コイル(ポケモン)

登録日:2011/07/23(土) 23:39:39
更新日:2021/03/31 Wed 20:59:43
所要時間:約 8 分で読めます




空中に浮いたまま移動して左右のユニットから電磁波などを放射する。

ポケットモンスターシリーズに初代から登場するポケモン

■データ


全国図鑑No.081
分類:じしゃくポケモン
英語名:Magnemite
高さ:0.4m
重さ:20.0kg
タマゴグループ:鉱物(性別不明)

タイプ:でんき/はがね(初代では「でんき」のみ)
特性:がんじょう(一撃必殺技が効かず、HPが満タンの時に瀕死になるダメージを受けてもHPが1残る)
  :じりょく(はがねタイプのポケモンの逃亡・交代を封じる。フィールドではがねタイプに出会いやすくなる)
隠れ特性:アナライズ(最後に攻撃すると技の威力が1.3倍になる。相手の交代時にも適用される)

種族値
HP:25
攻撃:35
防御:70
特攻:95
特防:55(初代のみ95)
素早さ:45
合計:325

努力値:特攻+1

コイル→レアコイル(Lv30)→ジバコイル(テンガン山電気石の洞穴13番道路ポニの大峡谷ホテリ山でレベルアップ)


■概要


理科に出てくるアレでもなければ電脳でもない。あくまでポケモン。このせいで「コイル」だけでググると大抵後の方に出ていたのだが、Pokemon GOがリリースされてからはポケモンのコイルが最初にくるようになった。
因みに初代から登場する由緒正しい電気ポケモンである。

しかし、同時にシリーズで初めてタイプが変更されたポケモンでもある。
初代ではでんきのみ、金銀からはでんき・はがねになった。
13属性を半減以下という鬼のような耐性を手に入れたが、地面技にはより弱くなった。
第六世代以降はゴーストが等倍になったがフェアリー耐性が追加されたので未だに12属性もの耐性を持つ。

人間が電気を使うようになってから都市部に出現するようになった無機物系ポケモンの代表格。
ネジのついた鉄球の左右にU字磁石を取り付けたような姿で、胴体に当たる鉄球部にはモノアイがあるという、非常に人工的なデザインをしている。

常に左右のユニットから磁力線と電磁波を放射しており、空中を浮遊して移動する。
浮遊方法は反重力によるものと地磁気を利用した電磁反発によるものという説があるが、後者が有力。
地震で地磁気を乱されるとえらいことに……

発電所や市街地が主な生息地で、電線や家庭のブレーカーから電気を吸収して活動する。
無機質な外見や性別を持たないことから人工ポケモンではないかと疑われているが、未だに生物か機械かすら不明らしい。

常時放射している電磁波は個体ごとに異なる固有周波数を持っており、これを利用して仲間の識別や通信を行う。
また、特定周波数の電波に引き寄せられる習性があり、ポケギア等の通信機器を使っているといつの間にか近くにいることも。

しかし、常に磁力線と電磁波を放つ性質上、数が集まると通信障害を引き起こしたり、
酷い場合はパソコン等の精密電子機器を破壊する困ったポケモンでもある。

事実、ポケモンスナップではカメラ越しに見ると「でんじは」を放っていてコイルだかなんだか分からない状態。
しかしポケモンフードを投げ与えると電磁波の放出を止める。どうやって食べるかは不明。
また、コイル三匹を一ヶ所に誘導するとレアコイルになる。

USUMのホクラニ天文台にはモールス信号で「アローラ」と言っているコイルが登場している。


■ゲームでのコイル


大抵は無人発電所やニューキンセツなど、電子機器がある廃墟に生息している。

シナリオ中盤以降に登場することが多いが、例外的にBW2ではタチワキコンビナート*1SMでは最初の島メレメレ島のトレーナーズスクールやハウオリシティの草むらに出現するので序盤から終盤まで主戦力として活躍できる。
一致技が2つで攻撃の通りが良い上に序盤でよく使われるノーマル技に耐性を持ち、最悪一回は確実に行動できる特性の頑丈や「でんじは」でポケモンの捕獲や強敵との戦闘にも貢献するオールラウンダー。
特にBW2ではホミカを完封できる圧倒的な強さを誇る。

欠点としてはどのシリーズでも強力な電気技の習得が遅いことや、ジバコイルへの進化は場所が限定されるので前情報の有無や該当ダンジョンの登場段階に強さが左右されることなどが挙げられる。

SMでは終盤のポニの大峡谷が進化場所になっているので進化が非常に遅かったが、USUMでは中盤のホテリ山も進化場所に追加されたので救済された。


トレーナーではシャキーン!!でおなじみミカンちゃんが太くて硬い棒と一緒に球体のコイルを2匹使用してくる。
そして順番は何故かリメイク前からコイル、ハガネール、コイルとなっている。

……ん?
太くて固い棒に玉二つ……?
まさかっ!

ちなみにこのコイルは二匹とも十万ボルトを習得しており、コイルの特攻が未進化ポケモンとしては高い95もあることから結構厄介。
レベルが低いとパーティーを壊滅させられかねず、オーダイルだけに頼ってた子供に絶望を味合わせてくれる。ヌオーがいれば問題ないが。
一般トレーナーでは、その機械的な見た目から理科系の男や研究員がよく使用する。


また、対戦ではLV1のコイルを使う「無限コイル」なる荒業がある。
連続攻撃や補助技がない限り突破できず、嵌まればヌケニン以上に詰む。
詳しくは「がんじょう」の項目を参照。

リトルバトルにおいては上記の戦術以外に進化形と同じ特殊アタッカーとしても活躍する。
特攻種族値95という数値ははリトルの環境では突出して高い。
上位勢にもストライクニューラヤミカラスペロッパフパールルと相性の良い相手が多く、使用率は高い。


■コイルの人気


ゲーム中では脇役の印象が強いコイルだが、主にネット上で謎の人気がある。

特に有名なものとしては、2008年、映画『ギラティナと氷空の花束 シェイミ』上映に伴い//yahoo!きっずでポケモン人気投票が開催されたのだが、この人気投票では上位3位までのポケモンが壁紙として配布されるという特典があった。

出場ポケモンは以下の通り。


…………これは難しい。

映画の主役を飾るシェイミ&ギラティナ、伝説のレジギガス、説明不要のピカチュウ、ヒカリ・タケシの相棒ポッチャマ&グレッグル……。
こんなメンバーのなかで無機質なコイルが勝てるわけない。やめたげてよぉ!
実際にも残念だが当然ではあるが、開幕当初のワースト3はジバコイル・コイル・タテトプスが飾っていた。

しかしこの圧倒的不利な状況の中で、なんとコイルは「Yahooきっずのポケモン投票でコイル1位にして消防ども泣かそうぜ」という大人気ない理由からVIPPER達の裏工作によって驚愕の2位の座に輝いたのだ!

因みに開幕当初(08年6月6日)は1%(50票)程度しか投票されていなかったのだが、田代砲を転用した自動投票ツールまで登場し最終的には票数は3031275票まで至り、全体の54%を占めていた。
この数値はもちろんあのピカチュウやシェイミをも差し置いてぶっちぎりの首位である。
誰もがコイルの圧倒的勝利を疑わなかっただろう。

が、途中で自動投票ツールの誤作動と運営スタッフの介入によりピカチュウが400票/分というコイル以上に異常なペースで票を伸ばす。
そのままでは2時間しない内にピカチュウが逆転してしまう……!

この事態に負けじと、コイルにこれを引っくり返すほどの票が投げ込まれ続け、このサイバー戦争でついにYahooサーバーが陥落寸前にまで陥る。
さらにコイルにひたすら票を入れまくるツールを作り出し、これを悪用してピカチュウに入れようとするとコイルに入れられるというとんでもない代物まで開発された。

事態が事態であり運営が匙を投げたのか投票自体が出来なくなったりとアクシデントが続く。

しばらく投票結果が見れない日が続き、そして1ヶ月半経って出された最終結果発表ではなぜか2位に転落。


……このツッコミ所満載な騒動は後に『第一次コイルショック』と呼ばれ、
パーソンオブザイヤーでの田代祭と共に世界でも類を見ない民間人達による非営利かつ組織的なサイバーテロとして世界中のネット事業関係者を戦慄させたという。
今でもコイルの話題になるとこれが挙がることが多い。

ちなみに第二次コイルショックはイナズマイレブン人気投票の「五条勝1位にして子供と腐女子泣かせようぜwww」というもの。映画連動企画の人気投票では殿堂入りを果たすという、VIPPERの団結力の高さが窺える事件だった。

その約8年後には全ポケモン720種類が対象のポケモン総選挙が行われたが、ピカチュウやゲッコウガ幻のポケモン等が蹂躙するトップ層に紛れて24位という高順位をマークした。
因みにコイルの前後直近のランクにはシェイミとギラティナがおり、いつぞやの因縁を感じさせる結果となった。
ちなみにこの720匹総選挙の53位はフリーザーであった。私の順位は53位ですコイル関係ないけど。

そして騒動から約9年後の2017年、大分時間が経ったから悪乗りしていいだろうと思ったのか景品が全部コイルのコイル一番くじが公式から発売された。当たりからハズレまで全てコイル系統で埋め尽くされている。
公式も『まさかのコイルの一番くじ』と唄っており、初見では目を疑った人も多い。
…まさか10年越しの悪乗りが来るとは。

さらに2020年に行われたポケモン投票2020では、惜しくも総合30位入りを逃すも、地方別選挙では9955票とカントー総合30位を獲得。因縁のピカチュウをはじめ人気ポケモンたちが顔を連ねるなか堂々とランクインしているのは流石である。投票当時は剣盾には不参戦だったが

■漫画でのコイル


『ポケットモンスター 4コママンガ劇場』における向水遙氏のコイルが有名。
やたら卑屈・陰湿な性格で描かれており、事あるごとにピカチュウの頬っぺたをつねる
因みに頭のネジを回すことでつねる時の強さを調節できる。
分かりやすく言うと永沢君をヤンデレにした感じ。
興味がある人は読んでみよう……ってもう絶版なので探すのは大変だが。


■アニメ・映画でのコイル


無印30話「コイルはでんきネズミのユメをみるか!?」で初登場。
風邪を引いて帯電体質になっていたピカチュウに惚れたらしくストーカーのようにつけ回していた。

『RIRIRIRI!』

発電所に大量発生したベトベターをサトシ達と共に撃退。
(そのボスであり後に伝説の一戦をするベトベトンをサトシがゲット)

放電して元に戻ったピカチュウには興味がなくあっさり離れてどこかに行ってしまった。
コイルさんマジクール。

タイトルの元ネタはSF小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」から。

無印103話ではコイルの放牧をしているフォードが登場。
サンダースに群れを引率させて雷を吸収させ、近隣の街に電気を配っていた。
後にコイルの大群を奪おうと襲撃に来たロケット団との戦いで一体が進化。
群れを統率してピカチュウに充電し、ロケット団撃退の助けとなった。

上述の劇場版では悪役ゼロが多数のコイル系ポケモンを従えている。


■ポケモン不思議のダンジョンでのコイル


救助隊では主人公達にとって最初の依頼主となる重要ポジション。
その内容はコイル2匹がくっついてしまいレアコイルとして生きていくのも中途半端だから助けて欲しいというもの。
無事依頼を終え暫くして、ハガネ山でのディグダ救助で主人公達が困っていると、どこからともなく颯爽と現れ力を貸してくれる義理堅さ。

頼もしいコイルに惚れ込んで仲間になって欲しいと頼むと一旦は断られるが翌日、気持ちがもりあがってしまったコイルBが初めての仲間として救助隊に加入する。


追記・修正をしないと頬っぺたをつねられます。

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最終更新:2021年03月31日 20:59

*1 二番目のジムにあたるタチワキシティ内のダンジョン