「スーパーロボット大戦α外伝」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
【すーぱーろぼっとたいせんあるふぁがいでん】
ジャンル | シミュレーションRPG | 限定版 |
|
対応機種 | プレイステーション | ||
発売元 | バンプレスト | ||
開発元 | バンプレソフト | ||
発売日 | 2001年3月29日 | ||
定価 | 通常版:6,980円 / 限定版:9,800円 | ||
レーティング |
CERO:A(全年齢対象) ※ゲームアーカイブスで付与されたレーティングを記載 |
||
廉価版ほか |
PS one Books:2002年12月5日/2,800円 PREMIUM EDITION(初代・第2次とのセット):2005年5月28日/9,240円 |
||
配信 | ゲームアーカイブス:2011年12月21日/1,500円 | ||
判定 | 良作 | ||
ポイント |
主な舞台は未来の世界 戦闘バランスが劇的に改善され、戦闘アニメもさらに強化 戦闘のテンポの悪さと初期版のバグの多さが玉に瑕 人気キャラ「ゼンガー・ゾンボルト」のデビュー作 |
||
スーパーロボット大戦シリーズ | |||
αシリーズ :α&forDC / α外伝 / 第2次α / 第3次α |
『スーパーロボット大戦α』に続く、通称「αシリーズ」の2作目。前作『α』の好評を受け、3部作構想のはずが急遽開発される事となったPS最後のスパロボ。
『α』のシステムを引き継ぎつつ、数々の新システムや意欲的な試みを導入。『α』と共に現在まで続くスパロボの基礎を築いた。
『戦闘メカ ザブングル』『機動新世紀ガンダムX』『∀(ターンエー)ガンダム』『銀河旋風ブライガー』の4作品がシリーズ初参戦。
+ | 参戦作品一覧(バンプレストオリジナルは除く) |
前作をベースに追加、改良が施されている。
かなり易しい難易度だった前作に対し、難易度調整が行われシミュレーションゲームとしてのやり応えは増している。なお、「易」ルートであればそこまで深く考え込まずともクリアは可能。一方「難」ルートは旧シリーズ並みの難易度を誇り、幅広いプレイヤーに対応できるようになった。
本作はバグが非常に多く、突貫工事的な制作を思わせるものがある。
+ | 原作では |
本作では前作αと異なり、ユニットが図鑑登録されるためにはそのユニットが実際にMAPに出なければならない。
そのため、バザーで売ってる弱小ユニットなども「登録の為に出撃」→「クイックセーブして登録」→「再度インターミッションにて準備」としなければならない。
「援護システム」「武器の一括改造」「二回行動の廃止」など、現在まで受け継がれる多くのシステムを据え置き機ハードで採用した初のスパロボである。スパロボの歴史における、ひとつのターニングポイントと言ってもいいだろう。
魅力的なシナリオやド派手な戦闘アニメも素晴らしく、特に後者は前作に驚かされたプレイヤーですらも感動させたほど。
しかし簡易戦闘アニメのテンポの悪さやロード時間の長さ、練り込み不足の新システム等、決して無視できない問題点が多数存在するのも事実である。
特にゲームプレイ・ゲームバランスに多大な影響を与えるバグの存在は決して擁護できるものではなく、完成度はむしろ低いと言える。
戦術的な思考が要求される高難度も、やり応えを求めるユーザーからは一定の評価を得たが、それさえも一部はバグの存在によって成り立ったものではある。
また、なまじ前作が優しめの難易度で大量の新規ユーザーを獲得していただけに、その難易度も好みが分かれるところである。
魅力的な多数の評価点があるが、問題点も目立ってしまった一長一短な作品と言える。今からプレイするのならば、バグ情報だけでもネット等を通じて押さえておく事を薦める。予習として前作『α』からプレイするのもいいだろう。