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スーパーテトリス3 - (2014/05/15 (木) 17:34:02) の編集履歴(バックアップ)


スーパーテトリス3

【すーぱーてとりすすりー】

ジャンル パズル
対応機種 スーパーファミコン
発売元 BPS
開発元 トーセ
発売日 1994年12月16日
価格 8,500円(税抜)
分類 良作
テトリスシリーズリンク

概要

  • 通常のテトリスの他、その派生版である「マジカリス」と「スパークリス」、最大4人対戦テトリスの「ファミリス」を実装した。
  • 初のテトリス4人対戦だが、通常のテトリスより幅が狭い。
  • テトリスは前作の『スーパーテトリス2+ボンブリス』からCタイプが削除されている。
  • マジカリスはテトリスに近く、1人モードでの遊び方もテトリスと同様。
  • スパークリスはボンブリスに近く、やはりコンテストとパズルがある。
  • 声実装「シングル」「ダブル」「トリプル」「テトリス」テトリスは男の声で、マジカリスは女の声である。

マジカリスのルール

  • 赤、青、緑の3色のピースが落ちてくる。テトリスと同様、基本的には横に並べて消す。
  • テトリスでは1段消すとブロックは1段落ちるが、マジカリスでは下に隙間がある限りどこまでも落ちる。そのため連鎖や5段消し以上も可能。
  • 回転させると色が変わる。同じ色だけで横に並ぶと「マジカリス」となり、その色のブロックが全て消える。
  • 灰色のシルバーブロックがときどき落ちてくる。これは横一列並べても消えないが、マジカリスをすると、その色のブロックに変化して消せるようになる。或いは、シルバーブロックでマジカリスをしても消すことが可能。
  • キラキラ光るレインボーブロックは、どの色のブロックとして使うこともできる。また、レインボーブロックでマジカリスをすると全てのブロックが強制的に下まで落ち、隙間が全て埋まる。
  • 対戦モードでは、通常消しで消した分だけ相手のフィールドにシルバーブロックでせり上がる。また、マジカリスで消した場合は、ランダムの色のブロックが上から消した数に応じて降ってくる。
  • 左回転すると、すぐに色が変わる。そのため「左回転したいけど色は変えたくない」というときは3回右回転しなければならない。テトリス慣れしているとかえって違和感を覚えることも。
  • 対戦モードでは、テトリス武闘外伝のNEXT共有システムを採用。

スパークリスのルール

  • 通常ブロックだけを横一列に並べても消えない
  • 落下してくるピースの中にライトニングブロック(以下LB)が混じっていて、横一列にブロックを並べたときにLB混じっていると上下左右に電流が流れる。また、電流が流れた先にLBがあるとそこからも電流が伸びる。
  • 電流が流れたところにあるブロックが消える他、電流で輪を作った場合はその内側にあるブロックも消える(囲み消し)。
  • 2列以上揃えたり連鎖をすると、電流の伸びが大きくなる。
  • LB4つを四角に並べるとデカLBになる。ボンブリスのデカBBと違い、デカLBもたくさん列を揃えることで電流の伸びが大きくなる。
  • LVが上がっても落下してくるピースは4コのまま。ボンブリスと違い、LBのないピースも降ってくる。
  • 予めブロックが積まれた状態からスタートし、全消しするとクリア。
  • コンテスト(1人用モード)では、ピースが1ステージにつき100個と決められており、カウントダウンされていく。使い切ったらゲームオーバー。但し、一度に4列以上揃えるとカウントが戻る。そしてクリアしたときに余ったミノ数がそのままスコアになる。
  • コンテストは前半30ステージをクリアするとエンディング→後半30ステージである。
  • パズルと対戦で登場するラバーブロック(2回電流を流さないと消えないが、囲み消しなら一発で消える)、パズルでしか登場しない壁(絶対に消せない)が存在する。
  • 対戦では、消す毎に相手へブロックを贈れる。電流で消したブロック分だけ下からせり上がり、囲み消しで消した分だけ上からラバーブロックが落ちてくる。全消しすると勝利であるが、滅多にないことである。
  • 対戦では、マジカリスと同様、テトリス武闘外伝のNEXT共有システムを採用。

ファミリスのルール

  • 2人でも遊べる。ルールが独特なので2人で遊んでもなかなか面白い。
  • 通常のテトリスと違い、横7列である。消し方はテトリス同様。
  • 下に「+2P」「-4P」などと表示され、ランダムで切り替わる。これは攻撃する相手を表す(例えば+2Pの状態で4段消しすると、4段を2Pにだけ攻撃する)が、-の場合はラインを下げる(つまり相手を有利にしてしまう)ので注意。また、ALLは全員で自分も含める。

評価点

  • 新たにテトリス派生版を開拓した逸品。
  • マジカリスは非常に遊びやすく、前作のボンブリスになじめなかった人でもこちらはとっつきやすい。
  • 初の4人対戦実装。しかも攻撃の仕方が独特のため今でも遊べるゲームと言ってよい。
  • 音楽は相変わらず優秀。テトリスは音楽が選択でき、ステージが進む毎に音楽が変化するマジカリス(その中でもロシアの音楽をメドレー可したものが秀逸)がプレイヤーを飽きさせない。

難点

  • ボンブリスと同様、スパークリスはエンドレスモードがない。
  • スパークリスの超絶難易度。ボンブリスと違い、一段揃えただけでも上下に電流が行くため連鎖がやりにくい。さらに、LBがないピースが降ってくるため消すのが困難で、デカLBも作りにくい。
  • 対戦マジカリスで下からせり上がったブロックの隙間に上から降ってきたブロックが入って消えることがある。これでマジカリスが完成してしまうとなんともマヌケな展開である。但し、これはこれで面白いという人も。
  • テトリスやファミリスでのNEXT共有化、及びマジカリスやスパークリスでの非共有化はできない。
  • スパークリス中に無駄に落雷のエフェクトが入る。1人用ならまだしも対戦だと時間がかかって仕方がない。
  • 音楽のタイトル「sexy wizard」wizardとは男であり、スパークリスの背景に登場しているのは女性であるため「sexy witch」とするのが正しいはずである。それとも、あれはオカマなのだろうか?

総評

 アイディアが非常に優秀であり、マジカリスやスパークリスはその後のリメイクは一切ないため遊ぶならこのゲームを手に入れるしかない。どうせならボンブリスとまとめてネット対戦ゲームにして欲しいところである。