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スーパーボンバーマン - (2018/07/26 (木) 02:16:57) の編集履歴(バックアップ)
スーパーボンバーマン
【すーぱーぼんばーまん】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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スーパーファミコン
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メディア
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4MbitROMカートリッジ
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発売元
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ハドソン
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開発元
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プロデュース ハドソン
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発売日
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1993年4月28日
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価格
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7,800円
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判定
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良作
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ボンバーマンシリーズリンク
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ストーリー
ボンバーマンが住むピースタウンから遥か北にある近代都市・ダイヤモンドシティ。
そこでは悪の権力者カラット・ダイヤモンドと科学者Dr.ムックがロボット達を改造して、ロボットトーナメントというバトル大会を開催していた。
ボンバーマンの高い戦闘力に目をつけたダイヤモンドは、メカボンバーマンを造り、ボンバーマンを捕まえるためピースタウンに向かった。
その計画を知った黒ボンバーマン(黒ボン)は単身立ち向かうが、メカボンバーマンに負け、ブラックボンバーマン城を奪われてしまった。
なんとか白ボンバーマン(白ボン)のもとに逃げ込んだ黒ボンはカラットの野望を打ち明ける。
そして、遂にかつては敵同士だった二人が、打倒ダイアモンドのために一致団結する時がきた!!
概要
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SFCで展開された『スーパーボンバーマン』シリーズの第1作にして、SFCで初めて発売されたボンバーマン。後にシリーズ化して『5』まで続いている。
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選べるモードはいわゆるストーリーモードである「ノーマルゲーム」と、CPU戦や対人戦ができる「バトルモード」の2種。
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ノーマルゲームは全6ワールドで、1ワールドは7面+ボス戦1面という構成になっている。
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時間制限のシステムが他作品と異なっている。
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中央に時計があり、そこから画面端まで14個の目盛りが1P、2Pそれぞれに付いている。1秒ごとに針が動き、8秒で1周すると目盛りが黒くなる。全ての目盛りが黒くなるとアラームが鳴り出し、そこから一定時間が経つと時間切れで1ミスとなってしまう。
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シリーズでは珍しく、やられてもその場で復活する。
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バトルモードは全12ステージ。新たにCPUの強さを10段階から設定できるようになった。
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「貫通ボム」「フルファイアー」「ドクロ」といった後のシリーズで定番となるアイテムが初登場した。
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後のシリーズでは乗り物の能力になる「ボムパンチ(ボムパント)」が使えるアイテム「パワーグラブ」も登場。
評価点
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ハードの性能を活かした綺麗な立体調の色鮮やかなグラフィック。PCEシリーズとは異なる路線に進化した。
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ノーマルゲームで2人同時プレイが可能に。対戦だけでなく協力もできるようになった。
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2Pは黒ボンを操作。PCEシリーズでは敵だった黒ボンとの共闘という地味に熱い演出。
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ノーマルゲームで1ステージに出てくるアイテムが増えた。そのため、パワーアップややられた際の立ち直りがスムーズになり、テンポが向上した。
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ノーマルゲームの面数は実質的前作『ボンバーマン'93』より減った上に1画面になってしまったものの、敵がより手強くなったため、やり応えは変わらないどころか上昇した。
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特にボスは爆風を当てただけではダメージを与えられないことも。初見では苦戦必至。
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おなじみの隠し要素。
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特定の行動をとるなど条件を満たすと高スコアアイテムなどが出現したり、特定のパスワードによって様々な特典を得られる。
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爽快感のあるノーマルゲーム。
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今作のノーマルモードは開始直後・復活後に約10秒の無敵時間があるため、やられにくい。これを利用してボムを連続爆破すれば、雑魚敵はおろかボスであってもこれだけで倒せてしまうことも。
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キックやパンチで飛ばしたボムを敵にぶつけるとダメージを与えられるため、遠距離から安全に攻められる。
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しかもスコアは倍々で増えていくので、エクステンドも狙える。また、アイテムを十分に集めてから行なえば、敵を瞬殺してどんどん先に進めていける。
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バトルモードの出来はさらに良くなった。本作のバトルモードを支持するファンは多い。
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ステージと登場アイテムのバリエーションが一気に増えた。後のシリーズには無いような奇抜な構造のステージが多いのもポイント。
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ソフトブロックが復活するうえにボムを撤去するマシンが登場する「ゾンビフラワー」、ジャンプ中の制御が一切きかない「ボヨヨンジャンプ」など。
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ボムをブロックの向こうに飛ばせるパワーグラブの存在は大きく、これによりバトルモードの戦略が膨らんだ。
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移動速度が上がる「ローラーシューズ」がバトルモードで初登場。これにより、ボムを素早く沢山置くなど速度を生かした戦法を取れるようになり、ゲーム自体のスピードも上がった。
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BGMは『ボンバーマン (PCE)』のアレンジやピアノ調のおしゃれな曲など、バラエティ豊かな構成となっている。中でもボス戦の曲の評価は高い。
難点
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対戦は最大4人までとなっており、PCEシリーズより1人少ない。
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実はバトルモードは途中参加が可能。
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対戦設定でOFF(不参加)にしてもOFFにしたプレイヤーのコントローラーのボタンを押せば途中参加できるのだが、説明書には未記載(攻略本にてその存在が明らかになった)。フェアなバトルをしたければリセットすればいいだけのことではあるが。
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この仕様は今作のみとなっている。
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ゲームバランスはあまり良くない。以下の要素はある程度自制しないと難易度が一気に下がる。
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先述の通りノーマルゲームの開始直後の無敵時間はかなり長く、ボムを連続爆破して敵に突撃する作戦や、キックやパンチで攻撃する戦法が多用できてしまう。
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リモコンと貫通ボムが併用できる。その性能はあまりにも凶悪で、ステージクリアが数秒で可能になるほど。
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リモコンが登場するバトルステージがある。リモコンを得たプレイヤーは当然ながら無双に近い状態になる。
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後のシリーズでは『スパボン5』のコンフィグモードでしか登場しなくなった。
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これら難易度調整のためなのか、前後のシリーズと比較すると体力の高い敵が多い。
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雑魚敵は序盤から体力2~3の敵が登場する上に、後半ステージに登場するメタルプロペンは体力5、ヨロイズは体力8と、ボス並みの体力を誇る。しかも、ヨロイズに至っては盾でボムの爆風を防いでしまう。
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ボスも前半ステージに登場するものは体力がかなり高い。後半ステージのボスはそれほど体力が高くないが、その分攻撃が激しくなる。
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体力以外でも、壁抜けをしたり、プレイヤーを追ってくる敵がやや多い。特にキンカルは高速で壁を抜けながらプレイヤーを追ってくるので、無敵時間内で倒せないと面倒なことになる。
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ラスボスについて
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ラスボスはパンチで飛ばしたボムでしかダメージを与えられない。そのためパワーグラブ未所持だったり一度やられるとボスがばらまくアイテムからパワーグラブが出るまで粘らなければならない。
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ノーマルゲームの時間制限が実質112秒と短い。先述でも挙げたように体力の高い敵が多いことも相まってシビアである。
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なぜか1Pと2Pで時間は別々に数えられているため、制限時間が回復するアイテム「タイム」の奪い合いとなってしまう。
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中でもワールド5は、ステージ1が始まってから制限時間がリセットされずにぶっ通しでクリアまで進む。ワールド5はブロックがないステージで敵との1対1が続くという構成なので、1ステージにかかる時間は短いがそれでも大変。
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一応、一定時間ごとにランダムにアイテムが出現する。だが必ずしもタイムが出てくるとは限らないので、ノーミスクリアには運が絡む。
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反面、復活直後の無敵時間が長い点は、救済措置として非常に効果的に機能している。
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「不発弾」の存在。
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置いた爆弾の火がランダムで消えてしまう。時間が経つと再点火するものの、開始直後の爆弾が1個しか置けない状態で不発弾が出ると事実上何もできなくなり、大幅なタイムロスになる。
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不発弾は誘爆するため、爆弾が2個以上置けるようになれば大した問題にならず、ただテンポが悪くなるだけの要素ではある。なお後のシリーズには登場しない。
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ステレオ/モノラル切り替えが困難。
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本作にはシリーズでは珍しくサウンドテストがあり、ステレオ/モノラル切り替えもここで行うのだが、これを出す条件がなんとタイトル画面で5PのRボタンを押すこと。つまりマルチタップが必須。
総評
SFC進出作として様々な面でパワーアップしたボンバーマン。まだまだゲームとしての粗も見られるが、後のシリーズで洗練されていく。
余談
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パワーグラブは実は十字ボタンの入力方向によって正面以外にもボムを飛ばせる。
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正確には入力判定のゆるさで、「パンチ後に別方向に動きたいのでパンチ中から十字ボタンを押していたら、ボムがその方向に飛んでしまった」という事態になりやすいということである。ただしこれを利用するプレイヤーもいる。
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ボムパンチ自体は後のシリーズにも登場するが、飛ばす方向を変えられるのは本作のみ。
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海外版では3面に登場するモグラの敵「モグチャン」が茶色から緑色に変更され、グラフィックも僅かに書き換えられている。黒人差別に対する規制であると思われる。