大会でサトシのエイパムと組んで優勝したことはあったが、公式大会での優勝はこれが初。

*3 明らかに「知らなかったの!?」の発音