「ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online」を以下のとおり復元します。
本項では以下6作品を扱う。

-Nintendo Switch Online加入特典『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』『スーパーファミコン Nintendo Switch Online』『ゲームボーイ Nintendo Switch Online』
-Nintendo Switch Online + 追加パック加入特典『NINTENDO 64 Nintendo Switch Online』『セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online』『ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online』

判定はいずれも&color(,lightgreen){良作}。

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#contents(fromhere=true)
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*ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online
【ふぁみりーこんぴゅーた にんてんどー すいっち おんらいん】
*スーパーファミコン Nintendo Switch Online
【すーぱーふぁみこん にんてんどー すいっち おんらいん】
*ゲームボーイ Nintendo Switch Online
【げーむぼーい にんてんどー すいっち おんらいん】

|ジャンル|オムニバス|&image(https://store-jp.nintendo.com/dw/image/v2/BFGJ_PRD/on/demandware.static/-/Sites-all-master-catalog/ja_JP/dw31c22e19/products/D70010000000850/heroBanner/fc185173f8019b13ad8d998f8cd8c3c55e44c67f0ff98ba0ea9a6ccab6753400.jpg,height=120)&br()&image(https://store-jp.nintendo.com/dw/image/v2/BFGJ_PRD/on/demandware.static/-/Sites-all-master-catalog/ja_JP/dwdc005c0f/products/D70010000023175/heroBanner/a3404253c5d1078b7282ea59ac107d0c98c877f5856aef042ac6cbc695e5d252.jpg,height=120)&br()&image(https://store-jp.nintendo.com/dw/image/v2/BFGJ_PRD/on/demandware.static/-/Sites-all-master-catalog/ja_JP/dwdf391cd6/products/D70010000062476/heroBanner/f42ec1cd8cb40e17edebac5df949a9bba4de4c2da3bf2d25c619789f7e98e045.jpg,height=120)|
|対応機種|Nintendo Switch|~|
|メディア|ダウンロード専売ソフト|~|
|発売元|任天堂|~|
|開発元|Nintendo Europe Research and Development|~|
|発売日|FC:2018年9月19日&br;SFC:2019年9月6日&br;GB:2023年2月9日|~|
|定価|無料&br;(プレイは要Nintendo Switch Online加入)|~|
|プレイ人数|1~2人|~|
|レーティング|CERO:B(12才以上対象)|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|ポイント|定額費用だけで内蔵ソフトが遊び放題&br;様々なコンセプトのスペシャルバージョン&br;オンライン同時プレイに対応|~|
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**概要
Nintendo Switch用の有料オンラインサービス「Nintendo Switch Online」(以下「Online」)の加入者向けサービスの一つで、ファミリーコンピュータ・スーパーファミコン・ゲームボーイのソフトがたくさん内蔵されたオムニバスソフト。~
ソフトのダウンロード自体は無料だが、Online会員になっていない場合はソフトを起動できない。~
WiiやWii U、ニンテンドー3DSなどで展開していたバーチャルコンソール(以下「VC」)の後継サービスに当たる。

システム面においては、プラグアンドプレイゲーム機である『[[ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ>復刻版ミニゲーム機収録タイトルリンク]]』(以下「ミニFC」)や『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』(以下「ミニSFC」)と共通する仕様が多い。

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**収録タイトル

#region(FC版の収録ソフト一覧(追加日・五十音順))
※はスペシャルバージョンを表す。
|~追加日|>|>|~タイトル|
|~2018年9月19日&br;(配信開始日)|[[アイスクライマー]]|[[アイスホッケー]]|[[エキサイトバイク]]|
|~|[[グラディウス>グラディウス (FC)]]|[[サッカー>サッカー (FC)]]|[[スーパーマリオブラザーズ]]|
|~|[[スーパーマリオブラザーズ3]]|[[ゼルダの伝説]]|[[ダウンタウン熱血物語]]|
|~|[[ダブルドラゴン]]|テクモボウル|[[テニス>テニス (FC)]]|
|~|[[ドクターマリオ]]|[[ドンキーコング]]|[[バルーンファイト]]|
|~|[[プロレス>プロレス (FC)]]|[[ベースボール>ベースボール (FC)]]|[[魔界村]]|
|~|[[マリオブラザーズ]]|[[ヨッシーのたまご]]||
|~2018年10月10日|[[ソロモンの鍵]]|[[熱血高校ドッジボール部]]|マリオオープンゴルフ|
|~|>|>|※[[ゼルダの伝説]] お金持ちバージョン|
|~2018年11月14日|[[ツインビー]]|マイティボンジャック|[[メトロイド]]|
|~|>|>|※[[グラディウス>グラディウス (FC)]] ステージ5最強バージョン|
|~|>|>|※マリオオープンゴルフ フルオープンバージョン|
|~2018年12月12日|アドベンチャーズ オブ ロロ|[[忍者龍剣伝]]|[[ワリオの森]]|
|~|>|>|※[[ドクターマリオ]] 知る人ぞ知るUFO直前バージョン|
|~|>|>|※[[メトロイド]] 決戦!リドリーバージョン|
|~2019年1月16日|[[ジョイメカファイト]]|[[超惑星戦記 メタファイト]]|[[リンクの冒険]]|
|~|>|>|※[[忍者龍剣伝]] クライマックスバージョン|
|~|>|>|※[[魔界村]] 大魔王まであと少しバージョン|
|~2019年2月13日|[[スーパーマリオUSA]]|[[つっぱり大相撲]]|[[星のカービィ 夢の泉の物語]]|
|~|>|>|※[[超惑星戦記 メタファイト]] クライマックスバージョン|
|~|>|>|※[[メトロイド]] サムス・アラン最終形態|
|~2019年3月13日|[[イー・アル・カンフー]]|[[光神話 パルテナの鏡]]|[[ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣]]|
|~|>|>|※[[星のカービィ 夢の泉の物語]] 「エキストラゲーム」バージョン|
|~|>|>|※[[リンクの冒険]] 力持ちバージョン|
|~2019年4月10日|[[スーパーマリオブラザーズ2]]|[[スターソルジャー]]|[[パンチアウト!!]]|
|~|>|>|※[[光神話 パルテナの鏡]] 三種の神器バージョン|
|~2019年5月15日|[[クルクルランド]]|[[ドンキーコングJR.]]|[[VS.エキサイトバイク]]|
|~|>|>|※[[スターソルジャー]] ステージ8必勝バージョン|
|~2019年6月12日|[[シティコネクション]]|[[ダブルドラゴンII The Revenge>ダブルドラゴンII ザ・リベンジ#id_6817c9ab]]|[[バレーボール]]|
|~|>|>|※[[ツインビー]] ドンブリ島おかわりバージョン|
|~2019年7月17日|[[ドンキーコング3]]|[[レッキングクルー]]||
|~|>|>|※マイティボンジャック 高ゲーム偏差値バージョン|
|~2019年8月21日|[[スーパーチャイニーズ>チャイニーズヒーロー]]|[[ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会]]||
|~|>|>|※[[グラディウス>グラディウス (FC)]] 激ムズ2周目バージョン|
|~2019年12月12日|[[ファミコンウォーズ]]|[[ルート16ターボ>ルート16]]||
|~2020年2月19日|[[アトランチスの謎]]|[[ゴッド・スレイヤー はるか天空のソナタ]]||
|~2020年4月20日|>|>|※[[ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣]] トライアングルアタックバージョン|
|~|>|>|※ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣 クライマックスバージョン|
|~2020年5月20日|[[アルゴスの戦士 はちゃめちゃ大進撃]]|[[raf WORLD]]||
|~2020年7月15日|[[GUN-DEC]]|||
|~2020年12月18日|スマッシュピンポン|||
|~2021年2月17日|[[ソロモンの鍵2 クールミン島救出作戦]]|||
|~2021年5月26日|[[忍者じゃじゃ丸くん]]|||
|~2021年7月28日|>|>|※[[スーパーマリオブラザーズ3]] マリオ八変化バージョン|
|~2022年2月10日|[[MOTHER]]|||
|~2022年3月31日|[[ディグダグII]]|マッピーランド||
|~2022年5月27日|[[ピンボール (FC)]]|||
|~2022年7月22日|ディーヴァ STORY6 ナーサティアの玉座|||
|~2023年3月16日|[[ゼビウス]]|||
|~2023年6月6日|[[バベルの塔]]|||
//|~2023年MM月DD日||||
//スペシャルバージョンについては斜体がうまく出ていなかったので※印に変更しました。
#endregion

#region(SFC版の収録ソフト一覧(追加日・五十音順))
※はスペシャルバージョンを表す。
|~追加日|>|>|~タイトル|
|~2019年9月6日&br;(配信開始日)|[[F-ZERO]]|[[カービィボウル]]|[[SUPER E.D.F.>E.D.F.]]|
|~|スーパーファミリーテニス|スーパーフォーメーションサッカー|[[す~ぱ~ぷよぷよ通>ぷよぷよ通]]|
|~|[[スーパーマリオカート]]|[[スーパーマリオワールド]]|[[スーパーマリオ ヨッシーアイランド]]|
|~|[[スーパーメトロイド]]|[[スターフォックス]]|[[ゼルダの伝説 神々のトライフォース]]|
|~|戦え原始人3 主役はやっぱりJOE&MAC|[[デモンズブレイゾン 魔界村 紋章編]]|[[超魔界村]]|
|~|[[パイロットウイングス]]|[[ブレス オブ ファイア 竜の戦士]]|[[星のカービィ3]]|
|~|[[ラッシング・ビート乱 複製都市]]|[[ワイルドトラックス]]||
|~2019年12月12日|スターフォックス2|[[星のカービィ スーパーデラックス]]||
|~2020年2月19日|[[ブレス オブ ファイアII 使命の子]]|[[Pop'nツインビー]]||
|~2020年5月20日|スーパーパンチアウト!!|[[パネルでポン]]||
|~2020年7月15日|[[真・女神転生]]|[[スーパードンキーコング]]||
|~2020年9月3日|[[スーパーマリオコレクション]]|||
|~2020年9月23日|スーパーテニス・ワールドサーキット|[[スーパードンキーコング2>スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー]]|[[ファイアーエムブレム 紋章の謎]]|
|~|[[ワイルドガンズ>WILD GUNS]]|||
|~2020年12月18日|[[くにおくんのドッジボールだよ全員集合!]]|[[スーパードンキーコング3>スーパードンキーコング3 謎のクレミス島]]|すごいへべれけ|
|~|[[ファイヤー・ファイティング]]|||
|~2021年2月17日|[[サイコドリーム]]|[[真・女神転生II]]|[[マリオのスーパーピクロス]]|
|~2021年5月26日|JOE&MAC 戦え原始人|対決!!ブラスナンバーズ|[[ファイアーエムブレム 聖戦の系譜]]|
|~|マジカルドロップ2|||
|~|>|>|※[[スーパーマリオカート]] フルコースでおもてなしバージョン|
|~2021年7月28日|[[真・女神転生if...]]|DEAD DANCE|[[ボンバザル]]|
|~2022年2月10日|[[MOTHER2 ギーグの逆襲]]|||
|~|>|>|※[[スーパーメトロイド]] サムス・アラン最終形態|
|~2022年3月31日|[[牧場物語]]|||
|~|>|>|※[[スーパーマリオワールド]] 気分一新!イメチェンバージョン|
|~|>|>|※スーパーパンチアウト!! チャンピオンズエディション|
|~2022年5月27日|[[海腹川背]]|[[ラッシング・ビート]]||
|~2022年6月10日|>|>|※[[カービィボウル]] レッツ♪カービィダンスバージョン|
|~|>|>|※[[星のカービィ スーパーデラックス]] メタナイトの逆襲バージョン|
|~|>|>|※[[星のカービィ3]] 最近のゲームってまだむずかしすぎ?バージョン|
|~2022年7月22日|[[カービィのきらきらきっず]]|[[ファイターズヒストリー]]||
|~2023年3月16日|サイドポケット|||
|~2023年6月6日|スーパーウルトラベースボール|||
//|~2023年MM月DD日||||
#endregion

#region(GB版の収録ソフト一覧(追加日・五十音順))
|~2023年2月9日&br;(配信開始日)|[[ゲームボーイギャラリー3>ゲームボーイギャラリーシリーズ]]|[[スーパーマリオランド2 6つの金貨]]|[[ゼルダの伝説 夢をみる島 DX>ゼルダの伝説 夢をみる島]]|
|~|[[テトリス]]|[[メトロイドII RETURN OF SAMUS]]|[[レッドアリーマー MAKAIMURA GAIDEN>レッドアリーマー 魔界村外伝]]|
|~|[[ワリオランド3 不思議なオルゴール]]|[[星のカービィ]]|[[役満]]|
|~2023年3月16日|[[バーガータイムデラックス>バーガータイム]]|[[星のカービィ2]]||
|~2023年6月6日|[[コロコロカービィ]]|[[メタファイトEX]]||
|~2023年7月27日|[[ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 時空の章>ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 大地の章/時空の章]]|[[ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 大地の章>ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 大地の章/時空の章]]||
|~2023年8月8日|[[ポケモンカードGB]]|||
//|~2023年MM月DD日||||
#endregion

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**特徴
-トップメニューから好きなゲームを選択してプレイできる。やめたい場合はメニューからゲーム一覧に戻ることもできる。
--トップメニューには当時のパッケージ画像が並んでおり、自由に並べ替えたりサイズを変えたりすることが可能。ゲームの簡単な解説も閲覧できる。

//-配信開始当初から20本のソフトが内蔵されており、配信タイトルは毎月第2~3水曜日(2019年9月以降は不定期)に2~3本ずつ追加されていく。
-配信タイトルは現在は不定期で2~3本ほど追加される。((2019年8月までは毎月第2~3水曜日に追加されていた。))
--タイトルの追加はソフトのアップデートで対応する。追加当初はパッケージ画像が伏せられており、カーソルを合わせると一つ一つめくるようにしてオープンされてゆくという、小さいながらも楽しみが詰まった演出がなされている。

-任天堂はもちろん、コーエーテクモ、コナミ、カプコン、サンソフトなどのサードパーティ製ソフトも収録されている。アークシステムワークスによるテクノスジャパン作品やコナミによるハドソン作品の配信など現存しないメーカーのソフトも。

-通常のソフトとは別に「スペシャルバージョン」が配信されることがある。これはあらかじめ何らかのプレイデータがプリセットされた状態でゲームが開始されるというもの。
--例えば第一弾の『[[ゼルダの伝説]] お金持ちバージョン』の場合、ゲーム開始直後からルピー(お金)がカンストしており、さらに最初からいくつかのアイテムを所持した状態でゲームが開始される。
--他にもラスボス直前で始まる『[[忍者龍剣伝]] クライマックスバージョン』やLEVEL20クリア直前で始まる『[[ドクターマリオ]] 知る人ぞ知るUFO直前バージョン』などがある。
--ゲームの解説も、『ゼルダの伝説 お金持ちバージョン』では「''お金の力でガノンを倒してください''」と身も蓋も無いことが書かれるなど通常版よりユーモラスになっていたり、続編や小ネタに言及しているものがある。
---基本的にスペシャルバージョンについては告知なしで追加されるため、いつ何がくるか全く分からないというサプライズ要素もある。

-FC・SFC・GBからそのまま移植されているものがほとんどだが、VCと同様、光過敏性発作を避けるために画面の点滅などのエフェクトが抑えられていたり、版権の都合で一部の言い回しや演出が変更されているもの((例えば『ジョイメカファイト』では、雑誌『ファミコン通信』(現:ファミ通)の広告が削除されており、『マリオのスーパーピクロス』はSFC版・VC版から一部問題が差し替えられている。))もある。
--なお、VCでは画面の彩度を大きく抑えられていたのに対し、本作ではあまり彩度を抑えていないので少し色鮮やかになっている。

-海外版は一部配信タイトルが変更されている。詳細は余談項を参照。

-各タイトルのバックアップ機能は勿論のこと、VCにも存在した「いつでもセーブ」機能も引き続き搭載。本作では1タイトルにつき4つまでセーブを残す事が出来るようになっており利便性がアップ。
--データは全て本体に保存される仕様となっている。その為会員期間を終えてしまってもデータに支障はなく、オンラインでのデータ保管サービスや本体の引越し機能も利用可能。

-2019年7月17日の更新から、全てのゲームで進行中のゲームの状況を巻き戻せる機能が追加された(N64版は不可)。
--旧作にそこまで労力をかけて遊びたくもないという場合でもこれでサクッと進められる。

-『[[マリオブラザーズ]]』など複数人で遊べるソフトはローカルの同時プレイだけでなく、オンラインによる同時プレイにも対応している。
--相手プレイヤーの画面上にカーソルを表示させる「おててカーソル」という機能もあり、相手にヒントを与えるのに活用できる。上手く切り抜けられたら拍手してあげよう。
--GB・GBAでの通信プレイ時は、元が携帯機ゆえにプレイヤーごとに画面が独立しているが、お互いのプレイ画面を1画面に表示させることも可能。

-トップメニューの「設定」では画面の表示方法を切り替えられる。
--FC・SFC・MDで設定できる項目は、ドットの描画幅の縦横を合わせた「ピクセルパーフェクト」、横幅を少し引き伸ばした「4:3」、走査線に加えファミコンの映像信号に存在した色にじみを再現した「アナログテレビ」の3つ。
---アナログテレビでFCのドット絵を表示した場合、1つ1つのドットの形状は正四角形ではなくやや横長であり、当時はそれを前提としたデザインを行っていた。~
現代の液晶画面でドット絵を描こうとするとどうしても縦横の比率が同じ正四角形のドットになってしまい、当時の画面と比べるとやや横が縮んだ表示になってしまう。
--GBの場合は「ゲームボーイ」「ゲームボーイポケット」「ゲームボーイカラー」をそれぞれ再現した画面表示から選べる。カラー対応・専用ソフトは設定によらずゲームボーイカラーでの表示扱いになる。
---なお、起動画面は省略されているため、ゲームボーイソフトをカラーで起動しても、画面配色を調整する小技はできなくなっている。
--GB・GBAではゲーム機本体でのドット表示を再現したり、画面サイズを小さくしたりもできる。

-ゲーム機本体を傾けるという特殊な操作方法が必要だった『コロコロカービィ』については、Switchのコントローラーのジャイロ機能を使った操作方法へと変更されている。
--これにより、GC本体を振り回すという操作をしなくても、テレビ画面を使って安全にプレイを楽しむことができるようになった。

-オフラインの状態でも遊ぶことが可能。ただし7日後に再認証をしないとそれ以降は遊べない。
--1週間という縛りは、おそらくOnlineの体験期間が1週間であるためだろう。
--Onlineに登録している以上「インターネット接続ができる環境がある」というのは大前提なので、よほどオンライン環境に恵まれていないといったことがなければ無視できる制限ではある。

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**評価点
-圧倒的コストパフォーマンス
--VCのファミコンソフトは1本約500円で配信されていたが、本作はOnline会員にさえなれば50本超のFCソフトと20本超のSFCソフトがいきなり遊べてしまう。
--『[[スプラトゥーン2]]』や『[[マリオカート8 デラックス]]』などのNintendo Switch用ソフトのオンラインプレイを行うためにはOnline加入は必須なので、そのオマケにレトロゲームがたっぷりついてくると考えると非常にお得。
--ミニFCに収録されているゲームのほとんどが追加されており、2019年3月時点で2/3以上のソフトが収録されている。もちろんミニFCに未収録のゲームも配信されている。

-粒ぞろいのスペシャルバージョン
--基本的にプレイヤーに有利な状況でゲームが開始される為、当時見る事ができなかったエンディングや特別な演出を楽しみやすくなる。

-便利かつ強力な、巻き戻し機能
--『[[スーパーマリオブラザーズ2]]』や『マイティボンジャック』といった高難度なゲームを易しくしたり、ちょっとしたミスでも「待った」のように使えたりとプレイの幅が大きく広がる。
--RPGのタイトルは少ないものの、例として『MOTHER』の場合、バトル終了後のレベルアップ判定後のパラメータ上昇も乱数で決まるため、巻き戻し機能を使えば厳選してレベルアップさせることも可能となる。
--もちろん、使用しなければオリジナルと同様に遊べる。

//-プラットフォームとの相性の良さ
//--Switchは携帯モードとテーブルモード、そして据え置きモードを切り替えてプレイできるが、本作との相性がとてもよい。
//--Switchが1台あれば、おすそわけプレイですぐに2人プレイが可能。『[[バルーンファイト]]』や『[[ジョイメカファイト]]』などの、2人プレイが楽しいのに持ち運ぶことができなかった((3DSのVCでは、持ち運ぶことはできたが2人プレイはできなかった。))ゲームでも、手軽に持ち運んで遊べるのはとても嬉しい。
//比較込みとはいえハードに由来する評価点は基本NGなのでCO

-リアルタイムオンラインプレイの実装
--FC・SFC・GBのソフトを正規の手段でオンライン同時プレイできるのは本作が初めて。近くに人がいなくても気軽に複数人プレイができる。
//--前述の通りOnline会員にさえなれば遊べるため、「相手がソフトを持っていないためオンラインプレイができない」といった状況は少なく、気軽にオンラインプレイができる。
//相手がオンライン会員でなければ遊べないことには変わりなく、意味不明なためCO

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**問題点
-配信ペースが鈍い
--2019年8月までは1か月に2~3本ずつ、それ以降は不定期(およそ2~3か月ごと)にソフトが追加されているが、VCと比べるとその追加ペースは決して速いとはいえない。
--ただしVCはその都度お金を払って購入する商品の選択肢が追加されるだけだが、こちらはオンライン料金を払った時点の全てのソフトが自由に遊べるので、どちらが良いかは比べられない。

-取扱説明書(電子説明書)が付属していない
--現代のゲームと違い、収録ゲームはゲーム本編中にプレイ方法の解説などが存在しないものがほとんど(『ジョイメカファイト』や『[[ワリオの森]]』などの例外はあるが)。『プロレス』など操作が難しいゲームや『アドベンチャーズ オブ ロロ』など初見でプレイするには分かりにくいゲーム、『[[サイコドリーム]]』のようなストーリーを理解するには説明書が必要なゲームが多数存在する。また『バレーボール』や『スマッシュピンポン』といった一部スポーツゲームは、現代の競技と一部ルールが異なっている。
--本作の公式サイトにすら各ゲームの説明書に相当する資料等が現状存在せず、いささか不親切。
---上記の『プロレス』等を除く一部のソフトは、3DS・WiiUのVC配信時に作成された電子説明書や、ミニFC・ミニSFC発売時に公開された当時の説明書が任天堂ホームページ上にアップロードされているため、それらで代用することは可能。

-不便な設定周り
--現時点で設定は画面表示方式の変更のみだが、メニューでしか変更できない上にプレビューも非常に小さく、実際にゲームを起動してみないと比較がしづらい。

-ソフト側でのキー配置が固定であり、キーコンフィグが用意されていない。
--携帯モード・Joy-Con両手持ちの場合、(デフォルトの状態では)+ボタンがスタートボタン、-ボタンがセレクトボタンに該当するため、一部のゲームが操作しにくい。
--FCではA=A、B=Bにそのまま割り当てられているため、特にFCのマリオシリーズをプレイした際に「(SFC同様に)Bでジャンプしようとして跳ばずそのまま穴に落ちる」という事故が多発しやすい。
--後にNintendo Switchの本体アップデートにより、本体設定によるJoy-ConやProコントローラーのキーコンフィグができるようになった。~
これを利用することで操作性を改善できるものの、あくまで本体機能によるものとなっているため切り替えるのが面倒ではある。
---加えて、ゲームキューブコントローラや旧世代機再現系コントローラー等では本体側のキーコンフィグが不可能になっており、SFCのゲームの大半が遊びづらいのが現状である。
--WiiUのVCではソフト毎にキーコンフィグをすることが可能であった((もっともバーチャルコンソールは一つ一つが別ソフト扱いだったため逆に横のつながりはない。))。そのため、前世代機から劣化している点を批判する声もある。

-一部再現性の問題
--ディスクシステム専用ソフトではロード時間が発生し、その読み込み時間も忠実に再現されている。
---もっとも、エミュレータである以上、仕方のない仕様ではある。また、ディスクの交換は自動で行ってくれるため、物理的にディスクを交換する時間の分だけ短縮されてはいる。
--ゲームボーイの場合、スーパーゲームボーイ使用時の配色やピクチャーフレームの再現、カラー専用ソフトをカラー以外で起動するなどと言った再現が不可能。
//アドバンスのゲームボーイプレイヤー対応ソフト(マリオ&ルイージRPGの振動機能など)はどうなのかは確認できていません。

-いつでもセーブの仕様
--セーブしたデータを再開する時、セーブした時点ではなく、少し経った後で再開される((厳密には暗転しているごくわずかの間もコントローラーの操作は受け付けている。))。そのためセーブした状況次第では何もできずに敵に接触してやられてしまうなど取り返しがつかないケースも生じてしまう。
---VCではロード時間は一切発生せず、再開時はセーブ直前の地点からすぐに始められた。過去に実現できていた機能が満足にできていない点に不満の声もある。
//オンライン加入していないと遊べないことを問題点とするのはさすがにおかしいので削除

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**総評
オマケとして考えると非常にお得なソフト。~
Nintendo Switchの利点として屋外への持ち運びやおすそわけプレイでも気軽に楽しめるので、Nintendo Switch Online加入者ならばとりあえずダウンロードしておいて損はない。~
「遠くの友達や親戚ともファミコンやスーファミ、ゲームボーイで一緒に遊べる」という点だけでも遊ぶ価値はある。

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**余談
-CEROのレーティングは3作とも「&color(green){B(12才以上対象)}」。これは『[[ダブルドラゴン]]』などの一部ソフトがバーチャルコンソールで配信された際に付属したレーティングに沿ったもの。
--CEROではオムニバス形式など複数のタイトルが収録された作品はすべてのタイトルを審査の対象とし、その中で最高年齢のレーティングが採用されるため。

-『パンチアウト!!』の内容はゲーム大会「第2回 ファミリーコンピュータ ゴルフトーナメント」の賞品版となっている((カートリッジが金色で通常の物よりも大きく、現在ではプレミアソフトとしても有名。))。これは一般販売版がマイク・タイソンとのコラボになっており、氏の権利関係のため。
--VC等で配信されたものも賞品版とされているが実際にはマイク・タイソンをMr.ドリームに置き換えた海外後期版なため、''賞品版そのものが配信されたのはこれが初である。''

-『[[ゼビウス]]』『[[バベルの塔]]』はこのソフトでの配信以前に、バンダイナムコのファミコンオムニバスソフト集『ナムコットコレクション』で配信済の作品となっている。
--アップデート方式とDLC型の違いや、『Nintendo Switch Online』では巻き戻し地点を細かく指定できる、『ナムコットコレクション』では取扱説明書を閲覧できるなど各プラットフォーム由来の仕様の違いはある。

-ゲーム選択画面では基本的にパッケージ画像を使用しているが、例外もある。
--『スーパーパンチアウト』はニンテンドウパワー専用だったため、タイトル画面の画像が使用されている。
--『[[スーパーチャイニーズ>チャイニーズヒーロー#id_d5aeaf9d]]』は配信当初にはパッケージとタイトル画面にNAMCOTのロゴを付いていたが、『ナムコットコレクション』と差別化を図る為かNAMCOTのロゴが削除された。
--『[[GUN-DEC]]』はパッケージで発売されていたが、ゲーム選択画面ではタイトル画面が使用されている。「パッケージイラストが某映画に似ていることが原因ではないか」と言われている。
--『スターフォックス2』はミニSFC収録時に新規製作されたパッケージ画像が使用されている。
--ディスクシステムソフトは画像の採用素材にばらつきが見られ、一貫性がない。
---『ゼルダの伝説』などパッケージ表面を兼ねていた説明書の表紙、または『スーパーマリオブラザーズ2』などカードケース内のタイトルジャケットを使用しているタイトルに二分される。
---『クルクルランド』に至っては内容の異なるディスク書き換え版にもかかわらず、カセット版のパッケージを使用している。

-本作配信に合わせ、Online加入者限定で当時のファミコンのコントローラを再現した本作専用の「ファミリーコンピュータ コントローラー」が発売された。
--Iコン・IIコンセットのためか税込6,458円とややお高めであるが、サイズやボタン配置は当時のものを忠実に再現しており、IIコンにはマイクも搭載されている。
--Nintendo Switch本体とは無線で接続。Joy-Conのように本体に取り付けることで充電が可能となっている。

-SFC版の配信開始とともに、スーファミのコントローラを再現した本作専用の「スーパーファミコン コントローラー」も発売された。価格はコントローラ1つで税込3,278円。
--こちらはProコントローラーと同様にUSB Type-Cケーブルで充電する。

-これらの対応するコントローラーを接続しながら本作を起動するとゲーム選択画面の効果音がファミコン版では『[[スーパーマリオブラザーズ3]]』のものに、スーファミ版では『[[スーパーマリオワールド]]』のものになるという小ネタが仕込まれている。

-本作の海外版『Nintendo Entertainment System – Nintendo Switch Online』『Super Nintendo Entertainment System – Nintendo Switch Online』では内蔵ソフトも当然海外版仕様となっている。
--海外のニンテンドーアカウントさえ取得すれば日本国内でも海外版をダウンロード可能。プレイも日本用のOnline会員にさえなっていればOK。両方揃えて日本版との違いを味わうのもいいだろう。
--一部地域未発売の作品が存在する関係で、配信タイトルや本数に違いがある。なお香港版は日本版と配信タイトルが同一であるため、下記分類では便宜上日本版として扱っている。

--日本版限定~

---FC『[[つっぱり大相撲]]』『[[イー・アル・カンフー]]』『[[ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣]]』『[[ファミコンウォーズ]]』『[[ルート16ターボ>ルート16]]』『[[アトランチスの謎]]』『スマッシュピンポン』
---SFC:『[[真・女神転生]]』『[[ファイアーエムブレム 紋章の謎]]』『[[くにおくんのドッジボールだよ全員集合!]]』『すごいへべれけ』『[[真・女神転生II]]』『[[ファイアーエムブレム 聖戦の系譜]]』『[[真・女神転生if...]]』『[[海腹川背]]』
---N64:『[[カスタムロボ]]』『[[カスタムロボV2>カスタムロボ]]』
//『[[牧場物語2]]』
---MD:『[[ぷよぷよ]]』
---GB:『[[役満]]』
//『[[カエルの為に鐘は鳴る]]』
---GBA:『[[ファイアーエムブレム 封印の剣]]』
//(海外でも発売)

--海外版限定~

---FC:『StarTropics』『Eliminator Boat Duel』『The Immortal』『Nightshade』(いずれも日本未発売)/『[[Shadow of the Ninja>闇の仕事人 KAGE]]』『S.C.A.T.: Special Cybernetic Attack Team』(いずれも日本でも発売)
---SFC:『Claymates』『Jelly Boy』((※日本国内で発売された類似タイトルの『ジェリーボーイ』(Jerry Boy、海外名『Smart Ball』)とは全く異なるゲーム。))『Earthworm Jim 2』(いずれも日本未発売)/『[[Operation Logic Bomb>怒りの要塞 (SFC)]]』『[[Natsume Championship Wrestling>全日本プロレス´ 世界最強タッグ]]』『[[The Peace Keepers>ラッシング・ビート修羅]]』『SUPER VALIS IV』『Prehistorik Man』『Spanky's Quest』『Congo's Caper』『[[Kirby's Avalanche>ぷよぷよ]]』((スーパーファミコン版『す〜ぱ〜ぷよぷよ』のキャラクター等をカービィのものに差し替えたもの))など(いずれも日本でも発売)
---N64:『Dr. Mario 64』『[[Pokémon Puzzle League>パネルでポン]]』((『パネルでポン』のキャラクター等をポケモンのものに差し替えたもの))(いずれも日本未発売)/『[[Golden Eye 007>ゴールデンアイ 007]]』(日本でも発売)
---MD:『[[ドクターエッグマンのミーンビーンマシーン>ぷよぷよ]]』((MD版『ぷよぷよ』のキャラクター等をソニックシリーズのものに差し替えたもの))
---GB:『Alone in the Dark: The New Nightmare』『Quest for Camelot』

--日本版と同一のタイトルについても、ローカライズによる言語の違いに加えて、一部はゲームの仕様そのものに手を加えられている場合がある。遊び比べてみるのもいいだろう。
---例として、変身マリオでダメージを食らってもスーパーマリオに戻るなど難易度が低下している『[[スーパーマリオブラザーズ3]]』((『スーパーマリオコレクション』版ではこちらの仕様が引き継がれた。))、クリア済の城にもLR同時押しで再挑戦可能になった『[[スーパーマリオワールド]]』などが有名。
--ディスクシステム用ソフトの扱いも作品毎に異なっている。移植やVCでの配信が行われていた日本版『スーパーマリオブラザーズ2』『VS.エキサイトバイク』は海外でもそのまま配信されているが、反対に『クルクルランド』は海外のみROM版準拠での配信となっている。
--ファミコン版の『[[GUN-DEC]]』『[[ゴッド・スレイヤー はるか天空のソナタ]]』『[[raf WORLD]]』やスーファミ版の『スーパーパンチアウト!!』『[[ブレス オブ ファイアII 使命の子]]』等、日本・海外どちらでも発売されたソフトのうち、理由は不明だが海外版の方で先行配信されたソフトが一部存在する。
--海外版は本来存在するが諸事情により収録できなかったと思われる『[[パネルでポン]]』((権利の都合上、従来の英語名称の『Tetris Attack』というタイトルが使用できなかったためと思われる。))、元々海外未発売である『[[す~ぱ~ぷよぷよ通>ぷよぷよ通]]』、『マリオのスーパーピクロス』、『[[サイコドリーム]]』、『[[忍者じゃじゃ丸くん]]』、『ディーヴァ STORY6 ナーサティアの玉座』、『[[ジョイメカファイト]]』、『[[ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会]]』、『[[カービィのきらきらきっず]]』は日本語版がローカライズ無しで海外版にそのまま収録されている。NESやSNES向けのパッケージが並ぶ中に日本語のパッケージがある様はなかなかシュール((『Mystery Tower(バベルの塔)』のみ例外で日本語版のパッケージをベースにタイトルが差し替えられ、機種名も現地のものに変更されている。))。

-「Nintendo Switch Online」の利用料金は個人プランで30日間306円((2019年9月までは300円だった。なお365日間の個人プランとファミリープランは消費税増税後も値段は据え置き。))であり、365日間だと割引されて2,400円となる。また初回のみ1週間だけ無料で体験できる。詳細は[[公式サイト>https://www.nintendo.co.jp/hardware/switch/onlineservice/pricing/]]を参照。
--[[マイニンテンドー>https://my.nintendo.com/]]では、集めたプラチナコインとの引換で「Nintendo Switch Online 7日間無料体験チケット」を1か月につき1回無料で取得できる。
--他にも『[[スプラトゥーン2]]』のSwitch本体セットにOnlineの個人プラン3か月の利用券が付くなど、Onlineを無料または安く導入できる手段が用意されていることがあるので、各自で調べてみよう。

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*NINTENDO 64 Nintendo Switch Online
【にんてんどう ろくじゅうよん にんてんどー すいっち おんらいん】
*セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online
【せが めがどらいぶ ふぉー にんてんどー すいっち おんらいん】
*ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online
【げーむぼーいあどばんす にんてんどー すいっち おんらいん】

|ジャンル|オムニバス|CENTER:&image(https://store-jp.nintendo.com/dw/image/v2/BFGJ_PRD/on/demandware.static/-/Sites-all-master-catalog/ja_JP/dw5e43c6c2/products/D70010000046981/heroBanner/f182b6011376fa7d3796d7b0eb01842becffb6c4369cf33d5035bd72ad6833c5.jpg,height=120)&br()&image(https://store-jp.nintendo.com/dw/image/v2/BFGJ_PRD/on/demandware.static/-/Sites-all-master-catalog/ja_JP/dwed3350fa/products/D70010000046986/heroBanner/7e8c63581422736e0f1c74092846454e3c1a1cb7e6f74896f4a39931aabb8ccc.jpg,height=120)&br()&image(https://store-jp.nintendo.com/dw/image/v2/BFGJ_PRD/on/demandware.static/-/Sites-all-master-catalog/ja_JP/dwf7205108/products/D70010000062481/heroBanner/fc47a7db7df0c48cbb3e1d61ccba4f2030b94137130b1178b202d571843337e4.jpg,height=120)|
|対応機種|Nintendo Switch|~|
|発売元|任天堂|~|
|開発元|任天堂&br;Nintendo Europe Research and Development(N64・GBA版のみ)&br;M2(MD版のみ)&br;Panasonic Vietnam(GBA版のみ)|~|
|発売日|N64/MD:2021年10月26日&br;GBA:2023年2月9日|~|
|定価|無料&br;(プレイは要Nintendo Switch Online + 追加パック加入)|~|
|プレイ人数|1~4人|~|
|レーティング|N64:CERO:C(15才以上対象)&br;MD:CERO:B(12才以上対象)&br;GBA:CERO:A(全年齢対象)|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|ポイント|お値段に比例して拡張|~|

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**概要(N64・MD・GBA)
先述した月額サービスであるNintendo Switch Onlineに2021年に追加された「Nintendo Switch Online + 追加パック」の特典である、NINTENDO 64・メガドライブ・ゲームボーイアドバンスのソフトが遊び放題のソフト。~
FC・SFC・GB版同様にダウンロードは誰でも無料でできるが、遊ぶには上記追加パックの購入が必要となる。

基本的な特徴は上記FC・SFC・GB版と同様のため、以下では64・MD・GBA版独自の項目のみ記述する。

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**収録タイトル(N64・MD・GBA)
#region(N64版の収録ソフト一覧(追加日・五十音順))
|~2021年10月26日&br;(配信開始日)|WIN BACK|[[スーパーマリオ64]]|[[スターフォックス64]]|
|~|[[ゼルダの伝説 時のオカリナ]]|[[罪と罰 ~地球の継承者~]]|[[マリオカート64]]|
|~|[[マリオテニス64]]|[[ヨッシーストーリー]]||
|~2021年12月10日|[[マリオストーリー]]|||
|~2022年1月21日|[[バンジョーとカズーイの大冒険]]|||
|~2022年2月25日|[[ゼルダの伝説 ムジュラの仮面]]|||
|~2022年3月11日|[[F-ZERO X]]|||
|~2022年4月15日|[[マリオゴルフ64]]|||
|~2022年5月20日|[[星のカービィ64]]|||
|~2022年6月24日|[[ポケモンスナップ]]|||
|~2022年7月15日|[[カスタムロボ]]|[[カスタムロボV2>カスタムロボ]]||
|~2022年8月19日|ウエーブレース64|||
|~2022年10月13日|パイロットウイングス64|||
|~2022年11月2日|[[マリオパーティ]]|[[マリオパーティ2]]||
|~2023年4月12日|[[ポケモンスタジアム2]]|||
|~2023年8月8日|[[ポケモンスタジアム金銀]]|||
|~2023年8月30日|[[エキサイトバイク64]]|||
|~2023年10月27日|[[マリオパーティ3]]]]|||
//|~2023年MM月DD日|[[ゴールデンアイ 007]]|テン・エイティ スノーボーディング|
//|~|[[牧場物語2]]|||
#endregion

#region(MD版の収録ソフト一覧(追加日・五十音順))
|~2021年10月26日&br;(配信開始日)|[[エコー・ザ・ドルフィン]]|[[ガンスターヒーローズ]]|[[ゴールデンアックス]]|
|~|[[魂斗羅ザ・ハードコア]]|ザ・スーパー忍II|[[シャイニング・フォース 神々の遺産]]|
|~|[[ストライダー飛竜]]|[[ソニック・ザ・ヘッジホッグ2]]|[[バンパイアキラー]]|
|~|[[ファンタシースター ~千年紀の終りに~]]|[[ぷよぷよ]]|[[ベア・ナックルII 死闘への鎮魂歌]]|
|~|武者アレスタ|リスター・ザ・シューティングスター||
|~2021年12月17日|[[ヴァーミリオン]]|サンダーフォースII MD|[[獣王記]]|
|~|[[ダイナマイトヘッディー]]|トージャム&アール||
|~2022年3月17日|[[エイリアンソルジャー]]|[[スーパーファンタジーゾーン]]|ライトクルセイダー|
|~2022年4月22日|[[シャイニング・フォースII 古えの封印]]|スペースハリアーⅡ|[[ソニック・スピンボール]]|
|~2022年7月1日|[[コミックスゾーン]]|[[重装機兵レイノス]]|ゼロウィング|
|~|[[ロックマンメガワールド]]|||
|~2022年9月16日|アースワームジム|アリシアドラグーン|ストーリーオブトア 光を継ぐ者|
|~2022年12月16日|エイリアンストーム|[[コラムス]]|ゴールデンアックスⅡ|
|~|バーチャファイター2|||
|~2023年4月19日|カメレオンキッド|[[ストリートファイターII'プラス &br;-CHAMPION EDITION->ストリートファイターII'#id_f3ca9694]]|[[パルスマン]]|
|~|[[フリッキー]]|||
|~2023年6月28日|[[ザ・スーパー忍]]|[[新創世記ラグナセンティ]]|[[大魔界村]]|
|~|[[ランドストーカー ~皇帝の財宝~]]|||
//|~2022年MM月DD日||||
#endregion

#region(GBA版の収録ソフト一覧(追加日・五十音順))
|~2023年2月9日&br;(配信開始日)|[[くるくるくるりん]]|[[スーパーマリオアドバンス4>スーパーマリオブラザーズ3]]|[[ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし]]|
|~|[[マリオ&ルイージRPG]]|[[マリオカートアドバンス]]|[[メイド イン ワリオ]]|
|~2023年3月9日|[[メトロイド フュージョン]]|||
|~2023年5月26日|[[スーパーマリオアドバンス>スーパーマリオUSA]]|[[スーパーマリオアドバンス2>スーパーマリオワールド]]|[[スーパーマリオアドバンス3>スーパーマリオ ヨッシーアイランド]]|
|~2023年6月23日|[[ファイアーエムブレム 封印の剣]]|[[ファイアーエムブレム 烈火の剣]]||
|~2023年9月29日|[[星のカービィ 鏡の大迷宮]]|||
//|~2023年MM月DD日|[[F-ZERO FOR GAMEBOY ADVANCE]]|[[黄金の太陽 開かれし封印]]|
#endregion

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**評価点(N64・MD・GBA)
-旧作プレイし放題
--レトロゲーマーには嬉しい仕様。特にN64は現行機にほとんど移植されていないということもあり貴重品。~
N64は元々多人数向けのゲームが多かったが、オンラインで4人プレイをサポートしているので、ボイスチャットを使えばあの頃の風景が蘇る。
--メガドライブの方は、すでに『メガドライブ ミニ』やオムニバス形式の作品に収録されているソフトも多いが、Switch1台でそれらをまとめてプレイ可能というのは大きな利点。エミュレーションについても『SEGA AGES』を筆頭に実績を積み重ねてきたM2が担当しており、移植精度も抜かりがない。

-まさかの追加コンテンツ
--制作スタジオが買収された為にXbox系列に移籍してしまった『[[バンジョーとカズーイの大冒険]]』が2022年1月に任天堂ハード復帰を果たした。~
先に『[[大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL]]』で橋渡しがあったとはいえ、あくまでも「バンカズというキャラだけなら許諾が出た」と思われていただけに驚きの声が上がった。
--さらに、今までVC未配信だった『WIN BACK』『[[カスタムロボ]]』『パイロットウイングス64』『[[マリオパーティ]]』『[[マリオパーティ3]]』『[[ポケモンスタジアム2]]』『[[ポケモンスタジアム金銀]]』などN64ファンにとっては堪らない豪華ラインナップが勢ぞろいしている。''[[そしてこのタイトルも…>ゴールデンアイ 007]]''

-N64の3DモデルがHDになったこと
--3Dグラフィックのゲームが現行機に移植される際に画質の向上などが図られることは珍しいことではないが、本作においてもそれは例外ではなかった。
--Wii UはHD機でありながらVC作品の画質が前世代機のWiiと同等(SD画質)だったが、今作ではHD画質に対応している。
--フォントごと作り直した『[[スーパーマリオ 3Dコレクション]]』ほどの画質向上ではないが、単純な×3や×4のアップスケーリングではなく、きっちり補完+αをかける仕様。例えば『[[マリオカート64]]』では描写距離が繊細化され、コースの先が見やすくなった。~
『[[ゼルダの伝説 時のオカリナ]]』では元がROMカセットという容量が限られた環境故にプリレンダムービーではなくリアルタイムレンダリングムービーを使っていたため、高画質化の影響が大きい。

-メガドライブが本当の意味で現行機で遊べるようになったこと
--Wiiのバーチャルコンソールが2019年1月31日に終了して久しい中、同年に発売されたメガドライブミニの大ヒットを得て、ようやく本当の意味で現行機に帰ってきた。
--3DS以降から本作以前の家庭用機としてメガドライブの移植は『[[セガ3D復刻プロジェクト>セガ3D復刻プロジェクトシリーズ]]』と『[[SEGA AGES>SEGA AGESシリーズ]]』が存在したが、これらはワールドワイドでの商業の都合や移植開発の難航によりラインナップが限られていた。~
本作ではサブスク故にある程度採算を無視できることと、新シリーズとして移植タイトルが考えられるようになったことから、過去のインタビューで語られた「SEGA AGES第1弾でIVを移植してしまったため、その後に昔の作品は出しにくい」という理由でお蔵入りになった『サンダーフォースII MD』の移植が実現した。
--同時にゲームギアミクロに収録できるSMSまでの作品に絞られていた『[[アレスタコレクション]]』にて、MDタイトルという理由で未収録に終わった『武者アレスタ』も本作に収録された。

-VCでは不可能だったゲームボーイアドバンスの対戦機能に対応した。追加パックの購入済みのSwitch本体が2台必要になるが、ようやく対戦機能をフル活用したプレイが可能となった。
--当時ではハードルが高かったテレビ画面での対戦プレイも手軽にプレイできる。

----
**賛否両論点(N64・MD・GBA)
-値段
--『[[あつまれ どうぶつの森]]』『マリオカート8 デラックス』『スプラトゥーン2』のDLC使用権含めとはいえ、それらを所持していない人にとっては少々辛いお値段。また基本パックと違い30日や90日などのプランが存在せず、12ヶ月分をまとめて支払う必要がある。

-配信ペース
--2022年11月配信時点では1ヶ月に1本のペースでN64のソフトが追加されていた(一部作品除く)が、VCと比べると決してペースが速いとは言えない。
--しかし現在ではN64ソフトは2022年12月以降が不定期配信((MDソフトは基本的に2~3ヵ月ペースで配信されている。))なので、それと比べれば幾分か良いという声もある。

-ボタン数の関係上仕方ない部分もあるが、N64作品でおすそわけプレイを行うとかなり無理矢理なボタン振り分けになる。ボタンコンフィグは存在しない。
--どう見てもボタンが不足しているのに、一応はプレイできるように配置しただけでも賞賛するべきかもしれない((N64のコントローラーは元々搭載されているボタンを全て使う設計にはなっていないが、それでもA・Bボタン+Cトリガー4つ+R・L・Zトリガー+スタートボタンの10ボタンと2つのスティックがあるのに対し、Joy-Conは4方向ボタンとSR・SLボタン、L・ZL or R・ZRボタン、+ or -ボタンの9ボタンとスティック1本のみ。Joy-Con横持ち時はL/RとZL/ZRは非常に押しづらい位置に来てしまうので、このボタン数で再現するのはかなり無茶な話ではある。))。
--Joy-Conを1人で2つ使える1人プレイならばそこまで大きな違和感はない。『時のオカリナ』のようにCトリガーを多用するゲームは慣れないと少々苦戦するが…。
---コントローラーを人数分フルに用意すればいずれにせよ解決する難点ではある。おすそわけプレイはあくまで「おすそ分け」なのだから、フルに楽しめない部分があるのは仕方ないところもある。
--AボタンとBボタンの並びか本来のN64の配置とはズレているのも、当時の操作に慣れていたプレイヤーには違和感があるかもしれない。これはJoy-Con2個持ちでも解決しない。

----
**問題点(64・MD・GBA)

''64固有の問題点''
-64に関しては以下の問題点が指摘されている。

-エミュレーション精度
--プレイに致命的な影響を及ぼす程ではないものの、「操作遅延(ラグ)が大きい」「一部作品のフレームレートが低下している」「一部作品のグラフィックの描画が正常でない((一例として、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』で雲海が正常に描写されなかった。2022年1月のエンジンアップデートで解決。))」などの報告が挙がっている。
---2022年1月に『バンジョーとカズーイの大冒険』が追加された際にエミュレーションエンジン自体もアップデートされたものの、それでもラグを感じるとの声は多い。
---特に『マリオストーリー』では、バッジの組み換えで頻繁に使用するスタートメニューで処理落ちが発生するため、影響が大きい。
---また、元々60FPSが特長であった『F-ZERO X』はフレームレートが不安定になってしまっており、マシンの速度が上がるほど悪化してしまう。こちらも2022年6月のアップデートで多少は緩和されたがそれでも未だ安定には程遠い。

-「振動パック」以外の周辺機器の機能に対応していない。
--『マリオストーリー』や『スターフォックス64』などの「振動パック」に対応しているソフトは振動機能には対応しているが、それ以外の周辺機種である「コントローラーパック」「64GBパック」などには対応していない。
--そのため、『マリオカート64』では「コントローラーパック」がないとゴーストを記録させることができないため、全ての要素をフルに楽しめない。
--当然ながら『マリオテニス64』や『マリオゴルフ64』に対応している「64GBパック」も再現されない。
---これについては、ニンテンドーダイレクトで『ポケモンスタジアム2』『ポケモンスタジアム金銀』が紹介された際に、わざわざ「ゲームボーイのポケモンを連れてくることができません」と注意書きが書かれるほど。
---これに関しては、ゲームボーイと通信させる方法がないため仕方がないところもある。3DSで配信されている、各種ソフトのバーチャルコンソールとの通信もできない。また、オリジナル版にあった、GB版のプレイも不可能となっている((64GBパックに刺されたカートリッジからゲームのデータをロードしてプレイするという、GBビルの特徴が原因と思われる。))。
//値段については賛否両論点にあるので削除

-巻き戻し機能に対応していない。
--他5機種(FC・SFC・GB・GBA・MD)は全て巻き戻し機能が使用できるのだが、64のみこの機能が実装されていない。
--他機種と比べ、巻き戻すために記録する必要があるメモリデータの量が多いことが要因と考えられる。

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**総評(N64・MD・GBA)
レトロゲーマーなら加入を考えるべきだが、追加料金をどう見るか。~
他社のサブスクリプションサービス((新作メインのXbox Game Passは月850円、旧作メインのプロジェクトEGGは月550円に対し、NSO+は409円。))と比較するとこれでも安い方ではあるが、現在プレイ可能な作品数と、作品の追加ペースを考えると本当に安いのかはユーザーで評価が割れるところではある。~
ただ、「+追加パック」の特典は本作だけではないので、他の特典をフル活用できるかどうかでコストパフォーマンスへの評価も変わってくるだろう。

----
**余談(N64・MD・GBA)
-本作に合わせ、Online加入者限定でN64とMDのSwitch向けコントローラーが発売された。
--FC・SFC版と同じくN64コントローラーを接続しながら起動するとゲーム選択画面の効果音が『[[スーパーマリオ64]]』のものに、MDコントローラーを接続すると『[[ソニック・ザ・ヘッジホッグ]]』のものになる小ネタが仕込まれている。
--なおN64コントローラーの方は、スティックの根本にあるボリュームコントローラー等の内部仕様が実機のN64コントローラーから変更されている(=実機の修理用には使えない)ことが判明している。
--先に発売された『[[スーパーマリオ 3Dコレクション]]』収録版の『スーパーマリオ64』は当初このN64コントローラーに非対応だったが、''同作の販売終了から半年以上経過したにもかかわらず''2021年11月にN64コントローラーへ正式対応させるアップデートを行っている。

-海外のみで発売されたMDソフト『アースワームジム』、『バーチャファイター2』のゲーム選択画面ではタイトル画面が使用されている。~
逆に海外版『SEGA Genesis Nintendo Switch Online』ではGenesis版準拠のため、欧州で発売された『[[エイリアンソルジャー]]』、『ゼロウィング』のゲーム選択画面が欧州MDパッケージではなくタイトル画面を使用されている。

-Switch Online基本パックに引き続き、本作も各国でソフトのリージョンが変更されている。~
そのため『[[スーパーマリオ64]]』は国内では振動パック対応バージョンが収録されているが、海外ではN64本体と同時発売された初期バージョンで収録されており、階段などを後ろ向きに走り幅跳び連打で登ることで使える有名なバグ技「''ケツワープ''」が可能となっている。~
『3Dコレクション』で不可能だった「ケツワープ」が海外版限定とはいえ再び可能となったことは、各ゲーム系ニュースサイトで話題として取り上げられたほど。

-安全対策のためか『[[マリオパーティ]]』のみ、ゲームを開始する度に''「コントローラーのスティックを 手のひらなどの皮膚の弱い部分で操作しないでください。」''の注意書きが画面上に表示される。
--元々は『[[マリオパーティ2]]』の[[説明書>https://m1.nintendo.net/docvc/NUS/JPN/NMWJ/NMWJ_J.pdf]]に記載されていたもの。初代のミニゲームが収録されている『[[マリオパーティ スーパースターズ]]』でも表示される。

復元してよろしいですか?