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*PICTIONARRY
【ぴくしょなりー】
|ジャンル|ミニゲーム集|&image(http://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/f/ff/Pictionary_NES_cover.jpg,height=160)|
|対応機種|Nintendo Entertainment System (NES)|~|
|発売元|Ljn|~|
|開発元|Software Creations|~|
|発売日|1990年7月|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|元は生かされず&brしょぼいミニゲームの集まり&br原作通りのお絵かきゲームは修練が必須|~|

**概要
-『ピクショナリー』とは、すごろくの一種。マスに到達すると、指示に従いカードを引く。カード内容に沿った絵を描きチームメイトに、一分以内にカード内容が何かを当ててもらうボードゲーム。
--カードの内容は様々。絵心と表現力、チームメイトとの呼吸が要求されるが、時間内に必死になって描く「それっぽくない絵」でより盛り上がるパーティーゲームである。
-本作はなぜかそんなボードゲームをビデオゲーム化したもの。
--発売は一部で有名な「死の虹」ことLjn。
//補足しておくとLJNはほぼ(というよりバンダイと同じく全て?)外注です。

**システム
-ゲームは"REGULAR GAME"と"ALTERNATIVE GAME"の二つに分かれる。。
--どちらも基本システムはすごろくで、ダイスを振って駒を動かしていく。
--最大5チームまでプレイ可能。

-"REGULAR GAME"は本作のメイン。
--マスに到達するとミニゲームが開始される。画面が左右に分割され、左画面でミニゲームが行われる。右画面には表示される絵があるのだが、6×8=48枚の黒いボードで覆われプレイ開始時は何も見えない。ノルマをこなしていくとボードが開かれ、絵が少しずつ表示されていく。ゲームには全て制限時間があり、ミスすると時間が減っていく。
--ミニゲームは四種類。
---The Warehouse Shuffle:配達員が左から右へ荷物を運んでいく。邪魔する物体が宙を飛んでおり、これをかわしながら運ぶ。
---Leapin' Energy Capsules!:宇宙飛行士が突如現れる青いボールを収集していく。台座の上に現れた場合、ジャンプして取りに行く。台座と台座の間には物体が飛び跳ねており、これを避けつつ取に行く。
---Four Alarm Rescue:消防士が火事となったビルから、人々を救出するゲーム。人々はビルから飛び降りてくるので、それをマットで拾う。
---Attack of the Paint Zombies:上下の反転したインベーダーゲーム。動きもインベーダーと同じ。ただし防壁はない。
--ミニゲームの制限時間が終わると、表示された絵が何か当てるモードとなる。制限時間内に当てると、チームの順番が続く。失敗すると次のチームへ順番が移る。
---答え入力は当然英語。スペル数は表示されている。
--最終的にゴールに早く到達したチームの勝ちになる。

-"ALTERNATIVE GAME"は原作のボードゲーム近いシステム。
--ゲーム上で絵を描き、当ててもらう。自分のチームが当てると続けてできるが、他のチームが当てると順番が交代する。

-他に、"ALTERNATIVE GAME"の練習のため、"DRAWIMG PRACTIC"というお絵かきモードがある。

**問題点
-単純にミニゲームがつまらない。
--順番にゲームをする構成になっているので、1プレイを短くする必要があったのだろうが、淡泊すぎてプレイしても見ててもそう面白くないもの。
--しかも種類はわずか四つ。半分ほど進めば、ほぼ全てのゲームを経験できる。

-順番待ちが辛い。
--ミニゲームは長いと1分半以上ある。さらに回答制限時間が45秒。見ていても面白くもないので、他のチームは待つのがつらくなってくる。
--用意されてる絵に限りがあるため、何度もやっていると見慣れたものばかりになってしまい、正当が簡単になってくる。すると他のチームは、いつまで経っても順番が回ってこない事に。

-"ALTERNATIVE GAME"の描画ツールが、あまりよくない。
--かなり使いづらく思った通りの絵を描けるようになるには、相当慣れが必要。慣れてないプレイヤーだと思い通りの絵をなかなか描けず、問題が問題として成立しない。
--まともにできても、原作のようなテーマ指定がない等の理由から、原作よりはるかにつまらない。

**評価点
-BGMがよい。特にオープニングは、ボードゲームに使うのが惜しいほど。
--BGMをソルスティスなどで有名なTim Follinが手がけている。

-デザインやコマの動きなど、グラフィックは悪くない。

**総評
ボードゲームとしても、純粋なゲームとしても、つまらない。~
そもそも素早く絵を描くという要素を持つボードゲームを、どうしてファミコンで実現しようと思ったのか。原作のシステムに近い"ALTERNATIVE GAME"は、ツールの悪さからまともにプレイできるようになるまで、かなり練習が必要となる。使いこなせてもゲーム性が乏しいため、やはりつまらない。一方、独自システムの"REGULAR GAME"の方は、ミニゲームが単純で種類も少ないため、面白みがない。~
本作をやるくらいなら、素直に原作のボードゲームをやった方がいいだろう。~
Ljn製作ゲームの多くが「原作つき」「原作を上手く生かせていない」事を考えると、本作もLjnらしい一作だと言える。

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