| 機種 | タイトル | 概要 | 判定 | |
| イースI | ||||
| PC(*1)/SMS/SS | イース | PCゲーの潮流を大きく変えた名作。「今、RPG は優しさの時代へ。」 | 良 | |
| FC | イース | FCにも登場したが、くちたるとびらが大きく足を引っ張った | なし | |
| Win | イース エターナル / イース エターナルVE | 『イースI』をリメイクした作品。 | ||
| イースI 完全版 | 『イースI・II 完全版』を分割して販売したもの。 | |||
| DS | イースDS | オリジナルのDS移植版。タッチペン操作と新規マップ、通信対戦機能を追加。 | ||
| イースII | ||||
| PC(*2)/SS | イースII | 劇的なOPデモはパソゲーの歴史を変えた。「優しさから、感動へ。」 | 良 | |
| FC | イースII | FCでアニメを表現した逸品 | 良 | |
| Win | イースII エターナル | 『イースII』をリメイクした作品。 | ||
| イースII 完全版 | 『イースI・II 完全版』を分割して販売したもの。 | |||
| DS | イースII DS | オリジナルのDS移植版。タッチペン操作と通信対戦機能を追加。 | ||
| イースI・II | ||||
| PCE | イースI・II | グラフィッカーにはオリジナルスタッフが参加。『イース』の正真正銘の決定版。 | 良 | |
| Win | イースI・II完全版 | エターナル版をさらに見直しグラフィック等を新たにした改良版。以降の移植版の基準になった。 | 良 | |
| PS2 | イースI・II エターナルストーリー | ロード頻発で激長、機種によってフリーズ、追加要素は棒読みでやり込む人ほど最も長く聴く羽目に。 エロいイラストも見れます。デジキューブ最後の作品。 | 劣化 | |
| Win/PSP | イースI&IIクロニクルズ | 完全版をさらに見直しグラフィックやBGMを新たにした改良版。 完全版のグラフィックやPC88版・完全版のBGMも収録。 | 良 | |
| イースIII -ワンダラーズ フロム イース- | ||||
| PC88/PC98/ MSX2/X68k | WANDERERS FROM Ys | シリーズ唯一のサイドビュー。 元々『イース』シリーズとして製作されたわけではなかった異色作。 | なし | |
| PCE | イースIII | OP・BGMとゲーム内容の格差が非常に大きい。移植版の中で唯一タイトルから副題が省かれている。 | ||
| MD | イースIII -ワンダラーズ フロム イース- | 後発のSFC/PS2を含めてもCS最良移植と評される。 | ||
| SFC | イースIII -ワンダラーズ フロム イース- | 音源劣化「パペパプー」と邪神の恐怖で知られるが難易度調整もお粗末と様々な問題を抱えた移植作。 | 劣化 | |
| FC | イースIII -ワンダラーズ フロム イース- | 頑張ってはいるがFC版。SFC版の後にFC版が発売されたというのは珍しい。 | なし | |
| PS2 | イースIII -ワンダラーズ フロム イース- | SFC版から約14年後の移植。改悪BGMと邪神アドルは変わらず。 さらに糞長いローディングとモッサリ感が追加されたうえ、他機種版と比べ妙に低難易度化。 | ク | |
| Win/PSP | イース -フェルガナの誓い- | 『WANDERERS FROM Ys』をクォータービューに変更したリメイク作品。 アクション熟練者? 灰にしてくれる。 | 良 | |
| Switch/ PS5/PS4 | イース・メモワール -フェルガナの誓い- | |||
| イースIV | ||||
| 『イースIV』は、当初はファルコムの原案を元に外注で3作品が競作されたため、SFC版とPCE版でストーリーが大きく異なる。 なお、MCD版(セガ・ファルコム)も予定されていたが結局お蔵入りしており、その後に設定を再構築したPS2版及びファルコム純正の『セルセタの樹海』が開発された。 | ||||
| SFC | イースIV MASK OF THE SUN | ファルコムの原案を元に競作された作品のSFC版。 | なし | |
| PCE | イースIV -The Dawn of Ys- | ファルコムの原案を元に競作された作品のPCE版。 | なし | |
| PS2 | イースIV MASK OF THE SUN -a new theory- | |||
| PSV/Win | イース セルセタの樹海 | 記憶を取り戻し、冒険心を呼び覚ませ!ファルコム純正『IV』が満を持して登場。 | 良 | |
| PS4 | イース セルセタの樹海:改 | フルHD&4kと60fpsに対応したリマスター版。 | ||
| Switch | イース・メモワール -セルセタの樹海- | |||
| イースV | ||||
| SFC | イースV -失われた砂の都ケフィン- | 『イース』シリーズ初のファルコム純正家庭用ゲーム機向け作品。 この作品を境にシステムは大きく変化し、後のシリーズへの基礎となった。 | なし | |
| SFC | イースV エキスパート | |||
| PS2 | イースV -Lost Kefin, Kingdom of Sand- | |||
| イースVI | ||||
| Win | イースVI -ナピシュテムの匣- | あの赤毛の勇者が帰ってきた!約10年ぶりの新作はシリーズ初の3D化など非常に意欲的な内容。 今作以降『イース』シリーズは3DARPGとして展開される。 | なし | |
| PS2/PSP | イース -ナピシュテムの匣- | PS2版は蛇足としか言えない棒読み声優や妙な造形のCG追加で雰囲気ぶち壊し。 PSP版は酷すぎる処理落ちでゲーム性が大幅に劣化。 | 劣化 | |
| イースVII | ||||
| PSP/Win | Ys SEVEN | RPGFan E3 2010アワードベストRPG受賞作。
桜井政博もお勧めの快適パーティーアクションRPG。 アルタゴの運命を巡る、終焉と創造の大地へ―。 | 良 | |
| イースVIII | ||||
| PSV/PS4/Win/ Switch/PS5 | イースVIII -Lacrimosa of DANA- | PlayStation®Awards 2017ユーザーズチョイス賞受賞作。 呪われた島「セイレン島」でアドルの新たな冒険が始まる。ストーリー、アクション共に秀逸な名作。 | 良 | |
| イースIX | ||||
| PS4/Win/ Switch/PS5 | イースIX -Monstrum NOX- | 監獄都市「バルドゥーク」を怪人達が駆け巡る。作風は従来と異なるがアクションは立体的に進化。 | 良 | |
| イースX | ||||
| Switch/PS5/ PS4/Win | イースX -NORDICS- | 時系列は『I』と『II』の直後。17歳のアドルが少年少女と共に船で大海原を冒険する。 | ||
| Switch2 | イースX -Proud NORDICS- | 上記に多数の新要素を追加したSwitch2版。 | ||
| 機種 | タイトル | 概要 | 判定 | 
| Win/PS4/PSV/One/Switch | イース・オリジン | アドルが出てこない過去の世界を舞台にした作品。全ての運命は、このページで紡がれる。 | 良 | 
| PS4/Switch | イース・オリジン スペシャルエディション | Dotemu移植作のパッケージ版で、PC版の初回特典(復刻版)等を封入した豪華版。 | 
| 機種 | タイトル | 概要 | 判定 | 
| DS | イース・ストラテジー | イースシリーズの世界観を受け継いだRTS。 | |
| Win | イースオンライン | ||
| PSP/Win | イースvs.空の軌跡 オルタナティブ・サーガ | 『Ys SEVEN』のシステムを流用した対戦アクション。『空の軌跡』シリーズとの共演作品。ファルコム作品のネタは豊富だが、ゲームの出来は今一歩。 Win(Steam)版は2026年1月10日以降記事作成可。 | なし | 
| 機種 | タイトル | 概要 | 判定 | 
| PSV | 太鼓の達人 Vバージョン | 『I&IIクロニクルズ』の楽曲を提供。 | なし | 
| 軌跡シリーズ | 『セルセタの樹海』以降にゲスト出演している、みっしぃの出典。 『VS』では『イース』のキャラとの共演を果たしている。 | ||
1987年、日本ファルコムからPC対応で発売されたARPG『イース』のキャッチコピーは、「今、RPGは優しさの時代へ。」
当時のRPGは、ゲーマー自体が少数派の時代でさらにマニア向けと言えるほどの高い難易度が平均的だった。
そこに登場した、決して易しすぎず、かつクリアに向けて努力すれば誰もが報われるような優れたバランスで構築された初代作は、RPGの間口を大きく広げた。
壮大なOPデモは一際印象的であり、後続のシリーズ作品も良質な演出・サウンドで人気を獲得し、ARPGの金字塔として1980年代後半を代表する大ヒットシリーズとなる。
ゲームミュージックの話題で、頻繁に名前の挙がる定番タイトルでもある。
冒険家「アドル・クリスティン」を主人公とすることがすべてのシリーズで共通しているが、ほとんどの作品が独立した物語になっており、どれから初めても問題はない。ただし、『I』と『II』だけは完全に前後編になっているので注意。
それぞれ異なる国を舞台に7作を作る構想が当初からあり、それは『イースSEVEN』で一区切りがつく。しかし、それ以降もシリーズは継続することになった。
なお、シリーズ全体では『イースオリジン』や『イースストラテジー』といった、アドルが登場しない番外作品もある。
また、『IV』は企画原案のみを自社が担当、制作は他社メーカー(SFC版はトンキンハウス、PCE版はハドソン(*3))に委託したため、機種によって内容が大きく異なるという異色の立ち位置となっている。
他機種や後継ハードへ積極的に移植・リメイクする事でも有名であり、完全版やセット版が後発される例も多い。
2010年のファミ通調べでは「最も移植が多いゲーム」に『I』が取り上げられている。
プレイヤーは「赤毛の剣士」であるアドル=クリスティンとなり、各地を冒険する。
『イース』シリーズはアドルが晩年に記した冒険記を基に再現したものである。
シリーズ名の『イース』とは、『イースI』の舞台の島にかつて存在した古代王国の名前。
『イース』がストーリーに絡むのは『I』『II』『IV』で、『イース』そのものを舞台にするのは『II』のみである。
『III』と『V』以降はイース自体は関連性がなくなっている。
| + | 龍神兵関連 | 
*1 PC88SR/X1/FM-7(77)/FM77AV/PC98/MSX2/X68k/X68000
*2 PC88/X1turbo/FM77AV/PC98/MSX2/X68000
*3 セガとの合併会社「セガ・ファルコム」にてMD版の制作企画もあったが、未発売。
*4 『SEVEN』では特に顕著。
*5 『SEVEN』のファミ通クロスレビューでも指摘されていた。
*6 毒を防ぐ装備をすることで対策可能。
*7 『I』と『II』はほぼ同じだが。
*8 近年の作品にはinfernoというさらに上位のものもある。
*9 フェルガナが現在最難関といわれている。
*10 ただし、セルセタの樹海では(過去作にはあったが)削除の憂き目にあった。
*11 『II』では名前のみ、『V』には登場しない、『セルセタの樹海』ではアドルの回想のみ。
*12 しかも、この2作品も登場人物が一部再登場する程度で、『I』と『II』ほど続編を思わせる要素は少ない。
*13 ゲーム本編では出てこない。
*14 ただし、DawnもMaskもファルコム制作ではないため、新作扱いである。