【すーぱーまりおあーるぴーじー】
ジャンル | アクションRPG | ![]() 高解像度で見る 裏を見る |
対応機種 | スーパーファミコン | |
メディア | 32MbitROMカートリッジ | |
発売元 | 任天堂 | |
開発元 |
スクウェア 任天堂 |
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発売日 | 1996年3月9日 | |
定価 | 7,500円(税別) | |
プレイ人数 | 1人 | |
セーブデータ | 4個 | |
配信 |
バーチャルコンソール 【Wii】2008年6月24日/900Wiiポイント 【WiiU】2015年8月5日/943円(税10%込) |
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備考 | SFC本体が4,000円安くなるクーポン券付 | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
任天堂×スクウェア奇跡のコラボ RPGとマリオシリーズのアクション性を融合させた意欲作 マリオシリーズのキャラクター性の原点 RPGとしては温めだが、アクション性は一部シビアな部分も |
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マリオシリーズ |
『マリオシリーズ』の任天堂と『ファイナルファンタジーシリーズ』のスクウェアがタッグを組んで作ったマリオシリーズ初のRPG作品。
現在と比較して珍しかった大手メーカー同士のコラボレーションや、パックンフラワーが歌い踊るCMは当時のユーザーに強いインパクトを与えた。
ポップでかわいらしいキャラクターによるアクションゲーム制作を得意とする任天堂と、シリアスで骨太なシナリオのRPGをお家芸とするスクウェア。
双方のカラーが存分に発揮されつつも上手く絡み合い、マリオシリーズらしさを保ちつつ独特なテイスト溢れる作品に仕上がっている。
平和なある日。
マリオの家に遊びに来ていたピーチ姫を、いつものようにクッパがさらって行きました。
いつものようにマリオがクッパ城に向かいクッパと対決、いつものようにピーチ姫を助けます。その時、天空から現れた巨大な剣が空を引き裂き、クッパ城へ突き刺さりました。
その衝撃でマリオたちは散り散りになってしまいます。あの剣は一体?ピーチ姫はどこへ?新たに出現した見た事もない敵は…?
真相を突き止めるべく、今までにないマリオの新しい冒険が始まります。
+ | 仲間キャラについて |
任天堂の看板作品であるマリオシリーズ初のRPG、そしてRPG作品で著名なスクウェアとのタッグによる制作という事で発売前から大きな注目を浴びていた本作。
マリオシリーズの特色や個性と、スクウェアならではのRPG作品におけるノウハウやテイストを上手く融合した出来栄えに仕上がっており、結果として後のマリオシリーズ本編における世界観やキャラクターの作風や、後のマリオRPGシリーズの礎ともなった。
アクションゲームである原作を活かしたシステムはもちろん、王道RPGの構図に収まらない意表を突いたシナリオ展開の評価も高く、いつもとちょっぴり変わったマリオの冒険というテイストは本作独自とも言える。
後のマリオRPGシリーズの原点とも言える本作をプレイしていなかった方は、ぜひとも触れてみて欲しい。
CMでも歌われているように、
「RPGやったことない人もOK、やり尽くした人も満足させる」
マリオ作品である。
*1 一応、本作以前の作品からマリオの言い回しは決められているのだが、この作品や『マリオ&ソニック』シリーズのように、周りが喋る中マリオだけ台詞が無いというケースも多い。
*2 余談だが、下記するマロのスペシャル技にて、無口なだけでなく''本当に何も考えずに過ごしている''疑惑が浮上していたりする。
*3 しかし、ボス扱いのカリバー(冒頭でクッパ城に突き刺さる巨大な剣)はフラグの設定ミスにより無効化が解除されてしまうため、そのまま効いてしまう。
*4 自由に動ける時であれば、客の頭を足場にしてジャンプという抜け道を使ってセーブポイントに行く事は可能
*5 海外版では"I'm resting up for Mother Brain."(マザーブレインとの戦いに備えて休息をとっているのだ)になっている。
*6 もっとも、このゲームのお金は、コインが最大999枚までしか持てないので、物価が安く設定されているのも、当然と言えば当然ではあるが。
*7 通常攻撃、スペシャル攻撃はもちろん、アイテム攻撃のダメージすら上昇する
*8 常に防御状態&HP回復効果になる代わりに一切動けなくなるキノコ状態、通常攻撃とアイテムが使えなくなるカカシ状態など
*9 このような視点の場合、十字キーでの移動方向を45度ずらしたり、斜め移動固定ボタンを用意したりしてスムーズな斜め移動を可能にしているゲームも多い
*10 全て解かなくても一部のヒントがわかれば類推可能、そもそも事前にパスワードを知っていればこれらは全てスルー可能
*11 マリオのスペシャル技(特技)で、アクションコマンドを成功させた回数だけ相手を踏みつけることができる技。後発のペーパーマリオシリーズでいうれんぞくジャンプ
*12 オリジナルキャラの版権はスクウェア側にあるため、スタッフロールではスクウェア・エニックスの版権も記載されている
*13 現在でもネット上でこれに纏わる記事のイラストはCMの「歌うパックンフラワー」が多く使われている。
*14 この戦略に関わるものとして他に1995年4月、TVCMで「宇宙からゲームが降ってくる」とアピールした『サテラビュー』もあったが、これは当時殆ど普及していなかった。衛星放送環境が必須なことから存在は知られていたがプレイヤーレベルの年齢層で購入意欲はあっても入手できなかったという例も多い。