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海腹川背Portable - (2015/04/07 (火) 13:44:10) の編集履歴(バックアップ)
海腹川背Portable
【うみはらかわせぽーたぶる】
ジャンル
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ラバーリングアクション
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対応機種
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プレイステーション・ポータブル
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発売元
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マーベラスエンターテイメント
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開発元
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ロケットスタジオ
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発売日
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2008年3月27日
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定価
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5,040円
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判定
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クソゲー
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劣化ゲー
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ポイント
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2008年クソゲーオブザイヤー携帯機部門次点
全て「本体の仕様です」 フリーズ・進行不可能他多数のバグ 初見には当初評価されていたが… 黒歴史化 擁護不可能 原作を侮辱していると言われても仕方ない出来 通称「なんとかPortable(笑)」
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クソゲーオブザイヤー関連作品一覧
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概要
アクションゲームの名作『海腹川背・旬』の完全移植作。
…のはずだったのだが、低い移植度と商品失格レベルのバグの山で、ファンからは「全く違う何か」とされてしまった作品。『海腹川背』は決してメジャーなタイトルではないが、知る人ぞ知る名作シリーズとして扱われており、SFC版・PS版の中古価格はかなり高い。それだけに今作にかかる期待は大きかったのだが、結果としてそれを大きく裏切ることとなった。
特徴(問題点)
バグ
開発元が「バグゲーマイスター」の異名を持つクソゲー界の雄、「世界屈指の開発力(笑)」と揶揄されるロケットスタジオ、発売元が開発元に対する過剰保護で有名なマーベラスエンターテイメント(以下マーベラスと記載)という地獄タッグ。そして案の定のバグの山。
後に、ラバーリングアクションのプログラミングとゲームデザインを行った産みの親・酒井潔氏が開発に全く関わっていないことが判明。ファンを絶望させる。
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まず、「海腹川背」の要であるルアーやゴムひもの挙動がバグだらけ。
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ロープ張り付きバグ
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例えば、四角い箱の上端角にルアーをひっかけたとして、そのままぶら下がってロープが箱にぶつかると、ロープが箱に張りついて支点が箱の下端に変わる。
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貫通バグ
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ロープがオブジェクトを貫通して挙動がおかしくなる。
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その他、色々と不具合が多いので、詳細は「海腹川背Portable要望まとめwiki 問題点」を参照していただきたい。画像付きで分かりやすい。
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リプレイが正しく再生されず、セーブしたものと異なる動作をする。
対応の悪さ
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発売元のマーベラスは「これらのバグは全て仕様である」と返答して、修正交換や返金対応などは一切行わなかった。
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上記のバグは体験版の時点で既に判明しており、その段階から既に改善要望等も含め話題になっており、不買運動や修正を求める署名運動まで発生したが、結局そのままの仕様で本作は発売されてしまった。
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もっとも、マーベラスには前科があるのでまともな対応を期待していなかった者も多かったが…。
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挙句の果てには「PSP本体の仕様によるものである」と、あくまで悪いのは本体だという対応にまで出る。
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後にこれらの発言に関しては訂正されるものの、バグは「仕様」であるとの姿勢は崩さず、回収などの対応も一切行われなかった。
その他
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評価の高かったBGMがアレンジされているのだが、旧作ファンからは「劣化アレンジ」「改悪」と受け止められている。
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地味なことだが、フィールド上にすずめが飛んでいない。
評価点
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『海腹川背・旬』ではほとんど見ることが出来なかったエンディングムービーが、本作では正面からきちんと見ることが出来る。
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このムービーはかつて「条件を満たせば正面から見れるはず!」と信じていたファンもいる曰くつきのものなので、本作の数少ない評価点である。
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代替品としての需要
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元となるソフトがPS版を含めてプレミア化していた為、現行機種での発売自体は喜ばれた。
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ただし、後に評価の高いDS版が発売され、その後とどめにPS版自体がゲームアーカイブスにて配信開始された事もあって、現在はその需要すらなくなったが。
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また、問題個所の多くが旧作との比較から生じたものであったためか、旧作を知らないユーザーからはそれほど悪い印象は持たれていない。
総評
発表時点では現行機種での発売に期待がされたものの、体験版時点で問題多発。しかもユーザーからの指摘を無視してそのまま発売した上、全て「仕様」と言い切る傲慢なメーカー対応で大炎上を起こした、前代未聞の酷い劣化移植作である。
上述のようにバグも多く、ゲームの出来自体も悪い。
移殖作ゆえに旧作ファンと新規ユーザー間の温度差はつきものとはいえ、原作とそのファンに対する敬意、そしてメーカーとして持って然るべき誠実さに著しく欠けていることだけは、否定しようがないだろう。
余談
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SFC版・PS版の題字は近藤敏信氏が製作したものだが、本作の題字は明らかに別のフォントを用いている。
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PS3の『まいにちいっしょ?』のコンテンツ「トロ・ステーション」で、本作が批判されたとも言われている。
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正確には、同ジャンル作である『バイオニックコマンドー マスターD復活計画』がリメイクされる際、「本作(バイオニック~)は製作者のオリジナルへの愛を感じる」「その一方で愛のないリメイク作品もある」といったような会話が行われたという話。
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公式サイトで「海原川背」と表記したり、デスクトップをデクストップと表記したりと誤字が多かった(現在は訂正されている)。
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バグを「仕様」として頑なに認めようとしなかったマーベラスも同様に信用を落とし、本作発売以降二期連続の赤字となった。
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さらに2年後、マーベラスはPS3と360でまた原作レイプ移植をやらかし?、新たな悲劇を生み出した。
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この時の発言からして全く反省していない、と思われたが…(内容はともあれ)修正パッチを配信するなどの対応を行っており、少しは反省しているようだ。