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テッセン(ポケモン)

登録日：2012/04/18 Web 21:00:23
更新日：2025/05/06 Tue 21:41:23
所要時間：約 5 分で読めます



わっはははは！わかものの　たのもしいすがたをみるのは

じつによろこばしいことじゃのう！



『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター。
初登場は『ルビー・サファイア』。


◆概要

キンセツシティジムリーダーであり、でんきタイプの使い手。

通称「あっかるい電撃オヤジ」。
「健康の秘訣はとにかく笑う事」がモットーで、常に笑顔を絶やさない陽気な性格のおっちゃん。

かなりの改造好きらしく、ジムの仕掛けを改造するのが趣味。
キンセツシティの街中も改造しようとしたが失敗に終わってしまったらしい。
…と思われたが、改造の夢は諦めてはおらず、リメイク版の『オメガルビー・アルファサファイア』は遂にキンセツシティの大改造に成功した。
モブの台詞によると、世界中を旅して都市計画の知識を学んだとのこと。
カロス地方のミアレシティを参考に再開発しただけあって、原型がほとんど残っていない2階建ての大都市へとメガシンカしている。
どっかの誰かと違って停電はさせていないのでずっと良心的なのだが。

また、『OR・AS』ではエリートトレーナー風の若い女性と結婚していた事が判明した。
また、すてられぶねの代わりに登場した新スポットのシーキンセツ関連のイベントでは彼の知られざる過去が明かされるなど、他のジムリーダーと比べてキャラクターが結構掘り下げられている。

シーキンセツに残された書類によると、元々は大企業「ダイキンセツホールディングス」の社員で、巨大な地下都市を造る「ニューキンセツプロジェクト」の責任者を務めるほど有能な人物であった。
ところがニューキンセツは完成を目前にポケモンの生態に悪影響を及ぼすことが発覚したため、テッセンは会社に反発し、この事実を内部告発。
結果としてニューキンセツ開発事業は頓挫したが、ダイキンセツは経営に大ダメージを負い、まもなく倒産してしまった。
自然とポケモンを守るという理想は叶ったものの、それと引き換えに犠牲になった人間も少なからず存在するらしく、当時の社員の手記には「テッセンの理想が組織と現実をぶっ壊していった」という恨み節が綴られている。
しかしテッセンは過去の責任を放棄しておらず、倒産から数十年経った今もなお廃墟同然のニューキンセツ跡地の監視を続けている。



◆ゲームでのテッセン

使用ポケモン

【ルビー・サファイア】
  • コイル　　　 Lv.20　でんきショック／ソニックブーム／でんじは／ちょうおんぱ
  • ビリリダマ　 Lv.22　スパーク／ソニックブーム／ころがる／じばく
  • レアコイル　 Lv.23　でんげきは／ソニックブーム／でんじは／ちょうおんぱ

【エメラルド】
  • ビリリダマ　 Lv.20　でんげきは／スパーク／ころがる／じばく
  • ラクライ　 ♂ Lv.20　でんげきは／でんこうせっか／とおぼえ／にらみつける
  • レアコイル　 Lv.22　でんげきは／ソニックブーム／でんじは／ちょうおんぱ
  • ライボルト ♂ Lv.24　でんげきは／でんこうせっか／でんじは／とおぼえ
    (オボンのみ)

【オメガルビー・アルファサファイア】
  • コイル　　　 Lv.19　ボルトチェンジ／たいあたり／でんじは
  • ビリリダマ　 Lv.19　ボルトチェンジ／ころがる／じゅうでん／かいでんぱ
  • レアコイル　 Lv.21　ボルトチェンジ／マグネットボム／でんじは／ちょうおんぱ


見ての通り『ルビー・サファイア』では新ポケモンを一匹も使わないためガッカリしたプレイヤーも多いらしい。

肝心の強さの方だがはがね複合故に多くの技に耐性を持つコイル系統による「でんじは」「ちょうおんぱ」の状態異常、「じばく」を使うビリリダマ、特攻の高いレアコイルが放つ「でんげきは」など厄介な要素は結構多い。

…しかしタイプの関係で御三家にミズゴロウを選びヌマクローまでに進化させて挑むとかなり悲しい事になる。ワカシャモもかくとう技がコイル系統に抜群なためよくレベルを上げておけば有利になりやすい。
一方、キモリを選んだ場合ここまでで手に入るじめんタイプがムロタウン付近の石の洞窟に若干低確率で出現するイシツブテくらいしかいないので注意が必要。

イシツブテを育てるか、レアコイルなどの対策のためにマクノシタやキノガッサなどのかくとうタイプを育てておきたい。


『エメラルド』では切り札がライボルトに変更され、進化前であるラクライも手持ちに加わり手持ちが4匹となる。
ヌマクローかイシツブテがいれば楽に攻略出来るが、そうでない場合はまひにこんらんに固定ダメージと上述したように厄介な要素が多い相手となるため、苦戦するようであれば大人しくイシツブテを捕まえたほうが無難である。

ちなみに技構成を見ればわかるが、ヌケニンで完封可能。ただし習得技の都合ではがね複合のレアコイルに対して有効打が全くないうえ、「ちょうおんぱ」によるこんらん自傷の危険もあるため楽勝というわけにはいかない。


リメイク版の『OR・AS』ではレベルが少し低下したほか技構成が変化し、全員が「ボルトチェンジ」を主力技としている影響で頻繫に相手が入れ替わる。また、レアコイルは一致はがね技の「マグネットボム」を習得したためイシツブテを使う際には少し注意が必要になった。一方でビリリダマは「じばく」をしなくなった。あとコイルは覚えているわざが3つだけになった。
とは言え、学習装置をONであれば必然的にこちらのレベルも上がっているためレベル差でゴリ押すことも可能であり、さらには今作ではキンセツシティ内で「じならし」と「ローキック」のわざマシンを購入できるのようになったであらかじめ手持ちに覚えさせていれば簡単に攻略できる。


勝利するとダイナモバッジと『ルビー・サファイア・エメラルド』ではわざマシン34「でんげきは」、『OR・AS』ではわざマシン72「ボルトチェンジ」が貰える。


ちなみに彼からはもう一つわざマシンを貰うことが出来る。
トウカジムでセンリ勝利後に後に貰えるバランスバッジ入手後、キンセツシティの街中にいる彼からニューキンセツの発電装置の電源を切ってきてほしいと依頼され、その依頼を済ませて彼に報告するとお礼にわざマシン24「10まんボルト」を貰える。


【エメラルド・再戦時（強化最終段階）】
  • エレブー　 ♂ Lv.50　かみなりパンチ／スピードスター／きあいパンチ／ひかりのかべ
  • ライチュウ ♂ Lv.51　かみなり／でんげきは／たたきつける／あまごい
  • デンリュウ ♂ Lv.51　かみなり／でんじは／ひかりのかべ／まもる
  • マルマイン　 Lv.53　かみなり／ころがる／だいばくはつ／あまごい
  • レアコイル ♂ Lv.53　かみなり／ちょうおんぱ／あまごい／まもる
  • ライボルト ♂ Lv.55　かみなり／かみつく／でんじは／まもる
    (オボンのみ)

エメラルド版のみ再戦が可能。
再戦するたびに手持ちが強化され、再戦4回目で以上の強化最終段階となる。
なお、再戦時の戦闘は全てダブルバトルになる。

エレブー以外の全員が「あまごい」からの必中「かみなり」を主力技としている。
そのためこちらがじめんタイプを並べれば相手の主力技を封じれるため簡単に勝てる。
ただし、マルマインの「だいばくはつ」＋相方の「まもる」のコンボには注意。



◆アニメでのテッセン


ジムにジェットコースターやメカライコウ君等を作るなど、発明好きかつ悪戯好きな性格。
メカライコウ君を破壊した時にピカチュウに大量の電気が帯電してしまい、その為にバトルではストレート負けしてしまう。
「電気ジムリーダーとしてのブレーカーを落とす日が来た」と一度は引退を考えるが、
野生のラクライと出会い、サトシと共にロケット団を退治したことで再びジムに戻る決心をする。
後にラクライはライボルトに進化し、サトシにリベンジした。



◆漫画でのテッセン

  • 穴久保版
「人から恨まれれば多くの挑戦者がジムに来る」という理由で人に喧嘩を売る、他人のカラオケに乱入しパンツ一丁で下手な歌を歌い0点を取る等、傍若無人な性格で登場。
その後「頭に来たらこのジムへ」と名刺を渡していた。
ジムは電気屋も兼ねているが、肝心のバトルフィールドは床が抜けたりとかなりボロボロの状態。
レッドの説得で人を喜ばせるために住民にプレゼントを渡して回るが、自分の店の商品を全て渡してしまうこととなった。
ちなみに、アスナ以降のジムリーダーは放置されたので、ホウエンでは彼が最後に登場したジムリーダーとなった。

からくり大王と一緒に登場し、ドンファンを捕獲しようとしてサファイアを捕らえてしまう。
その後3人でニューキンセツを見つけるが、テッセンは最奥部で暴走した発電マシンに捕らえられる。
ラクライの『ひらいしん』とドンファンの「ころがる」の連係プレーでなんとか発電マシンを倒し、救い出すことに成功。

アクア団幹部・シズクとのバトルでは、「かみなり」をライボルトごとテッカニンに浴びせるという荒業を見せた。
しかし、ヌケニンの存在に気づかず、背後からの攻撃を食らって海に沈んでしまう。

だが、アクア団が退却した後、サファイアのえるる(ホエルオー)に助けられた。



◆余談

彼の名前の由来である鉄仙は、マチスの由来であるクレマチスの別名である。同じでんきタイプ使いだから名前の由来の植物が一緒なのだろうか。
親父ギャグ好きなカミツレや、改造マニアなデンジともきっとウマは合うのだろう。

また、カツラ・ヤナギ・テッセンの3人で三色爺と呼ばれることもあるとか。

後にPWTで登場した際にはデンジとジムの改造会議がしたいと話していた。止めるんだオッサン。



見どころのあるアニヲタの追記・修正、実に頼もしいことじゃ！

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