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「[[要強化記事>要強化記事一覧]]」に修正依頼が出ています。加筆できる方は修正をお願いします。 ---- *零 ~濡鴉ノ巫女~ 【ぜろ ぬれがらすのみこ】 |ジャンル|ホラーアクションアドベンチャー|&amazon(B00LWY22E0)| |対応機種|Wii U|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|任天堂&br()コーエーテクモゲームス&br()|~| |発売日|2014年9月27日|~| |定価|6,600円(税別)|~| |レーティング|CERO:D(17歳以上対象)|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[零シリーズリンク>零シリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **ストーリー 「日上山」はかつて霊場として崇められ、その周辺には特殊な信仰が伝えられていた。~ この山では、「水」を御神体とし、「人は水から生まれ、水へ還る」という、輪廻の教えがあった。~ その為、この山には「死を迎える者」が訪れ、この山の水に触れて最期を迎えることで、正しく命を終えることができると信じられていた。 また、特異な儀式や風習が残っているとされ、 陰惨な事件や不思議な出来事があったことも多数報告されている。 物語は、霊山と呼ばれる「日上山」を舞台に~ 不来方 夕莉(こずかた ゆうり)、放生 蓮(ほうじょう れん)、雛咲 深羽(ひなさき みう)の3人によって織り成される怪異幻想譚である。 ---- **概要 -コーエーテクモゲームスの和風ホラーゲーム『Project Zero』シリーズの第7弾。表現(描画)には同社より発売された『DEAD OR ALIVE5』の技術が活用されている。 --キャッチフレーズは&bold(){Wii Uで体験する濡れる恐怖}で、水をテーマとしている。物語の重要な要素であり演出にも大きく影響している。 -- ---- **前作からの変更点・評価点など ***グラフィック -次世代ハードの性能を活かし、より美麗となったグラフィック。 --その恩恵により女性キャラクター、更には女性型幽霊すら美しく。 #region(そしてやはり…) ---パンチラも健在。乳揺れも実装されているが、本作はそれだけではなく…。 #endregion ***雰囲気 -今作の舞台は、「日上山」と呼ばれる霊山。 --正確には、森林だけでなくケーブルカーや民宿、トンネルといった施設を含めた山全体が舞台である。 ***システム関連 -今作でも、三人の主人公を操作してストーリーを進めていく。 --不来方 夕莉 ---射影機を使って戦う。 ---使用できる強化レンズが多く、比較的脚も早い。 --雛咲 深羽 ---過去作にも登場した雛咲 深紅の娘。高い霊力を持つ。夕莉と同じ射影機を使って戦う。 ---豊富な強化レンズに加え、固有の能力である&bold(){スロー撮影}が使える((霊力を消費している間、霊の動きをスローにする。))。夕莉と比べ、移動速度がやや遅い。 --放生 蓮 ---作家。次回作の題材として日上山周辺に見られる風習、「弔写真」を調べる内に…。 ---夕莉とは異なる&bold(){複眼射影機}を使う((強化レンズの換装はできないが、4連射(強化することで8連射)攻撃ができる。))。 -操作 -今作では、WiiUゲームパッドを射影機に見立て、操作する。 --パッドのジャイロセンサーを使用し、自身があたかも射影機を持っている感覚でプレイできる。 ---ジャイロセンサーによる操作が苦手な場合はスティック操作に設定できる。 -過去作と異なり、ミッション選択制である。 --これにより霊リスト埋めや、取り逃したファイルの回収がやりやすくなった。 --また回復アイテムやフィルムは一つのミッションごとに規定数支給されるようになった。支給される量はミッションや難易度ごとに異なる。 --足りないと感じるならポイントを消費して購入できるが、その分スコアから減点される。 -本作はマルチエンディングであり、夕莉が2つ、深羽が2つ、蓮は4つのエンディングが用意されている。 --最終ミッションでの行動で分岐し、エンディングによってもらえる特典が異なる。 ***影見 -日上山周辺に伝わる特殊な力。 --消えた人や物の影を見ることができる。多くのステージではこれを追い目的地を目指すため、迷うことはほぼ無い。 ---影身を行うには、寄香(よすが)と呼ばれる消えた人の想いが強く残る品を入手する必要がある。 ***看取り -撃退した霊に触れることで、霊の過去・死に際を見ることが出来る。 --従来では軽視されていた雑魚霊のバックボーンや、物語の根幹に関わる記憶を垣間見ることができる。 ***濡れる -文字通り、雨や水気の多い場所ではキャラクターの体が濡れる演出が入る。 --この時、移動速度が落ちたり霊の出現率があがる等の要素がある。 ---特に女性キャラクターの場合は、肌にピッタリ張り付きスケスケになる衣装が非常にエロい。 --また、一部の霊による攻撃を受けると&bold(){夜泉濡}という状態になる。 ---キャラクターの体が濡れるのは共通なのだが、徐々にダメージを受けるので、アイテム「清めの火」を使うか、早く霊を倒す必要がある。 ***難易度 -今作ではEASY,NORMAL,NIGHTMAREの3種類が用意されている。 --EASYモード時のスコアは記録されないので注意。 ***特典要素 -本作にも、クリア要素が用意されている。 --追加コスチュームには、白無垢といった和風テイストの他、水着(夕莉用)やマイクロビキニ+マフラー(深羽用)といった変化球も。 --またおまけストーリーとして、DOAシリーズの登場人物である「あやね」を操作するショートストーリーが解禁される。 ---DOAシリーズを手がけるTeam NINJAが監修してしており、ストーリーは依頼を受けたあやねが行方不明の少女を捜すというもの。 ---ゲーム的には本編より隠密行動(スニーキング)を重視した内容で、過去作に登場する霊石灯と新要素である「紫糸」を駆使する。 ---- **賛否両論点 ***手のギミック -前作でもあった、アイテム拾得時に手を伸ばすモーションが入る。 -一定確率で幽霊の手が出てきて、掴まれるという演出はそのままだが、一部システムが変更されている。 --掴まれている間はダメージを受け続けるため、早く振りほどく必要がある。 ---前作と異なり、拾い損ねたアイテムが消失しない、という改良点はある。 --また手を伸ばす時、画面端を注視していれば簡単に回避できる。 ***オートセーブの弊害 -前述したとおりエンディングごとにクリア特典が用意されているのだが、本作はオートセーブの為分岐前でデータを残しておくことができない。 --そのためすべての特典を入手する場合は最終ミッションを最低4周はしなくてはならない。 --難易度は問わないのと、道中の戦闘は大半が無視できるのが救い。 ***霊リスト -今作で霊リストに登録されるのは基本的に敵として登場する霊のみ。 --今までと違い地縛霊などは登録されなくなってしまった。 --コンプ自体は楽になったが…。 ---- **総評 なかなか用途を見出しづらいゲームパッドをフル活用した作品。~ シリーズ本来の恐怖感は薄らいだ印象はあるが、シリーズ未プレイのユーザーにお勧めしたい一作である。~
「[[要強化記事>要強化記事一覧]]」に修正依頼が出ています。加筆できる方は修正をお願いします。 ---- *零 ~濡鴉ノ巫女~ 【ぜろ ぬれがらすのみこ】 |ジャンル|ホラーアクションアドベンチャー|&amazon(B00LWY22E0)| |対応機種|Wii U|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|任天堂&br()コーエーテクモゲームス&br()|~| |発売日|2014年9月27日|~| |定価|6,600円(税別)|~| |レーティング|CERO:D(17歳以上対象)|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[零シリーズリンク>零シリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **ストーリー 「日上山」はかつて霊場として崇められ、その周辺には特殊な信仰が伝えられていた。~ この山では、「水」を御神体とし、「人は水から生まれ、水へ還る」という、輪廻の教えがあった。~ その為、この山には「死を迎える者」が訪れ、この山の水に触れて最期を迎えることで、正しく命を終えることができると信じられていた。 また、特異な儀式や風習が残っているとされ、 陰惨な事件や不思議な出来事があったことも多数報告されている。 物語は、霊山と呼ばれる「日上山」を舞台に~ 不来方 夕莉(こずかた ゆうり)、放生 蓮(ほうじょう れん)、雛咲 深羽(ひなさき みう)の3人によって織り成される怪異幻想譚である。 ---- **概要 -コーエーテクモゲームスの和風ホラーゲーム『Project Zero』シリーズの第7弾。表現(描画)には同社より発売された『DEAD OR ALIVE5』の技術が活用されている。 --キャッチフレーズは&bold(){Wii Uで体験する濡れる恐怖}で、水をテーマとしている。物語の重要な要素であり演出にも大きく影響している。 -- ---- **前作からの変更点・評価点など ***グラフィック -次世代ハードの性能を活かし、より美麗となったグラフィック。 --その恩恵により女性キャラクター、更には女性型幽霊すら美しく。 #region(そしてお馴染みの…) ---パンチラもあるにはあるが、今作で特筆すべきはやはり&bold(){乳揺れ}だろう。 ---走っては揺れ歩いても揺れ、挙句女性型幽霊も揺れる始末… ---だが本作はそれだけではなく…。 #endregion ***雰囲気 -今作の舞台は、「日上山」と呼ばれる霊山。 --正確には、森林だけでなくケーブルカーや民宿、トンネルといった施設を含めた山全体が舞台である。 ***システム関連 -今作でも、三人の主人公を操作してストーリーを進めていく。 --不来方 夕莉 ---射影機を使って戦う。 ---使用できる強化レンズが多く、比較的脚も早い。 --雛咲 深羽 ---過去作にも登場した雛咲 深紅の娘。高い霊力を持つ。夕莉と同じ射影機を使って戦う。 ---豊富な強化レンズに加え、固有の能力である&bold(){スロー撮影}が使える((霊力を消費している間、霊の動きをスローにする。))。夕莉と比べ、移動速度がやや遅い。 --放生 蓮 ---作家。次回作の題材として日上山周辺に見られる風習、「弔写真」を調べる内に…。 ---夕莉とは異なる&bold(){複眼射影機}を使う((強化レンズの換装はできないが、4連射(強化することで8連射)攻撃ができる。))。 -操作 -今作では、WiiUゲームパッドを射影機に見立て、操作する。 --パッドのジャイロセンサーを使用し、自身があたかも射影機を持っている感覚でプレイできる。 ---ジャイロセンサーによる操作が苦手な場合はスティック操作に設定できる。 -過去作と異なり、ミッション選択制である。 --これにより霊リスト埋めや、取り逃したファイルの回収がやりやすくなった。 --また回復アイテムやフィルムは一つのミッションごとに規定数支給されるようになった。支給される量はミッションや難易度ごとに異なる。 --足りないと感じるならポイントを消費して購入できるが、その分スコアから減点される。 -本作はマルチエンディングであり、夕莉が2つ、深羽が2つ、蓮は4つのエンディングが用意されている。 --最終ミッションでの行動で分岐し、エンディングによってもらえる特典が異なる。 ***影見 -日上山周辺に伝わる特殊な力。 --消えた人や物の影を見ることができる。多くのステージではこれを追い目的地を目指すため、迷うことはほぼ無い。 ---影身を行うには、寄香(よすが)と呼ばれる消えた人の想いが強く残る品を入手する必要がある。 ***看取り -撃退した霊に触れることで、霊の過去・死に際を見ることが出来る。 --従来では軽視されていた雑魚霊のバックボーンや、物語の根幹に関わる記憶を垣間見ることができる。 ***濡れる -文字通り、雨や水気の多い場所ではキャラクターの体が濡れる演出が入る。 --この時、移動速度が落ちたり霊の出現率があがる等の要素がある。 ---特に女性キャラクターの場合は、肌にピッタリ張り付きスケスケになる衣装が非常にエロい。 --また、一部の霊による攻撃を受けると&bold(){夜泉濡}という状態になる。 ---キャラクターの体が濡れるのは共通なのだが、徐々にダメージを受けるので、アイテム「清めの火」を使うか、早く霊を倒す必要がある。 ***難易度 -今作ではEASY,NORMAL,NIGHTMAREの3種類が用意されている。 --EASYモード時のスコアは記録されないので注意。 ***特典要素 -本作にも、クリア要素が用意されている。 --追加コスチュームには、白無垢といった和風テイストの他、水着(夕莉用)やマイクロビキニ+マフラー(深羽用)といった変化球も。 --またおまけストーリーとして、DOAシリーズの登場人物である「あやね」を操作するショートストーリーが解禁される。 ---DOAシリーズを手がけるTeam NINJAが監修してしており、ストーリーは依頼を受けたあやねが行方不明の少女を捜すというもの。 ---ゲーム的には本編より隠密行動(スニーキング)を重視した内容で、過去作に登場する霊石灯と新要素である「紫糸」を駆使する。 ---- **賛否両論点 ***手のギミック -前作でもあった、アイテム拾得時に手を伸ばすモーションが入る。 -一定確率で幽霊の手が出てきて、掴まれるという演出はそのままだが、一部システムが変更されている。 --掴まれている間はダメージを受け続けるため、早く振りほどく必要がある。 ---前作と異なり、拾い損ねたアイテムが消失しない、という改良点はある。 --また手を伸ばす時、画面端を注視していれば簡単に回避できる。 ***オートセーブの弊害 -前述したとおりエンディングごとにクリア特典が用意されているのだが、本作はオートセーブの為分岐前でデータを残しておくことができない。 --そのためすべての特典を入手する場合は最終ミッションを最低4周はしなくてはならない。 --難易度は問わないのと、道中の戦闘は大半が無視できるのが救い。 ***霊リスト -今作で霊リストに登録されるのは基本的に敵として登場する霊のみ。 --今までと違い地縛霊などは登録されなくなってしまった。 --コンプ自体は楽になったが…。 ---- **総評 なかなか用途を見出しづらいゲームパッドをフル活用した作品。~ シリーズ本来の恐怖感は薄らいだ印象はあるが、シリーズ未プレイのユーザーにお勧めしたい一作である。~

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