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スーパーボンバーマン2」を以下のとおり復元します。
*スーパーボンバーマン2
【すーぱーぼんばーまんつー】
|ジャンル|アクション|&amazon(B000068I1Q)|
|対応機種|スーパーファミコン|~|
|メディア|8MbitROMカートリッジ|~|
|発売元|ハドソン|~|
|開発元|プロデュース&br()ハドソン|~|
|発売日|1994年4月28日|~|
|価格|8,500円|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|判定|ゴールデンボンバー初登場&br()立体的なドットグラフィック&br()対戦モードは個性的な仕様|~|
|>|>|CENTER:''[[ボンバーマンシリーズリンク>ボンバーマンシリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
-スーパーボンバーマンシリーズ二作目。前作をベースに色々新要素が追加されている。「凶悪ボンバー5人衆」の初登場作でもある。

**あらすじ
平和な日々を過ごしていた白ボンの元に、宇宙から「凶悪ボンバー5人衆」が現れた。~
悪の宇宙人に作られた彼らは白ボンの事を「試作第一号」と呼び、連れ戻しに来たのだという。~
さしもの白ボンも強力な5人衆の前に破れ、連れさらわれてしまう。~
巨大な宇宙船の中で目を覚ました白ボンは脱出のため、そして世界の平和のために5人衆に立ち向かうのであった。

**評価点
-ノーマルモードのステージが一画面におさまらない程広くなり豪華になった。仕掛けも満載で手ごたえがある。

-BGMの出来が非常に良い。ノーマルゲームのステージ5やボス戦など名曲が多い。バトルステージ1などで流れるBGMは好評だったのか、5でアレンジされて復活している。

-「ゴールデンボンバー」システムの登場。バトルで優勝するとミニゲームでアイテムが獲得できる。そして次回も適用したまま対戦することでプレイヤーのボンバーマンが金色になり、獲得したアイテムを最初から使用できる。特にハートを入手すれば圧倒的優位に立てる。
--スピードが遅くなる「ゲタ」という実質ハズレのアイテムも。

-新しい要素「ボヨヨンボム」が追加された。
--グローブやキックで動かすと跳ね返る仕様になっている。
--特にグローブで投げるとランダム方向に数回飛び跳ねるので、どこに落ちてくるか誰にもわからずバトルに新たな緊張を生んだ
--逆に言うと制御が難しく戦略には向かないともいえる
---蹴ったり投げたりすると処理落ちを起こしやすいという欠点もある。

-グラフィックが当時としてはなかなかのクオリティ。
--3以降のドット色の強いグラフィックより、2の立体寄りのグラフィックを支持する人も一定数存在する。

-裏技でプレッシャーブロック((バトルで残り時間が少なくなると外周を埋めるブロック。))がステージ全体を埋めるようにする事が可能。
--今作では裏技扱いだが次回作で「サドンデス」として標準機能となる。

-初心者救済ともいえるフルパワーパスワードシステムが初搭載((ただし今作ではボムキック未所持、爆弾6、火力6(いずれも最大値は9)と厳密にはフルパワー状態ではない。))。特定のパスワードを入力すると初期状態が大幅に強化された状態で始めることが出来る。次回作以降も引き継がれるが、コンティニューしてもパスワードの効果が残るのは今作のみである。

**賛否両論点
-ノーマルゲームにおける二人同時プレイは不可となった。
--本作のストーリーはボンバーマン(白ボン)一人が敵の要塞に拉致されたという設定のため。また、広いステージでスクロール方向による喧嘩を避ける意味合いもあると思われる。
--空いた画面右上には爆弾数や火力といったパワーアップ状況が表示される。

-アイテム「パワーグラブ」の削除。
--代わりに爆弾を持ち上げる「パワーグローブ」が登場。しかし使い勝手はパワーグラブと異なる。
---前作では爆弾を置いた後移動し側面からボタン操作でパンチだった。
---今作では爆弾を置いた後移動せずその場でボタン操作となるため、前作に慣れたプレイヤーには混乱をもたらした。
---また前作では他人の置いた爆弾もパンチで動かすことが出来たが、今作では仕様上出来なくなったので戦略の幅が狭まったともいえる。
---ただ、前作ではパワーグラブとボムキックを所持していた場合、勢い余って爆弾をキックしてしまうという事があったのでこの変更は一長一短とも言える。

-スピードアップアイテム取得時の移動速度の上がり幅が大きい。そして最高速度も速い。
--1個取得しただけでも効果を実感でき、ゲームスピードが向上するためプレイの快適さに繋がる反面、後述の隠れ地雷の除去など精密な動作を求められる局面でミスしやすくなる。

-本作はボンバーマンシリーズ全体でも珍しい「ハートアイテムの効果が蓄積する」という特徴があり、ダメージを受けないまま複数取得していると、攻撃に何回も耐える事ができる。
--トラップが高難度な箇所も多いのでバランス取りや救済にもなっているが、やはりゴリ押しがきいてしまうため、緊張感のあるゲーム性は削いでしまっている。
//一応この書き方で賛否に置いたけど、ボンバーマンシリーズ全体で他にハート蓄積するタイトルあったかどうか知らないので「珍しい」としました。

**問題点
-ノーマルゲームのクリア条件が少々ややこしい。
--ほぼ全てのステージで「敵の全滅」「スイッチを全部オンにする」の二つをクリアする必要がある。しかもステージ3以降のスイッチは爆風でオンオフが切り替わる。

-ノーマルゲームの一部の仕掛けが極悪。
--ステージ2は結構なスピードでブロックが復活するため、気を付けないと逃げ道のない場所に閉じ込められ、自爆するしか脱出する方法がなくなる。
--ステージ3のトランポリンは上手く飛ばないと水中に落ちて死んでしまう。特に3-6のものは飛び過ぎてもいけないためコツを掴むまで難しい。
--ステージ5の隠し地雷は隣まで近づかないと見えない。うっかり踏んで死ぬ事が多い。初見では1歩ずつ進むかしらみ潰しに爆破するかの二択を迫られるため、攻略が面倒なのもマイナス。
//--ステージ5の隠し地雷は隣まで近づかないと見えず、一度視認しておかないと爆弾で除去することもできない。うっかり踏んで死ぬ事が多い。
//別に視認はしなくても爆弾で消す事は可能です。

-ラスボスを倒すにはとあるアイテムが必要。もし持ってなかったら倒せないので死んでやり直すしかない((とあるアイテムは再スタート地点で手に入る。))。
--前作のラスボスも似た仕様だったが、前作は時間が経てばアイテムが再出現するので問題はなかった。

-バトルモードのCPUがお馬鹿。強さのレベルを9(最高)にしても自分の爆弾で自滅するという事がザラにある。
--そればかりか相手に向かって攻撃して来ない事が多く関係ない場所で長時間ウロウロしていたり、不可解な行動が目立つ。

//-スピードアップアイテムの移動速度の上がり方が極端。1速→2速になった途端急激に速くなる。
//--2速以上だと制御するのが難しくなり、前述した隠れ地雷の除去など精密な動作を求められる局面でミスしやすくなる。
//ゲームスピードの向上やアイテム効果の実感もあるので欠点ばかりではない。賛否に移動。

-少々処理落ちが激しい。

**総評
前作から順当に進化している。今作で登場した新要素は後に定番になったものも多い。

**余談
今作の敵「凶悪ボンバー5人衆」は地球侵略をたくらむ宇宙人(今作ラスボス)に作られた。そしてボンバーマンも同じ宇宙人に作られた試作1号機という実はけっこうハードな設定…なのだが次回作以降ではなかった事になっている。ボンバーマンシリーズではよくある事だが。~
ちなみに「凶悪ボンバー5人衆」の中でも「プリティーボンバー」だけ他の4人と比べて登場回数が多く、後にハニーが洗脳された姿という後付け設定が登場した。『ぱにっくボンバーW』『ボンバーマンカート』『[[ボンバーマンランド2 ~ゲーム史上最大のテーマパーク~]]』などに登場している。

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