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「[[要強化記事>要強化記事一覧]]」に修正依頼が出ています。加筆できる方は修正をお願いします。~ 依頼内容はゲームシステムの具体的説明・具体性に乏しい各項目の充実・書いた本人にしかわからないような記述の是正です。~ &color(red){''18年9月13日までに改善されない場合は削除対応します。''} ---- 本ページでは『Sanctum』およびその続編の『Sanctum 2』、スピンアウトの『Super Sanctum TD』を取り扱う。 ---- #contents() ---- //複数のゲームを取り扱っているページのため、記事の区切りの場所以外で"----"による線を挿入しないでください *Sanctum 【さんくたむ】 |ジャンル|タワーディフェンスFPS|#image(https://steamcdn-a.akamaihd.net/steam/apps/91600/header.jpg)| |対応機種|Windows XP(SP3)/7/8&br;MacOS X 10.6.3以降|~| |メディア|ダウンロード専売ソフト|~| |開発元|Coffee Stain Studios|~| |発売元|Coffee Stain Publishing|~| |発売日|2011年4月16日|~| |価格|1,010円|~| |プレイ人数|1~4人|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|タワーディフェンスとFPSの融合|~| **概要 -自分で建設したタワーデフェンスを、FPSで自分でサポートするという新しいシステム。 **システム -1ステージは15wave以上からなり、各waveには建築フェイズとアタックフェイズで構成されている。 --ストーリーモードでクリアしたmapは、それ以降、wave数に制限のない''サバイヴァルモード''が選べる。 ***建築フェイズ -費用の許す限りタワーを建設できる。 -もしくは費用を払って銃火器のアップグレードができる。 -タワー --ブロック ---敵のパス(進路)を妨げる。&br;つまり、このゲームは迷路を自分で組める部分があるタイプのタワーディフェンスである。 ---タワーにはブロックが必要なものと、ブロックが不要な床型なものとに大別される。 --通常タワー ---ガトリング&br; 本作ではブロックの内部に構築される。次作ではブロック上に配置される。また、次作では射程が大幅に短くなっている。&br; 威力の低い弾を常時多数発射し、クールダウンタイムはない。一般的なガトリング砲のイメージと異なり命中率は高い。 ---貫通大砲&br; こちらもブロックの内部に構築される。空中の敵は狙わない。次作には登場しない。&br; ガトリングと似通っているが、発射間隔がガトリングより圧倒的に低く、その分威力は大きいものの、単体相手では与えられるダメージはガトリングに劣る。貫通という特性を生かせる場所に設置しないと活きない。 ---電撃タワー&br; 攻撃間隔が長いが威力が大きい。レベルアップすると、直撃した敵に隣接した敵にもダメージを与える。本作では空中の敵は攻撃しないが、『Super Sanctum TD』では空中の敵も攻撃する。攻撃範囲はさほど広くないという欠点もある。 ---スキャッター・レーザー&br; レーザー攻撃を行う。威力は低い。本作では唯一、地上と空中の敵の両方をターゲットとする。なお、後に有料DLCにて同じく両方の敵をターゲットとするより高出力で射程が広い「全滅ガン」が追加されており、産廃化した。次作にも登場するが、次作においては攻撃用タワーのうち唯一、攻撃目標の設定が出来ない。&br;「全滅ガン」は原名の「バイオレーター」に名を変えて『Super Sanctum TD』および次作にも登場している。 ---モルター&br; ロケット弾を射出する。地上の敵のみを攻撃する。範囲攻撃で周囲の敵も爆発に巻き込みダメージを与える。その一方で弱点攻撃を期待できない、移動速度が速い敵には当たらない((敵が列を成している状態では、狙った敵ではなくともその後ろの敵に当たるから、それはそれで別に構わないという場面も無いわけではないが。))という欠点もある。&br; 次作では登場せず、代わりに別デザインでその名もズバリ「ロケット」が登場する。射出間隔が著しく長く、次作ではボス向けに「最もHPが多い」もしくは、ボスが出ないwaveでは発射間隔をより短くするために「最も近い」設定で運用することとなるだろう。 ---対空タワー&br; 飛行ユニットのみを攻撃する。『地球防衛軍』の「タートルミサイル」のように物理法則を無視した遅さであり、一部飛行ユニットには避けられる。というか、特定モンスター(スポール団)にしか効かない。&br; 次作では本編には登場せず、有料DLCにのみ収録されている。なお、次作にはスポール団およびスポール団相当の敵が出ない。 ---カイロス&br; 空中のユニットのみを対象として、敵の移動を遅くする球体を発射する。対空タワーの攻撃を避けるユニットの移動をスローにして、対空タワーの攻撃を当てるために使う。こちらは次作でも登場するが、地上の敵にも有効となっている。 ---ドローン&br; 攻撃ドローンを排出する基地。攻撃ドローンは短寿命ではあるものの敵にまとわりつきながら敵に''防御力無視''のダメージを与える。圧倒的攻撃力を持つが、攻撃ドローンを一度排出すると次の排出が可能となるまで時間がかかるため迷路の序盤に置くべきではない。&br; 本編にはなく有料DLCで追加。『Super Sanctum TD』および次作にも登場する。 --床型タワー&br; もちろん、飛行ユニットには影響を与えられない。 ---AMPタワー&br; 敷設された部分の上にいるモンスターのダメージを増幅させる。 ---スローフィールド&br; 敷設された部分の上にいるモンスターの移動速度を遅くする。PCおよびCO-OPのプレーヤーの移動も遅くなる。 ---死の床&br; 敷設された部分の上にいるモンスターに圧倒的なダメージを与えるが、クールダウンタイムが長く、単位時間あたりの攻撃力はそこまで大きくないため、迷路の序盤に置くべきではない。 -銃火器 --Mapの開始時に3種類の銃火器を選んで持ち込める。 --武器には''セカンダリー''攻撃(右クリックで発射)がついているものがある。 --費用を払ってレベルUpすると、威力向上やクールダウンタイムの短縮などの恩恵が得られる。 --アサルトライフル ---発射間隔が密だが威力は低く、命中率も悪く弾がバラける。セカンダリー攻撃にグレネードランチャーがある。CO-OPの場合、グレネードランチャーの爆風で他のプレーヤーを吹き飛ばしてしまうという問題点がある。 --REX ---ロケットランチャー。爆発攻撃であるため、グレネードランチャー同様にCO-OPの場合に注意が必要。セカンダリーはロックオン可能かつプレーヤーに爆風の影響を与えないと良いこと尽くめだがクールダウンタイムがより長くなる。 --スナイパーライフル ---1発あたりの威力は大きいものの、クールダウンタイムが長い。威力が大きいとは言うものの、アップグレード前の初期の威力では1発でスポール団1体すら仕留められない。弱点に当たった場合にはボーナスダメージが付与されるため、頭ウォーカー(後述)を倒すならこれがほぼ必須である。本作ではセカンダリー攻撃が付いていない。次作ではセカンダリー攻撃で炸裂弾が打てる。 --ショットガン ---理論上の威力は大きいが、敵に密着して打たなければ弾がバラけて思ったほどのダメージを与えられない上級者向けの銃。そういうわけで有効射程が短いため、holo(後述)との相性は良くない。セカンダリーはボタン押下で溜め撃ち状態となり、ボタンを押し続けている時間が長いほど威力が増す。 --フリーズガン ---敵の移動を遅らせる。セカンダリー攻撃では着弾した敵の周囲を完全に凍らせて動きを止めるがクールダウンタイムが長く、wave中数回しか使えないだろう。射程が短く、空中の敵にはほぼ届かない。 -プレイヤーが''enterキー''を押下することでアタックフェイズに突入する。 ***アタックフェイズ -敵が''コア''に向かって突撃してくる。 --モンスターがコアを攻撃して''コア''のヘルスがなくなればゲームオーバーである。 --ヘルスが0にならずに規定のモンスターを全滅させればwave終了となる。 --ひとたびアタックフェイズに突入すると、そのwave終了までタワーの建設やレベルアップはできない。 **評価点 -変わった機能のタワーがある&br; (本項では次作でなくなったもののみを取り上げる) --テレベーター ---PCは自力ではブロックの上に登れない((自弾の爆風で飛ばされて登るという技はあるが。))ため、ブロックの上に登るためのエレベーター。 ---''Tabキー''押下で表示される俯瞰画面からテレベーターをマウスクリックすると、そのテレベーターの上にテレポーテーションできる。 ---テレポート機能はアタックフェイズ攻略の肝だが、次作ではなくなっている。 --Holo(ホロ) ---透明なタワー。PCもモンスターも通過できないが、弾やレーザーは通し、しかも、なぜか通過した弾やレーザーの威力を向上させる。 ---PCの攻撃拠点の構築に利用できるなど戦術的に面白みのあるタワーだが、次作ではなくなっている。 -敵のキャラが練られている --ラッシャー&br; 直線部分では超加速するが、曲がり角では異様にもたつく。曲がりくねった迷路を作ることが対策となり、そのため、集団で列を成して進撃してくる他のモンスターを直線部分で通貫砲で一網打尽にしたいという戦術を立てにくくする。 --ホバラー&br; 全面からの攻撃を全く受け付けず、背後の弱点を狙う必要がある。 --頭ウォーカー&br; 頭に風船上のものがついており、そこのみが弱点で、他の部分は無敵である。弱点部分は歩行と共にブラブラと揺れて、PCの銃火器でも狙いにくい。 --グライダー&br; 飛行ユニット。他の飛行ユニットと異なり、対空タワーからの遅い弾をかわせる。そのかわり''コア''に対して真っ直ぐには飛んで来ず、無駄にクルクル回ってくれる。次作では登場しない。 -広い戦術性 --通常のタワーディフェンスとしても、プレーヤーがブロックで迷路を構築できるタイプであることと、上記の通りモンスターの特性が練られており、タワーもバリエーションが有るため十分な戦術性がある。 --その上で、タワーの欠点をFPSにより補えることから、より広い戦術性がある。 **問題点 -日本語訳が奇天烈 --もはや文章の体を成していないレベルの表記が多々ある。 -部分的コントローラーサポートの問題 --オプション設定のコントローラー設定でカメラ移動の「バーチカル」を「リバース」に設定した場合、コントローラーは「リバース」になるが、マウスは「ノーマル」のママとなる。 --Macにおいて、左スティックを上に倒すとPCが後退する。 ---Windowsでは左スティックを上に倒すとPCは前進する。 ---この操作はオプション設定では変更できない。 **総評 単なるタワーディフェンスではなく、自らも出陣してディフェンスするという新発想のゲーム。~ 複数の種類の敵に対して、一方をタワーに任せて他方を自分で片付けるなどの戦術が採れる。~ 最大4人までのCO-OPが可能だが、次作発売後はプレイヤーらが次作に移住したため、人が集まりにくくなっている。 **後の展開 -2つのFreeDLCが配布され、それぞれ1つづつ、計2面のMapが追加された。 -上記とは別に有料DLCのMap packが2種リリースされている。 --新規タワーも追加されており、Map Pack 1 に収録されている「全滅ガン」はバランスブレイカーと言うほど万能ではないが、あると便利である。 ---- *Sanctum 2 【さんくたむ つー】 |ジャンル|タワーディフェンスFPS|#image(https://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/thumb/5/55/Sanctum_2_digital_boxart.jpg/220px-Sanctum_2_digital_boxart.jpg)| |対応機種|Windows XP(SP3)/7/8&br;MacOS X 10.7以降&br;Ubuntu 12.04以降|~| |メディア|ダウンロード専売ソフト|~| |開発元|Coffee Stain Studios|~| |発売元|Coffee Stain Publishing|~| |発売日|2013年5月16日|~| |価格|1,520円|~| |プレイ人数|1~4人|~| |判定|なし|~| |ポイント|タワー建設の制限がキツくなりFPS寄りになった|~| **概要(2) -前作の主人公が引き続き出演し、モンスターも同じものが多数出ている。 --ただし、少々変更があり、それらの点が賛否を分けている。 **変更点(2) -PCを選べる --前作の主人公のほか計4種の中から選べる。 --各キャラクターの機動性に差はないが、メイン武器が固定となっている。 ---各キャラはメイン武器に合わせた特性を持っており、スナイパーメインのキャラは他のキャラより命中精度が高いなどとなっている。 --経験値は使用したキャラクター毎に貯まるのではなく、プレイヤーのものに一括して管理される。 -経験値 --前作ではタワーや武器を最初から無制限に使用できたが、本作では経験値を貯めることで、タワーや武器が解禁されてゆく。 -床型タワーの廃止 --ブロックを使用しない床型タワーは廃止されたか、似た機能を持つブロックが必要なタワーに置き換えられた。 ---AMPフィールドはAmp Spireという周囲のタワーの威力を向上させるタワーに置き換えられた。 ---スローフィールドはプレイヤーが「スローフィールドを製造するタワー」からスローフィールドを調達して床に置く必要がある。なお、スローフィールドを製造するタワーをレベルUpすると、設置したスローフィールドの効果も向上する。&br; なお、「スローフィールドを製造するタワー」は本編には含まれず、有料DLCで追加される。DLCを追加していない状態では、前作から継続して登場している''ケイロス''が前作では空中の敵しか狙わなかったのに対して地上の敵を狙うようになり、弾が当たった範囲内の敵の動きを一定時間スローにするようになったため代替として利用できるが、ケイロスがどこを狙うかは不定であり効果が不安定である。 -銃火器のアップグレードがなくなった --銃火器かタワーのどちらに費用をかけるかは前作では重要な判断ポイントの一つだったのだが。 --貴重なポイントを注ぎ込まなくて済むという点ではタワーディフェンス派側としてもストレスが減ったため、特に不満の声は聞かれない。 -Game in game --ゲーム内にブロック崩しなどのゲームが隠されていて、プレイ可能である。 **評価点(2) -コントローラーフルサポートとなった -タワーに攻撃目標を設定できるようになった。 --「最も近い」「HPが最も多い」「HPが最も少ない」「デフォルト」から、Wave毎に変更が可能。 --ガトリングなどの威力の低いタワーが装甲の高い敵を狙わないように「HPが最も少ない」を設定したりできるなど、戦術の幅が広がった。 --ただし、一部、目標を設定できないタワーが存在する。 -前作に比してMapが増えている。 -広い戦術性 --通常のタワーディフェンスとしても、プレーヤーがブロックで迷路を構築できるタイプであることと、モンスターの特性が練られており、タワーもバリエーションが有るため十分な戦術性がある。 --その上で、タワーの欠点をFPSにより補えることから、より広い戦術性がある。 **賛否両論点(2) -グラフィックが微細になった --この事により、前作を余裕でプレイできていた環境でも処理が追いつかずにラグが出るようになった。 ---前作のグラフィックについて、特にプレイヤーからの不満の声はなかったようなのだが。 -PCがジャンプでブロックに登れるようになった。 --これでタワー構築時にアタックフェイズ時の機動性をあまり考慮する必要がなくなった。 ---逆に言えば、戦術性が1つ失われているとも言える。 --テレベーターの廃止 ---PCがタワーのベースにジャンプで登れるようになったため、要らなくなったと判断されたのであろう。 ---しかし、テレポート機能の代替がなく、モンスターの出現位置が複数あるMapでは不便になった。 ***タワーディフェンスよりもFPSに重きが置かれた -タワー建設の縛りがキツくなった --Mapごとに建設可能なタワーの総数が定められており、いくら建設ポイントが有ってもそれ以上はタワーを増やせない。 --前作では各タワーをLv.6までアップグレードできたのだが、今作ではLv.3までとなっている。 ---このため、ある程度のWaveを超えるとFPSの腕前だけが頼りとなり、タワーディフェンスのゲーム性が失われる。 ---なお、Lv.3に達したタワーでもオーバーチャージにより、つぎ込んだ建設ポイントに線形に比例して1部のパラメーター(主に威力)を向上させることはできる。 --同様に、Map上に置けるブロックの数も制限されている。このため、頭の中で考えた最強の迷路がブロック数が足らずに実現出来ないということが起きるため、フラストレーションが溜まる。 -ボスがタワーを破壊する --タワーディフェンスとして、それは禁じ手なんじゃないかと言う人も。 --破壊されたタワー類は次の建設フェイズで無料で直すことができる。 **問題点(2) -意味不明の場面でボイスチャット入力画面が開く --mapをセレクトした後の、mapへ持ち込むアイテムを選ぶ画面で、アイテム選択のためにコントローラーの十字キーを下向きに押すと、カーソルが下へ動かず、代わりにボイスチャット入力画面が開く。 ---フルコントローラーサポートのハズなのだが、この仕様のせいで、この画面はマウスで操作する必要がある。 ---そもそもそんなセットアップ画面でどうしてボイスチャット入力画面が開くのか、意味が分からない。 **総評(2) タワー建設の制限がキツくなったことや、モンスターがPCを狙って攻撃してくる事、ボスがタワーを破壊するためボスを自分で攻撃しないといけない点((ネタバレとなるが、PCがMap到着と同時にボスが襲ってくるMapもある。))、およびPCがタワーをジャンプで越えられるなどのFPSが快適にプレイできるように改良された点などから、本作は前作に比べて確実にFPS寄りにシフトしている。~ この点に関しては、タワーディフェンスのほうに重きをおいて欲しかった層からは逆にコレジャナイ感を訴える声がある。 ---- *Super Sanctum TD 【すうぱぁー さんくたむ てぃーでぃー】 |ジャンル|タワーディフェンス|#image(https://assets.nuuvem.com/image/upload/t_screenshot_full/v1/products/563a6d4069702d0c6b004ab2/screenshots/rmjpkpc19tytw5iqa8yc.jpg,height=270)| |対応機種|Windows XP(SP3)/7/8&br;MacOS X 10.8以降|~| |メディア|ダウンロード専売ソフト|~| |開発元|Coffee Stain Studios|~| |発売元|Coffee Stain Publishing|~| |発売日|2013年5月10日|~| |価格|520円|~| |プレイ人数|1人|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|純粋なタワーディフェンスで、『Sanctum』をプレイできる|~| **概要(TD) -FPS要素のない、2D見下ろし型の純粋なタワーディフェンス。 -モンスターは『Sanctum』に出てきたものがそのまま出現する。 -タワーもほぼそのままである。 --『1』では登場したものの『2』では後のDLCにしか収録されなかった「Anti-air」や、本作のみの「Flamer」、『2』から登場の「ACP」などがあり、原作よりもバリエーションに富んでいる。 --タワーはプレーヤーの経験値に応じて解禁される。 -Mapも原作のMapに似せたものがいくつか収録されている。 **評価点(TD) -広い戦術性 --プレーヤーがブロックで迷路を構築できるタイプであるため、好きなように迷路を組める。 --原作通りモンスターの特性が練られており、タワーもバリエーションが有るため十分な戦術性がある。 --PERK ---経験値に応じて得られるポイントで「PERK」が獲得でき、タワーに付与することでタワーの性能を改良できる。 ---PERKはポイントの振り直しが可能で、Mapごとに変更できる。 --タワーに攻撃目標を設定できる。 ---威力の低いタワーが装甲の高い敵を狙わないように「HPが最も少ない」を設定したりできる。 -実績があり、やり込み甲斐がある --Steam対応のゲームではほぼある機能なのだが、ステージのクリアから、果ては「ステージの最後までブロックを置かない」「対空タワーで地上の敵を倒す((対空タワーは範囲攻撃なので、地上の敵を巻き込むことは理論上有り得るが、運任せである。))」などという難しい実績まである。 **問題点(TD) -説明不足 --モンスターやタワーは元の『Sanctum』のものとほぼ同じ挙動をするのだが、それらについてヒントが少なく、原作プレイ経験者はこれまでの経験からサクサクとタワーを構築可能だが、未経験者はタワーとモンスターの相性が分からないものがある可能性がある。 --原作同様にストーリーはなく、舞台背景などが分からないため感情移入できない。 -日本語版はない **総評(TD) 低価格で本格的なタワーディフェンスがプレイできる。~ ただし、原作ファン向けな作品なのか、原作未プレイ者にはやや説明不足な感がある。 **後の展開(TD) -iPadに移植されている。