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*ぶらばん! -The bonds of melody-
【ぶらばんざぼんずおぶめろでぃー】
|ジャンル|学園音楽ライフ満喫アドベンチャーゲーム|CENTER:&amazon(B000FOTJRG,image);&amazon(B0014I203W,image);|
|対応機種|Windows 2000/XP&br;(廉価版はVistaまで、DL版は7も対応)|~|
|メディア|DVD-ROM 1枚|~|
|発売・開発元|ゆずソフト|~|
|発売日|2006年7月28日|~|
|定価|8,800円(税別)|~|
|ディスクレス起動|可能|~|
|レーティング|ソフ倫:18歳未満禁止|~|
|廉価版|2008年5月23日/2,940円|~|
|配信|2011年6月24日/2,625円|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|エロゲー入門書&br;ブラスバンド要素以外はごくごく平凡&br;主人公が少々問題あり|~|
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#center{&size(35){''WARNING!!!!!!!''}&br;&size(20){''18歳以上のみ対象のアダルトゲームです。''}}
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#contents(fromhere)
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**概要
今では中堅メーカーとして名を馳せる「ゆずソフト」(株式会社ユノス)の記念すべきデビュー作。

**あらすじ
香住純(主人公)が通っていた「赤城山(あかぎやま)学園」が、生徒数の減少のため廃校となってしまい、春から生徒は「円山(つぶらやま)学園」に通うことになった。~
部活に所属していた生徒たちは、新たな学園の部活に合併されていったが、主人公たちの所属するブラスバンド部だけは少々事情が違っていた。~
なんと、相手側の部が「レベルの低い者は受け入れない」と受け入れを拒否し、しかも、1か月後に学内コンクールを行い、~
投票の多かったほうを正式にブラスバンド部として認めるという条件を出してきたのだ。~
相手は県大会で銀賞を取るほどの強豪、そして対決に巻き込まれる部の部長を任されることになる主人公……波乱の部活動が、始まる。

**キャラクター紹介
#region(クリックで展開)
&size(15){''香住純''}~
本作の主人公。音楽の素養が高い。赤城山学園のブラスバンド部部長。~
面倒見がよく、トランペット奏者だが劇中では指揮者として活躍する。~
特に癖がない、ジャンルに相応しい性格。

&size(15){''中ノ島妙''}~
純の幼馴染。トロンボーン奏者。家庭的で献身的で朝起こしに来る、正に典型的かつ王道なキャラ。また、純の手伝いをせんがため副部長に立候補する。~
料理も上手だが、異常なほど辛党。あと、素で恐ろしいことを口走ることもあり、微々たるものだがヤンデレ臭がする。~
メインヒロインのはずなのだが、シナリオでは純の言動が災いして、ルートの評価は低い。

&size(15){''海老原みなせ''}~
トランペット奏者。後輩キャラだが、実質純の妹のような存在。声優は妹役の定番、安玖深音氏。~
小柄だが根は熱血で、髪の色同様赤いイメージが強い。~
元々は円山学園の生徒だったが、諸事情で赤城山学園の方へシフトしていくことに。

&size(15){''今宮紀子''}~
クラリネット奏者。黒髪メガネ、残念ながらおでこは出ていない赤城山学園の委員長。~
規律と秩序を守る正義の女子。ちなみに全ヒロインで最高の絶壁を持つ。~
ツンデレその1。

&size(15){''雲雀丘由貴''}~
円山学園の名物お嬢様キャラ。ツンデレその2。円山学園側の部長兼指揮者。~
[[某乙女男子学園ゲーム>処女はお姉さまに恋してる]]のツンデレラにやや似ている。~
巨乳なのだが、制服が歪むほどの巨乳。苦しくないんだろうか。~
非常にどうでもいいが、Wikipediaでも同じところを記述されている。気になる人はキャラ名で検索して((おっぱいマウスパッド画像も出るため、閲覧注意。))みよう。

&size(15){''御影須美''}~
大人し目のキャラだが、演奏に関しては作中最高レベルの技術力誇る。~
円山学園のあり方に疑問を感じ、主人公側の赤城山学園の部活へ転部することに。~
担当はパーカッション。

#endregion

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**ミニゲーム
リハーサル中、指揮者として気になった音を指摘するパートが挿入される。~
正解かどうかは、その後の妙が判断してくれる。~
尚、この采配により、EDの曲調が若干変化する。

**評価点
''“エロゲー入門書”と言われる所以''
-手頃なボリューム
--多すぎず少なすぎないヒロイン数。日常シーンもだれるほど長くなく、ギャグパート等もそこそこ力が入っているため、プレイが冗長になりにくい。
-癖の少ない作り
--キャラの性格は破綻しているものが無く、個性と見ればどれも魅力的なキャラが目立つ。
-くどすぎないHシーン
--声優が大ベテラン揃いなので、一定水準以上のクオリティが期待できる。濃密度もなかなか。
--また、心配されるイチャラブもそこまでクドいわけではなく、プレイしていて飛び降りたくなるほどラブラブすることはない。
-やや特異な舞台
--音楽要素ではなく、二つの学園が入り乱れるという、今でもそれほど多くない設定のため、二つの制服要素が楽しめる。
--学園物の問題として「制服が一辺倒で飽きやすい」という指摘から生まれたものと思われる。

**賛否両論点
-底の浅いシナリオ
--癖がないといえば聞こえはいいが、結局のところよくある日常、よくあるハプニング、よくあるシリアスシーンが目立ち、目新しい要素は少ない。~
山場のシーンも掘り込みの浅い悪役が登場して、勧善懲悪で済ませるシナリオが多い。

-パロディ
--『スクライド』などのパロディネタが多くあるがこれも賛否両論。なお、パロディはゆずソフトのお家芸となった。


**問題点
-主人公について
--妙シナリオでは、幼馴染キャラの宿命か「&bold(){幼馴染から恋仲に発展することを躊躇う}」という伝統を含んでいるため、このシナリオは純の優柔不断さが目立ってしまいイライラすることも。定番中の定番展開なので、気にならない人には気にならない。
--悪友キャラへの弄りが多い。悪友は軽い性格なだけでそこまで不快なキャラではない。しかし、主人公は優柔不断な言動が多いので気になる。

//-低難易度
//--難しすぎるのも問題だが、移動選択ではキャラアイコンをクリックすれば問題はない。ADVパートでも選択肢はあるが、悩むようなものもない。
//ギャルゲー・エロゲーはこういうの多いし、特筆するほどじゃないと思う

-ブラスバンド要素
--先述の音感ミニゲームはシナリオの極一部でしか使われず、更にこの機能はOFF設定ができる。確かにテンポを阻害する要因であるが、それは果たしてジャンルとして相応しいのか…。

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**総評
初めてエロゲーをプレイする人にとっては最適と言える。現に、そういった関連の掲示板((ニコニコ動画にも似たようなものがあるが、『君が望む永遠』や『Fate/stay night』が入っている辺り、信ぴょう性に欠ける。))では本作がよく挙がっている。~
ただし、''とっつきやすい=浅い設計''というのはどうしても付いて回るため、それなりにエロゲーをプレイしている熟練者には満足できる保障はない。~
DL版と廉価版が発売されているので、購入が容易なのは密かな評価点に入るだろう。

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**余談
-キャラ人気が高かった妙と由貴のアフターを描いたノベルも発売されている。それぞれタイトルには「~の事情」とつく。18禁。
-同じく妙アフターとみなせアフターが漫画版でも連載されていた。こちらではみなせの妹である湊が登場している。
-近畿地方出身の方は気づいたかもしれないが、キャラ名は全てその地方の駅名や地名に由来している。
--ゆずソフトはこれ以降の作品でも、ヒロインの名前に共通の由来を持たせるのがほぼ定例となった。
--『のーぶる☆わーくす』では日本刀の銘、『DRACU-RIOT!』では星座に含まれる星の和名といった具合。
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