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*SDバトル大相撲 平成ヒーロー場所 【えすでぃーばとるおおずもう へいせいひーろーばしょ】 |ジャンル|スポーツ|&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/61AUgONIfwL.jpg,width=160)| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |発売・開発元|バンプレスト|~| |発売日|1990年4月30日|~| |定価|6,300円|~| |特徴|コンパチヒーローシリーズ第1作&br戦隊メカも登場&br''おい、相撲しろよ''|~| |>|>|CENTER:[[''コンパチヒーローシリーズリンク''>コンパチヒーローシリーズ]]| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 多くの版権作品の人気キャラクターが入り乱れるお祭りタイトル『コンパチヒーローシリーズ』の最初の作品。~ 本来は大きさから何からまったく合わないヒーローたちをSD化することで、違和感なく競演させようとしていた。~ 当初は本作だけの一発企画の予定だったらしいが、その後シリーズ化して全国の子供たちを喜ばせ、さらに『[[スーパーロボット大戦>スーパーロボット大戦シリーズ]]』などのヒットシリーズの基となった。 &br **特徴 -基本は相撲 --各ヒーローたちがみんなマワシをしめて土俵に上がり、横綱を目指して切磋琢磨するというのが流れ。 --Aボタンと十字ボタンで「つっぱり」「押し出し」などを行い、Bボタンで「吊り」「投げ」などを行うシンプルだが奥が深い操作。それぞれ必殺技も用意されている。 --土俵は地上、宇宙、ビルの屋上の3種類あり、部屋によって得意場所が異なる。 --BLACK RXはバイオライダーまたはロボライダーに、ライブロボはスーパーライブロボに、シルバはバルジオンにパワーアップできる。 -[[スーパー戦隊>スーパー戦隊シリーズ]]からもロボが出演 --コンパチシリーズでの登場は少ない彼らだが(本作以外では『スーパーヒーロー烈伝』のみ)、今回は戦隊の合体ロボがマワシをしめて参戦している。 --他は「[[ウルトラマン>ウルトラマンシリーズ]]」「[[仮面ライダー>仮面ライダーシリーズ]]」「[[ガンダム>ガンダムシリーズ]]」の各シリーズから味方側4人と敵1人ずつ、そしてオリジナルのバンプレキッドとグレート雷門が出演。 --また、彼らはそれぞれの「部屋」に所属しており、親方の檄が飛ぶこともある。 &br **参戦キャラクター |BGCOLOR(#eeeeee):COLOR(red){''M78部屋''&br''親方: 円谷皐''}|ウルトラマン| |~|ウルトラセブン| |~|ウルトラマンタロウ| |~|ウルトラマンエース| |~|バルタン星人| |BGCOLOR(#eeeeee):COLOR(green){''ライダー部屋''&br''親方: 石ノ森章太郎''}|仮面ライダー1号| |~|仮面ライダー2号| |~|仮面ライダーV3| |~|仮面ライダーBLACK RX| |~|シャドームーン| |BGCOLOR(#eeeeee):COLOR(blue){''MS部屋''&br''親方: 富野由悠季''}|ガンダムNT-1 アレックス| |~|ガンダムMk-II| |~|νガンダム| |~|百式改| |~|ジオング| |BGCOLOR(#eeeeee):COLOR(orange){''戦隊部屋''&br''親方: 渡辺亮徳''}|ターボロボ| |~|フラッシュキング| |~|グレートファイブ| |~|ライブロボ| |~|バイオハンター・シルバ| |BGCOLOR(#eeeeee):''オリジナル''&br''行司: 山科誠''|バンプレキッド| |~|グレート雷門| &br **評価点 -お祭りゲーならではの楽しさ --きっと誰もが大好きであろうヒーローが作品の垣根を越えて一堂に会するというのは今では珍しくないが、当時はかなり画期的だった。 --というのも、版権の問題で他社作品とのコラボはかなり難しい時代だった。 --''それで何で相撲なのか''、というのは脇に置いておいてほしい((時代的な背景で語ると、当時は「若貴ブーム」と呼ばれる相撲ブームが起こっており、相撲は大人気だった))。 -キャラの相性による優劣はあるが、自分の腕でひっくり返せるバランス --吊り技が有効ではあるが、自分の体力が減らされても必殺技で逆転も狙える。 ---逆に相手の体力を減らした状態で投げられると必殺技を使える間合いが開いて逆転されたりもする。 ---土俵際に下がって、体力削の過程で張り手を連続で受けやすいが双方とも距離を離しにくい必殺技封じのような戦法も取れる。 ---バルタン星人だけは相手の必殺技を反射する必殺技という、自分がピンチになっても逆転できないが相手に必殺技で逆転されることも防げる特殊な性能。 -キャラのグラフィックが使いまわされていない --22人全員が全員専用のドット絵で描かれており、この手のゲームによくある色違いによる水増しはない。 &br **賛否両論点 -有用な決まり手が少ない --必殺技との兼ね合いもあってか、上手投げや押し出しばかり。 --吊り出しや寄り切りもあるが、実戦向きではない。 --そもそも、いくらお祭りゲーだからといって''土俵の上で相手を剣や銃で滅多打ちにする''のはいかがなものか。 -''吊り技が強すぎる'' --「相手の体力が尽きるまで吊り連打→上手投げ」が、ほとんどのキャラクターに有効で、この技を使えば上位の力士も簡単に倒せてしまう。 --というか、これを使いでもしないと格上の相手はきつい。またこの技が通じにくいキャラもいて、その取り組みでは苦戦する。 -必殺技の性能格差 --飛び道具や突進は回避不可能だが、ジャンプキックや剣は避けられる。 -一部キャラクターの選考基準について --『超電子バイオマン』のバイオハンター・シルバが''バイオマンを差し置いて参戦している''。また、開発時期の都合か、当時放送されていた『地球戦隊ファイブマン』のファイブロボは未登場な上、『高速戦隊ターボレンジャー』のターボロボはスーパーターボロボに変身できない。 --ガンダム系は、「ガンダムNT-1 アレックス(『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』)・ガンダムMk-II(『機動戦士Ζガンダム』)・νガンダム(『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』)・百式改(『''Ζ-MSV''』)・ジオング(『機動戦士ガンダム』)」と、各作品から主人公格が多く選出された他のシリーズに比べると参戦キャラやその出典作品がバラバラ。 -エンディングまで長すぎる道のり --全員違ったエンディングが用意されているのはいいのだが、''1000勝''しなければ到達できない。部屋によってもエンディンググラフィックが少し異なるので全部屋制覇するなら4000勝。 &br **総評 前例がまったく無い訳ではないが、様々な版権作品が競演するゲーム、という概念を世に広めた功労作。~ とはいえ、ゲーム内容まで文句の付け様がないと言うほどの完成度とは言い難い。~ これから伸びていくシリーズの、荒削りな頃のタイトルである。 **余談 -パッケージに描かれているコンパチヒーローは、''全員がまわしを締めている''。また取り扱い説明書の挿絵には、''実際に取り組みをしているイラスト''が掲載されている。シュールであると同時に、今となってはある意味で貴重である。 -わざとやらないと見る機会は普通ないがウルトラマンは3分経過すると自動的に敗北する(宇宙を除く)。相手が何もしてないのに倒れてしまった場合の相撲の勝負結果((現実の大相撲では腰砕けや勇み足などは決まり手ではなく勝負結果という。))「腰砕け」にちなんで「エネルギー砕け」と発表される。 -パスワードで再開し取組前の画面に表示される過去に対戦した時の勝敗と決まり手(勝負結果)がバグってしまうことがあり、過去に負けたことがないはずの相手に負けた事があるとされていたり、こちらがウルトラマン系でもないのに「エネルギー砕け」で負けたことになっていたりする。 -タイトル画面で隠しコマンドを入力すると、必殺技をいつでも使えるようになる裏モードになる。 --このモードを解禁すると、''開幕からスペシウムを連打したり、サーベルでメッタ切りにしたり''と、何でもやりたい放題になり、土俵上では非常に世紀末な対戦が繰り広げられることとなる。''これ何てSUMOU?''
*SDバトル大相撲 平成ヒーロー場所 【えすでぃーばとるおおずもう へいせいひーろーばしょ】 |ジャンル|スポーツ|&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/61AUgONIfwL.jpg,width=160)| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |発売・開発元|バンプレスト|~| |発売日|1990年4月30日|~| |定価|6,300円|~| |判定|なし|~| |ポイント|コンパチヒーローシリーズ第1作&br戦隊メカも登場&br''おい、相撲しろよ''|~| |>|>|CENTER:[[''コンパチヒーローシリーズリンク''>コンパチヒーローシリーズ]]| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 多くの版権作品の人気キャラクターが入り乱れるお祭りタイトル『コンパチヒーローシリーズ』の最初の作品。~ 本来は大きさから何からまったく合わないヒーローたちをSD化することで、違和感なく競演させようとしていた。~ 当初は本作だけの一発企画の予定だったらしいが、その後シリーズ化して全国の子供たちを喜ばせ、さらに『[[スーパーロボット大戦>スーパーロボット大戦シリーズ]]』などのヒットシリーズの基となった。 &br **特徴 -基本は相撲 --各ヒーローたちがみんなマワシをしめて土俵に上がり、横綱を目指して切磋琢磨するというのが流れ。 --Aボタンと十字ボタンで「つっぱり」「押し出し」などを行い、Bボタンで「吊り」「投げ」などを行うシンプルだが奥が深い操作。それぞれ必殺技も用意されている。 --土俵は地上、宇宙、ビルの屋上の3種類あり、部屋によって得意場所が異なる。 --BLACK RXはバイオライダーまたはロボライダーに、ライブロボはスーパーライブロボに、シルバはバルジオンにパワーアップできる。 -[[スーパー戦隊>スーパー戦隊シリーズ]]からもロボが出演 --コンパチシリーズでの登場は少ない彼らだが(本作以外では『スーパーヒーロー烈伝』のみ)、今回は戦隊の合体ロボがマワシをしめて参戦している。 --他は「[[ウルトラマン>ウルトラマンシリーズ]]」「[[仮面ライダー>仮面ライダーシリーズ]]」「[[ガンダム>ガンダムシリーズ]]」の各シリーズから味方側4人と敵1人ずつ、そしてオリジナルのバンプレキッドとグレート雷門が出演。 --また、彼らはそれぞれの「部屋」に所属しており、親方の檄が飛ぶこともある。 &br **参戦キャラクター |BGCOLOR(#eeeeee):COLOR(red){''M78部屋''&br''親方: 円谷皐''}|ウルトラマン| |~|ウルトラセブン| |~|ウルトラマンタロウ| |~|ウルトラマンエース| |~|バルタン星人| |BGCOLOR(#eeeeee):COLOR(green){''ライダー部屋''&br''親方: 石ノ森章太郎''}|仮面ライダー1号| |~|仮面ライダー2号| |~|仮面ライダーV3| |~|仮面ライダーBLACK RX| |~|シャドームーン| |BGCOLOR(#eeeeee):COLOR(blue){''MS部屋''&br''親方: 富野由悠季''}|ガンダムNT-1 アレックス| |~|ガンダムMk-II| |~|νガンダム| |~|百式改| |~|ジオング| |BGCOLOR(#eeeeee):COLOR(orange){''戦隊部屋''&br''親方: 渡辺亮徳''}|ターボロボ| |~|フラッシュキング| |~|グレートファイブ| |~|ライブロボ| |~|バイオハンター・シルバ| |BGCOLOR(#eeeeee):''オリジナル''&br''行司: 山科誠''|バンプレキッド| |~|グレート雷門| &br **評価点 -お祭りゲーならではの楽しさ --きっと誰もが大好きであろうヒーローが作品の垣根を越えて一堂に会するというのは今では珍しくないが、当時はかなり画期的だった。 --というのも、版権の問題で他社作品とのコラボはかなり難しい時代だった。 --''それで何で相撲なのか''、というのは脇に置いておいてほしい((時代的な背景で語ると、当時は「若貴ブーム」と呼ばれる相撲ブームが起こっており、相撲は大人気だった))。 -キャラの相性による優劣はあるが、自分の腕でひっくり返せるバランス --吊り技が有効ではあるが、自分の体力が減らされても必殺技で逆転も狙える。 ---逆に相手の体力を減らした状態で投げられると必殺技を使える間合いが開いて逆転されたりもする。 ---土俵際に下がって、体力削の過程で張り手を連続で受けやすいが双方とも距離を離しにくい必殺技封じのような戦法も取れる。 ---バルタン星人だけは相手の必殺技を反射する必殺技という、自分がピンチになっても逆転できないが相手に必殺技で逆転されることも防げる特殊な性能。 -キャラのグラフィックが使いまわされていない --22人全員が全員専用のドット絵で描かれており、この手のゲームによくある色違いによる水増しはない。 &br **賛否両論点 -有用な決まり手が少ない --必殺技との兼ね合いもあってか、上手投げや押し出しばかり。 --吊り出しや寄り切りもあるが、実戦向きではない。 --そもそも、いくらお祭りゲーだからといって''土俵の上で相手を剣や銃で滅多打ちにする''のはいかがなものか。 -''吊り技が強すぎる'' --「相手の体力が尽きるまで吊り連打→上手投げ」が、ほとんどのキャラクターに有効で、この技を使えば上位の力士も簡単に倒せてしまう。 --というか、これを使いでもしないと格上の相手はきつい。またこの技が通じにくいキャラもいて、その取り組みでは苦戦する。 -必殺技の性能格差 --飛び道具や突進は回避不可能だが、ジャンプキックや剣は避けられる。 -一部キャラクターの選考基準について --『超電子バイオマン』のバイオハンター・シルバが''バイオマンを差し置いて参戦している''。また、開発時期の都合か、当時放送されていた『地球戦隊ファイブマン』のファイブロボは未登場な上、『高速戦隊ターボレンジャー』のターボロボはスーパーターボロボに変身できない。 --ガンダム系は、「ガンダムNT-1 アレックス(『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』)・ガンダムMk-II(『機動戦士Ζガンダム』)・νガンダム(『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』)・百式改(『''Ζ-MSV''』)・ジオング(『機動戦士ガンダム』)」と、各作品から主人公格が多く選出された他のシリーズに比べると参戦キャラやその出典作品がバラバラ。 -エンディングまで長すぎる道のり --全員違ったエンディングが用意されているのはいいのだが、''1000勝''しなければ到達できない。部屋によってもエンディンググラフィックが少し異なるので全部屋制覇するなら4000勝。 &br **総評 前例がまったく無い訳ではないが、様々な版権作品が競演するゲーム、という概念を世に広めた功労作。~ とはいえ、ゲーム内容まで文句の付け様がないと言うほどの完成度とは言い難い。~ これから伸びていくシリーズの、荒削りな頃のタイトルである。 **余談 -パッケージに描かれているコンパチヒーローは、''全員がまわしを締めている''。また取り扱い説明書の挿絵には、''実際に取り組みをしているイラスト''が掲載されている。シュールであると同時に、今となってはある意味で貴重である。 -わざとやらないと見る機会は普通ないがウルトラマンは3分経過すると自動的に敗北する(宇宙を除く)。相手が何もしてないのに倒れてしまった場合の相撲の勝負結果((現実の大相撲では腰砕けや勇み足などは決まり手ではなく勝負結果という。))「腰砕け」にちなんで「エネルギー砕け」と発表される。 -パスワードで再開し取組前の画面に表示される過去に対戦した時の勝敗と決まり手(勝負結果)がバグってしまうことがあり、過去に負けたことがないはずの相手に負けた事があるとされていたり、こちらがウルトラマン系でもないのに「エネルギー砕け」で負けたことになっていたりする。 -タイトル画面で隠しコマンドを入力すると、必殺技をいつでも使えるようになる裏モードになる。 --このモードを解禁すると、''開幕からスペシウムを連打したり、サーベルでメッタ切りにしたり''と、何でもやりたい放題になり、土俵上では非常に世紀末な対戦が繰り広げられることとなる。''これ何てSUMOU?''

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