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サンダーゾーン - (2011/09/22 (木) 21:57:56) の最新版との変更点

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*サンダーゾーン 【さんだーぞーん】 |ジャンル|シューティング| |対応機種|アーケード| |発売・開発元|データイースト| |稼働開始日|1991年| |ポイント|そして男達は、魚になった…| **概要 -『ならず者戦闘部隊ブラッディウルフ』の続編。横画面全方位STG。 --プレイヤーは特殊部隊の男達を操って与えられた任務をこなしていく。今回(本作)の任務は誘拐された博士を探し出し救助する事。 --データイーストらしく必要以上に男臭く、触っていて楽しく、そしてどこかがおかしい。 **システム -進行方向に応じて射撃方向が変化するSTG。ライフと残機制を同時採用している。 --射撃はアイテム取得によって変化する。大抵該当銃器を装備した敵を倒す事で入手できるが、コンテナを破壊して出現する場合もある。 --他にもライフ回復アイテムやバイクやジープが出現。乗り物に乗っている間は乗り物そのものの耐久性を問うのでバリア代わりに使える。 --全画面攻撃のボムも装備。威力は高いが、ステージ中で入手する事は出来ず、3・4面クリア時の訓練と言う名目のミニゲームをクリアする事で増やす事ができる。 ---「地雷や高圧電流の仕掛けられた有刺鉄線での匍匐前進レース」「標的が過剰出現してボムで一掃できる射撃訓練」の二つ。 **長所 -データイーストお抱えサウンドチーム「ゲーマデリック」による熱いサウンド。 --曲名は「ショータイム お楽しみは、これからだ!」「こいつは、やばいぜ!!」「そして男達は、魚になった…」と変な物が多いが、主人公達の心情をあらわしたものであり、そう考えるとさほどおかしなタイトルではない。 -全体から漂う熱く、どこか変なノリ。 --南極ステージの「博士はここにいない! あるのはヘリの残骸とペンギンだけだ!」ロケット砲を入手して「バッズゥカ!」壁を発破し敵兵を射殺しながら「room service」等。 --回復アイテムも飯ごうや缶詰のような、ミリタリー系の食事のものから日の丸弁当や大根のような物まで出現。回復量に差は無い。 -散々引っ張った後の衝撃のエンディング。 **短所 -ゲーム全体の難易度はそれほどではないが、最初のステージから難易度が高い。最初のボス撃破も容易ではない。 --同時にラスボスは攻撃パターンを比較的容易に見切れるものの、耐久が非常に高く精神が磨耗していく。ボムを溜め込んでの早期決着推奨。 -主人公が4人いるのはいいが、全員暑苦しい筋肉男で、見た目におけるキャラクター個性が無い。 --もっとも、本作に「美形優男」や「グラマラスな美女」は必要ないが。 ---しかし、ワンコインクリアすると謎の女の子が出現する。伏線も無く、唐突に出現してクリアメッセージを言ってゲームが終了する。誰だおまえ。 --初期装備とボムの違いで性能個性はあるが、アイテム取得で装備はすぐに変わるのでボムの威力以外あまり考える必要が無い。しかし見た目に大きな違いが無いため、誰だ誰だか解らなくなる。 **総評 「変なゲームならまかせとけ」と言うキャッチフレーズが与えられたものの、データイーストは自分達が変なゲームを作っているという自覚が無かったと言われている。本作はまさにそれを体現するような作品で、一見すると何てこと無い普通の全方位STG、戦場の狼亜流作なのだが、にじみ出る妙なノリがそれを示している。~ 難易度におけるムラと耐久の高すぎるラスボスは、データイーストのゲームに良くある欠点であり、「普通のゲームのように見えるけど滲み出る変なノリ」もあり「典型的なデータイーストのゲーム」と言えるだろう。
*サンダーゾーン 【さんだーぞーん】 |ジャンル|シューティング| |対応機種|アーケード| |発売・開発元|データイースト| |稼働開始日|1991年| |判定|なし| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 『[[ならず者戦闘部隊 ブラッディウルフ]]』の続編。~ プレイヤーは特殊部隊の男達を操って与えられた任務をこなしていく。~ 今回(本作)の任務は誘拐された博士を探し出し救助する事。 **システム -ライフ制の、見下ろし型横画面全方位STG。進行方向に応じて射撃方向が変化する。 --操作キャラは、前作主人公「イーグル」「スネーク」と、新規キャラ「モンキー」「スパイダー」の計4名から選択。それぞれ初期装備が違い、またボムの仕様にも若干の違いがある。 --射撃は武器アイテム取得によって変化する。大抵は該当銃器を装備した敵を倒す事で入手できるが、コンテナを破壊して出現する場合もある。 ---他にもライフ回復アイテムや乗り物(後述)が出現。 --前作のサブウェポンは無くなり、代わりに全画面攻撃のボムが登場。 ---威力は高いが、ステージ中で追加入手する事は出来ない。3・4面クリア時に訓練と言う名目のミニゲームが挟まり、それをクリアするとボムが増える。 ---- **評価点 -データイーストのサウンドチーム「ゲーマデリック」のメンバーである竹本晃氏による熱いサウンド。((スタッフロールのクレジットには吉田博昭氏の名もあるが吉田氏の個人サイトのアーカイブによれば「自分はSEやボイスデータの作成がメインで、実際の作曲は竹本さん」とのこと。)) --曲名は「ショータイム お楽しみは、これからだ!」「こいつは、やばいぜ!!」「そして男達は、魚になった…」と変な物が多いが、主人公達の心情をあらわしたものであり、そう考えるとさほどおかしなタイトルではない。 -全体から漂う熱く、どこか変なノリ。 --南極ステージの「博士はここにいない! あるのはヘリの残骸とペンギンだけだ!」ロケット砲を入手して「バッズゥカ!」壁を発破し敵兵を射殺しながら「room service!」等。 --回復アイテムも、飯ごうや缶詰のようなミリタリー系の食事のものから、日の丸弁当や大根のような物まで出現。回復量に差は無い。 -乗り物の頼もしさ。 --乗り物に乗っている間は乗り物がダメージを引き受けるため、生存率が格段に上がる。 --バイクやジープ等の車両から、スノーモビル状の一人乗りホバークラフト、果ては全員で乗れる大型ヘリやホバー戦車など、種類は多彩。 ---複数人で乗る場合、一人が操縦担当(機種により固定武装もつく)、他は銃座などの担当となる。 -散々引っ張った後の衝撃のエンディング。 **問題点 -ゲーム全体の難易度はそれほどではないが、最初のステージから難易度が高い。 --最初のボス撃破も容易ではない。先述の大型ヘリに乗った状態でボス戦に突入できるが、ボスを倒すより前にヘリが破壊されて生身の戦いになる可能性が高い。 --ラスボスは攻撃パターンを比較的容易に見切れるものの、耐久が非常に高く、長期戦で精神が磨耗していく。ボムを溜め込んでの早期決着推奨。 -主人公が4人いるのはいいが、全員暑苦しい筋肉男で、見た目におけるキャラクター個性が無い。 --初期装備とボムの違いで性能個性はあるが、アイテム取得で装備はすぐに変わるのでボムの威力以外あまり考える必要が無い。しかし見た目に大きな違いが無いため、誰が誰だか解らなくなる。 ---- **総評 「変なゲームならまかせとけ」と言うキャッチフレーズが与えられたものの、データイーストは自分達が変なゲームを作っているという自覚が無かったと言われている。本作はまさにそれを体現するような作品で、一見すると何てこと無い普通の全方位STG、『戦場の狼』(というより『戦場の狼II』が近い)の亜流作なのだが、にじみ出る妙なノリがそれを示している。~ 難易度におけるムラと耐久の高すぎるラスボスは、データイーストのゲームに良くある欠点であり、「普通のゲームのように見えるけど滲み出る変なノリ」もあり「典型的なデータイーストのゲーム」と言えるだろう。 ---- **余談 -ワンコインクリアすると、スタッフロールの後に謎の女の子が出現する。 --伏線も無く、唐突に出現してクリアメッセージを言ってゲームが終了する。誰だおまえ。((ちなみにこのクリアメッセージの中にある「マーフィが待ってるから行くね」というのはデータイーストが本作の次にACで稼働したのが『ロボコップ2』であることを指している。)) --ちなみに海外版ではスタッフロール後にネームエントリーへと直行するため、このようなオマケは存在しない。 -海外版は『Desert Assault』のタイトルでリリースされている。 --「1面はボスを倒しただけではクリアにならず、人質を救出する必要がある」、「2面が南極ではなく砂漠地帯に変わっている」、「ボーナスステージを挟む面が違っている」など、日本版とは細かい点で異なる部分が多い。 -前述の武器取得時等のシステムボイスや特定シーンのボイスは、後にUBIソフト日本支社長も務めたスティーヴ・ミラー氏が演じている((2021年1月末にUBIソフトを退職。))。 --元々、スティーヴ氏はデータイースト在籍時、主に海外支社との間における渉外部門担当を本職としていた。

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