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イース・オリジン - (2015/12/13 (日) 21:31:57) の編集履歴(バックアップ)
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イース・オリジン
【いーす・おりじん】
ジャンル
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アクションRPG
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対応機種
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Windows 98~7
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メディア
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DVD-ROM 1枚
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発売・開発元
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日本ファルコム
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発売日
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通常版・初版:2006年12月21日 Vista対応版:2007年3月29日 7対応版:2010年12月16日
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定価
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7,600円
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分類
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良作
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イースシリーズリンク
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概要・特徴
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日本ファルコムの長寿シリーズ、イースシリーズの番外編であり、シリーズ第7作目。
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全体的なシステムや3Dグラフィックは『VI』や『フェルガナの誓い』を踏襲している。
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現時点では唯一のアドル以外が主人公の作品であり、3人の主人公が存在する。
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また本作はシリーズで唯一、他機種での移植がされておらず、家庭用ゲーム機等への移植が望まれている作品でもある。
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他のイース作品との関連性
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時系列はシリーズで最も古く、『I』・『II』の時代より700年前のイース王国の時代。
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地上の《塔》だけを舞台として各々の物語が描かれる。
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この《塔》は、後の『I』に登場する「ダームの塔」と同一の物だが、まだ「ダームの塔」と命名されてはいない。
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後のシリーズに繋がる要素がいくつか存在する。
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登場するボスの多くは『I』・『II』で登場したボスと同じもの。
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『I』・『II』のBGMのアレンジ曲もいくつか存在する。
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3人の主人公
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初期状態で選択可能な主人公はユニカとユーゴの2人。ユニカは「イース」に登場するサラの、ユーゴはダルク=ファクトの先祖である。
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さらにこの2人のシナリオを両方クリアする事によって、3人目の主人公「鉤爪の男」が選択可能となる。
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3人とも全体的なゲーム展開は共通しているが、ストーリーはそれぞれで異なる。
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主人公によって一部の謎解きの突破方法が異なったり、特定の主人公でのみ戦うことになるボスや戦わないボスも一部存在する。
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鉤爪の男のシナリオのみ、本作の核心に迫る内容となっており、真のラスボスと戦うことになる。
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いずれの主人公もアドルに比べて個人的な葛藤や成長といった心情描写が目立つ。
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一周に掛かる時間は、初回なら5~10時間程度。二人目以降はより早くクリアできる。早ければ3時間以内でクリアできる。
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難易度
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前作「フェルガナの誓い」は凶悪な難易度を誇っていた事で有名だったのだが、あまりにも酷評された為なのか本作は「フェルガナの誓い」に比べて難易度が大幅に抑えられている。
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本作のハードモードが、「フェルガナの誓い」のノーマルモードと同等の難易度と言えば分かり易いだろうか。3人の主人公がいずれも進行できるように、無難な構造にしたとも考えられる。
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とはいえ中盤の「黙砂の領域」のように、トラップと滑る床の複合によって難易度が高い場面はあるのだが。
プロローグ
かつて、歴史の流れに消えていった大いなる伝説の国があった。
イース。
双子の女神と六神官に導かれ、地上に栄華を誇った理想郷。
そこでは、女神の至宝たる《黒真珠》によって人々に大いなる恩恵がもたらされていた。
──しかしある時、その災厄は訪れた。
前触れもなく数多の魔物が現れ、イースに侵攻してきたのである。
魔物は瞬く間に地上を蹂躙し、ついに人々は、女神たちの住まう
サルモン神殿にまで追い詰められた。
全てが終わったかと思われたが女神と六神官は、《黒真珠》の力で
神殿を浮上させる事に成功する。
しかし地上に巨大な《塔》が築かれると
翼を持った魔物が天空に飛来し、
再び破滅の危機が訪れようとしていた。
──そんな中、地上から離れたサルモン神殿を揺るがす事件が起きる。
あろうことか、イースの象徴である双子の女神が姿を消したのだ。
人々が絶望する中、六神官は一つの決断を下した。
消えた女神たちを探すため、騎士や魔道師から精鋭を選りすぐり、
闇に閉ざされた地上に遣わしたのである。
ゲームシステム
アクション
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特殊攻撃
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従来のダッシュ攻撃にあたるアクション。今作ではこの特殊攻撃により、敵の防御力をある程度まで低下させられるようになった。
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スキル
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『フェルガナの誓い』のリングアーツに相当する、MPを消費して使用する特殊技。風・雷・炎の3種類が存在する。
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風のスキルは特殊な移動手段としても利用可能、雷のスキルは特定の壁を破壊可能、炎のスキルは特定の仕掛けに火を灯すことができる。
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ブースト
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『フェルガナの誓い』同様、ブーストゲージが一杯になると、主人公が一定時間パワーアップする「ブースト」を任意で発動できる。
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ブースト中はスキルのMP消費量が低下、防御力が上昇。鉤爪の男は各種攻撃も強化される。
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バースト
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ゲーム終盤で一定条件を満たすと使用可能になる、ブースト中に発動できる強力な攻撃。性能は主人公によって異なる。
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バースト発動中は敵のあらゆる攻撃を完全に無効化する事が出来るので、緊急回避にも使える。
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バーストを使用すると残り時間に関係無くその時点でブーストモードは終了する。
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主人公ごとの特徴
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ユニカ
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クセが無く扱いやすい。3人の中では『フェルガナの誓い』のアドルに最も近い性能。
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初期装備は「斧」だが、途中から「紅蓮の大剣」と使い分けられる様になる。
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ユーゴ
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近接攻撃が存在せず、ほぼ全ての攻撃が遠距離攻撃というシューティングキャラ。
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移動速度は遅く、通常攻撃では敵を怯ませられないが、他のキャラより安全に戦いやすいので、ある意味初心者向け。
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風のスキルでダメージを無効化する結界を張ることができる。
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鉤爪の男
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リーチは短いが、移動速度や攻撃速度が速く、鉤爪による連続攻撃は強力。上級者向けの性能。
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特殊攻撃のスライディングは、一部の場所を潜り抜ける移動手段としても使える。
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風のスキルは無敵の超高速移動を行う。MP消費量が少なく、連発可能。方向キーがニュートラルな状態であれば、最寄りの敵の方向へ移動する。
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雷のスキルは敵からHPを吸収できる。ブーストゲージ増加量も大きい。
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ブースト中は各種攻撃が強化される。
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ボス戦
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ほとんどの巨大ボスは、ボスの体の上に乗ることができる。
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ボスを気絶させてからボスの体をよじのぼって弱点を攻撃したりと、ボスの上に乗ることを利用した攻略法が存在する。
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インターフェース面
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本作ではMPやブーストゲージが数値でも表示されるようになった。
その他
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女神像
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本作のセーブポイント・ワープポイント・回復施設・主人公の強化施設。
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女神像は《塔》の各所に設置されている。女神像に触れると主人公のHPとMPが全回復する。一度訪れた女神像の場所にはいつでもワープ可能。
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女神の加護
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女神像にて利用できる主人公の強化システム。本作では店や通貨は存在せず、女神の加護によってキャラを強化していく。
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『SP』を一定量消費して、女神像から加護を受ける事により、防具の強化や特殊能力の取得を行える。
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SPは敵を倒して獲得する他、宝箱からも入手出来る。
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ボーナスSP
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鉤爪の男のシナリオクリア以降は、主人公問わず「ゲームをクリアした回数×10000」のボーナスSPをゲーム開始時に任意で入手できるようになる(最大150000まで)。
追加機能プログラム
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2007年4月上旬より、日本ファルコムのメールマガジン購読者限定で、追加機能プログラムのCD-ROMが配布された。
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「Vista対応版」はこの追加機能プログラムが適用された状態で出荷されている。
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追加要素
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本編に最低難易度「VERYEASY」と最高難易度「NIGHTMARE」が追加。
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キャラクター図鑑、モンスター図鑑が追加。
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アリーナモード
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専用のステージで大量の雑魚と戦うモード。
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後述のボーナスショップ専用のSPを獲得できる。
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ボーナスショップ
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アリーナモードで獲得したSPを消費して様々な特典を解放できる。
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アドルの使用
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ボーナスショップで解放できる特典の1つで、ボスラッシュとアリーナモード限定で従来の主人公アドルが使用可能となる。
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『VI』仕様の性能と『フェルガナの誓い』仕様の性能の2バージョンが存在する。
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本作に合わせて、原作とは微妙に性能が異なったり、共通のブーストとバーストが追加されている。
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ちなみにアドルのデータ自体は追加機能プログラム配布前もプログラムに入っており、システムの脆弱性を突く事でタイムアタック限定で使用可能だった。
評価点
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アクション
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『VI』系列の最終形といえるアクションは完成度が高く、ゲームバランスも絶妙。サクサク進めていける。
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飛び道具メインのユーゴや、高速戦闘が可能な鉤爪の男は今までのアドルにはない新鮮な性能。特に鉤爪の男の爽快感は抜群。
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音楽
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相変わらずのファルコムクオリティ。
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特にOPテーマ「GENESIS BEYOND THE BEGINNING」や、通常ボス戦曲「SCARS OF THE DIVINE WING」は評価が高い。
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ストーリー
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各主人公をはじめとして主要キャラはそれぞれの思惑で行動しており、女神も敵も含めて各キャラの人間関係が絡み合うストーリーは、短いながらも上手くまとまっている。
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3人目の主人公である鉤爪の男のシナリオは、それまでにないダークヒーロー的な主人公であることや、ユニカやユーゴのシナリオでは謎だった設定が明かされたりと、全体的に新鮮でやり応えのあるものになっており、3人目まで遊ぶだけの価値はある。
賛否両論点
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ボス戦
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「通常時はボスにまともなダメージを与えられず、ボスを気絶させたりしている間のみ一方的にダメージを与えられる」といった、ターン制のような感覚のボス戦がいくつか目立つ。
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メリハリはあるのだが、やらされているような作業感もある。
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終盤のボスの多くはバーストによるゴリ押しが可能。
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瀕死の状態でもない限りブースト及びバーストは連発できないので一応バランスは取れているのだが、それでも大味な感はある。
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キャラクターデザイン
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『I』『II』に登場したキャラが登場するが、特に敵方キャラのデザインが大きく変更されているため、この点は好みが別れる。
問題点
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ゲーム展開がどの主人公でもあまり変わらない。
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ダンジョンの攻略順序などやることは大体同じなので、2~3人目の主人公では、ストーリー的にはともかくゲーム的にはさすがに飽きやすい。
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本作は3人目の主人公までクリアしてはじめてストーリーの全容が掴めるようになっており、3人の主人公で計3回クリアすることは半ば前提の作りになっている。
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というか、3人目の主人公がストーリー上正史扱いになるためユーゴ、ユニカのストーリーは完全にパラレルである。勿論、キャラの背景をつかむために1人目2人目の主人公をプレイする意味はもちろんあるのだがなかったことと思うと若干虚無感があるのは否めない。
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『フェルガナの誓い』では本編クリアまでに掛かったプレイ時間が記録されたが、本作ではクリアタイムは記録されない。
総評
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アドルが不在でもイースアクションの面白さは健在。
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シリーズの中では癖の強いゲーム内容なので万人向けとは言いがたいが、アドル主人公のイースには無い魅力がある。
参考動画
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プロモーションムービー
Ys Origin - Music: Scars of the Divine Wing
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